コスパ最強モーニングと踏切の世界へようこそ
このページでは『マツコの知らない世界(2026年2月10日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
テーマは、喫茶店モーニングと踏切。
愛知・岐阜・高知というモーニング大国の“てんこ盛り朝ごはん”と、鉄道ファンも唸る“進化系踏切”の世界が一気に語られました。
モーニングパートでは、通算1000軒以上を巡った3県人が「不景気でも満足度MAX!」と言い切るコスパ抜群の10メニューを紹介。愛知県一宮市、岐阜県、高知県という、統計上も喫茶店が多いエリアがなぜここまで独自の文化を育てたのかも、番組と統計データの両方から見えてきます。
後半の「進化がスゴい!踏切の世界」では、全国でも珍しい構造を持つ踏切や、最新技術で安全性を高めた装置、そして鉄道会社ごとに違う警報音の“名演奏”が登場しました。
ここからは、番組内容に加え、各地域の喫茶文化や鉄道技術の背景も少しだけ補足しながら、じっくり掘り下げていきます。
※メニュー内容や価格・営業時間などは放送当時の情報です。実際に訪れる場合は、各店舗や自治体の最新情報を必ずご確認ください。
岐阜・茶碗蒸しモーニング誕生の背景と人気店めぐり
まず紹介されたのは、喫茶店数が人口1000人あたり全国トップクラスの岐阜県。
岐阜は古くから喫茶文化が盛んで、モーニングを含む「喫茶代」の支出額も全国上位。朝から喫茶店に行くことが、家族の団らんや仕事前の“身支度時間”として根付いてきました。
番組では、「岐阜といえばこれ」として茶碗蒸しモーニングが大きく取り上げられました。
岐阜県関市の老舗喫茶から始まったと言われる茶碗蒸しモーニングは、もともと「ゆで卵よりコストを抑えられる」「余ったらランチにも回せる」という、経営的な工夫から生まれたスタイル。タンパク質がとれて温かく、お腹にも優しいので、年配の常連さんから若い世代まで幅広く支持されています。
岐阜市内でも、茶碗蒸しを軸にした“変わり種モーニング”が名物になっています。代表格として紹介されたのが、岐阜市粟野東にある喫茶店カフェ・ド・ラサール。
ここでは、
-
コーヒー
-
だしの効いた茶碗蒸し(具は花麩とコーン)
-
ミニうどん
-
自家製豆腐ドーナツ
という、和洋入り交じったトレイが、550円からのドリンク代のみで楽しめます。
茶碗蒸しとうどん、さらに甘いドーナツという組み合わせは、一見バラバラに見えますが、朝の体をじんわり温めてくれるだしと、揚げたてドーナツの甘さのバランスがクセになると評判。実際にグルメサイトでも「岐阜モーニング名物が一度に楽しめる」と紹介されています。
番組では、マツコさんが茶碗蒸しとドーナツをそれぞれ味わった後、組み合わせても食べてみて「単体でも一緒でもおいしい」というリアクションをしていたのが印象的でした。そこからさらに、県人から「うどんとコーヒーも合いますよ」とすすめられ、うどんを口に含んだままコーヒーを飲むというチャレンジも。結果は“そこまでは合わない”というオチでしたが、その遊び心も含めて、岐阜モーニングの懐の深さが伝わるシーンでした。
背景として、岐阜は名古屋・一宮と同じく繊維産業が盛んな地域で、かつては商談や打ち合わせに喫茶店がフル活用されてきました。喫茶店の数が増えると、他店に負けないサービスをとモーニングがどんどん豪華になっていった、という歴史も指摘されています。
300円食べ放題から巨大しゃちほこまで 岐阜モーニング最前線
岐阜パートでは、茶碗蒸しだけでなく「やりすぎじゃない?」と思うほどの爆盛りモーニングも次々登場しました。
まず登場したのが、岐阜県内で“びっくり”の名を冠するびっくり食堂ナナカフェ。
ここは協賛金やボランティアで支えられている子ども食堂で、大人も利用できる地域の居場所にもなっています。朝のモーニングでは、
-
約10種類の日替わりパン
-
シリアル
が食べ放題で、料金はなんと300円。
子育て世帯や一人暮らしの学生にとっては、食費を抑えながらしっかり朝ごはんがとれる、心強い存在です。食堂が学習塾や楽器教室の機能も兼ねることで、「食べる」だけでなく「学ぶ・つながる」場所になっているのもポイント。
続いて紹介されたのが、岐阜市近郊にある匠珈琲 恵時尊 NEXT。
ここで名物となっているのが、テレビ映えも抜群の「びっくりしゃちほこモーニング」。
-
ふわふわの天然酵母パン1.5斤
-
皿からはみ出す巨大エビフライ2本
-
あんこ・ホイップクリーム・ソフトクリーム・バナナなどの甘いトッピング
が山のように盛られたワンプレートで、ドリンク代に+500円という価格設定です。
実はこの店、もともとは自動車販売店。待ち時間を快適に過ごしてもらうためのサービスとしてモーニングを充実させたところ、それ自体が人気を呼び、現在のような飲食中心の事業に育っていったそうです。モーニングを注文すると、食料品や日用品のお土産を1つ持ち帰れる仕組みもあり、物価高の今だからこそ嬉しい工夫と言えます。
さらに、県人たちの“溜まり場”として紹介されたのがカフェ待夢。
ここでは、まだ暗い時間からオーナーが仕込みを始め、早朝4時には営業開始。サウナ帰りの常連さんたちが、約10種類の日替わり「おすすめごはん」を目当てに通うのが日課になっています。メニューは200種類以上とも言われ、トッピングやボリュームを細かくカスタマイズできるため、実質的には“無限モーニング”。サウナでしっかり汗を流してから、爆盛りごはんで一日をスタートする——そんな岐阜ならではの朝時間が描かれていました。
このような店々が成立する背景には、岐阜の喫茶店が単なる飲食店ではなく、「地域コミュニティの核」として機能してきた歴史があります。統計を見ても、岐阜市の喫茶代支出は全国1位で、喫茶店が生活の一部になっていることがよく分かります。
愛知・一宮 サイコロ食パンとトースト12種が生んだモーニング大国
続いて紹介されたのは、愛知県一宮市。
ここもまた、モーニング文化を語るうえで外せないエリアです。
一宮市には約500の喫茶店がモーニングを提供しているとされ、その背景には、繊維産業で栄えた歴史があります。昭和期には、繊維関係の商談や情報交換の場として喫茶店が重宝され、朝から人が集まるようになりました。早い時期から「モーニングサービス」を始めた喫茶店「三楽」があり、ピーナッツとゆで卵だけだったサービスが、隣の食料品店からパンを仕入れられるようになってトーストセットへ発展していった、とも紹介されています。
番組で特に注目されたのが、サイコロ型食パンで有名なBAGEL&CAFE CROCE。
一宮市内の人気カフェで、開店前の朝7時から行列ができ、オープン直後にはほぼ満席になる日も多いお店です。モーニングプレートは、
-
毎朝店内で焼き上げるサイコロ生食パン
-
スープ
-
サラダやポテトサラダなどの一品
がついて、ドリンク代+110円。
サイコロ食パンは、乾燥きくらげを生地に練り込むことで保水力を高め、時間が経ってもしっとり・もっちりとした食感をキープできるのが特徴。週平均1500個も出るという人気ぶりで、埼玉県越谷市のデアゴスティーニカフェでも提供されています。
もう一軒、一宮の“トースト天国”として紹介されたのがリーフ珈琲。
こちらは地元のエースベーキングのパンを使ったモーニングが売り。12種類のトーストから1つ選べるスタイルで、バター、ジャム、シナモン、明太子など、気分やその日の予定に合わせて選べます。マツコさんはバタートーストと明太子パンを選び、注文を受けてから豆を挽き、ハンドドリップで淹れるコーヒーと一緒に楽しんでいました。
一宮では、こうした喫茶店が連携して「一宮モーニング協議会」を組織し、ワンハンドで食べられるモーニングメニューを集めたイベント「一宮モーニングマルシェ」なども開催されています。モーニングが単なる個店のサービスから、町全体のブランドへと進化している点も、番組の大きな見どころでした。
また、薬膳朝粥を出す大黒天のように、健康志向のメニューに力を入れる店も登場。トーストだけでなく、体をいたわる朝粥で一日をスタートできる選択肢があるのは、外食モーニング文化が成熟した地域ならではと言えます。
高知 おにぎり&味噌汁モーニングと県民に愛される喫茶店
三つ目の大国として取り上げられたのが、高知県。
統計データを見ると、高知県は人口1千人あたりの喫茶店数が全国1位とされており、喫茶文化が生活に深く根を下ろしていることがわかります。
番組では、「女性管理職の比率が高く共働き家庭が多い」「忙しい朝は外でモーニングを済ませる文化が広がった」という背景も紹介されました。朝から喫茶店でしっかり食べて仕事へ向かうスタイルが、ごく自然な選択肢になっているのです。
高知モーニングの定番は、東海地方とは少し違い、おにぎりと味噌汁がつくこと。代表例として紹介されたのが、高知市中心部にある喫茶店喫茶デポー。
ここでは、
-
おにぎり
-
具だくさんの味噌汁
-
厚切りトースト
-
パスタ
-
オムレツ
など、和洋の炭水化物が一皿に勢ぞろいするモーニング「高知のモーニングPart4」が880円で提供されています。手早くエネルギーをチャージできるうえ、味噌汁の温かさでホッとひと息つけるバランスのよい内容です。
さらに、高知市中央青果市場の中にある喫茶アングラーも登場。
市場で働く人たちの胃袋を支えるモーニングは650円ながら、おかずがびっしり並ぶボリューム満点の内容。朝早くから市場で働く人にとっては、ここでの一皿が“始業前の勝負メシ”になっている様子が伝わってきました。
そして、県民に長く愛されてきた喫茶店として紹介されたのが沙羅英慕。
ここでは、地元ヤマテパンの厚切りトーストと日替わり惣菜、自家製スープがセットになったモーニングが提供されます。スープには卵を丸ごと1個使い、高知県産の生姜を効かせて体を温めてくれる優しい味わい。番組でマツコさんは「親が作ったような味がする」とコメントし、特に惣菜に入っていた四方竹との出会いを「今回一番の収穫」と語っていました。
四方竹は高知県を代表する秋の味覚で、断面が四角くなるのが特徴のタケノコの一種。シャキシャキした食感とほのかな甘みがあり、煮物や炒め物、惣菜として親しまれています。こうした地元の食材とモーニングが自然につながっているところにも、高知モーニングの奥深さが見えてきます。
朝ごはんで町を支える コミュニティ拠点としての喫茶店モーニング
愛知・岐阜・高知、どの県にも共通していたのは、モーニングが「安くてお得」というだけでなく、地域コミュニティのハブになっていることでした。
岐阜のびっくり食堂ナナカフェは、子ども食堂として、世代を越えた居場所づくりに取り組んでいます。
愛知・一宮の喫茶店群は、「一宮モーニング協議会」の活動を通じて、まち全体でモーニングをブランド化し、イベントやスタンプラリーなどで来訪者を呼び込んでいます。
高知の喫茶デポーや沙羅英慕は、共働き世帯や市場で働く人たちの“家の延長線”のような存在として、温かい朝ごはんとささやかな会話の場を提供しています。
統計的に見ても、これらの地域は喫茶代の支出や喫茶店数が全国トップクラス。数字の裏側には、喫茶店が「お腹が満たされる場所」であると同時に、「人と情報が集まるサロン」「福祉や教育の拠点」という役割を担っている現実があります。
番組では、「不景気でも満足度MAX!」というキャッチコピーがついていましたが、それは単に量が多いからではなく、「この値段でこれだけの“つながり”も含めて得られるのか」という、心の満足度まで含めた評価だったように感じます。
進化がスゴい!踏切の世界と“名機”を楽しむ新しい視点
後半のテーマは、一転して踏切。
日本の踏切は現在約3万2000か所あり、事故防止の観点から新設は原則禁止。それでも、鉄道ファンや“音フェチ”の人たちの間で、踏切は今や人気の観光・撮影スポットになっています。
番組ではまず、「全国名機マップ」として個性的な踏切が紹介されました。
三重県四日市市にある太平洋1号踏切は、日本で唯一残るワイヤー式遮断器を持つ踏切。約28mもの広い道路を遮断するため、バーではなくワイヤーを垂らして通行止めにする仕組みで、見た目も動きも非常に珍しい存在です。
富山駅構内にある踏切は、遮断機がなく、赤いLEDライトと音声アナウンスだけで人の動きを止めるスタイル。路面電車が駅構内を横切る構造のため、柱や床に埋め込まれたLEDラインがライトセーバーのように光り、SNSでも「映画みたい」と話題になりました。
東京都内では、JR京浜東北線の八幡踏切が“かわいすぎる踏切”として登場。片側の遮断桿が極端に短く、もう片側で道路幅をカバーする構造になっていて、左側通行の日本ならではの工夫ではないかと解説されていました。
そして、高知県香南市には、線路がないのに踏切だけがある不思議なスポットが。これは、手結港可動橋のたもとに設置されたもので、船が通るときに橋がゆっくり持ち上がる、可動橋専用の踏切です。1日のうち通れる時間が限られており、橋の上で遮断機と海の風景が同時に見られる、珍しい光景が楽しめます。
踏切の“中身”に注目したパートでは、踏切マニアのコレクターが、リビングや庭に本物の踏切パーツを設置している様子も紹介されました。
安全性を高めるための最新パーツとしては、例えば
-
京三製作所が開発した「ウエイトレス遮断機」(重りをなくしてバネで動かすことで、雪などの負荷に強くし、メンテナンス性も高めた遮断機)
-
日本信号の「2DLS式障害物検知装置」(レーザーで踏切内を“面”として検知し、倒れている人や低い障害物もしっかり見つける装置)
-
東邦電機工業の「全方向踏切警報灯」(どの方向からでも見えるLED警報灯で、色覚多様性にも配慮したデザイン)
などが登場。2004年製の旧型警報灯と2021年の最新型をスタジオで並べて比較し、視認性や省エネ性能の違いが分かりやすく示されていました。
最後は、鉄道会社や地域によって異なる“警報音”に注目した「名演奏踏切」コーナー。
-
やわらかいテンポで環境に優しい音色を目指した西武新宿線の警報音
-
電車の接近をより強く知らせるため、途中から2倍速になる京成本線の警報音
-
住宅街への配慮から低音で優しく響く小田急線のオリジナル警報音
-
今では貴重になった鐘の音が残る、小湊鐵道・五井踏切
などが紹介され、音の違いを聞き比べる楽しさも伝えられました。
踏切は「ただ渡るだけの場所」ではなく、地域性や技術進化がぎゅっと詰まった存在。番組全体を通して、朝の喫茶店モーニングと、日常に溶け込んだ踏切という、日本ならではの風景がどれだけ奥深いかを教えてくれる回だったと思います。
朝ごはん片手に、次の旅先や撮影スポットを探したくなる——そんな余韻が残る内容でした。
【オモウマい店】【宮崎】究極の1杯!(秘)たぬきうどん!ヨッシャー気合い店主 百姓うどん・ごぼう天うどんと元医者うどん職人の天かす3度こし製法|2026年2月3日
一宮モーニングが観光として広がる理由

一宮では、昔から受け継がれてきたモーニング文化が、今では地域を代表する魅力として知られるようになっています。市内には多くの喫茶店があり、それぞれが工夫した朝ごはんを出すことで、町全体に特別な活気が生まれています。ここでは、その背景を紹介します。
モーニング文化の広がり
一宮では、朝の時間を大切にする人が多く、喫茶店のモーニングは生活の中にしっかり根づいています。トーストやゆで卵などの定番に加えて、お店ごとに特徴があり、訪れるたびに新しい楽しみ方が見つかります。この積み重ねが大きな魅力として知られるようになりました。
市がプロジェクトとして発信
一宮では、モーニング文化を町の宝として守るために、地元の商工会議所やお店が協力して活動しています。お店の紹介やイベントの開催など、モーニングを盛り上げる取り組みが続けられていて、地域の人だけでなく、遠くから訪れる人にもその魅力が伝わっています。
観光で訪れる人の増加
モーニングが人気を集めるようになってから、一宮を訪れる人も増えています。市全体の観光が活発になる中で、モーニングを目当てに訪れる人も多く、朝から町ににぎわいが生まれています。こうした動きが続くことで、モーニングが一宮の大切な魅力としてさらに広がっていきます。


コメント