記事内には広告が含まれています。

【じゅん散歩】中村橋のアートと松盛堂の和洋菓子、珍品フィルムカメラまで楽しむ街歩き|2026年2月26日

じゅん散歩

三代目散歩人・高田純次が歩く「練馬・中村橋」とは

この回のじゅん散歩は、東京都練馬区にある中村橋が舞台でした。
西武池袋線の駅を起点に、昔ながらの商店街と、そこに根づいたアートの空気を感じる散歩です。

案内役はおなじみの高田純次さん。
ゲストの新山千春さん、愛華みれさんとともに、老舗の和菓子店や、年代物カメラがずらりと並ぶお店をめぐりました。

なお、この記事は番組内容をもとにまとめていますが、実際の放送内容と細部が異なる場合があります。
放送後の情報や新しい動きがあれば、必要に応じて追記していきます。

中村橋ってどんな街?千川上水と商店街の歴史

中村橋は、西武池袋線の中でも、住宅街と商店街がバランスよく混ざった穏やかなエリアです。駅の周りには、昔からの個人商店や飲食店が並び、生活のにおいがする街として知られています。

番組でも触れられたように、「中村橋」という名前は、かつてこのあたりを流れていた**千川上水(せんかわじょうすい)**にかかる橋に由来します。千川上水は、江戸時代に玉川上水から分かれて作られた人工の用水路で、練馬一帯の農地や生活用水を支えてきました。

今では多くの区間が暗渠(川を地下にとおす工事)になっていて、水面は見えません。
しかし、かつて水が流れていた跡は、緑道や道路の形に残っています。中村橋駅の周辺でも、千川上水の流れを感じさせる地形や通りがあり、街歩きをしながら「ここに川があったのかな」と想像するのも楽しいポイントです。

戦後になると、駅前の商店が増え、やがて後述するサンツ中村橋商店街が形成されていきました。
川の橋が、今は人とお店、人とアートをつなぐ「見えない橋」になっているのが、この街の面白さです。

サンツ中村橋商店街が「アートの街」と呼ばれる理由

番組の散歩のメインステージとなったのが、サンツ中村橋商店街です。
ここは西武池袋線・中村橋駅を中心に、東西にのびる中杉通り沿いに広がる商店街で、八百屋、飲食店、パン屋、日用品店など、生活に密着したお店が集まっています。

この商店街が面白いのは、「アート」との距離が近いところです。
背景には、すぐ近くに練馬区立美術館があることや、町なかで行われるイベントが関係しています。

商店街のマスコットキャラクターは、猫が飛び跳ねる姿をモチーフにした「ニャンピー」。
このキャラクターを前面に出した「猫飛(ニャンピー)夕市」や、練馬百景にも選ばれている中村橋阿波おどりなど、にぎやかな行事も行われています。

こうしたイベントは、単なるセールや祭りではなく、「地域の文化を楽しむ場」として育ってきました。
美術館でアートを鑑賞し、商店街でお祭りや買い物を楽しむ。
その行き来が、街全体に「アートの街」という印象をじわじわと染み込ませているのです。

和と洋が出会う老舗菓子店・松盛堂の魅力

次に高田純次さんが立ち寄ったのが、商店街の中でもひときわ歴史を感じる**松盛堂(しょうせいどう)**です。

松盛堂は、明治20年(1887年)に野方で創業した老舗の和菓子店で、昭和10年ごろに現在の中村橋に移転してきました。
住所は東京都練馬区中村北三丁目、中村橋駅南口から徒歩数分の場所にあります。

店頭には、昔ながらの上生菓子やどら焼きなどの和菓子に加えて、ロールケーキやチョコレートケーキといった洋菓子も並びます。
番組でも紹介されていたとおり、この店は「和の技術」と「洋のセンス」を同じショーケースの中で共存させているのが特徴です。

老舗の和菓子店が洋菓子も手がけるのは、実はめずらしいことではありません。
戦後の甘味文化の広がりとともに、和菓子職人たちがスポンジやバタークリームの技術を学び、自分たちなりの洋菓子を作り始めた歴史があります。
松盛堂も、そうした流れの中で、地域の人の「和も洋も食べたい」という声に応えてきたお店だといえます。

ゆずチョコレートケーキや栗大名など名物菓子をチェック

番組内では、いくつか気になる商品名が登場しました。

たとえば、和の香りと洋の甘さが出会ったゆずチョコレートケーキ
ゆずの爽やかな香りを生かしつつ、チョコレートのコクとなめらかさを合わせたケーキは、和菓子屋らしい繊細なバランスが魅力です。

そして、堂々とした名前の栗大名
栗を使った和菓子は全国に多くありますが、「大名」と名づけるところに、この店の自信と遊び心を感じます。しっとりとした生地や、風味豊かな餡に、栗の存在感がしっかり残る一品です。

さらに、黒餡椿水仙といった、季節や花の名前を冠した上生菓子も登場。
黒餡ならではの深い味わいと、椿や水仙の姿をかたどった美しい見た目は、まさに「食べるアート」です。

洋菓子コーナーには、粒あんのロールケーキも並びます。
ふわふわのスポンジの中に、和菓子ならではの粒あんを巻き込んだロールケーキは、「和と洋のいいとこ取り」を体現したような一品です。

こうした商品名を見ているだけでも、松盛堂が単なる“昔ながらの和菓子店”ではなく、「今の中村橋の人たちが本当に食べたい甘さ」を、時代に合わせて作り続けているお店だと分かります。

フィルムカメラ好きの聖地・リミエ写真機修理店とは

続いて高田さんが足を止めたのが、フィルムカメラファンにはたまらないリミエ写真機修理店です。

リミエ写真機修理店は、古い機械式フィルムカメラを専門に扱うお店で、修理・メンテナンスはもちろん、販売や修理教室、さらにはレンタルギャラリーまで併設しています。
2024年3月に中村橋に実店舗をオープンし、西武池袋線・中村橋駅から歩いて数分の場所に構えています。

店内には、国内外のフィルムカメラがずらり。
どれも店主がていねいに手入れした“現役選手”たちで、「古いけれど、まだまだいい写真が撮れるよ」と語りかけてくるような雰囲気があります。

番組では、高田さんがカメラの修理作業を見学していました。
小さなネジをひとつずつ外し、ギアやバネを調整していく様子は、まさに“精密機械をあやつる職人”そのものです。

フィルムカメラは、デジタルカメラと違い、シャッターや巻き上げなどの動きがすべて機械部品でできています。
そのため、長く使い続けるには、定期的なオーバーホール(分解清掃)や、潤滑油の入れ替えが欠かせません。リミエ写真機修理店のような専門店は、その大事なメンテナンスを引き受けてくれる、いわば「フィルムカメラの病院」のような存在です。

レニングラードやオリンパス・ペン・エフティーなど年代物カメラの世界

この回では、店内に並ぶ年代物カメラとして、レニングラードオリンパス・ペン・エフティーなどが登場しました。

レニングラードは、旧ソ連で作られた機械式カメラで、ゼンマイ仕掛けのフィルム巻き上げ機構を持つ、かなり個性的なモデルです。
堅牢なボディと独特のデザインで、今でもマニアの人気を集めています。

一方、オリンパス・ペン・エフティーは、日本のメーカーが手がけたハーフサイズの一眼レフカメラです。
通常の35ミリフィルムの半分のサイズで撮影するため、1本のフィルムで倍の枚数が撮れるのが特徴。
コンパクトで持ち歩きやすく、「日常をたくさん撮りたい人」にぴったりのカメラとして愛されてきました。

番組では、こうしたカメラがショーケースに収まるだけでなく、実際に「修理して、また撮影に使える状態」に整えられていることが強調されていました。

さらに店内には、戦場写真で知られる写真家ロバート・キャパゆかりの展示や資料にも触れられていました。
ロバート・キャパは、20世紀を代表する報道写真家のひとりで、戦場のリアルな一瞬を切り取った作品で世界的に知られています。
こうした名前が出てくるのも、リミエ写真機修理店が単なる修理屋さんではなく、「写真文化」を大事にしている場所だからこそです。

練馬区立美術館と中村橋エリアのアート散歩ルート

中村橋が「アートの街」と呼ばれる理由として、練馬区立美術館の存在も欠かせません。
練馬区立美術館は、練馬区貫井にある区立の美術館で、日本近現代の絵画や版画を中心に展示を行っています。

場所は、西武池袋線・中村橋駅から徒歩3分ほど。
改札を出て左へ進み、線路沿いに石神井公園方面へ歩いていくと、右手に美術館が見えてきます。都心からもアクセスしやすく、池袋駅から各駅停車でおよそ16分です。

美術館では、浮世絵や現代アート、地域ゆかりの作家の展覧会など、幅広い企画が行われています。
展覧会を楽しんだあとに、サンツ中村橋商店街へ足をのばしてお茶や甘いものを楽しむ、というコースは、地元の人にも人気の定番ルートです。

この回のじゅん散歩では、美術館そのものの内部までは深く紹介していませんが、ロケ地であるリミエ写真機修理店や商店街の雰囲気から、「街全体がアートにやさしい空気を持っている」ということが伝わってきました。

じゅん散歩をきっかけに中村橋を楽しむコツ・アクセス情報

実際に中村橋へ行ってみたい人のために、簡単にアクセスや楽しみ方もまとめておきます。

アクセスは、西武池袋線の中村橋駅が玄関口です。
池袋駅から各駅停車でおよそ16分ほどと、都心からの距離感もほどよく、ふらっと出かけるのにちょうどいいエリアです。

駅の南口側には松盛堂をはじめとした商店が並び、北口側にはサンツ中村橋商店街や、少し歩いた先に練馬区立美術館があります。
今回の番組のルートをなぞるなら、

  1. 中村橋駅に到着

  2. 商店街を歩きながら街の雰囲気を味わう

  3. 松盛堂で和洋菓子をチェック

  4. リミエ写真機修理店でフィルムカメラの世界に触れる

  5. 時間があれば練馬区立美術館にも立ち寄る

という流れがスムーズです。

もともとこのあたりは、千川上水や支流の暗渠が多く、川の跡をたどる散歩も人気です。
緑道や少し細い路地を歩いていると、「ここは昔、水が流れていたのかな」と思わせるカーブや高低差が残っています。
川と鉄道と商店街、その上にアートが重なったのが、今の中村橋の姿なのだと感じられます。

まとめ:中村橋で味わう日常とアートのちょうどいい距離感

今回のじゅん散歩中村橋編は、派手な観光地というより、「暮らしの中にアートや文化が溶け込んでいる街」の良さをじんわり伝えてくれる回でした。

老舗の松盛堂では、和と洋がまじり合ったお菓子を通して、地域に根づいた甘さと歴史を感じることができます。
リミエ写真機修理店では、レニングラードやオリンパス・ペン・エフティーといった年代物カメラを前に、「ものを長く大切に使う」という感覚を思い出させてくれます。

その背景には、かつて水を運んだ千川上水の存在や、サンツ中村橋商店街練馬区立美術館を中心とした文化の積み重ねがあります。

中村橋は、「一日で遊び尽くす観光地」ではなく、
ゆっくり歩きながら、少しずつ街の層を味わっていく場所です。

番組をきっかけに、気になるお店や風景があったら、ぜひ実際に足を運んでみてください。
テレビの画面越しに見た街が、自分の足で歩くことで、全く違う表情を見せてくれるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました