記事内には広告が含まれています。

小島一幸は江戸川9代目漁師!畳10畳分の「細川流投網」を継ぐ【めざましテレビ・キラビト!】

漁師

江戸川で150年以上続く漁家の9代目・小島一幸さん

2026年10月6日放送の「めざましテレビ」キラビト!に、江戸川で伝統の投網漁を受け継ぐ漁師・小島一幸(こじま・かずゆき)さんが登場します。

小島さんが操るのは、江戸時代から150年以上受け継がれてきた「細川流」の投網。今回使う巨大な網は広げると畳10畳分にもなり、エサを使わず、スズキやクロダイなどの魚を一気に狙います。

小島さんは単に投網が得意な漁師ではありません。江戸川区今井で150年以上続く漁家の9代目で、現在は漁業や屋形船を営みながら、途絶えかけた伝統漁法を次世代へ残す活動にも取り組んでいます。

この記事でわかること

  • 小島一幸さんが江戸川で150年以上続く漁家の9代目であること
  • 小島さんが受け継ぐ「細川流投網」の特徴
  • 10歳頃から父に仕込まれた投網漁師としての歩み
  • 現在の仕事と細川流を次世代へ残す活動

小島一幸さんは150年以上続く漁家の9代目

小島一幸さんは1966年生まれ、東京都出身。江戸川区今井で150年以上漁業を続けてきた小島家の9代目です。

現在は「船宿 あみ弁」の代表取締役を務める一方、東京東部漁業協同組合の副組合長としても活動しています。旧江戸川や葛西沖を中心とした東京奥湾で漁業を続け、水生生物の調査漁業にも携わっています。

小島家の暮らしは、代々、川や東京湾と深く結びついてきました。

小島さん自身も子どもの頃から旧江戸川が身近な遊び場。クロダイやスズキ、カレイ、ハゼなどが泳ぐ水辺で育ち、漁師になるための技術も早くから父に教え込まれていきます。

10歳から漁を手伝い中学生で投網を任された

小島さんが家業を手伝い始めたのは10歳頃です。

漁そのものだけでなく、網の修理や網船での接客も担当。最初は「舵子」として船の舵を取り、中学生になる頃には実際に投網を打つようになりました。

しかも練習だけで技を覚えたわけではありません。

客を乗せた網船で実際に投網を打つという環境の中で経験を積みました。投網をきれいに広げられれば喜ばれ、失敗すれば声が飛ぶ。父から船上で合図を受けながら、漁師として必要な感覚を体で覚えていきました。

大きな網を投げる姿だけを見ると、腕力で振り回しているようにも見えます。

しかし投網で重要なのは、腕だけではありません。片足を軸にして腰と体を回転させ、網についた重りによる遠心力を利用して円形に広げます。軸足をぶらさず、投げる前に網や重りのもつれを丁寧にさばいておくことも重要です。

小島さんが巨大な網を美しい円形に広げられる背景には、何十年にもわたって積み重ねてきた経験があります。

「細川流投網」は熊本から江戸へ伝わった伝統漁法

小島さんが受け継いでいるのが「細川流投網」です。

そのルーツは熊本の細川藩にあります。江戸時代、細川藩で工夫された網打ちの技術が江戸へ伝えられ、東京湾周辺の漁師たちへ広がっていきました。

一般的な釣りのようにエサを付けて魚が食いつくのを待つのではなく、魚がいる場所へ円形の網を一気に投げ広げて捕らえる漁法です。

細川流は大きな網を操ることが特徴のひとつ。今回、小島さんが操る網は広げると畳10畳分にもなります。

水面へ向かって投げられた巨大な網が空中で円形に開き、そのまま魚を覆うように水中へ落ちていく。この一瞬の動きに、網をさばく準備、足腰の使い方、体の回転、風や水面の状態を読む経験が凝縮されています。

捕らえる対象にはスズキやクロダイなどがあり、小島さんは投網以外にも刺し網、ウナギやアナゴを狙う筒漁など、東京湾奥の環境に合わせたさまざまな漁を行っています。

東京湾の変化で消えていった「網船」の文化

細川流投網は、魚を捕るためだけの技術ではありませんでした。

かつて東京湾周辺には、客を船に乗せ、漁師が目の前で投網を打つ「網船」という船遊びがありました。

捕れたスズキやクロダイなどを船上で刺身や天ぷらにして味わう、江戸前ならではの娯楽です。華やかに網が広がる投網そのものが、客を楽しませる見せ場でもありました。

しかし高度経済成長期に入ると、東京湾沿岸では埋め立てや環境変化が進みます。

浅瀬や干潟が減り、漁場も変化。網船による船遊びも次第に姿を消していきました。その後、船宿の仕事は現在の屋形船へと移り変わっていきます。

一方で、網船がなくなれば、投網を打つ機会も減ります。

長い歴史を持つ技術そのものが途絶える危機に直面したことから、江戸川区の船宿関係者らが保存活動を始めました。

小島一幸さんは「細川流江戸投網保存会」で技を次世代へ

現在、小島さんは伝統を残す側でも重要な役割を担っています。

細川流江戸投網保存会では、小島一幸さんが広報・事務局を担当。保存会では代々受け継いできた投網を未来へ残すため、練習や技術の継承に取り組んでいます。

小島さんは、自分が網を打ち続けるだけでなく、若い世代へ技を教える活動にも力を入れてきました。

さらに漁船と漁の技術を生かし、水生生物の種類や数、稚魚の状況などを調べる調査漁業にも従事。東京湾の自然環境を見守る役割も担っています。

2026年現在、小島さんの息子も家業に入り、屋形船の運転や接客、調理、水生生物の調査などに携わっています。

小島家で150年以上続いてきた水辺の仕事は、小島一幸さんの代で終わるのではなく、その先へつながり始めています。

実用情報

  • 名前:小島一幸(こじま・かずゆき)
  • 生年:1966年
  • 拠点:東京都江戸川区
  • 小島家:150年以上続く漁家の9代目
  • 仕事:漁師、船頭、船宿「あみ弁」代表取締役
  • 所属:東京東部漁業協同組合 副組合長
  • 伝統漁法:細川流投網
  • 保存活動:細川流江戸投網保存会 広報・事務局
  • 船宿「あみ弁」:東京都江戸川区江戸川4-20-8
  • あみ弁では旧江戸川などを舞台とした投網パフォーマンス屋形船も案内されています。

まとめ

小島一幸さんは、江戸川で150年以上続く漁家を受け継ぐ9代目の漁師です。

10歳頃から父の仕事を手伝い、中学生になる頃には船上で投網を打つ経験を積んできました。現在も東京湾奥で漁を続けながら、船宿「あみ弁」を営み、細川流江戸投網保存会の活動を通じて伝統漁法の継承にも取り組んでいます。

畳10畳分にも広がる巨大な網を一瞬で円形に開く技術は、派手な力技ではなく、足腰、遠心力、網のさばき、船上でのバランス、そして長年の経験が組み合わさったものです。

2026年10月6日の「めざましテレビ」キラビト!で注目したいのは、その巨大な網だけではありません。

江戸時代から続いてきた東京の水辺文化を、自分の代で途切れさせず次へ渡そうとしている小島一幸さんの姿そのものです。

参考リンク

・小島一幸さん|みなてらす PRESS 江戸川版
・細川流江戸投網保存会|江戸屋形船組合
・船宿 あみ弁|投網パフォーマンス屋形船

コメント

タイトルとURLをコピーしました