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大内聖惺の動物アートは下書きなし!福島県知事賞から本宮初の本格展へ【no art, no life】

アーティスト・職人

大内聖惺は動物を描き続ける福島・本宮の若手アーティスト

2026年10月7日放送のNHK Eテレ「no art, no life」に登場するのが、福島県本宮市出身・在住のアーティスト、大内聖惺(おおうち・まさと)さんです。

2007年生まれ。幼いころから動物や昆虫を好み、カラフルなマーカーペンによる絵だけでなく、切り絵や粘土作品まで幅広く制作してきました。

特徴的なのは、下書きをせずに線を伸ばし、画面いっぱいに生き物を描いていく制作スタイルです。小学4年生のころから福島県障がい者芸術作品展で評価され、2021年には福島県知事賞を受賞。2026年には地元・本宮市で本格的な作品発表にも進みました。

この記事でわかること

  • 大内聖惺さんのプロフィールとこれまでの活動
  • 下書きをしない動物アートの特徴
  • 福島県知事賞など主な受賞歴
  • 2024年、2026年へと広がった作品発表の歩み

大内聖惺の作品は下書きをせず動物を描いていく

大内聖惺さんの作品でまず目を引くのが、動物たちの生命力です。

大内さんは幼少期から絵を描くことが好きで、特に動物をモチーフにした作品を数多く制作してきました。

平面作品では色とりどりのマーカーペンを使い、下書きをせずに描いていくのが特徴です。あらかじめ完成形を細かく決めてから描くのではなく、線や形が画面の中で次々と広がっていきます。

題材は動物だけに限りません。

昆虫を描くこともあり、平面作品のほか、切り絵や粘土による立体的な表現にも取り組んできました。

自宅のリビングでは粘土を使ってレリーフ状の作品を制作するなど、日常生活と制作が密接につながっています。作品を特別な日にだけ作るのではなく、日々制作を続けていることも大内さんの大きな特徴です。

小学4年生で「きになる⇆ひょうげん2017」に入選

大内さんが作品発表の場へ出る大きなきっかけとなったのが、福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん」です。

本宮市によるプロフィールでは、小学4年生だった2017年、第1回「きになる⇆ひょうげん2017」に入選しています。

そこから継続して作品を発表し、複数の賞を受けるようになりました。

主な受賞歴として確認できるのは、

  • 2018年:「きになる⇆ひょうげん2018」オーディエンス賞
  • 2021年:「きになる⇆ひょうげん2021」福島県知事賞
  • 2023年:「きになる⇆ひょうげん2023」オーディエンス賞

です。

審査員による賞だけでなく、来場者などの投票によるオーディエンス賞を複数回受賞しているところも印象的です。

技術的な完成度だけではなく、色や形、生き物の動きそのものが見る人の目を引く作品であることが分かります。

2024年「きになる→そのさき」で5人の作家の1人に

大内さんの活動がさらに広がったのが2024年です。

福島県猪苗代町の「はじまりの美術館」で開催された企画展「きになる→そのさき」に、5人の出展作家の1人として参加しました。

展覧会は、福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん」を通して出会った作家たちに改めて焦点を当て、その表現がどのように続いているのかを紹介する企画でした。

大内さんは《切り絵の動物大集合!!》などを出展しています。

さらに2024年3月2日には、はじまりの美術館で公開制作も実施されました。

完成した作品だけを見るのではなく、大内さんの手から作品が生まれていく過程そのものを来場者が見られる機会です。

作品だけでなく「どのように作るのか」にも注目が集まる作家へと活動が広がっていきました。

粘土作品がほとんど残っていないことも大内聖惺の表現を象徴する

「no art, no life」で焦点となるのが、大内さんの粘土作品です。

動物や昆虫を立体的に表現し、今にも動き始めそうな形を生み出していく一方、過去の粘土作品はほとんど残されていません。

番組では、この「作品が残っていない」という事実と、大内さん自身の創作へのこだわりに迫ります。

ここは大内さんの作品を見るうえで非常に興味深い部分です。

美術作品というと、完成したものを保存し、展示し、残していくイメージがあります。

しかし大内さんの場合、完成品だけが表現なのではなく、粘土に触れ、形を生み出していく時間そのものが創作の重要な一部になっています。

保存された作品だけを追うのでは、大内さんの表現全体は捉えきれません。

2026年には地元・本宮市で初の本格的な作品発表へ

2026年3月には、本宮市ふれあい美術館で「本宮のゆかり展―本宮でひらく、3人それぞれの物語―」が開催されました。

参加したのは、大内聖惺さん、國分一力さん、石川優華さんの本宮市ゆかりの若手作家3人です。

本宮市によると、3人にとって本宮で本格的に作品を発表するのは、この展覧会が初めてでした。

大内さんの作品として紹介されたのが、

  • 《どうぶつだいしゅうごう》
  • 《アフリカンワンダーランド》

です。

さらに3月21日には、大内さんによる公開制作も行われました。

子どものころから家で描き続けてきた動物たちが、障がい者芸術作品展、猪苗代町の美術館、そして自分が暮らす本宮市の美術館へと発表の場を広げてきたことになります。

2017年の最初の入選から約9年。

「好きな動物を描く」という一貫した制作が、地域の若手作家として紹介される活動につながっています。

大内聖惺のプロフィールと活動歴

大内聖惺さんについて確認できる基本情報は次の通りです。

  • 名前:大内聖惺
  • 読み方:おおうち まさと
  • 生年:2007年
  • 出身地:福島県本宮市
  • 居住地:福島県本宮市
  • 主なモチーフ:動物、昆虫
  • 主な表現:マーカーペン、切り絵、粘土など
  • 特徴:下書きをせず、色とりどりのマーカーで描く
  • 2017年:「きになる⇆ひょうげん2017」入選
  • 2018年:同展オーディエンス賞
  • 2021年:同展福島県知事賞
  • 2023年:同展オーディエンス賞
  • 2024年:はじまりの美術館「きになる→そのさき」出展
  • 2026年:本宮市ふれあい美術館「本宮のゆかり展」出展

まとめ

大内聖惺さんは、福島県本宮市で動物や昆虫を描き続けてきた若手アーティストです。

色とりどりのマーカーペンを使い、下書きをせずに伸びやかに描く作品が特徴。絵だけではなく、切り絵や粘土にも表現を広げてきました。

小学4年生で「きになる⇆ひょうげん2017」に入選したことから作品発表が始まり、2021年には福島県知事賞を受賞。2024年には、はじまりの美術館の企画展、2026年には地元・本宮市での本格的な展覧会へと活動の場を広げています。

一方で、数多く制作してきた粘土作品はほとんど残っていません。

完成した作品だけでなく、「作り続けること」そのものまで含めて見ることで、大内聖惺さんならではの表現の面白さが見えてきます。

参考リンク

・本宮市「本宮のゆかり展―本宮でひらく、3人それぞれの物語―」

・はじまりの美術館「大内聖惺 公開制作」

・はじまりの美術館「きになる→そのさき」

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