「生きがい」をなくしたら認知症になるケースが早まることも
人が生きていくうえで「生きがい」は、非常に大事だと思います。
若いうちは仕事や育児など、趣味にも没頭出来て生きがいになることができますが、
高齢者となると、それがなかなか難しいようです。
あなたの両親や、祖父母にはいつまでも健康に元気で生きていてほしいですよね。
私の働いているグループホームでこんなことがありました。
当施設の経営者の姉Tさん(85歳)が、足のケガ(完治はしている)によるリハビリ目的で施設に入所。
Tさんは怪我する前は一人暮らしで、掃除、洗濯、料理など全部ひとりでやっていたそうです。
施設に入所して数か月たったころ、
同じ話を何度もをするようになり、そのことに本人は気づいていませんでした。
ある日、何度も同じ話をしていることを指摘してみたところ、
本人はそのことに、本当にびっくりされたようで、顔面蒼白になっていました。
そして、ぽつぽつと話をしてくださいました。
「私ね、家にいるときは一人で住んでて、家の事全部、順序立ててねぇ自分でやってたわ。」
「でもここにいると、掃除も洗濯もしてくれるでしょう?時間になったらごはんも出てくる。」
「何にもやらなくなっちゃって、ここにいたらボケちゃうわ…。」
「生きがい」を説明するのに「張り合い」という解釈が一般的ですが、
Tさんは、まさに掃除や洗濯や料理をしなくなって、人生の「張り合い」がなくなってしまったんですね。
高齢者施設で働いている介護者としては、耳が痛い話です。
色々考えさせられます。
生きがいを持つ事の大切さ 健康長寿に向けて
この動画では、人生に「生きがい」を見出してアクティブに生きている人の姿を映しています。
もしあなたや、家族に生きがいなく日々暮らしてる人がいたら、ぜひ参考にしてほしいです。
人生の張り合いを見つけるヒントがあると思います。
人生に張り合いを見つけて、元気に長生きできる人生を送ってください。