高齢者にも安心なおすすめの市販のおやつを知りたい方向け。
高齢者施設など毎日おやつを提供をしていると思います。高齢者に添加物や砂糖たっぷりの、いかにも体に悪そうなおやつを食べてもらうのも何か気が引けますよね。保育施設などでも子供に食べさせていると思うと、心配になってしまいます。
そんな中で今回は『高齢者が安心して食べられる市販のおやつ』をご紹介します。高齢者が食べやすいというのがポイントですね。義歯を使っている高齢者もいるでしょうし、嚥下能力が低下している方もいるでしょう。そのあたりも加味してまとめてみました。
記事の後半には、そもそも安心して食べられる条件とは、いったいどんなお菓子なのかという話も解説しています。ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
少し自己紹介。特養⇒老健⇒現在グループホームでトータル8年くらい介護士をしているしげゆきです。当番で食事を作って実際に食べてもらってます。利用者さん達の健康をサポートしています。
【施設料理】グループホームの食事 高齢者に食べてもらえる献立ブログ
高齢者も安心の市販のおやつまとめ
何をもって安心なのかという所を少し、記事の後半でも説明しますが簡単に言うと、日本の加工食品は添加物にまみれていることが挙げられます。添加物を使うメリットとしては美味しくしたり、保存期間を延ばしたり出来る反面、デメリットとして健康に被害が及ぶ可能性があるという事。出来る限り口にはしたくないですね。
おすすめ①「むき栗」
甘栗むいちゃいました
コンビニやスーパー、100均などでかならず売っている「むき甘栗」。原材料は殻をむいた「栗」のみがほとんどです。中国産の栗というのが少し気になりますが、日持ちもしますし、買いだめにも向いています。
おすすめ②「クッキー」「ビスケット」など焼き菓子
発酵バターが薫るショートブレッド
原材料は「小麦粉」「発酵バター」「砂糖」「マカダミアナッツパウダー」「食塩」使用。マーガリンやショートニングを使っていないシンプル原材料で手作りクッキーの様な商品です。厚みのあるクッキーは、さくさく&ざくざくのけっこうハードめな食感。マカダミアナッツのこうばしさもよく、塩気もきいていてgood。コーヒーや紅茶に合いそうですね。
ノースカラーズ 無添加北海道バタークッキー
こちらの原材料は、
- 「小麦粉(小麦(北海道産))」
- 「バター(生乳(北海道産))」
- 「てん菜糖(てん菜(北海道産・遺伝子組み換えでない))」
- 「卵(北海道産)」
- 「食塩(北海道製造)」
全て北海道の素材のみにこだわった至極の一品です。余計なものが入っておらず、安心して口に入れられます。ちゃんとバターの味と香りがして、家庭で焼くクッキーのようです。家庭で作る場合、全部北海道の素材で作るのは至難の業ですが、この商品はそれを可能にしています。
おすすめ③「プリン」
シャトレーゼ 契約農場たまごのプリン
原材料は「牛乳」「卵」「砂糖」「カラメルシロップ」のみです。コクと旨みを追求したシャトレーゼオリジナルの卵を使用するなど、素材の良質さにこだわっているそうです。普通に美味しいし、無添加で変な添加物の味もないし、安心できる味って感じです。ただし、1つ100円するのでまとめ買いすると値が張ります。
こだわりの極プリン
原材料は「乳製品」「砂糖」「全卵」「卵黄」のみ。(※乳製品とは、牛などの生乳や牛乳を加工して作られた製品全般を意味します。)香料・着色料・保存料不使用にこだわり、卵と乳のコク、素材の味を引き出したカスタードプリンです。卵のみで固めるため熱のかけ方にもこだわり絶妙な「やわらかさ」を実現しています。ほろ苦い自家製カラメルソースを注いだこだわりのプリンです。
高齢者が安心して食べられるおやつを随時更新追加していきます。
健康的なお菓子の定義とは
スーパーなどで買い出しに出かけ商品を手に取ったとき、食べても体に害がないお菓子かどうかは、パッケージにほとんど書いてあります。商品をひっくり返してみてください。パッケージの裏にはいろいろな情報が書いてあります。
- 商品名
- 原材料
- 内容量
- 賞味期限
- 保存方法
- 栄養成分表示
注目してほしいのは原材料、加工食品を作るうえで原材料表示、栄養成分表示などの記載は義務付けられているので、必ず表示されています。なので買い物に出かけたときや、インターネットで購入する時でも商品の裏を見ることを癖付けてみてください。
原材料をみて添加物チェック
実は日本は添加物大国と言っても過言ではありません。なぜなら国が使用を認めている添加物の種類が世界一だからです。食品添加物の定義は国ごとに違いがありるので、具体的に示す方法は難しいですが、世界では危険だから使用禁止している添加物が日本では使用を許されている添加物が多いのが現実です。
食品添加物のメリット「食を豊かにする」…食品添加物は美味しさを演出する役割を持っています。香りや舌ざわり、甘みや食感などを演出できます。あと、日持ちがしない食品に対して食中毒の危険性や安全性を保つことが出来る。
食品添加物のデメリット「量によっては危険性がある」…たくさんの食品添加物を摂取すると、体に害を及ぼす危険性があります。どの商品にどのくらい添加物が入っているか、しっかり確認しましょう。
お菓子によく含まれる避けたい食品添加物とは?見分け方は?
ショートニング・マーガリン…バターの代わりによく使われサクサク食感が増します。クッキー、スナック菓子などに使われます。動脈硬化、心臓病、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの害を及ぼす可能性があります。
アスパルテーム L-フェニルアラニン化合物…ゼロカロリーを謳った食品に甘味料としてよく使われ、ガムとかによく含まれます。最近は普通のスナック菓子にも甘みを足すために使っています。発がん、失明・視力低下、内臓異常、うつ症状、てんかん発作、ストレス増化、精子減少、体重漸増、パーキンソン症発症などの害を及ぼす可能性があります。
増粘多糖類(及びカラギナン・グアーガム・ゲル化剤)…食品にもちもち感やとろみをつけるために使われる。とくに菓子パンやカップ麺などに使われます。胃潰瘍、食欲不振、衰弱、発がん、軟便、慢性的な腸の不調などの害を及ぼす可能性があります。
と、数え上げたらきりがないほど、もっとたくさんの食品添加物の種類がありますが、何が良くて何がいけないのか一瞬で判断出来る方法があります。それは、あなたの家に「ある」か「ない」かです。あなたの家に「アスパルテーム L-フェニルなんちゃら」なんていうものないですよね。なのでおやつを選ぶときは、なるべくシンプルな原材料のものを選びましょう。例えば市販のプリンなら「牛乳」「卵」「砂糖」て感じです。