93歳でまだまだ現役日本料理研究家の、
鈴木登紀子さん(93歳)のつくる【かぼちゃの甘煮】のご紹介です。
私勉強不足でして、
いままで鈴木登紀子さんを全く存じ上げませんでしたが、
いや~すごいですね。
この御年で今も月に1度、
10日間連続で料理教室を主宰、
約3時間にわたって、
軽妙洒脱なおしゃべりとともに季節の家庭料理を指導しているそうですよ。
この動画も、
このお婆ちゃんの説明がわかりやすく、
時間もまったり進んでいきます。
親しみやすく、
とても見やすい動画となっています。
この動画1度見ただけで、
ファンになってしまいました。
きっとあなたも、
そうなると思いますよ(^^)
グループホームなどで働いている方、
料理を作る機会が多いと思います。
私もそうです。
グループホームで働いていて、
料理を作ることがあるんです。
作ってみたいと思います。
(例えば、夜勤で働いていると、朝食を作ることになるので、
夜作って、冷ましていくうちに、じっくり味がしみ込んでいくことでしょう。)
これからもちょくちょく、
このお婆ちゃんを応援がてら、
動画をご紹介したいと思っています。
かぼちゃの甘煮 【材料】(4人分)
- かぼちゃ 600g
- 水 適量(かぼちゃに対してひたひたより少なめ)
- 砂糖 大さじ6
- 薄口しょうゆ
- 大さじ1
「お料理は結局、家族を思う心が何よりの隠し味。子育てと一緒ね」
“ばぁば”の愛称で親しまれる、
現役最高齢の日本料理研究家・鈴木登紀子さん(93)。
ばぁばの愛情たっぷりごはん #1
夏疲れをホッと癒す「かぼちゃの甘煮」
「一般的には、
かぼちゃの旬は冬と言われますけれども、
収穫されるのは夏から初秋。
足の早い葉野菜などは穫れたてのパリパリに限りますけれども、
根菜はちょと寝かせて熟成を待ったほうがおいしいものもある…ということですね。
かぼちゃの煮ものというと、
食べるのは大好きだけれど、
作るのは“面倒”と言う方が多いの。
でも、
ばぁばの『かぼちゃの甘煮』はとっても簡単。
水とお砂糖、
そして薄口しょうゆをほんのちょっとだけで炊き上げます。
おだしは使いません。
かぼちゃの濃厚な甘みと相まって、
こめかみのあたりが『イ〜ッ』とするようなしつこいお味になってしまうの。
ですから、
お水で十分です。
煮ものは冷めながらお味がしみ込んでいきます。
この甘煮も、
冷めながらじんわりと甘くおいしくなっていきますからね、
多めに作ってももちろんいいのよ。
日持ちもしますから、
冷蔵庫で冷やして暑気払いのおともにどうぞ」(ばぁば)
【作り方】
① かぼちゃはスプーンで種とわたを取り除き、
約3cm幅に切ってからひと口大に切り揃え、
わたの部分を包丁で薄く切り取って成形する。
② 皮目をところどころ包丁で薄くむき取り、
皮目の切り口の角をごく薄く削ぎ取る。
水に放してアクを抜いてざるに上げる。
③ 鍋に皮目を下にして並べ入れ、
ひたひたより少し少なめに水を注ぐ。
④ 砂糖、
薄口しょうゆを加えて強火にかけ、
煮立ちを待つ。
煮立ったら強めの中火に落とし、
落としぶた(なければアルミ箔で代用可)をして煮る。
⑤ 煮汁が少なくなってきたら、
鍋を傾けながら最後にもう一度強火にして汁気を飛ばし、
菜箸の上においたバットにあけて冷ます。
「強火で一気に炊き上げるのが肝要。弱気で煮ますとかぼちゃがベチャッとして興ざめです」
(ばぁば) PROFILE 鈴木登紀子(すずきときこ) 日本料理研究家。
1923年11月に青森県八戸市に生まれる。
46才で料理研究家としてデビュー。