清澄白河と菊川を歩く午後の散歩ガイド
このページでは『午後もじゅん散歩 清澄白河と菊川の街歩き(2026年2月27日)』の内容を分かりやすくまとめています。
清澄白河の落ち着いた街並みと、菊川の下町らしさが交わるエリアでは、職人の工房やミニシアター、画材店など、ものづくりの現場に出会えるスポットが続きます。歩くほどに表情が変わる道のりは、歴史と新しい文化が静かに混ざり合う心地よい時間を感じさせてくれます。
清澄白河からスタートした午後もじゅん散歩の一日
高田純次さんが立っていたのは、地下鉄・清澄白河駅からほど近いお寺、霊巌寺(れいがんじ)の前。
静かな境内の空気と、周りのビルやマンションの景色が重なって、「都会の真ん中なのに、急に時間がゆっくり流れ出したような場所だな」と感じさせてくれるオープニングでした。
この日の散歩は、清澄白河からスタートし、のちに菊川方面へ。
おしゃれなカフェやギャラリーのイメージが強い清澄白河と、時代小説や時代劇ファンにはたまらない歴史エリア・菊川。
二つの街をつなぎながら、職人の工房や台車メーカー、ミニ額専門店、料理撮影スタジオまで、「ものづくり」と「物語」を感じるスポットが次々に登場しました。
霊巌寺と江戸六地蔵 静かな寺で感じる江戸の記憶
最初に訪れた霊巌寺は、江東区白河にある浄土宗のお寺です。
境内には、東京都指定有形文化財になっている銅造地蔵菩薩坐像が安置されています。
この地蔵さまは、江戸の入口に建てられた六体の地蔵「江戸六地蔵」の一つ。
享保2年(1717年)に鋳物師・太田駿河守藤原正儀によって作られた像で、当時の人たちは「旅の安全」「病からの守り」を願いながら、この地蔵さまの前で手を合わせてきました。
高田さんも、その大きさと静かな表情をじっと見上げていました。
テレビ越しでも、銅の重さと時間の積み重ねが伝わってくるような雰囲気でしたね。
霊巌寺には、寛政の改革で知られる老中・松平定信の墓もあります。
この周辺の地名「白河」は、定信が治めた陸奥白河藩に由来しているとも言われ、寺と街の名前が歴史でつながっているのが、おもしろいポイントです。
ふだん清澄白河というとカフェや美術館のイメージが先に浮かびますが、実はこうした江戸時代からの歴史がしっかり根っこにある街なのだと分かる冒頭でした。
おしゃれと下町情緒がまじわる清澄白河の街歩き
霊巌寺をあとにした高田さんは、清澄白河駅周辺をぶらぶらと散歩していきます。
清澄白河は、倉庫跡や工場跡をリノベーションしたカフェやロースター(自家焙煎のコーヒー店)が増えたことで、一気に「コーヒーの聖地」と呼ばれるようになったエリアです。
一方で、少し路地を入ると昔ながらの住宅や小さな商店が並び、下町らしい雰囲気もちゃんと残っています。
番組では、そうした「おしゃれ」と「下町」の両方が感じられる街角を、軽妙なトークとともに歩いていきました。
高田さんがふと立ち止まって建物の外観を眺めたり、路地の向こうをのぞき込んだりするだけで、「この先にはどんな店があるんだろう?」と視聴者も一緒に歩いている気分になりますね。
深川江戸資料館へ 横綱・大鵬ゆかりの展示をのぞく
続いて訪れたのは、深川江戸資料館。
ここは、江戸時代の深川の町並みを実物大のセットで再現した人気の資料館で、長屋や船宿、八百屋など、当時の暮らしを体感できるスポットです。
番組では、江東区の名誉区民でもある大横綱・大鵬幸喜にまつわる展示が紹介されました。
玄関フロアには「横綱大鵬顕彰コーナー」が設けられていて、番付表や写真、ゆかりの品々などから、大鵬の歩みと相撲界での存在感を知ることができます。
横綱と聞くと、力強い土俵入りや取り組みの映像を思い浮かべる人が多いと思いますが、資料館では「一人の人間としての大鵬」の姿も感じられるのがポイントです。
家族への手紙や、ゆかりの品を通して見ると、昭和の相撲人気を支えた横綱が、ぐっと身近に感じられます。
深川江戸資料館は、霊巌寺からもほど近く、同じ白河エリアの中で「寺と歴史資料館」をはしごできるのも魅力。
江戸時代の暮らしと、昭和のスポーツヒーロー。
時代は違っても、「この土地に生きた人たちの息づかい」を感じることができる場所なのだと、番組から伝わってきました。
内田モーターワークスで出会うスカイラインGT-Rの世界
清澄白河の街並みから一転して、次に登場したのは名車が並ぶ整備工場、内田モーターワークスです。
店頭には、往年の名車として知られるスカイライン2000GT-Rなど、いわゆる「ハコスカ」と呼ばれるモデルが並んでいました。
内田モーターワークスは、戦後まもなくから続く老舗の整備工場で、東京の認証工場の中でもかなり早い番号を持つ歴史ある工場です。
現在の代表・内田氏は、かつて日産プリンスで働き、給料の多くをスカイラインのパーツにつぎ込んでしまうほどの“スカイライン好き”。
その情熱の延長線上にあるのが、「1台でも多く、オリジナルに近い状態でハコスカを残したい」という思い。
番組では、工場の前に鎮座するGT-Rたちの姿が映し出され、車体のラインや音、雰囲気から、内田さんのこだわりがしっかり伝わってきました。
旧車は、ただ古いだけでなく、「その時代の技術」と「憧れ」が凝縮された存在です。
スカイラインGT-Rは、モータースポーツでの活躍もあり、日本の自動車史を語るうえで外せない一台。
その名車が静かに並ぶ清澄白河の一角は、車好きにはたまらない“聖地”のような場所に見えました。
フルカワ製作所 アッサリーちゃんと木工職人のアイデア工房
続いて高田さんが訪れたのは、木工工房のフルカワ製作所。
ここでは、店主が考案したゆるキャラ「アッサリーちゃん」のグッズや、木製のオリジナル家具、遊び心のある木工アイテムが作られています。
番組では、木のぬくもりを感じる工房の中で、
・小さなからくり箱のような「ミニチェンジングボックス」
・暮らしになじむデザインのリビングテーブル
など、アイデアにあふれた作品が登場しました。
木工の世界では、同じ木材でも切り出し方や仕上げ方によって、表情ががらっと変わります。
手作りの家具や雑貨には、工業製品にはない「揺らぎ」や「手触り」が残っていて、それが使う人の愛着につながっていきます。
清澄白河は、こうしたクラフト系の工房やギャラリーが点在しているエリアでもあります。
フルカワ製作所のような工房があることで、「おしゃれタウン」というイメージに、職人の息づかいがしっかりと加わっているのだと感じました。
花岡車輌を訪ねて 空港カートから電動台車まで台車のトップメーカー
次に訪れたのは、台車のトップメーカーとして知られる花岡車輌。
ここは、1933年創業の物流機器メーカーで、日本初の規格量産型台車「ダンディシリーズ」や、空港用の手荷物カート、リフト台車などを手がけてきた会社です。
番組で紹介された展示室には、
・荷物の高さに合わせて天板が上下する「スプリング式レベル台車シリーズ」
・デザイナー監修のプラ台車ダンディXシリーズ
・ホテルや商業施設などで使われるカート「ダンディポーター」
・荷物の持ち上げを助ける「リフト電動台車シリーズ」
など、多様な台車が並んでいました。
花岡車輌は、空港用手荷物カートやトレーラーも開発してきたメーカーで、羽田空港をはじめ国内外の空港でその製品が使われています。
私たちが空港で「当たり前」に押しているカートの多くが、こうした専門メーカーの技術と工夫の結晶だと考えると、台車を見る目が少し変わってきますね。
散歩番組で工場やメーカーが登場すると、「街の中にこんな世界レベルの技術が隠れていたんだ」と気づかされます。
午後もじゅん散歩らしい、“大人の社会科見学”のようなシーンでした。
菊川へ移動 鬼平と遠山金四郎ゆかりの武家地をたどる
後半は、都営新宿線の菊川エリアへ。
このあたりは、江戸時代には武家屋敷が並んでいた一帯で、時代小説『鬼平犯科帳』のモデルになった実在の人物、**長谷川宣以(長谷川平蔵)**の屋敷があった場所として知られています。
長谷川宣以は、火付盗賊改役として盗賊たちを取り締まった旗本で、その生涯は池波正太郎の小説やドラマで人気を集めました。
若い頃は放蕩者で「本所の銕」と呼ばれていたというエピソードも、この地域の歴史とつながっています。
さらに、のちの時代には、町奉行として有名な**遠山景元(遠山金四郎)**も、この屋敷に住んでいたことがあり、「鬼平」と「遠山の金さん」が同じ屋敷を時期を違えて共有していた、という面白い歴史も残っています。
番組では、そうした歴史背景に触れながら、現代の菊川の街並みを歩いていきました。
駅前にはマンションやオフィスも増えていますが、ふとした場所に記念碑があり、「ここに鬼平や金さんの屋敷があったのか」と想像しながら歩くと、何気ない道も少し違って見えてきます。
サトウ画材のミニ額 手のひらサイズの額縁がひらく楽しみ方
菊川エリアで訪れたのが、ミニ額専門店のサトウ画材。
江東区森下にあるこのお店は、昭和30年に額縁店としてスタートし、今ではミニ額の専門店として、手のひらサイズからハガキサイズまで約1000個ものミニ額をそろえています。
店内には、
・小さな絵や写真を飾るミニ額
・ペン置きとしても使えるミニ額
・オーダーで作れる額縁
などが、所狭しと並んでいます。
番組では、「ペン置きにもなるミニ額」など、使い方のアイデアが広がるアイテムが登場。
机の上にちょこんと置くだけで、仕事場や勉強机が少し楽しくなるようなデザインでした。
額縁は、ただ「作品を囲う枠」ではなく、「飾る場所を演出する道具」です。
ミニ額なら、ポストカードサイズのイラストや、子どもの描いた小さな絵、旅先の切符や押し花など、ちょっとした思い出も気軽に飾れます。
サトウ画材のような専門店が近所にあると、「何を入れて飾ろうかな?」と考える時間そのものが、暮らしの楽しみになりますね。
料理撮影スタジオ・バックス 「おいしそう」をつくるプロの現場
この日のラストは、料理撮影専門のスタジオバックス。
ここは、江東区森下にある、料理や食品の撮影に特化したスタジオで、3フロア・約300坪、8面のキッチンスタジオを備えた都内でも最大級の規模を誇ります。
番組では、コマーシャルや広告で見かける「湯気の立ち方が絶妙なラーメン」や「ソースがとろりと流れるハンバーグ」など、いわゆる“おいしそうな映像”がどのように撮られているのか、その一部始終が紹介されました。
スタジオ内には、
・プロ仕様のキッチン
・業務用の冷蔵・冷凍設備
・背景用の板や小物類
・照明機材やカメラ設備
が整っていて、フードコーディネーターやカメラマン、照明スタッフなど、多くのプロが一皿の料理に向き合っています。
私たちが何気なく見ている食品パッケージやテレビCMの写真・映像は、「一番おいしそうに見える一瞬」を切り取るために、何度も盛り付け直したり、照明の角度を微調整したりした結果です。
午後もじゅん散歩のカメラがその現場をのぞき込むと、ふだんは表に出ない「食の裏側のプロフェッショナル」が、ぐっと身近に感じられました。
清澄白河と菊川で見つけた 東京の“ものづくり”と“物語”の現在地
今回の午後もじゅん散歩は、
・江戸の歴史を伝える霊巌寺や深川江戸資料館
・名車を守る内田モーターワークス
・アイデアあふれる木工工房フルカワ製作所
・台車と空港カートのトップメーカー花岡車輌
・ミニ額専門店サトウ画材
・料理撮影スタジオバックス
こうしたスポットを通して、「街の中にあるものづくり」と「そこに重なる物語」を丁寧に見せてくれました。
清澄白河では、江戸から現代まで続く歴史と、クラフトやカフェがまじわる今の姿。
菊川では、鬼平や遠山金四郎の屋敷跡という歴史の背景と、ミニ額や料理撮影スタジオといった“表現の現場”が同じエリアに息づいていること。
どの場所も、ただ「観光スポットです」と紹介されるのではなく、そこにいる人の仕事や情熱がきちんと映されていたのが印象的でした。
番組を見終わったあと、「清澄白河でお寺と資料館を回ってから、菊川でミニ額とスタジオの雰囲気を味わう一日旅もいいな」と、実際に歩いてみたくなる内容だったのではないでしょうか。
歴史と日常、職人と日々の暮らし。
そうしたものがゆるやかにつながっている東京の一角を、午後もじゅん散歩らしい軽やかなテンポで案内してくれた回でした。
【じゅん散歩】平和台の団地タウンを歩き、現代の名工の工房 I.S.U.house上柳 でルイ十五世の椅子に出会う|2026年2月27日


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