怒りイライラを抑える11の裏ワザまとめ
「イライラが止まらない…」「つい怒って後悔する…」そんな悩みをもつ人にぴったりの内容が、2025年8月6日のホンマでっか!?TVで放送されました。テーマは「怒り・イライラを抑える11の裏ワザ」。出演者たちのリアルな怒りエピソードと共に、脳科学・心理・行動の専門家が怒りとの向き合い方を教えてくれました。
だれもが共感!日常に潜む怒りのトリガー
日常のちょっとした場面で感じるイライラや怒り。今回の番組では、出演者たちがそれぞれの「つい怒ってしまう瞬間」を語り、その内容が視聴者の共感を呼びました。
駅の改札をめぐる怒りのエピソード
津田篤宏さんは、駅の改札を出た直後に立ち止まってしまう人に対して強い苛立ちを感じると話しました。人の流れが止まることで後続の人たちが詰まり、思わずイライラしてしまう状況です。井口浩之さんもそれに深くうなずき、「改札を出てすぐ横に曲がる人」にもストレスを感じると述べました。混雑する駅では少しの動きの違いが全体の流れに大きく影響し、こうした動作が怒りの引き金になることがわかります。
LINEに関する小さな怒り
さらに話題はスマートフォンの使い方にも広がりました。津田さんは「LINEを送っても既読にならない人」にストレスを感じると述べ、連絡を無視されたように受け取ってしまう自分に困っている様子でした。井口さんは逆に、LINEの文章を何通にも分けて送ってくる人が苦手だと発言。通知が連続で鳴ることに煩わしさを感じ、情報を受け取る側の気持ちも考えてほしいと訴えました。
エレベーター内でのマナー違反に敏感な出演者たち
SHELLYさんと野々村友紀子さんは、エレベーターでの不快な体験を語りました。SHELLYさんは、開閉ボタンの前に立っているのにスマホに夢中で何もしない人に怒りを感じると話し、ボタンの前に立った以上は責任をもって操作すべきという意見を示しました。野々村さんは「エレベーターの左側で立ち止まり、出入りの邪魔になる人」に対して不満を表明。エレベーターという狭い空間では、小さな行動が他人に与える影響が大きく、マナーを守ってほしいという願いが感じられました。
このように、ほんの少しの気配りの欠如が、誰かの怒りにつながることは少なくありません。どのエピソードも、視聴者自身の体験と重なる場面が多く、まさに“あるある”な怒りの連続でした。日常の中で感じる「ちょっとした不快感」を見直すきっかけとなるエピソードが多く紹介されました。
怒りが心と体に与える影響とは?
怒りは心だけでなく、体にもさまざまな悪影響を及ぼすことが科学的に示されています。今回の放送では、専門家たちがそのリスクをわかりやすく解説しました。
心臓と自律神経へのダメージ
池田清彦さんは、怒りがもたらす生理的な変化について「怒ることで心臓に負担がかかり、自律神経が乱れる」と説明しました。怒ったときに血圧や心拍数が急上昇することで、心臓に強いストレスがかかり、長期間続くと健康を損なうおそれがあるといいます。自律神経が不安定になることで、睡眠障害や胃腸の不調といった別の症状も引き起こされる可能性があります。
脳の機能と魅力にも悪影響
澤口俊之さんは、怒りが脳に与える影響について科学的な視点から説明しました。「怒りすぎると脳が小さくなる」「怒りやすい人は周囲からの魅力が下がる」という言葉は、視聴者に大きなインパクトを与えました。怒りが慢性化すると、脳の前頭前野という判断や感情コントロールに関わる部分の萎縮につながるとされており、怒りやすい性格がさらにエスカレートしてしまう可能性があります。
怒りはため込むべきか、それとも出すべきか?
一方で津田篤宏さんや井口浩之さんは、「怒りをため込むよりは発散する方が良い」との考えを示しました。怒りを無理に押さえつけて我慢すると、ストレスが内側にたまり、爆発したときのダメージが大きくなるという経験的な意見です。
しかし池田さんはその意見に対して「怒りっぽい人ほど、ケガが治りにくい」という研究データを紹介し、怒りをそのまま発散することにもリスクがあると警鐘を鳴らしました。怒りによるストレス反応が免疫系の働きを低下させ、傷の治癒が遅れることが確認されているそうです。
怒りは避けられない感情でありながら、放置すると体にも心にも悪影響を及ぼすもの。番組では、この「怒りとの上手な付き合い方」を今後どうしていくかを考えるきっかけが示されていました。
怒りを抑える11の裏ワザまとめ
怒りを感じたとき、どのようにその気持ちを処理すればよいのか。今回の放送では、科学的な裏付けがある11の実践法が紹介されました。簡単にできるものばかりなので、日常生活に取り入れやすいのもポイントです。
怒りを紙に書いて捨てる
紙に怒りの気持ちや原因を書き出し、くしゃくしゃにしてゴミ箱へ捨てるという方法は、視覚的にも感情を「手放す」感覚が得られるとされています。書くことで怒りを客観視でき、処理したという実感が残ります。
怒りを数値化して分析する
毛内拡さんが紹介したのは、「怒りを点数で表す」ゲーミフィケーションの考え方です。たとえば、「今の怒りは10段階中の5」といったように数値で示すことで、自分の感情を冷静に捉えることができます。感情を数値に置き換えることで、暴発を防ぐ効果が期待できます。
スクワットで怒りを落ち着ける
スクワットを10回ほどすることで、大腿筋から分泌されるホルモン(マイオカイン)が脳に働きかけ、精神の安定をもたらします。運動によって体温が上がり、気持ちもリフレッシュされるという効果もあります。
DHAを意識的にとる
青魚に含まれるDHAは、怒りを抑えるセロトニンの分泌を促すとされています。番組では「サバ」などの魚を食生活に取り入れることが推奨されていました。日々の食事で心の健康もケアできるという視点は新鮮でした。
唇や指を咥える
唇や指をそっと咥えるという行動は、脳の感覚系に刺激を与えることで、怒りを制御する働きがあるそうです。澤口俊之さんによると、指や唇は感覚が集中する部位であり、そこを刺激することで脳の抑制機能が働くとのことです。
瞑想や集中で怒りを鎮める
池田清彦さんが紹介したのは、瞑想状態に入ること。たとえば何か一つの作業や景色に集中することで、思考が整理され、怒りの感情も自然と鎮まっていきます。忙しいときこそ、静かな時間をもつことが大切です。
相手にすぐ解決策を出さない
怒っている相手に対して、いきなり解決策を提示するのは逆効果であると谷厚志さんが指摘。まずは「共感」や「理解」を示すことが信頼関係を築く近道で、相手の怒りもおさまりやすくなるといいます。
怒りの原因を自分で分析してみる
津田さんが道を歩く人の表情からその人の心情を想像する癖があることに触れ、それを自分の怒りに応用する方法が紹介されました。つまり、「自分はいまなぜ怒っているのか」と冷静に問いかけてみることで、感情の整理につながります。
怒りをエネルギーに変える
澤口さんは、「怒りを否定せずにエネルギーに変えることも大事」と話しました。たとえば「怒っているときの方が原稿が進む」とのことで、怒りが集中力や行動力を高めるケースもあるのです。
デジタルデトックスで脳を休ませる
毛内さんは、情報過多が脳に炎症を起こし、怒りのブレーキを壊すことがあると話しました。そのため、スマホやSNSから一定時間離れるデジタルデトックスが有効。特に寝る前や休日に意識して取り入れると効果的です。
子どもには「やったなぁ」と声をかける
子育てにおいては、褒めすぎると子どもは“褒められない=否定された”と感じてしまうことがあるといいます。そこで澤口さんは「やったなぁ」と軽く声をかけることで、自然な肯定感を伝えられると提案しました。これは、親自身の怒りを和らげる言葉にもなります。
これら11の方法は、科学的な根拠に基づき、だれでも今日から実践できるものばかりです。怒りやイライラに振り回されず、少しでも穏やかな気持ちで日々を過ごすためのヒントが詰まっていました。
子育てや家庭での怒りとの付き合い方
家庭や子育てのなかでは、日々ささいなことが積み重なり、気づかぬうちに怒りやイライラが募っていくことがあります。今回の放送では、出演者たちがそれぞれの家庭内で感じたストレスや怒りの実例を語り、専門家がその背景や対処法について解説しました。
子どもとのやり取りが引き起こすストレス
SHELLYさんや野々村友紀子さんは、子育ての現場で直面するリアルな怒りについて言及しました。とくに、学校の準備を当日の朝に突然言われるという状況には、多くの親が共感するのではないでしょうか。前もって準備していたはずなのに、急に必要な物があると言われると、時間の余裕がない朝には大きなストレスになります。
また、家事に関する怒りも共有されました。SHELLYさんは、「家事をやっています」といった“やってるアピール”をする人に対してイラっとすることがあると語りました。特に家庭内で日々行っていることを、特別なことのように語られると、その苦労を理解されていないように感じてしまうとのことでした。
子どもへの声かけで怒りを軽減
こうした怒りやストレスにどう向き合えばいいのか、澤口俊之さんは脳科学の視点からアドバイスを行いました。彼は「子どもが親から褒められ続けると、それが当たり前になり、褒められないと“罰せられた”と感じるようになる」と指摘。常に褒められることでしかやる気を保てなくなると、失敗や無反応に対してネガティブな感情を抱くようになると説明しました。
その代わりに澤口さんが勧めるのは、「やったなぁ」という一言です。この声かけは、成果や行動を自然に認める言葉として有効で、子どもの自己肯定感を高めるだけでなく、親自身も肩の力を抜いて子育てに向き合えるようになる効果があると紹介されました。
子育ての中で感じる怒りは、誰にでもある自然な感情ですが、その感情をぶつけるだけでなく、仕組みとして理解し、別の形で受け止めることが重要です。番組ではそのためのヒントが豊富に示されていました。
怒りがもたらす意外なメリット
「怒り」はネガティブな感情として捉えられがちですが、使い方によっては前向きなエネルギーにもなります。今回の番組では、その意外なメリットに注目が集まりました。
怒りが集中力と行動力を高める
澤口俊之さんは自身の経験として、「怒りを感じているときの方が原稿がはかどる」と語りました。怒りによって脳が興奮状態になり、思考や集中が研ぎ澄まされることで、作業がスムーズに進むことがあるといいます。怒りが内側にたまるだけのものではなく、「行動のトリガー」になることを、自らの執筆活動を例に挙げて示しました。
このように、怒りは単に抑え込むべき感情ではなく、状況を改善するための起爆剤としても働く場合があります。たとえば、不満を持ったことをきっかけに仕事の効率化を図ったり、新たな提案をしたりといった積極的な変化につながることも少なくありません。
怒りをきっかけにユーモアも生まれる
また、番組中には池田清彦さんの著作を読んだときに怒りを覚えたという澤口さんの発言も飛び出しました。スタジオではこのやりとりが笑いを呼び、重いテーマでありながらも空気が和らぐ場面となりました。
怒りがきっかけとなって議論や対話が生まれることもあり、それ自体が人間関係の深まりや変化の種になるということを示すシーンでした。感情をただ否定するのではなく、どう向き合い、どう活かすかが大切なのだと感じさせる内容でした。
番組ラストに驚きの発言も
収録の最後には、澤口俊之さんが「今回で番組を卒業する」と発言。しかしさんまさんや小杉さんからは「また言ってる」「毎回言ってますけど」とツッコミが入り、スタジオはなごやかな雰囲気に。
視聴者としては、怒りを学びつつ、笑って終われる素敵な放送でした。
【ソース】
ホンマでっか!?TV|フジテレビ公式
怒りやストレスをやわらげる人気グッズ2選
日常生活でたまった怒りやストレスを和らげるには、五感に働きかけるアイテムが効果的です。ここでは、日本国内で手に入りやすく、リラックス効果が期待できる製品を紹介します。
🧘♂️ 無印良品 超音波うるおいアロマディフューザー
価格:約6,990円
超音波の振動で水とアロマオイルを細かいミストに変えて空間に広げるタイプで、6〜8畳程度の部屋ならすぐに香りが満ちます。柑橘系やラベンダー系の香りは気分転換や自律神経の調整に有効とされ、寝る前や仕事の合間のリフレッシュにぴったりです。タンクの水補充や拭き掃除がしやすく、アロマ初心者でも使いやすい構造です。タイマー機能も備え、就寝時にも安心して利用できます。
✋ MUZIKTIGER TIGER STRESS BALL
価格:約1,890円(楽天市場 KKOKO楽天市場店)
手のひらに収まりやすいサイズで、柔らかさと弾力のバランスが絶妙なストレスボール。握る動作で手や腕の緊張を解きほぐし、短時間で気持ちを落ち着けやすくします。かわいらしいタイガーデザインは見ているだけでも気分を和らげ、デスクの上やバッグの中に常備しておくと便利です。
📊 ストレス軽減アイテム比較表
商品名 | 特徴 | 価格帯 | 購入しやすさ |
---|---|---|---|
無印 超音波アロマディフューザー | 香りの拡散力が高く手入れ簡単、タイマー付き | 約6,990円 | 無印公式・全国店舗 |
MUZIKTIGER TIGER STRESS BALL | 握りやすい形状とデザインで即効リラックス | 約1,890円 | 楽天など国内通販 |
✅ まとめ
香りで心を落ち着けたいなら無印良品のアロマディフューザー、手軽に緊張をほぐしたいならMUZIKTIGERのストレスボールが最適です。どちらも日本国内で簡単に入手でき、日常の中で無理なくストレスケアを取り入れられます。
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