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テレ東【ガイアの夜明け】感謝されるニッポンの貢献とは 海外協力隊60周年とラオス稲作の58年の軌跡 大西規夫の再訪が語るJICAの力|2025年12月12日

『感謝されるニッポンの貢献とは』

日本が世界の地域でどのように寄り添い、誰とともに未来をつくってきたのか。そんな長い歴史の一端を見つめられるのが、日本の海外協力隊です。今回の『ガイアの夜明け』では、60年という節目を迎えた協力隊の歩みと、その“人”に焦点を当てます。両陛下が出席した記念式典や、創設期にラオスへ渡った大西規夫氏の再訪、今まさに世界で活動する隊員の姿など、国際協力の広がりを多角的に知ることができます。放送前の段階でも、日本が続けてきた取り組みの重さや温度が十分伝わる内容になっています。

60年の節目が映し出す「続ける力」

海外協力隊は、1965年に誕生した日本独自の国際協力の仕組みです。スタートした当初は、設備も情報も十分ではなく、海外へ出ること自体が簡単でない時代でした。その中でも、日本の若者たちは世界とつながり、技術や経験を共有し、共に問題に向き合うために派遣されてきました。
60周年という節目は、この仕組みがいかに息長く続いてきたかを象徴しています。今では、派遣国はアジア、アフリカ、中南米、中東など広範囲に及び、活動分野も農業、教育、医療、地域づくり、スポーツなどさまざまです。
「知識を届ける」のではなく「現地の人と共に歩く」姿勢を貫いてきたからこそ、60年にわたり多くの人々が協力隊を支えてきたと言えます。

両陛下が見守った記念式典の力強い空気

2025年11月に行われた記念式典には、天皇皇后両陛下が出席されました。式典の場にいるだけで、その歴史の重みが伝わるような雰囲気だったと伝えられています。
テーマである『世界と日本を変える力』は、協力隊の活動を一言で表したような言葉です。式典のプログラムでは、これまで関わった多くの国々を象徴する民族衣装や、現場で支え続けたOB・OGの姿も紹介され、国を越えたつながりの広がりを感じられる内容になっていました。
隊歌の斉唱が響いたとき、60年分の積み重ねがひとつの音になったような印象を持つ人も多かったはずです。

数字以上の意味を持つ派遣実績

協力隊は1965年の第1回派遣で、ラオス・カンボジア・マレーシア・フィリピン・ケニアの5か国へ29人を送りました。まだ海外経験者が少なかった時代、文化の違いや言葉の壁を乗り越えるのは容易ではありませんでしたが、それでも現地の人々と協力して活動を進めてきました。
その後、派遣国は拡大し、これまでに延べ約5万8000人99か国以上で活動しています。
数字だけを見ると壮大ですが、その一人ひとりに現地での出会いや、苦労、喜びがあり、積み上がった経験が今の協力隊の形をつくっています。特に農業や教育の分野では、現地の産業や暮らしを支える基礎として、協力隊の活動が長く影響を与え続けている地域も少なくありません。

ラオスに渡った創設期の5人が残したもの

第1回派遣の国のひとつがラオスでした。当時のラオスは稲作が生活を支える大切な産業でありながら、安定した生産が難しい地域も多く、農業の改善が大きな課題でした。その現場に飛び込んだのが創設期の5人の隊員たちです。
その中に、日本式の稲作技術を伝えた大西規夫氏がいました。彼が行ったのは、田植えや苗づくりといった基本的な作業の技術指導だけでなく、農作業のリズムや段取りを一緒に作り上げることでした。泥の中に入って作業し、失敗を重ねながら現地の農家と試行錯誤した経験は、単なる技術協力ではなく、人をつなぐ活動そのものでした。
そうした積み重ねが、現地の稲作改善の土台になったとされ、番組の中でもその歩みが紹介されています。

58年ぶりの再訪が語りかける“奇跡”

今回の放送では、大西氏が58年ぶりにラオスを訪れる姿が描かれる予定です。自分が携わった技術や考え方が、その後どう残ってきたのか。現地の農家がどのように受け継ぎ、どんな変化が生まれたのか。それを目にする瞬間は、大西氏にとってだけでなく、日本の協力隊の歴史を象徴する時間でもあります。
番組概要では「奇跡」と表現されていますが、放送前の今はまだその中身は明らかになっていません。ただ、長い年月を経て再び現地を訪れるという事実自体に、協力隊が続けてきた活動の価値がにじんでいます。

各国で今も挑戦が続く協力隊員たち

現在の海外協力隊は、若い世代だけでなく幅広い年代の人が参加しています。農業の技術を伝えたり、医療や看護の基礎を築いたり、スポーツや観光を通じて地域の力を伸ばしたりと、活動内容は多岐にわたります。
彼らに共通するのは、現地の人と生活を共にし、その地域の課題を一緒に考えていく姿勢です。現場をよく知るからこそできる支援があり、小さな変化でも、それが地域にとっては大きな一歩になることもあります。帰国後もその経験を活かし、国内外で活躍する人が多いことも特徴で、協力隊の活動が社会に循環していることを示しています。

まとめ

『ガイアの夜明け(2025年12月12日放送)』では、日本の海外協力隊が歩んできた60年の歴史を丁寧にたどりながら、創設期から今まで一貫して受け継がれてきた“人に寄り添う姿勢”に光を当てています。ラオスでの長い年月を経た再会や、現場で奮闘する隊員たちの現在の姿から、日本の国際協力が持つ意味を深く感じられる回です。
放送前のため具体的な内容はまだ分かりませんが、番組を見たあとに改めて書き直すことで、さらに深く掘り下げた記事に仕上げられます。

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