子どもの最新習い事はアート派?ビジネス派?なにわ男子・大西流星が体験取材
2025年6月13日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)では、人気コーナー「なにわ男子のどっち派!?」で、子どもの最先端の習い事を特集しました。今回は「アート派」と「ビジネス派」の習い事に注目し、なにわ男子の大西流星さんがそれぞれの現場を取材。どちらも未来を生き抜く力が育まれる内容で、親子で参考にしたくなる学びが紹介されました。この記事では、放送内容をすべてまとめてご紹介します。
アート派の習い事「子どもデザインアカデミー」の魅力と実際の学び
アート系の習い事として紹介されたのが、全国に51校を展開する「子どもデザインアカデミー」です。このスクールでは、小学生の子どもたちが最新のタブレットやデジタルツールを使って本格的なイラスト制作を学んでいます。特に目を引くのは、現役のイラストレーターや漫画家が直接教えてくれることで、専門性の高い学びが小学生のうちから体験できる点が注目されています。
授業ではまず、線の引き方や色の塗り方など、デジタルイラストの基本操作から始まり、徐々に拡大・縮小・レイヤー操作などの高度な技術に進みます。
以下のような内容が日常的に行われています。
-
デジタルタブレットを使った線画練習
-
アニメキャラクターの模写で構図を学習
-
色の塗り方や陰影のつけ方などの配色演習
-
拡大・縮小・塗りつぶしなどのショートカット操作
-
自分でテーマを決めて描く「オリジナル作品」制作
授業の中では、子どもたちが集中して画面に向かい、丁寧にキャラクターの目や髪を描く姿も見られ、細かい表現力や集中力が自然と養われている様子が伝わってきます。講師は、プロとして活動する現役のクリエイターたちで、それぞれの子どもの得意分野や興味に応じて的確なアドバイスをしています。
また、アナログでの絵画とは異なり、タブレットなら何度でも修正が可能なことや、ボタンひとつで色を変えられる便利さもあり、デジタルならではの自由度とスピード感が、子どもたちの表現意欲を高めていました。
さらに、学んだ技術は将来の進路にもつながるとされており、デザインやアニメ、ゲーム業界などのクリエイティブな仕事への第一歩として注目されています。授業内では、自分で描いた作品を講評してもらう時間も設けられ、仲間の作品を見ることで刺激を受ける機会にもなっています。
-
想像力・表現力・観察力が同時に育まれる
-
クリエイティブな進路への自信や関心が高まる
-
子ども同士の作品交流で互いに学び合える
このように「子どもデザインアカデミー」は、楽しみながら本格的なスキルが身につく環境として、アートに興味がある子どもたちや保護者にとって魅力的な選択肢となっていました。習い事を通じて得られる学びは、絵の上手さだけではなく、自分の考えを形にする力にもつながっていることが、番組を通じて伝わってきました。
ビジネス派の習い事「CEOキッズアカデミー」の内容と広がる学び
ビジネス系の習い事として紹介されたのは、全国に75校を展開する「CEOキッズアカデミー」です。ここでは、子どもが自分の得意なことや好きなことをビジネスに結びつける力を育てるために、さまざまなカリキュラムが用意されています。特に注目されたのが、**「起業家コース」と「投資家コース」**の2つの柱です。
起業家コースでは、自分で考えた商品やサービスのアイデアを具体化し、どんな人にどうやって届けるかを戦略的に考える力を身につけていきます。授業では、以下のような活動が実際に行われていました。
-
商品アイデアのブレインストーミング
-
ターゲット層の設定とアンケート調査
-
価格設定やコスト計算
-
商品のロゴやパッケージデザイン
-
模擬プレゼンテーションや発表会
こうした内容を、子どもたちはタブレットやノートを使いながら自分の言葉で発表し、意見を交わすというスタイルで取り組んでおり、大人顔負けの企画力やプレゼン力を発揮していました。
一方の投資家コースでは、お金を増やすための基本的な知識や考え方を、ゲームやシミュレーションを通して体験的に学ぶ構成になっています。授業の中では以下のようなテーマに取り組んでいました。
-
世界各国の通貨と為替の仕組み
-
インフレ・デフレとは何か
-
株式と企業価値の関係
-
長期的な資産運用の基本
-
仮想の投資ゲームを使った資産形成の練習
こうした内容がすべて、「世界共通のルールを学ぶ」という観点から整理されており、経済や金融の複雑な概念を楽しく、わかりやすく伝える工夫がされています。講師は子どもの目線に合わせて言葉を選びながら、子ども自身が考えて答えを出すようにサポートしていました。
-
自分で考え、自分で判断する力を養える
-
実践型の学びで経済感覚を早くから身につけられる
-
自分のアイデアを伝えるプレゼン力が育つ
-
お金に対する意識が変わり、将来の選択肢が広がる
「CEOキッズアカデミー」は、遊び感覚の延長でありながら、確実に“考える力”と“伝える力”を伸ばす場として、多くの親からも注目されているようです。ビジネスに必要な知識や経験を子どものうちから学べることは、将来の夢や職業観にもつながっていくことが感じられる内容でした。学びのスタイルも柔軟で、子どもたちが自ら発見して進んでいく姿が印象的でした。
その他に紹介された注目の習い事とそれぞれの特徴
番組では「子どもデザインアカデミー」や「CEOキッズアカデミー」以外にも、子どもたちの多様な興味や才能を引き出す特色ある習い事がいくつか紹介されました。それぞれのスクールには独自の学び方や目指す力があり、将来の選択肢を広げる貴重な体験の場となっています。
まず紹介されたのはMGS Music Schoolです。ここは音楽に特化した専門スクールで、子どもたちが本格的な音楽理論や演奏技術を体系的に学べる教室です。授業では以下のような内容が行われています。
-
楽譜の読み方や和音構成の理解
-
ピアノやギターなどの楽器演奏の基本練習
-
オリジナル曲の作曲とアレンジ体験
-
レコーディングやミキシングの基礎知識
-
音楽プロデュースに関する視点や実践
子どもが音楽をただ演奏するだけでなく、作る・伝えるという視点を持つことができ、音楽の世界の広さと奥深さに触れられるのが特徴です。表現力や感性が豊かになるだけでなく、一つの作品を完成させる達成感も学びの一環となっています。
続いて取り上げられたのはKEIO eSPORTSです。こちらは慶應義塾が母体となって展開しているeスポーツの教育機関で、ただのゲームプレイではなく、戦略的思考やチーム運営、情報リテラシーを養うことを目的としています。
-
ゲームタイトルごとの戦術分析
-
チームビルディングと役割分担
-
試合中の意思決定力・判断力の強化
-
eスポーツに必要なコミュニケーションスキル
-
SNSやネット上でのリスク管理とマナー教育
デジタルネイティブ世代の子どもたちにとって、ゲームを通して「考える力」「伝える力」「協力する力」を学べるこのプログラムは非常に魅力的です。将来のeスポーツ選手だけでなく、関連業界やデジタル分野で活躍するための基礎にもつながる内容となっています。
また、アンイーブンプラスでは、探究型学習を取り入れた学びが実践されています。ここでは「なぜ?」「どうして?」という子ども自身の問いを出発点として、答えを自分で調べ、考え、形にしていく授業が行われています。
-
子ども自身がテーマを設定
-
資料調査や実験を行い、仮説を検証
-
調べた内容をまとめ、発表・共有
-
フィードバックをもとに再検討し、深掘り
このプロセスを通じて、学ぶことへの主体性や論理的思考力、情報収集力、表現力がバランスよく育まれます。知識の詰め込みではなく、「自分の頭で考える」習慣を身につけることが最大の目的となっています。
そして最後に紹介されたのが、探究学習塾エイスクールです。こちらも探究型のスタイルを取り入れていますが、グループワークやディスカッションを重視し、仲間と学び合う環境が整っています。
-
週ごとのテーマに沿ってグループで調査
-
意見交換を通じて多角的な視点を学ぶ
-
調べた内容をまとめ、チーム発表を実施
-
講師からの助言や問いかけで理解を深める
エイスクールでは、知識を覚えるのではなく、対話や協働を通じて「自分で学ぶ力」を育てることが大切にされています。これにより、中学・高校以降の探究活動や受験にも役立つ思考の土台が自然と培われていきます。
これらの習い事はいずれも、子どもの個性や関心に寄り添った学びが展開されており、興味に合わせて選べる選択肢の幅が広がっていることが感じられました。学ぶことが楽しいと思える経験は、将来の可能性を大きく広げる一歩になることが番組からも伝わってきました。
子どもの未来を広げる多様な学びの形
今回の「どっち派!?」では、芸術とビジネスという異なるアプローチから、子どもたちの創造力と実践力を伸ばす方法が紹介されました。どちらを選ぶかは、子ども自身の興味や個性によって異なりますが、どの習い事も共通して「自分の考えを形にする力」を大切にしていました。
アートで自由な発想を育てるのか、ビジネスで論理的思考を養うのか、あるいはその両方に挑戦するのか。今の子どもたちは、多様な選択肢を通じて、自分の未来を自分で切り開く力を自然と身につけていることが伝わってきました。
『めざましテレビ』が紹介したこれらの習い事は、どれも時代に合った内容であり、保護者にとっても子育ての参考になる情報でした。今後もこうした新しい学びの場が、全国に広がっていくことが期待されます。
コメント