「推し活の美容・健康効果SP」
2025年9月10日放送のフジテレビ「ホンマでっか!?TV」では、「推し活の美容・健康効果SP」が特集されました。明石家さんまさんを中心に、ブラックマヨネーズやEXIT、大西流星さん(なにわ男子)、牧野真莉愛さん(モーニング娘。’25)など多彩なメンバーが集結し、専門家たちが「推し活」に潜む驚きのパワーを徹底解説しました。今回はその放送内容をもとに、推し活がもたらす心身への影響をわかりやすくまとめます。
推し活で心筋梗塞リスクが低下?
まず注目されたのが、推し活と心臓の健康の関係です。医学博士の梶本修身氏によると、推し活をしている人は心筋梗塞のリスクが40〜45%も低いといいます。推しのライブやイベントに出かけることで外出が増え、インドア派に比べて活動的になるため血流が良くなるのが大きな理由だそうです。さらに、推し活によって脳内で分泌されるセロトニンがメラトニンに変わり、美肌や若々しさにもつながるという解説がありました。
精神的な安定にも効果的
精神科医の熊代亨氏は「推し活は心のバランスを整える」と語ります。自分以外の存在を応援することで、利他的な気持ちが生まれ、心が安定するのです。一方で、池田清彦氏は「人を推す場合は幻滅のリスクもある」と指摘。モノや乗り物を推すケース(例:北陸新幹線「かがやき」を推す大西流星さん)の方が裏切られる心配が少ない、とユニークな視点を示しました。さらに梶本氏は、推しの数が多い「箱推し」の方が疲労感軽減に効果があるとも説明しました。
シニア世代が推し活の主役に?
最近のブームの中心は若者だけではありません。評論家の横川良明氏は「子育てが一段落した中高年層が推し活を楽しんでいる」と解説。女優や俳優を推す人も多く、本田響矢さんなど若手俳優が注目を集めています。さらに牛窪恵氏は「推しがきっかけでスペイン語やアラビア語を学び始めた高齢女性もいる」と紹介。推し活が脳を刺激し、認知症予防につながる可能性まで示唆されました。
動物やスポーツ選手を推す人も増加
番組では「ラッコ推し」の女性や、木村拓哉さん、B’zを推す出演者の例も紹介されました。動物を推す人は鳥羽水族館に集中し、レアな存在ほど応援の熱量が高いことが分かります。また、牧野真莉愛さんは新庄剛志監督を推していることを告白し、自身のコレクションを披露しました。個性的な人物を推すことで自己肯定感が高まるという心理効果も取り上げられました。
推し活と長寿・老化防止の関係
岡本宗史氏は「推し活によってテロメアの短縮が抑えられる可能性がある」と説明。テロメアは老化に深く関わる部分で、推し活が若さの維持につながるかもしれないのです。また梶本氏は「愛情は3年で薄れるが、愛着に変わると10年以上続く」と述べ、推し活が長期的な幸福感をもたらす理由を解説しました。
経済的にも社会現象に
推し活の市場規模はなんと約3.5兆円。国民の9人に1人が推し活を実践しているというデータも示されました。牛窪氏は「阪神の森下翔太に年間100万円以上使っている」と明かし、推し活が経済にも大きな影響を与えていることが浮き彫りになりました。また、二次元キャラとのフォトウェディングができる「レンタルスペース サン・ユーロ」など、新しいサービスも次々登場しています。
死後も推せる!?カープ棺の登場
牛窪恵氏は「死んでもカープを推せる」として、**球団カラーでデザインされた棺桶(カープ棺)**を紹介。推し活の熱量が生涯を超える勢いで広がっていることを象徴するエピソードでした。
ダイエットや生活習慣改善にも応用
番組では、推しキャラが音声でダイエットを応援してくれる体組成計「初音ミク ボイス体組成計」も登場。推しの声がモチベーションにつながり、運動や健康習慣が続けやすくなるという実例が紹介されました。
推し活のリスクにも注意
ただし、横川氏は「推し仲間と比較して競い合うと出費がエスカレートする危険性がある」と警告しました。推し活は幸福度を高める一方で、過剰になれば経済的負担や生活リズムの乱れにつながることもあるのです。
まとめ
今回の「ホンマでっか!?TV」では、推し活が美容・健康・精神の安定・認知症予防・長寿効果など、幅広いメリットを持つことが明らかになりました。市場規模3.5兆円という数字が示す通り、推し活は今や一大カルチャー。若者からシニア世代まで幅広く浸透し、日本社会を元気にしていると言えます。大切なのは「横を見ずに推しを見ろ」という言葉の通り、自分のペースで楽しむこと。あなたも今日から推し活を生活に取り入れてみませんか?
コメント