願いが動き出す瞬間を追いかける物語
このページでは『ウワサの神社でナニ願う?(2026年2月1日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
全国の神社で人々がそっと託した思いが、時に意外な形で動き出していく。
福島の小さなスナックくみこに起きたにぎわい、家族との縁を断ち新しい道を歩き始めた人たち、そして天気を味方に変えた気象神社の祈り――。
思わず胸が熱くなるような願いの行方が、ひとつひとつ丁寧に描かれた放送回です。
神田明神と福島のスナックくみこ、繁盛祈願のゆくえ
全国の願い人を追いかけた番組ウワサの神社でナニ願う?のトップバッターは、東京・千代田区外神田にある商売繁盛の名所神田明神と、福島県田村市の小さな店スナックくみこでした。
神田明神は、江戸総鎮守として古くから商売繁盛・事業発展のご利益で知られ、現在は秋葉原や大手町エリアの企業、IT関連会社からも厚い信仰を集める神社です。
番組では、ここに参拝に来ていた人たちのリアルな願い事が次々と紹介されました。新入社員の成長を願う税理士事務所の代表、仕事のオファーが増えるよう祈ったアーティスト、商品が売れるよう祈願するテレビ通販の実演販売士など、どの願いも「仕事」と真剣に向き合うものばかりでした。
その中でも強く印象に残るのが、福島県田村市でスナックくみこを切り盛りする吉田さん。東北地方では熊の出没による風評もあって、飲食店の売り上げが落ち込んでいる地域もあり、田村市もその一つとして紹介されました。吉田さんは「忘年会シーズンでお客様が戻ってきますように」と神田明神にしっかりと手を合わせていました。
スナックくみこは、時間無制限飲み放題3000円、料理は無料でふるまうという、地方スナックならではの温かいスタイルが魅力のお店。勝負の日に設定したのは忘年会最盛期の12月19日。目標は15人の来客でしたが、結果は21人が来店し、別料金のカラオケやボトルキープも入り、売上は7万2000円と目標を大きく超える結果になりました。
「お客さんが笑って飲んでくれれば、それが一番のご褒美」と語るような雰囲気の中で、神田明神での願いがちゃんと“商売の数字”として形になったエピソードは、視聴者にも強い説得力を持って伝わってきます。地方の小さなスナックと東京の大きな神社が一本の線でつながる瞬間を丁寧に見せたパートでした。
門田稲荷神社の縁切り祈願と、重い家族の物語
続いて番組が向かったのは、栃木県足利市にある門田稲荷神社。ここは下野國一社八幡宮の境内にあるお社で、日本三大縁切稲荷の一つともされ、病気や悪習慣、人間関係などあらゆる「悪縁」を断ち切りたい人たちが全国から訪れる、強力な縁切りスポットです。
門田稲荷神社の特徴的な祈願方法が、柄杓に穴を開けて水を流す儀式。穴から水がスッと抜けていくように、悪縁や悪運が流れ去ることを願うというもので、社務所で授与される専用の柄杓には、参拝者がそれぞれの思いを書き込みます。番組で映された中には、父親からの虐待や、パワハラの後遺症、家族からの裏切りなど、重く深い事情を抱えた人たちの言葉が並んでいました。
中でも強烈だったのが、「自分に死亡保険金をかけていた父」と縁を切りたいと語った男性。幼いころから虐待を受け、父は祖母を装ってニセの遺言書まで作成していたという壮絶な背景が紹介されました。柄杓には感情の爆発のような強い言葉が書かれており、見ている側も胸が締めつけられる内容でした。
番組は、その男性の「その後」を丁寧に追跡します。取材から2か月後、男性はまだ実家で暮らしながら求職活動と家探しを続けていました。父との縁は完全には切れていないものの、「外に出て自立した生活を始めたい」という意志を持ち続けている様子が伝えられます。
同じ門田稲荷神社では、パワハラの後遺症から抜け出したい男性や、子どもを傷つける親との関係を断ち切りたいと願う人など、さまざまな縁切りエピソードも紹介されました。
また、亡くなった元夫の親族と縁を切りたいと願った女性のケースでは、その後、弁護士を通じて元姑に「連絡をやめてほしい」と正式に伝え、連絡が途絶えたことが報告されます。女性は、ずっとそばで支えてくれた男性と入籍し、新たな人生を歩み始めていました。
重い過去を抱えた人たちが、門田稲荷神社という場をきっかけに一歩前に進もうとする姿が、静かで力強いトーンで描かれていたパートです。
聖神社の金運パワーと、境トリニタスの昇格祈願
「金運」といえば外せないのが、埼玉県秩父市黒谷に鎮座する聖神社。ここは日本最初の流通貨幣といわれる「和同開珎」とゆかりが深く、地元では「銭神様」とも呼ばれる金運パワースポットです。
慶雲5年(708年)にこの地で自然銅が見つかり、それを朝廷に献上したことがきっかけで年号が「和銅」に改元され、日本初の本格的な貨幣「和同開珎」が鋳造されたと伝えられています。境内には大きな和同開珎のモニュメントもあり、宝くじ当選や事業の成功を願う人たちが全国から訪れています。
番組では、この聖神社でインタビューを受けた人たちの「その後」を追跡。年末ジャンボ宝くじの当選を願っていた参拝者たちに結果を聞くと、最高でもプラス4600円というリアルな数字が明かされました。大当たりとまではいかなくても、マイナスにならずに楽しめたという意味では「ちょっとしたご利益」といえるのかもしれません。
さらに印象的だったのが、社会人サッカークラブ境トリニタスのコーチ・加藤さんのエピソードです。茨城県猿島郡境町を拠点に、Jリーグ入りを目指して活動するクラブで、トップチームは地域のNPO法人境スポーツクラブが運営。選手たちは別の仕事を持ちながら、県リーグや関東社会人サッカー大会での昇格を目指して戦っています。
加藤コーチは、チームの昇格と自身の給料アップを願って聖神社に参拝。舞台となる関東社会人サッカー大会では、初戦を4-0と快勝し、勢いに乗ったかに見えましたが、2回戦で強豪の栃木シティフットボールクラブU-25に0-1で敗戦。昇格への道は途絶えてしまいました。
しかし、そこで物語は終わりません。敗戦から2か月後、加藤コーチは再び聖神社を訪れ、「また1年間、境トリニタスのコーチとして戦う」ことを視聴者に報告します。チームは茨城県1部リーグで優勝するなど、地域リーグでは着実に結果を残しており、再び関東リーグ昇格を目指して挑戦を続けています。
番組の中で、スタジオゲストの佐々木優太さんは、サッカーにゆかりが深く、お守りも頒布している神奈川県横浜市の師岡熊野神社もおすすめとして紹介。スポーツと神社、地域クラブと地元の信仰が重なり合う、日本ならではの風景が印象に残るパートでした。
日本唯一の気象神社と、東京メトロの曇り空祈願
番組終盤を彩ったのが、東京都杉並区高円寺南にある気象神社。JR高円寺駅から徒歩数分、高円寺氷川神社の境内に鎮座し、日本で唯一「天気の神様」を祀る神社として知られています。
元々は戦時中に陸軍気象部の構内に創建され、気象観測や予報の的中を祈願したことが始まりとされ、現在は気象予報士試験合格や、イベント当日の晴天祈願などで多くの人が訪れます。
番組ではまず、全国にあるユニークなご利益神社として、猫探しで知られる三重県の三光稲荷神社、髪の毛の守り神として知られる京都の御髪神社なども紹介。そのうえで、「天気」に特化した気象神社にスポットを当てました。
ここで取材を受けていたのは、ホテルミラコスタでの結婚式を晴天にしたい花嫁、登山の日だけは晴れてほしいと願う北海道からの参拝者、雨の日に患者が減ることを心配する整形外科の柔道整復師、晴れ女になりたい女性、気象会社の採用選考の通過を祈願する男性など、いずれも天候と人生が密接に結びついた人たちです。
中でも番組が追いかけたのが、東京メトロ広報部の男性。足立区の綾瀬車両基地で行われるイベントを、「雨だけは避けたい、できれば曇りで」と願って気象神社に参拝していました。イベント前夜には雨が降り始め、不安な空気が流れますが、開場時間になると空は見事な曇り空に。撮影にも来場者にも優しい、ちょうどよい天気の中でイベントは大盛況となり、男性の願いはしっかりと形になりました。
気象神社では、下駄を模した絵馬や、天気マークが描かれた授与品なども人気で、天気予報士を目指す人や、野外ライブ・スポーツ大会の主催者などが多く参拝に訪れています。天気という誰にもコントロールできない要素だからこそ、「せめてこの日だけは」と神様に託す気持ちが強くなるのだと、番組は丁寧に伝えていました。
ウワサの神社が映し出した、願い事の“ゆくえ”
今回のウワサの神社でナニ願う?が描いたのは、「願いが叶ったかどうか」という結果だけではありません。
神田明神での商売繁盛祈願から始まり、門田稲荷神社での重い縁切りの悩み、聖神社の金運祈願と地域サッカークラブ境トリニタスの挑戦、そして気象神社での天気祈願と東京メトロのイベント成功まで。どのエピソードも、「お願い」をきっかけに、登場人物たちが自分の人生をどう前に進めようとしているのかをしっかり追いかけていました。
福島のスナックくみこのように数字として分かりやすく成果が出た願いもあれば、門田稲荷神社での家族との縁切りのように、簡単には答えが出ないテーマもあります。一方で、元夫の親族との縁を断ち、新たなパートナーと歩み始めた女性のように、「自分の生活を守るための決断」が静かに実を結ぶケースも描かれていました。
金運神社として人気の聖神社では、宝くじの大当たりこそ出なかったものの、地域クラブ境トリニタスが昇格を逃しても挑戦を続ける姿を通して、「願いは一度で終わりではなく、何度も挑戦する中で形を変えながら続いていく」というメッセージが伝わってきます。
そして、日本唯一の気象神社が見せたのは、「完全な晴れでなくても、ベストな条件が整うことこそが本当の“叶い方”なのかもしれない」という視点。雨ではなく曇りで無事に行われた東京メトロのイベントは、その象徴的な例でした。
2026年2月1日放送回は、全国の神社を舞台に、人々の願いの行方を“追跡”というかたちで見せながら、「願い事は神様だけでなく、自分の行動によっても動いていく」ということを、具体的なエピソードで印象深く教えてくれる内容でした。
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