若者の間で話題!「ジェネリック友達」って何?進化系ダジャレの新トレンドをココ調が調査
2025年6月16日(月)のフジテレビ「めざましテレビ」では、毎週好評の特集コーナー「ココ調」にて、若者が日常で使っている新しいフレーズやトレンド表現を深掘りする内容が放送されました。今回のテーマは、今SNSや日常会話で話題になっている「ジェネリック◯◯」や「若者ダジャレ」。一見するとふざけた表現にも見えますが、実は現代の若者たちが人間関係を築くために自然と使っている言葉であり、面白さの中に社会の今が映し出されていました。
あす16日(月)は…
“若者の最新トレンドワード”を #ココ調🔎ブーム再来⁉️進化系ダジャレ😎
「ジェネリック友達」など人やものに付ける「ジェネリック」とは?🌿
若者が使うトレンドワードをCHECK✅
いくつ分かるかな?🤔7時20分過ぎに放送予定📺 #原田葵 アナウンサー#めざましテレビ pic.twitter.com/9DOE44NInX
— めざましテレビ (@cx_mezamashi) June 15, 2025
「ジェネリック◯◯」という言葉の使い方と広がり
まず取り上げられたのは、「ジェネリック◯◯」という言葉の使われ方とその意味です。このフレーズは、薬の「ジェネリック医薬品」と同じく、「本物ではないが似たもの、同じような役割を持つもの」という意味合いで使われています。ただし若者の間では、ユーモアや好意を込めて使われているのが特徴です。
・芸能人に似た友人に「ジェネリック○○(芸能人名)」と呼ぶ
・「ジェネリック彼氏」「ジェネリック友達」などの表現で親しみを持たせる
・憧れのアイドル風のファッションをしている人に対しても使われる
この表現には、直接名前を挙げて比較することでの悪意や批判ではなく、身近な人をより魅力的に紹介するユーモアと親近感が込められています。また、自己紹介で自ら「ジェネリック〇〇です」と名乗ることで、会話のきっかけになる場面もあるようです。
番組では、東京都内のMEGAドン・キホーテ立川店の売り場も紹介されていました。そこでは、「ジェネリックフレグランス」と呼ばれる香水シリーズが展開されており、ハイブランドの香りを手頃な価格で楽しめるとして若者に人気となっています。
香りのバリエーションも豊富で、シトラス系やローズ系など、憧れの香水に近いものが揃っていることから、「コスパ重視で選びたい」という若者の気持ちにマッチしていることが紹介されていました。担当者の井上浩一郎さんは、「安くても高品質を求める層に響いていると思う」とコメントし、価格よりも“自分らしさ”や“雰囲気”を重視する今の感性に合っていることが伝えられました。
SNSや動画でも話題のフレーズ「イ・イ・イライラ」
次に紹介されたのは、SNSでよく見かける「イ・イ・イライラ」というユニークな言葉。これは、怒っているときのリアクションをコミカルに表現したもので、額に怒りマークのジェスチャーをしながら「イライラ」を3回繰り返す動きと音声を合わせた表現です。
TikTokやショート動画でよく使われ、怒りをコミカルに変換することで、場を和ませたり、感情を共有しやすくするツールとして広がっている様子が紹介されていました。単なるダジャレというよりも、身振りと音の組み合わせで感情を伝える現代型の表現手段といえます。
今どきの若者がダジャレを使う理由と流行表現
番組の後半では、「若者はダジャレを使わない」という固定観念を覆す内容が紹介されました。調査の結果、最もダジャレを使っているのは20代という驚きのデータが判明。実際にどのようなダジャレが使われているのか、「若者が選ぶ好きなダジャレランキング」も発表されました。
・第1位は、芸人ジョイマンのフレーズでおなじみの「ありがとうオリゴ糖」
・「イカしてる魚屋さん」「それはカンガルーの考えだね」など、韻や音の響きにこだわったフレーズが多い
・人名や商品名などを組み合わせて楽しむスタイルが特徴
以前は親父ギャグと言われ敬遠されがちだったダジャレですが、今の若者は「ことば遊び」として自然に取り入れており、SNSでの投稿や会話の中でも空気を和ませる手段として活用しています。言葉選びや発音の面白さだけでなく、仲間内での共通言語として機能する役割も担っています。
また、若者のダジャレはただ面白さを狙うのではなく、「つながり」や「親しみ」を感じさせる工夫が込められており、聞いた相手が笑いやすいように工夫されています。こうした使い方の違いが、上の世代のダジャレとは異なる感性の表れともいえます。
まとめ
今回の「ココ調」では、若者が使う最新のトレンドワードとその意味、使い方の背景が丁寧に紹介されました。「ジェネリック◯◯」という言葉には、他人やモノへの好意や親しみを込めたユニークな視点があり、単なるパロディに留まらない表現方法としての広がりが見られました。
また、「イ・イ・イライラ」や「ありがとうオリゴ糖」など、言葉やジェスチャーを通して感情をやわらかく伝える工夫も若者ならではの感覚として紹介されており、言葉が持つ力や柔軟性が再認識される内容でした。
こうした流行語は一過性のブームで終わることもありますが、今の若者たちが大切にしている「つながり」や「共感」への思いを映し出すツールとして、これからも注目していきたい要素です。次回の「ココ調」でも、どんな新しい言葉や表現が紹介されるのか楽しみになります。
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