以前、私は特養の勤務経験があるのですが、
利用者さんの転倒によって足の骨折をしてしまい、入院されることが多々ありました。
骨折までとはいかなくても、何度か転んでいた、転びそうだったと、よく聞きます。
高齢者や、要介護の方の中には、転んだ時の恐怖で歩きたくなくなり、
歩けるのに車いすを使って移動しているという事があります。
そうなると余計に歩くために必要な筋力が低下して、
余計に歩けなくなるといった、悪循環にみまわれます。
自分の足で歩けなくなるって、日々の生活が全然楽しくないですよね。
行動範囲も狭くなり、何もできなくなってしまいます。
そこで今回は、転倒予防につながる『座ったままで車いすでも出来る』
足踏み運動の動画をまとめてみました。
足踏み脳トレ体操
- まずは足踏みの練習から始めます。
- 数を数えながら足踏み3の倍数の時に手拍子をする
- 3と5の倍数で手拍子
ポイント:難しくて出来ないを、逆に笑いうまく笑いに変える
3種類の足踏み体操
①足踏みしているときに、数字を数えますよね「1,2,3,4,5」と、
それを「あ、い、う、え、お」「か、き、く、け、こ」と、
50音で、発音していきます。
そのとき、表情筋もしっかりと動かすこといいです。
②掛け算をしながら発声する。
例えば、3の倍数なら「3,6,9,12,15」と、
常に頭を働かせながら、行うことで脳を活性化。
2の倍数とか、4,5など、難易度を簡単に変えられることができます。
③5と10の倍数で、決めたお題に合わせて発声する。
例えば、「野菜の名前」「都道府県」「乗り物」
5と10の倍数(10の倍数だけでもいい)で、
「白菜」「北海道」「パトカー」など答えます。
手拍子・足踏み体操
基本の動き
1から20までの数を声に出して、数えながら足踏みをします。
- ステップ①
1から20まで足踏みをします。
そして、4の倍数で手をたたきます。(4・8・12・18・20) - ステップ②
4の倍数に加えて、「5の付く数字」でも、手をたたきます。
※5の倍数ではないので「5・15」だけです。 - ステップ③
ステップをマンボステップに変える
1から20までの数字を声に出して数えながらマンボステップをします。 - ステップ④
1から20までマンボステップをします。
そして、4の倍数で手をたたきます。 - ステップ⑤
4の倍数に加え、「5の付く数字」でも手をたたきます。
この運動の肝は、マンボステップですね。
マンボステップがわからなかったら、動画で確認してください。
決して難しいステップではないです。
まとめ
どの足踏み運動も、声を出しながら、
体を動かしながら、頭を使いながらと、
脳トレの要素を混ぜています。
足踏みするだけよりも、
どうせならほかの運動機能も鍛えましょうよ。
座った状態でしますので、車いすの方でも参加しやすいですよね。
ぜひ参考にしてくださいね。
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