東京の島へつながる竹芝の物語
東京湾を見渡す竹芝は、都会のすぐそばにありながら、11の有人島へと続く“海の入り口”として特別な存在です。客船ターミナルの中にあるアンテナショップ東京愛らんどには、島々の個性を映す名産品がずらりと並び、一歩足を踏み入れるだけで小さな旅が始まります。
このページでは『東京GOOD!TREASUREMAP(2026年2月3日)』の内容を分かりやすくまとめています。
竹芝は東京の島への玄関口
東京湾に面した竹芝は、都心からわずか数分でアクセスできるのに、伊豆諸島・小笠原諸島へつながる「海の玄関口」としての顔を持っています。
竹芝客船ターミナルからは東海汽船などの船が発着し、大島・新島・神津島・八丈島、さらには24時間以上かけて向かう小笠原諸島まで、数々の航路が伸びています。
再開発によって周辺にはオフィスビルやホテル、レストランが立ち並び、デッキや海上公園を散歩しながら東京湾の夜景やレインボーブリッジを眺められるエリアとしても人気です。海の風を感じながら歩いていると、「この先に島々が待っている」という高揚感が自然と湧き上がってきます。
そんな竹芝のターミナル内にあるのが、今回の主役であるアンテナショップ東京愛らんどです。ここを一歩くぐるだけで、東京にいながら離島の空気を感じられる、まさに島旅のスタート地点になっています。
アンテナショップ東京愛らんどとは?
東京愛らんどは、伊豆諸島・小笠原諸島11の有人島の特産品と情報が集まる公式アンテナショップです。運営しているのは公益財団法人 東京都島しょ振興公社で、島々の「ヒト・モノ・コト」を都市部の人々につなぐハブ拠点として機能しています。
店内の棚には、各島の焼酎やビール、くさやや海産物、明日葉や島レモンを使った加工品、お菓子、スキンケア用品まで、島ならではの商品がぎっしり並んでいます。ナビサイト「東京愛らんど」やECサイトとも連動しており、店頭で実物を手に取りながら、あとでネット通販で買い足すといった楽しみ方もできます。
スタッフは、商品説明だけでなく「この島はどんなところ?」「初めて行くならどの季節がいい?」といった旅行相談にも乗ってくれます。観光パンフレットや地図、最新のイベント情報も充実しているので、ここだけで“ミニ観光案内所”と“物産展”の両方を兼ね備えていると言っても過言ではありません。
番組では、山之内すずさんが実際に店内を巡りながら、商品を手に取ってリアクションし、ナレーターの小尾元政さんの声に導かれつつ、島ごとの個性をテンポ良く紹介していきます。短い放送時間の中で、「こんなに多彩な東京の島の世界があるのか」と驚かされる構成になっていました。
青ヶ島の名品ひんぎゃの塩が生まれる火山の力
店内でひときわ存在感を放っていたのが、青ヶ島の自然塩ひんぎゃの塩です。
青ヶ島は伊豆諸島の最南端、二重カルデラを持つ火山島で、島のあちこちから地熱蒸気が噴き出しています。この噴気孔を島の言葉で「ひんぎゃ」と呼び、その熱を利用して作られるのがひんぎゃの塩です。
製造方法はとてもユニークです。黒潮本流の海水を汲み上げ、ひんぎゃの地熱でじっくりと温めながら濃縮し、約60度という低めの温度でゆっくり結晶化させます。結晶化にはおよそ2週間以上、その後の乾燥にも数日をかけるため、ひと釜ごとに手間と時間がかかった貴重な塩です。
その味わいは、ただしょっぱいだけではありません。海水中のミネラル成分、とくにマグネシウムやカルシウムが豊富で、まろやかな塩味の中にうま味と甘みがしっかり残ります。シンプルに茹で野菜やゆで卵、焼き魚にパラリとかけるだけで、素材の風味がぐっと引き立ちます。
番組では、ひんぎゃの塩を前に山之内さんが「東京の塩とは思えないスケール感」といった雰囲気で驚きを見せ、青ヶ島の火山のエネルギーと、島の人たちの手仕事が詰まった“唯一無二の塩”として印象的に紹介されていました。
神津島のごちそう赤イカ入塩辛と島唐辛子のキレ
もうひとつ番組で紹介されたのが、神津島の赤イカ入塩辛です。
この塩辛には、神津島周辺で水揚げされる高級イカ「赤イカ(ケンサキイカ)」と、塩辛づくりに定番のスルメイカが絶妙なバランスで使われています。身が厚く甘みの強い赤イカと、濃厚なワタのうま味を持つスルメイカをブレンドすることで、コクと食感の両方を楽しめる贅沢な一品になっているのが特徴です。
さらにこの赤イカ入塩辛を個性的にしているのが、神津島産の島唐辛子と、伊豆大島の天然塩、そしてプチプチとした食感のとびっこ(トビウオの卵)。島唐辛子のシャープな辛味と海の香り、赤イカの甘みが重なりあい、ひと口で「島の海」を感じるような深い味わいに仕上がっています。
ご飯のお供としてはもちろん、日本酒や焼酎のアテにもぴったりで、東京愛らんどの売上ランキングでも常連の人気商品です。実際、公式サイトのランキングでは「赤イカ入塩辛(中辛)」が上位に入り、リピーターの多さがうかがえます。
番組では、山之内さんが一口味わって「これは危ない、ご飯が止まらないやつ」といったテンションでリアクションする様子が目に浮かぶように紹介されており、“東京から一番近い本格島グルメ”として強烈なインパクトを残していました。
利島の森が育てる高品質の椿油
三つ目の主役は、伊豆諸島の小さな島・利島の椿油です。
利島は面積こそ小さいものの、島の約8割がヤブツバキの人工林に覆われており、その本数はおよそ20万本とも言われる「ツバキの島」。江戸時代には年貢として椿油を納めていた歴史もあり、今も島の暮らしと産業の中心にはツバキがあります。
利島産の椿油は、国産のヤブツバキ種子を100%使い、丁寧に搾油したオイル。オレイン酸を多く含み、髪や肌になじみやすいのが特徴で、髪のダメージケアや頭皮マッサージ、スキンケア、ボディケアまで幅広く使える万能オイルとして注目されています。
テクスチャーはとろりとなめらかで、少量でも伸びが良く、ナッツのようなほんのりとした香りが心地よく残ります。食用グレードのものは、サラダやカルパッチョに数滴たらすと、まろやかなコクとツヤを与えてくれます。
番組では、椿油のボトルが並ぶ棚と、利島のツバキ林の映像がリンクするような構成で、「一本のオイルの向こう側に島の風景と人の暮らしがある」ことを印象的に伝えていました。
東京の島々の情報拠点としての楽しみ方
東京愛らんどの魅力は、特産品を“買う”だけで終わらないところにあります。
店内には、伊豆大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、父島、母島――11の有人島それぞれのパンフレットや観光情報が揃っており、島ごとの文化や祭り、トレッキングコース、ダイビングスポットなどの最新情報に触れられます。
「まだ島に行ったことがない」という人なら、まずはひんぎゃの塩や赤イカ入塩辛、椿油といった代表的な商品を手に取ってみるのがおすすめです。その味や香り、質感から、それぞれの島の気候や風土、人の仕事ぶりが自然と想像でき、「次の連休はこの島に行ってみようかな」と旅心がかき立てられます。
逆に、すでに島へ行ったことのある人にとっては、旅の思い出を追体験できる場所でもあります。かつて訪れた島の焼酎やお菓子、海産物を見つけると、「あの時の夕日」「あの港町の匂い」といった記憶がよみがえり、日常の中でふと島時間を取り戻すことができます。
東京GOOD!TREASURE MAPの今回の回は、「東京の島への玄関口・竹芝」と「東京愛らんど」を通じて、東京にいながら離島の豊かな恵みとストーリーに触れられることを、ぎゅっと5分に凝縮して伝える内容になっていました。
竹芝を訪れる機会があれば、船に乗る人も乗らない人も、一度はこのアンテナショップの扉を開けて、東京の島々の深い世界をのぞいてみたくなります。
放送内容についての注意とまとめ
番組で紹介される内容は制作時点の情報で構成されており、実際の店舗状況や商品の取り扱いが変わる場合があります。あらかじめご了承ください。
竹芝とアンテナショップ東京愛らんどは、東京の島々を身近に感じられる場所として、多くの魅力を伝えてくれます。青ヶ島のひんぎゃの塩、神津島の赤イカ入塩辛、利島の椿油など、島の恵みが一度に味わえる特別な空間です。これらの名品を通じて、島ごとの自然や文化の豊かさがより鮮明に感じられます。


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