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【YOUは何しに日本へ?】足がなくなる前に日本を歩きたい&“伊勢うどん”爆食女子 感動の京都義足旅と伊勢うどん巡り|2025年12月8日

世界のYOUが日本で見つけた人生の答え

このページでは『YOUは何しに日本へ?(2025年12月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
今回の放送は、食べ物への深い愛、日本文化への憧れ、人生の節目に選んだ日本、そして生きる希望を探す旅まで、さまざまなYOUの物語が重なりました。どのYOUも観光だけが目的ではなく、日本で過ごす時間そのものが人生を前に進めるきっかけになっていました。

伊勢うどんを愛しすぎたアメリカ出身YOUの爆食はしご旅

成田空港で出会ったのは、アメリカ出身のバニーさん。日本留学中に三味線に出会い、その音色に救われるようになり、30万円をかけて自分の三味線を持つほど大切な存在になったYOUです。三味線を弾いていると、心配事を忘れられると話していました。

そんな彼女が日本で一番好きな食べ物が『伊勢うどん』です。この日は「伊勢うどん尽くしの一日」を過ごすため、三重県伊勢市へ。宇治山田駅で合流したのは、以前から親交のある三味線の師匠 杵屋勝千華さん。伊勢神宮周辺には38店舗以上のうどん店があり、朝からはしご旅が始まりました。

最初に訪れたのは、大正6年創業の ちとせ
伊勢うどんの最大の特徴は、真っ黒な醤油ベースのタレと、太くてとても柔らかい麺です。麺は1時間もかけてゆでられ、コシを出すのではなく、口に入れた瞬間にほどけるような食感になります。バニーさんは一口食べるごとに笑顔を見せ、何度も頷きながら味わっていました。

次に向かったのは 伊勢うどんのまめや
バニーさんはアラスカ州フェアバンクスというオーロラが見える極寒地帯の出身です。日本語の授業を受けたことがきっかけで名古屋へ留学し、友人に勧められた『はなまるうどん』で、うどんそのものの魅力に目覚めました。帰国後もうどんが忘れられず、英語教師として三重県で働く道を選び、伊勢うどんと出会います。一時期は1時間半かけて伊勢まで通っていたほどでした。

まめやでは毎朝製麺されるふわふわの麺と、地元産の 伊勢えび を使った一杯を堪能。伊勢えびの甘みと伊勢うどんのタレが合わさり、特別な一杯になっていました。

最後は伊勢神宮近くの人気店 外苑
ここでは『カレー伊勢うどん』『玉子とろろ伊勢うどん』『チーズ伊勢うどん』など、伊勢うどんの枠を広げたメニューが並びます。カレー伊勢うどんは、独自配合の中辛カレーに甘辛い伊勢うどんのタレを合わせた一杯で、見た目以上に伊勢らしさが残っています。
食後には自宅で伊勢うどんが作れるキットをプレゼントされ、バニーさんは感謝の気持ちとして三味線を披露しました。伊勢うどんと三味線、どちらも彼女にとって日本とつながる大切な存在でした。

ハネムーンで来日したYOU夫婦と誕生日サプライズ

羽田空港で出会ったのは、シリア出身の夫とチュニジア出身の妻のYOU夫婦。2人とも日本のアニメが大好きで、『BLEACH』『NARUTO-ナルト-』『ONE PIECE』『進撃の巨人』が日本に興味を持ったきっかけでした。

今回の来日はハネムーンですが、実はもう一つ大切な目的がありました。夫の誕生日が近く、旅のプランはすべて妻が秘密で用意していたのです。
横浜や SHIBUYA SKY などを巡り、渋谷スカイでは夕日を見る予定でしたが、この日は曇り空で叶いませんでした。それでも旅は続き、後日送られてきた写真では、翌日に訪れた 琵琶湖 で美しい夕焼けを見ることができた様子が伝えられました。

予定通りにいかない瞬間も含めて、日本で過ごした時間すべてが、2人にとって忘れられない思い出になっていました。

日本発祥カルチャーに心を奪われたYOUたち

成田空港で出会ったメキシコ出身の男性YOUは、 中野ブロードウェイ で開催されるソフビ人形の展示会に参加するため来日しました。
ソフビは日本発祥のソフトビニール人形で、今では世界中でアートとして評価されています。彼は幼い頃から ウルトラマンゴジラ に影響を受け、日本の特撮文化とともに育ってきました。現在は色付けデザインの仕事をしており、展示された作品の中には30万円の値が付いたものもありました。

一方、香港出身のカップルYOUは『Suicaのペンギン』の大ファン。来日は今回で10回目になります。
Suicaのペンギン広場 をはじめ、上野や新宿を巡り、購入したグッズは約100点、総額15万円分。キャラクターへの純粋な愛が、日本に何度も足を運ばせています。

健康第一の研究者が年に一度だけ許す豚骨ラーメン

スウェーデン出身の マルクスさん はAI研究者。日本の健康寿命ランキングに注目し、『AIを使って健康的に生きる』をテーマに 九州大学 で年に一度講義を行っています。

普段の生活はとても規則正しく、朝5時半に起きてジョギングや筋トレ、日本茶を飲み、1日に4リットルの水分を摂取。昼食は生協で買った弁当ですが、健康のためご飯は控えています。

そんな彼にも、どうしても我慢できないものがあります。それが『豚骨ラーメン』。
30歳で初来日したとき、金銭的に余裕がなく500円のラーメンを食べたところ、その味に衝撃を受けました。それ以来、福岡県内の100軒以上を食べ歩き、年に一度だけ豚骨ラーメンを解禁する日を作っています。

訪れたのは 魁龍 博多本店。33年間継ぎ足し続けた秘伝のスープと、柔らかく茹でて芯を残す『ずんだれ』麺の 魁龍全部のせラーメン を2分で完食し、硬さ違いの替え玉も注文。最後はどんぶりの底に残った骨の粉まで飲み干しました。

妻任せ40日間と妖怪映画が導いた日本への憧れ

ドイツ出身の男性YOUは、日本人の妻の里帰りに同行。40日間の滞在ですが、旅の予定はすべて妻が決めており、本人は何も知らされていません。のんびり過ごしたい気持ちがありつつ、山登りやコンサートが待っていそうだと少し構えていました。

また、アメリカ出身の同級生3人組YOUは、10年以上前から日本に憧れてきました。きっかけは1960年代の映画『妖怪百物語』。
日本の妖怪が必ずしも悪ではなく、どこか人間味のある存在として描かれている点に惹かれたといいます。来日後は 東映太秦映画村 で開催される『怪々YOKAI祭』などを訪れる予定で、日本独自の妖怪文化を体感します。

義足で挑んだ京都歩き旅が教えてくれたもの

アメリカ出身のトムさんは、生まれつき脊髄の難病を抱え、4年前に左足を切断。右足も麻痺が進行し、次の手術で失う可能性がありました。
「足がなくなる前に、日本を歩きたい」
その思いだけで来日し、 京都府 での旅を始めます。

嵯峨嵐山駅から渡月橋周辺を歩き、1時間ごとに休憩。義足との摩擦で出血することもあり、こまめなケアが欠かせませんでした。
最大の目標は標高160mの山。50分かけて登り切り、到達したのは 嵐山モンキーパークいわたやま。京都を一望する景色を前に、「やりきればゴールには素晴らしいものが待っている」と語ります。

さらに 千光寺 では急な坂や階段に苦戦しながらも、鐘の音に背中を押されて踏破。寺の歴史や観音様に手を合わせ、足腰にご利益がある『仏陀の足跡』を受け取りました。
この日の歩数は約1万2500歩。アメリカでは1日1000歩ほどだったトムさんは、10日間で10万歩を歩き切りました。

まとめ

『YOUは何しに日本へ?(2025年12月8日放送)』は、日本で過ごす時間が人の人生をどう動かすのかを静かに教えてくれる回でした。
食に救われ、文化に背中を押され、景色に勇気をもらいながら、YOUたちはそれぞれの答えを持ち帰っていきました。日本は、彼らにとって通過点ではなく、人生の一部になっていました。

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