夏の肌のお悩み解決SP
2025年6月11日放送のフジテレビ『ホンマでっか！？TV』では、「夏の肌のお悩み解決SP」として、紫外線、乾燥、シミやシワなど、夏の肌トラブルを防ぐための対策を、専門家たちが徹底解説しました。出演者たちの実体験や、最新の美容知識も交えて紹介され、番組内では日常生活ですぐに取り入れられるヒントが多く語られました。
パイナップルの美容効果とサプリメントの活用
美容化学に詳しい尾池哲郎さんは、パイナップルに含まれる「グルコシルセラミド」という成分に注目しました。この成分は、肌のバリア機能を整え、乾燥を防ぐことで保湿力を高める作用があるとされています。特に夏は紫外線の影響で肌の水分が失われやすいため、内側から保湿をサポートする食品としてパイナップルは有効です。また、グルコシルセラミドはシミやシワの予防・改善にもつながる成分であり、サプリメントでも使われていることが多いそうです。
ただし、尾池さんはパイナップルを過剰に食べるのは逆効果になる可能性があるとも説明しており、適量の摂取を心がけることが重要です。一度に大量に摂るより、毎日少しずつ取り入れる方が効果的とされています。
一方で、美容外科医の上原恵理さんが紹介したのは「UVリセットサプリメント」です。このサプリメントには、イミダゾールジペプチドという成分が豊富に含まれており、紫外線によるダメージから肌を守るほか、脳の老化を防ぐ効果も期待できるとのことです。この成分は老化を抑制し、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があることが分かっています。
さらに、イミダゾールジペプチドは日常の食事でも摂ることが可能で、特に鶏の胸肉に多く含まれていると紹介されました。つまり、サプリメントが苦手な人でも、鶏肉料理を取り入れることで手軽に美容と健康をサポートできるというわけです。
主なポイントとしては次の通りです。
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パイナップルにはグルコシルセラミドが含まれ、保湿やシミ・シワの予防に効果的
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サプリメントと同程度の美容作用が期待できるが、過剰摂取はNG
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UVリセットサプリメントにはイミダゾールジペプチドが豊富
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この成分は老化防止や脳の健康維持にも効果がある
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イミダゾールジペプチドは鶏むね肉でも摂取可能
夏の肌トラブル対策として、食材やサプリメントを上手に取り入れることが、美肌への近道になることが番組を通じて伝えられました。特別な化粧品や高価な美容施術に頼るだけでなく、日々の食事から肌を整える意識が大切であると改めて感じさせる内容でした。
スマホのブルーライトにも注意が必要
形成外科医の牧野潤さんは、スマホやパソコンなどの画面から発せられる「ブルーライト」が、肌にとって見過ごせないダメージを与えることを指摘しました。具体的には、ブルーライトが肌の内部にまで届いてメラニン色素の生成を促し、シミの原因になりやすいということです。特に日本人の肌はメラニンの生成感度が高いため、日常的に長時間スマホを見る人は注意が必要とされています。
この影響を少しでも減らすために、牧野さんは次のような対策を紹介しました。
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スマホやパソコンの画面の明るさを50％程度に下げる
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ブルーライトカット成分が含まれた日焼け止めを使用する
これにより、光による刺激を最小限に抑えながら、肌を守ることができるとされています。
また、内科医の桐村里紗さんは、ブルーライトや紫外線による赤みや炎症を抑える栄養成分として「フラバノール」に注目しました。フラバノールは高カカオチョコレートに多く含まれており、日焼け止めの効果を高める働きがあるとされています。肌の炎症を防ぐだけでなく、体の内側からサポートしてくれる点が特徴です。
さらに、フラバノールには腸内環境を整える作用もあり、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やす一方で、悪玉菌を減らす働きがあることも明らかになっています。肌と腸内環境は深くつながっており、腸が整えば肌のトラブルも軽減される可能性があるとされています。
まとめると、ブルーライト対策は画面の調整だけでなく、日焼け止めや食品による内側からのアプローチも重要です。特別な道具がなくても、日常生活の中でできる工夫を重ねることで、スマホ時代の肌ダメージを効果的に防ぐことができるという内容が紹介されました。
男性たちの美容意識も高まる中での実例紹介
番組では、男性芸能人の美容に対する本気度が紹介され、今や男性も肌ケアを重視する時代であることが浮き彫りになりました。EXITのりんたろー。さんは、毎月5〜6万円を美容に費やしていると明かし、その使い道にはスキンケア用品や美容施術などが含まれているとされます。普段から肌の手入れに力を入れ、保湿や紫外線対策などにもこだわっている様子が伝えられました。
さらに、アインシュタインの河井ゆずるさんは「食を通した美」を意識していると語り、体の内側から肌を整えるアプローチを重視していると紹介されました。野菜やたんぱく質など、肌によい食材を日々の食事に取り入れる姿勢が見受けられ、美容に対する考え方が広がっていることがわかります。
このように、かつては女性中心と考えられていたスキンケアの世界において、男性も自らの肌や健康に目を向け始めており、性別にとらわれず“自分を整えること”が日常になりつつあることが番組で示されました。実際に、美容に取り組む男性が増えることで、美容業界全体が性別の枠を超えた商品開発や情報発信を進めている背景も感じられました。
この放送回では、りんたろー。さんや河井さんの具体的な美容への取り組みが紹介されたことで、視聴者にも「自分にもできることがある」と気づかせてくれるようなメッセージが込められていました。肌の手入れは特別なことではなく、日々の生活の一部として自然に取り入れられるものだと伝える内容でした。
シミの種類と肌年齢の実態をチェック
番組では、肌の見た目ではわからない“内側の状態”を知ることの重要性を示すために、お笑いコンビ・アインシュタインの2人が「JSKINクリニック東京銀座」で肌の診断を受けました。使用されたのはVISIA（ビジア）という肌分析マシンで、肌の表面と深部の状態を数値と画像で可視化することができます。
まず、河井ゆずるさんの診断結果では、見た目には目立たないものの“隠れジミ”が多いことが判明しました。これは、紫外線の影響が長年蓄積して、肌の内部にメラニンが残っている状態です。現在は目立っていなくても、将来的に表面に出てくる可能性が高いため、早期の対策が重要だと指摘されました。
一方で、河井さんの毛穴の状態は非常に良好で、詰まりも少なく、牧野潤医師は「ここまで少ない方は見たことがない」とコメントしました。保湿や洗顔など、日頃の基本的なスキンケアが丁寧に行われていることが推察されました。
続いて稲田直樹さんは、敏感肌の傾向があり、特に赤みが出やすい肌質と診断されました。赤みは肌の炎症状態を示すこともあり、放置するとシミや老化の進行につながるリスクがあるそうです。さらに、肌年齢の判定では、実年齢40歳に対して肌年齢は49歳という結果に。肌状態に合ったスキンケアの重要性が改めて明らかになりました。
稲田さんには、「ラミニン」を含む化粧水や美容液の使用が推奨されました。ラミニンは、肌の深い部分（基底膜）に働きかけて、肌の土台を強化する成分であり、敏感な肌を落ち着かせつつ、バリア機能を整える効果があるとされています。
この診断を通じて、肌の表面だけを見て判断するのではなく、内側の状態を知ることがスキンケアの第一歩であるということが視聴者に伝わりました。自分では気づかないトラブルの芽を早期に発見し、肌質や年齢に合ったケアを選ぶことが、美しい肌を保つ鍵になるという実例でした。
紫外線対策には衣類や保湿も有効
番組では、紫外線から肌を守る方法として、衣類や保湿といった基本的な対策の重要性も取り上げられました。タレントの朝日奈央さんは、ユニクロの「エアリズムUVカットフルジップパーカ」を日常的な日焼け対策として愛用していると紹介されました。このパーカは、紫外線遮断効果が高く、汗をかいても快適に過ごせる素材で作られており、屋外での活動が多い人にとっても手軽に取り入れられる対策です。
スタジオではEXITのりんたろー。さんもこのパーカの有用性を強く評価し、機能性と着心地の良さの両方を兼ね備えている点が高く評価されました。特に日焼け止めを塗ることに抵抗がある人や、こまめに塗り直せない場面でも、衣類による防御は確実で手間がかからない方法です。
また、美容化学に詳しい尾池哲郎さんは、保湿ケアにおける“タイミング”の大切さを解説しました。洗顔や入浴後などで肌が水分を含んだ状態のときに、すぐにクリームを塗ることで水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を最大限に高められると説明されました。肌が乾いてから塗るのではなく、“水分を閉じ込める”意識でスキンケアを行うことがポイントです。
このように、日焼け止めだけでなく、衣類によるカバーと保湿のタイミングを意識することで、より高い紫外線対策が実現できます。紫外線は肌の老化やシミ・シワの大きな原因になるため、毎日の習慣の中に無理なく取り入れられる方法を知っておくことが大切だと伝えられました。
額のシワはまぶたのたるみが原因かも
形成外科医の牧野潤さんは、額にできるシワの原因は額そのものではなく、実は「まぶたのたるみ」が影響しているケースが多いと解説しました。特に、まぶたの皮膚は非常に薄く、年齢や表情のクセによってたるみやすくなります。このたるみを補うために、無意識のうちに額の筋肉を使って目を開けようとする動きが増え、それが繰り返されることで額にシワが刻まれていくという仕組みです。
また、一重まぶたの人は二重まぶたに比べて皮膚の折りたたみが少ないため、皮膚が引っ張られる面積が広く、たるみやすくなるとも説明されました。これにより、一重まぶたの人ほど額のシワができやすい傾向があるという興味深い事実が紹介されました。
こうした肌のたるみやシワに対しては、日々の食事からのサポートも効果的です。管理栄養士の菊池真由子さんは、シワ対策の食事として「チンジャオロース」を推奨しました。チンジャオロースに使われる材料は、肌にとって非常にバランスが良い栄養を含んでいます。
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牛肉には、肌のハリや弾力を保つために必要な「たんぱく質」、皮膚の再生に関わる「亜鉛」、酸素を運ぶ役割を持つ「鉄分」などが豊富に含まれている
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ピーマンには、コラーゲンの生成を助ける「ビタミンC」が多く含まれており、紫外線やストレスから肌を守る抗酸化作用も期待できる
このように、見た目のシワの背景には、筋肉の使い方や皮膚の状態、さらには食生活までが複雑に関わっていることが番組で示されました。スキンケアだけに頼るのではなく、表情のクセや、食事からの内側ケアを含めたトータルな対策が必要であると強調されていました。
ニキビとアクネ菌の意外な関係
番組では、ニキビの原因は皮脂や汚れだけではなく、体内環境や菌のバランスが深く関係しているという新たな視点が紹介されました。美容外科医の上原恵理さんは、ストレスによって男性ホルモンが増えると皮脂の分泌も増加し、その皮脂を栄養源とするアクネ菌が増殖しやすくなると説明しました。この流れが、ニキビができる大きなきっかけになるのです。
しかし、アクネ菌はすべてが悪者というわけではありません。実はアクネ菌には何種類も存在し、その中には美肌をサポートする“良いアクネ菌”も存在しているとされます。最近では、肌に有益なアクネ菌を移植するという新しいスキンケア技術も登場しており、肌の常在菌バランスを整えることで、ニキビを減らしたり、肌のコンディションを改善する効果が期待されています。
また、内科医の桐村里紗さんは、意外な原因として「歯周病菌」にも言及しました。歯周病菌が口腔内で炎症を起こすだけでなく、その炎症物質が体内を巡って肌に影響を与え、ニキビを引き起こす場合があると説明されました。つまり、口の中の環境が悪化すると、肌にも悪影響を及ぼすという事実が示されたのです。
こうした内容から、ニキビの原因を単純な皮脂の過剰や洗顔不足と決めつけるのではなく、ホルモン、ストレス、菌のバランス、さらには口腔衛生までを含めた総合的な視点でとらえることが重要であるとわかります。最新の美容医療や研究が明かす、体と肌の深い関係性に注目が集まりました。
美肌に効果的な食材も紹介
番組では、日々の食事の中に取り入れられる美肌食材が紹介され、スキンケアと同じくらい「食」が肌づくりに重要であるという考え方が示されました。管理栄養士の菊池真由子さんは、美肌づくりに効果的な食材として「桜エビ」を取り上げました。
桜エビは小さじ1杯でも高い抗酸化力を持つ「アスタキサンチン」が豊富に含まれており、その抗酸化力はビタミンEやベータカロチンをはるかに上回るとされています。アスタキサンチンは、紫外線や酸化ストレスから肌細胞を守り、シミやシワの予防、肌のハリや透明感の維持にもつながる重要な栄養素です。
さらに桜エビは、
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お好み焼きやたこ焼きに混ぜるなど、調理に手間をかけず手軽に取り入れられる
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乾物として保存がきき、常備食材としても便利
という利点があり、毎日の食生活の中に無理なく取り入れやすい点も評価されました。
また、形成外科医の牧野潤さんは、骨の萎縮を防ぐことがほうれい線の予防にもつながると解説しました。年齢とともに顔の骨が痩せると、その周囲の皮膚がたるみ、深いシワやほうれい線の原因になるからです。
この予防に役立つ食材として挙げられたのが豆乳です。豆乳には骨の形成を助ける「イソフラボン」やたんぱく質が豊富で、女性ホルモンのような働きをして肌の老化も防ぎます。さらに、はちみつに含まれる「マルトビオン酸」にも骨密度を保つ働きがあるとされ、骨の健康と美容を同時にサポートしてくれる食材として紹介されました。
加えて、よく噛むことも大切だとされました。食事の際にしっかりと咀嚼することで、顔の筋肉が鍛えられ、口元や頬のたるみの予防につながるといいます。骨の衰えを食事と生活習慣の両方から防ぐことが、美しいフェイスラインを維持するために重要だと伝えられました。
このように、毎日の食事に少し工夫を加えることで、肌や骨の健康を長く保つことができるという、実践しやすい知識が多く紹介された回でした。
毛穴の開きには4つの原因がある
番組の締めくくりとして、美容外科医の上原恵理さんは、毛穴の開きの原因は一つではなく、複数の要因が絡んでいることを理解することが大切だと説明しました。毛穴が目立つ状態は、多くの人が気にする肌悩みの一つですが、原因を正しく知り、それぞれに合った対策をすることで、改善の可能性が広がります。
上原さんによると、毛穴が開く原因には主に以下の4つがあります。
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ニキビ痕による毛穴の変形
過去にできたニキビが炎症を起こし、その跡が毛穴の形を変えてしまうタイプ。一度広がると自然に戻るのが難しいため、美容施術による対応が必要になることもあるそうです。 -
乾燥による毛穴の開き
肌の水分が不足すると角質が乱れ、毛穴が開きやすくなることがあります。このタイプには、丁寧な保湿が第一の対策です。化粧水のあとにクリームで水分を閉じ込めるケアが特に有効です。 -
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に出ることで、毛穴が押し広げられるように開いてしまう状態です。これには、皮脂の分泌を抑える「ビタミンA」などを取り入れたスキンケアが効果的だとされています。 -
加齢によるたるみ
年齢とともに肌のハリや弾力が失われると、毛穴の周囲の組織が下がってしまい、しずく型に毛穴が開いて見えるようになります。この場合は、保湿に加えて、コラーゲンやエラスチンをサポートする成分を取り入れると良いとされています。
また、上原さんは、自分の毛穴のタイプを客観的に知る手段として「肌パシャ」というスマホアプリの活用も紹介しました。肌パシャは、スマホで顔を撮影するだけで毛穴の数や肌の水分量、キメの細かさなどを分析してくれるツールで、自宅で手軽に肌状態を把握できる点が便利です。
このように、毛穴の悩みは一人ひとり異なる原因があり、その原因に合った正しいケアを続けることが改善への近道だと、番組ではわかりやすく紹介されました。肌の変化を「なんとなく」で済ませず、日々の観察と正確な知識が大切であることが強調された内容でした。
まとめ
この日の放送では、夏に気になる肌トラブルに対して、日常生活で手軽に取り組める方法が数多く紹介されました。シミやシワの予防だけでなく、食事・サプリ・衣類・スキンケアなど多角的な対策を知ることで、夏の肌トラブルをしっかり予防するための知識が深まる内容でした。
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