とろろをかければ太らない?3日間検証の結果|2025年2月26日放送
2025年2月26日放送のTBS【巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会】では、「とろろをかければ太らない?」というウワサを徹底検証しました。とろろには、 レジスタントスターチ という成分が含まれており、血糖値の上昇を抑えたり、腸内環境を整えたりする効果が期待されています。さらに、粘り気があることで 満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぐ という特徴もあります。
今回は、 3日間とろろ料理を食べ続けたら体重はどう変化するのか を実験。とろろを毎日たっぷり食べ続けた結果、果たして体重は増えたのか、それとも変わらなかったのか。その詳細を紹介します。
とろろに含まれる「レジスタントスターチ」とは?
・レジスタントスターチの働き
レジスタントスターチとは、 消化されにくいデンプン のことで、食物繊維のような働きを持ちます。通常のデンプンは体内で分解されてエネルギーとして使われますが、レジスタントスターチは分解されにくく、 血糖値の急上昇を抑えたり、腸内の善玉菌を増やしたりする効果 があるとされています。
- 血糖値の上昇を抑える:糖分の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値が急激に上がるのを防ぎます。
- 腸内環境を整える:腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する働きがあります。便秘予防にも効果的です。
- 満腹感を持続させる:胃の中で粘り気が出て、食事の満足度が高くなり、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
・自然薯と長芋の違い
とろろといえば 長芋や自然薯 が代表的ですが、栄養価や特徴には違いがあります。
- 自然薯:粘り気が強く、レジスタントスターチの含有量が多い。食べごたえがあり、少量でも満腹感を得やすい。
- 長芋:水分が多く、さらっとした食感。自然薯ほどの粘りはないが、食べやすくアレンジしやすい。
番組では、 自然薯のほうが健康効果が高い ことが紹介されました。
3日間とろろ検証の詳細
・検証1日目(93.5kg)
1日目の食事メニューは 山かけ丼・とろろハンバーグ・とろろ鍋 で、総重量 2.6kg・約4000kcal を摂取。とろろの 食物繊維が水分を吸収して膨らむ ため、満腹感は得られやすいものの、カロリーはかなり高めでした。
- 朝食:山かけ丼(800g)
- 昼食:巨大とろろかけハンバーグ(800g)
- 夕食:とろろ鍋(1kg)
・検証2日目(92.9kg・0.6kg減少)
2日目は とろろソースカツ丼・とろろ月見天ぷらそば・牛タン麦とろ定食 を食べ、 総重量2.8kg・約5100kcal を摂取。カロリーは高めでしたが、 満腹感が続き、食べ過ぎた感じはしなかった とのこと。
- 朝食:とろろソースカツ丼(900g)
- 昼食:とろろ月見天ぷらそば(900g)
- 夕食:牛タン麦とろ定食(1kg)
この日は 前日より0.6kg減少 しました。とろろの 血糖値を抑える効果や、腸内環境の改善が影響した可能性 があります。
・検証3日目(94.2kg・0.6kg増加)
3日目は より効果が期待できる自然薯を使用。食事メニューは 山かけ牛丼・とろろお好み焼き・とろろグラタン で、 総重量3.0kg・約5900kcal。
- 朝食:山かけ牛丼(900g)
- 昼食:とろろお好み焼き(900g)
- 夕食:とろろグラタン(1kg)
とろろお好み焼きは とろろの粘り気でふっくらした仕上がり になりましたが、 前日より0.6kg増加 しました。
検証結果
・最終体重は94.2kg(開始時より+0.7kg)
3日間で合計 8.2kg・約15000kcal のとろろ料理を摂取した結果、 最終的には体重が増加 することに。
・「太らない」ためのポイント
番組では、 1日あたり2.6kg・約4000kcalの範囲内なら体重が増えにくい ことがわかりました。
- とろろは適量を守れば、血糖値の上昇を抑えたり、満腹感が得られやすい
- カロリーオーバーすると、どんなに健康的な食品でも太る可能性がある
- 特に自然薯は満腹感が得られやすいので、ダイエットに活用しやすい
まとめ
今回の検証では、「とろろをかければ太らない?」というウワサについて実験が行われました。 適量を守れば、食べても体重が増えにくい ことが判明しましたが、カロリーオーバーすれば当然太るという結果に。 レジスタントスターチを含むとろろは、適切に活用すればダイエットの助けになる 可能性があります。とろろを上手に取り入れながら、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
コメント