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【ザ・ノンフィクション】無断欠勤の板前と支える社長〜意気な寿し処 阿部の再生物語〜|2025年6月22日放送

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ザ・ノンフィクション

人生を変える寿司〜東京 板前物語〜 前編

2025年6月22日放送予定のフジテレビ『ザ・ノンフィクション』では、都内で7店舗を展開する人気寿司店「意気な寿し処 阿部」と、そこに集う少しワケありな板前たちのリアルな日常が紹介されます。番組の主軸となるのは、誰も拒まない社長・阿部浩さんの生き方と、人生を変えようとする若者たちの姿。今回は前編として、無断欠勤を繰り返す若手板前・サワさんと社長の絆に焦点が当てられます。放送後、より詳しい情報が明らかになり次第、内容を更新します。

若者を受け入れる寿司店の心意気

東京・虎ノ門ヒルズ、六本木、青山、五反田などに展開する「意気な寿し処 阿部」は、本格的な江戸前寿司を気軽に楽しめる店として多くの人に支持されています。ランチは1,200円台から楽しめる一方で、夜は6,000円〜8,000円台のコースも用意されており、幅広い客層に親しまれています。

この寿司店を支えているのが、53歳の社長・阿部浩さんです。阿部さんは18歳で新潟から上京し、修業を重ねた末に30歳で自分の店を開業。今では7店舗を構えるまでになりましたが、成功の裏には、「過去ではなく、今と未来を見てあげたい」という信念があります。阿部さんは、リストラされた中年男性や、児童相談所を通じてやって来た若者など、さまざまな背景を持つ人々を積極的に雇用してきました。

阿部さんの考えは、人には良いところも悪いところもあるのだから、良い部分を見て、伸ばしていけばいいというものです。そのため、「どんな過去があっても、人生は変えられる」と信じる阿部さんのもとで、多くの人が新しい一歩を踏み出しています。

無断欠勤を続ける若手板前・サワさん

今回の前編で主に取り上げられるのは、入社13年目になるサワさん(31歳)です。高校卒業後、東北から上京して「意気な寿し処 阿部」に入社。中堅の板前として板場を任されるほどに成長しましたが、最近では理由も告げずに仕事を休む日が続いていました

実はサワさんには、中学時代に引きこもりを経験した過去があり、「都合が悪くなると逃げてしまう」という傾向を持っています。それでも長年、阿部さんと共に店を支えてきた存在であり、阿部さんにとっては特別な弟子でもあります。

忘れられない存在への思い

阿部さんは、どんな状況でもサワさんを責めませんでした。「夢を叶えてほしい」という気持ちから、毎日のようにサワさんの部屋を訪れ、静かに声をかけ続けました。自分自身が苦しい修業時代を乗り越え、店を構える夢を叶えたからこそ、その経験をサワさんにも生かしてほしいと願っていました。

阿部さんにとって、サワさんは「夢を共有した仲間」であり、「自分がここまで来られたのも彼がいたから」と語るほどの存在です。しかしある日、サワさんは何の前触れもなく姿を消してしまいます。電話も通じず、部屋にもいない。阿部さんは心配しながら、何ができるのかを考え続けます。

阿部さんの店が持つこだわり

「意気な寿し処 阿部」は、働く人だけでなく料理にも細やかなこだわりがあります。毎朝市場から仕入れる魚だけでなく、青森や鹿児島など全国の産地から届く旬のネタを使用しています。特に、アジなどの光り物は塩でしめてから酢で炙るなど、手間を惜しまない丁寧な仕込みで味わいを引き出しています。

また、使用する米は社長の父が育てた南魚沼産コシヒカリ、野菜は母の手によるもので、調味料の出汁醤油は鰹節をじっくり煮込んで調合された自家製です。料理はすべて注文を受けてから作り始めるスタイルで、特にカウンター席では板前が客に合わせてコースを構成し、その場で提供します。

店舗の設計も利用者に配慮されていて、虎ノ門ヒルズ店はカジュアルながら落ち着いた雰囲気で、一人でも入りやすい空間になっています。青山店では個室があり、禁煙・ペット不可で年齢問わず安心して利用できるよう配慮されています

放送の見どころと今後への期待

今回の『ザ・ノンフィクション』は、ただ寿司を握る職人たちの話ではありません。生きづらさを抱えた人たちが再出発を試みる場所であり、それを支えようとするひとりの社長の姿が描かれます。阿部さんがサワさんに向けるまなざしは、師弟の枠を超えた深い信頼と希望にあふれており、多くの視聴者の心に響く内容となるはずです。

サワさんはこのまま姿を現さないのか、それとも何かを乗り越えようと戻ってくるのか。後編では、失われかけた信頼と再起への一歩が描かれる可能性があります。

放送後には、さらに詳細な内容を加えて追記していきます。誰かの背中を押したいと思ったとき、この物語がその一助になるかもしれません。

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