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富松恒臣は日本人唯一のピエモンテ州公認白トリュフハンター!2001年渡伊からアルバへ|プラチナファミリー

人物

イタリアの森で白トリュフを探す日本人・富松恒臣

2026年10月6日放送のテレビ朝日系『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』では、小泉孝太郎さんがイタリアで「日本人唯一のトリュフハンター」と山へ入り、本場のトリュフ探しを体験します。番組に登場するのが、ピエモンテ州アルバを拠点に活動する富松恒臣(とみまつ・つねお)さんです。

富松さんは料理人としてではなく、レストランのサービスやソムリエの仕事を経てトリュフの世界へ進んだ人物。現在は自ら森へ入り、白トリュフを探すだけでなく、質を見極め、日本の一流レストランへ届けるトリュフ商としても活動しています。

この記事でわかること

・富松恒臣さんが日本人唯一の公認白トリュフハンターになった経緯
・2001年のイタリア移住からトリュフの世界へ進んだ転機
・犬と山へ入り白トリュフを探す仕事の仕組み
・2026年に富松さんの白トリュフを日本で味わえる機会

富松恒臣は日本人唯一のピエモンテ州公認トリュフハンター

公式動画:I1Company「石川秀樹 × 富松恒臣 × 関俊仁 白馬特別イベント」

富松恒臣さんは、イタリア・ピエモンテ州の公的な資格を持ってトリュフを探す「トリュフハンター」です。

2026年1月に開催された富松さんのイベント案内でも、「ピエモンテ州政府公認トリュフハンター」であり、その資格を持つ日本人は富松さんだけと紹介されています。

ピエモンテ州でトリュフ探しをするには、単に山へ入って犬に探させればよいわけではありません。

州の制度では、

・トリュフの種類
・生態
・共生する樹木
・採取方法
・販売に関する法律

などを理解したうえで試験に合格し、資格証を取得する必要があります。

さらに実際に採取するには毎年の州税を支払わなければなりません。2026年現在の年間税額は160ユーロです。

つまり「トリュフハンター」は愛称ではなく、現地の制度に基づいて認められた仕事なのです。

1976年広島生まれ、2001年にイタリアへ

富松さんは1976年、広島県生まれ。

京都のリストランテで働いた後、2001年にイタリアへ渡りました。目的の1つは、イタリアでソムリエとして学ぶことでした。

移住後はピエモンテ州の星付きレストランなどで、サービスマンやソムリエとして経験を積みます。

現在の富松さんを見ると「最初からトリュフの専門家だった」と感じますが、出発点はレストランの現場でした。

料理そのものを作るのではなく、ワインを選び、料理を客へ届け、食文化全体を学んでいく。

その中で出会ったのが、ピエモンテを象徴する食材の1つ「白トリュフ」でした。

白トリュフとの出会いが人生を変えた

ピエモンテ州は、世界でも特に白トリュフで知られる土地です。

中でもアルバは毎年「アルバ白トリュフ国際見本市」が開催される中心地。2026年も10月10日から12月6日までの土日に「Alba White Truffle World Market」が開催され、品質委員会によるチェックを受けた白トリュフが販売されます。

レストランの世界で働いていた富松さんも、この土地で白トリュフの魅力へ深く入っていきました。

その後、トリュフについて学び、現地のハンターから目利きや採取について教わります。

白トリュフに関する専門知識だけではなく、

「どんな森にあるのか」
「どの木と共生するのか」
「香りや状態をどう見極めるのか」

という現場の知識を積み重ねていきました。

そして公認トリュフハンターの資格を取得します。

2015年「アルバのトリュフとワインの騎士」に

富松さんには、もう1つ大きな肩書があります。

2015年、「アルバのトリュフとワインの騎士」の称号を受章しました。

日本人として初めてこの称号を得た人物です。

富松さんはソムリエとしてワインの知識を深める一方、トリュフの魅力や正しい情報を広め、日本へ高品質な白トリュフを届ける活動を続けてきました。

白トリュフを「採る人」であるだけではありません。

探す
↓
見極める
↓
選ぶ
↓
日本へ送る
↓
料理人へ届ける

という、森からレストランまでをつなぐ仕事をしています。

トリュフ探しでは犬と一緒に森へ入る

トリュフは地上に実るキノコではありません。

地中に形成されるため、人間が地面を眺めても簡単には見つけられません。

そこで欠かせないのが、トリュフの香りを探し出せるよう訓練された犬です。

ピエモンテ州も、トリュフ探しをする人について「訓練された犬」を使って探すことを紹介しています。犬が香りを察知して場所を示し、ハンターが専用の道具を使って土を掘ります。

ただし、一度見つけた場所をむやみに掘り荒らすことはできません。

トリュフが生まれる森林環境を守りながら、採取後には土を戻し、次のシーズンにつなげていく必要があります。

経験が重要なのは、トリュフそのものだけではありません。

木、土、雨量、気温、地形。

富松さんはこうした条件によってトリュフの香りや品質が変化すると説明しています。

白トリュフを探せるのは10月1日から1月31日

白トリュフには採取できる時期も決められています。

ピエモンテ州の現在の採取カレンダーでは、高級白トリュフ「Tuber magnatum Picco」の採取期間は、

・10月1日~1月31日

です。

そのため10月6日の『プラチナファミリー』は、まさに白トリュフのシーズンが始まる時期の放送です。

白トリュフは一年中、森から採れるものではありません。

秋が深まる時期から冬へ向けて山へ入り、その年の気候や雨量、森の状態を読みながら探していきます。

しかも、見つかれば終わりではありません。

白トリュフは鮮度が非常に重要です。

富松さんは良質で新鮮な白トリュフについて、強烈な香りだけではなく、甘みやシャキッとした食感も魅力だと語っています。

日本へできるだけ早く届けることも富松恒臣の仕事

富松さんが力を入れてきたのが、採れた白トリュフをできるだけ新鮮な状態で日本へ届けることです。

白トリュフは時間がたつほど香りが失われていくため、高品質なものを確保しても、輸送に時間がかかれば価値が下がってしまいます。

そのため富松さんは自らトリュフを厳選し、鮮度を保ったまま日本へ輸送する仕組みを築いてきました。

現在では、日本の著名な料理人やレストランとのコラボレーションも行っています。

2025年11月には「神楽坂 石かわ」の石川秀樹さんらと白馬で特別イベントを開催。富松さんが扱うトリュフを、日本料理とイタリアの食文化を組み合わせた料理として提供しました。

2026年は銀座FAROでも富松恒臣の白トリュフを提供

富松さんの白トリュフは、2026年秋に日本でも味わうことができます。

東京・銀座のイノベーティブイタリアン「FARO」では、2026年11月3日から12月18日まで白トリュフを主役にした特別コースを提供。

使用するのは、富松さんが厳選したピエモンテの白トリュフです。

また長野県白馬村のKANOLLY Resorts HAKUBAでは、2026年10月31日と11月1日の2日間、「PELLEGRINO」の高橋隼人シェフと富松さんによる特別イベントが開催されます。

・開催日:2026年10月31日、11月1日
・会場:KANOLLY Resorts HAKUBA
・料金:1人330,000円
・各日限定開催

富松さんが厳選する白トリュフを中心にした特別なコースです。

普段はイタリアの森にいるトリュフハンターですが、採取した食材は日本の料理人の手を通じて食卓へ届いています。

「アルバ産白トリュフ」という言葉にも注意が必要

富松さんが伝えている重要なことの1つに、「アルバの白トリュフ」と「アルバ産白トリュフ」は同じ意味ではないという点があります。

アルバは白トリュフの世界的な取引や文化の中心地ですが、すべてがアルバ市内で採れるわけではありません。

実際にはピエモンテの広い森林地域で採取された白トリュフがアルバに集まります。

2026年のアルバ白トリュフ世界市場でも、ピエモンテの森で採れた白トリュフが集まり、品質チェックを受けたうえで販売されます。

「どこで採れたか」まで理解して扱うことも、富松さんが目利きとして大切にしている部分です。

富松恒臣のプロフィール

・名前:富松恒臣(とみまつ・つねお)
・生年:1976年
・出身:広島県
・2001年:イタリアへ渡る
・拠点:イタリア・ピエモンテ州アルバ
・経歴:レストランサービス、ソムリエを経てトリュフの世界へ
・資格:ピエモンテ州公認トリュフハンター
・称号:アルバのトリュフとワインの騎士
・主な活動:白トリュフの採取、目利き、輸出、レストランとのコラボレーション

現在もアルバを拠点に、トリュフハンターとトリュフ商の両方の立場からピエモンテの食文化を日本へ伝えています。

まとめ

富松恒臣さんは、2001年にイタリアへ渡り、レストランやソムリエの仕事を通じてピエモンテの食文化へ深く入っていきました。

そこから白トリュフの魅力に惹かれ、現地で知識と経験を積み、日本人唯一のピエモンテ州公認トリュフハンターへ。

さらに2015年には日本人として初めて「アルバのトリュフとワインの騎士」の称号を受けています。

現在の仕事は、犬と山へ入ってトリュフを探すだけではありません。

森で見つけた白トリュフを目利きし、新鮮な状態で日本へ送り、一流の料理人へつなぐところまでを担っています。

2026年10月6日の『プラチナファミリー』で小泉孝太郎さんが体験するトリュフ探し。その案内役の背景には、25年にわたりイタリアで積み重ねてきた富松恒臣さんの仕事と、白トリュフの文化そのものがあります。

参考リンク

・テレビ朝日「プラチナファミリー」
・テレビ朝日「10月6日 プラチナファミリー3時間SP」関連情報
・ピエモンテ州「トリュフ採取制度・採取期間」

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