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テレ東【YOUは何しに日本へ?】餃子旅・京都弔い・豚大学…外国人たちの“熱すぎる日本愛”に密着|2025年6月2日放送

YOUは何しに日本へ?

餃子愛&父との約束の弔い旅ほか感動のモヤモヤツアーズSP

2025年6月2日に放送されたテレビ東京の『YOUは何しに日本へ?』は、笑いあり涙ありの“モヤモヤツアーズSP”。関西国際空港や成田空港での取材から始まり、餃子を愛するアメリカ人や、亡き父との約束を果たすため京都を訪れた男性など、さまざまなYOUたちの姿が紹介されました。放送では、彼らの人生の一場面に寄り添うような密着が展開され、見応えある内容となっていました。

年々増加している訪日外国人。 番組では、外国人たちの日本への玄関口、空港で勝手にお出迎えして直撃取材を敢行!! 前代未聞の空港アポなしインタビューをやりまくりました。
YOUは何しに日本へ? 字 再 – テレビ大阪

初海外のひとり旅!ママっ子YOUが日本デビュー

関西国際空港で出会ったのは、イギリスからやってきた19歳のリリーさん。彼女はイギリス南部のハンプシャー州という自然豊かな地域で育ちました。周囲は牧場が広がり、のどかな環境で過ごしてきたとのこと。リリーさんは母子家庭で育ち、これまで一度も母親と長く離れたことがなかったそうです。寝るときもお風呂も、いつもお母さんと一緒。そんな彼女が今回、思い切って人生初の海外一人旅に挑戦しました。

・出発のきっかけは「自立したい」「一歩踏み出したい」という気持ちから
・渡航先に選んだのは子どものころから憧れていた日本
・一人で空港に降り立ち、取材班と出会ったのが関西国際空港

初日の待ち合わせ場所は新今宮駅。ここから彼女の日本ひとり旅がスタートします。大都会・大阪の象徴とも言える道頓堀を一人で歩くリリーさんの姿は、見る人にも勇気を与えるものでした。街の雰囲気に圧倒されながらも、観光客の多い場所で日本人に話しかけ、一緒に写真を撮ってもらうことに成功。これまで人見知りだったというリリーさんにとって大きな一歩となりました。

・道頓堀では「たこせん」を体験
・たこ焼きをせんべいで挟んだ大阪名物のB級グルメ
・慣れない味にも果敢にチャレンジし、笑顔を見せた

その後、彼女が選んだのは牛丼チェーン「吉野家」。店舗に一人で入り、注文から食事までをスムーズにこなします。メニューは豚丼。イギリスにはない味に、彼女は落ち着いた様子でしっかりと完食しました。食事も観光も、すべてをひとりで体験したリリーさんの姿は頼もしく、ほんのわずかな時間の中で成長していく過程がよくわかる場面でした。

・自分で地図を見て移動
・飲食店でもオーダーから会計まで一人でこなす
・携帯でママに電話し、安心してもらう様子も映されていた

今回の放送では、母から離れた時間の中で少しずつ自分の力で動く姿が丁寧に描かれていました。特別な観光地に行ったわけではありませんが、リリーさんにとっては、どれもかけがえのない体験だったはずです。一人旅を通して「自分にもできる」という自信を得たリリーさん。日本での体験が、これからの人生にとって大きな糧になったことが伝わってきました。

豚丼のために来日!?世界が恋する“豚大学”

成田国際空港で密着したのは、スウェーデンから来日した男性YOU。彼の来日目的は明確で、「豚丼を食べること」。中でもお気に入りは東京・新橋にある「豚大学」の豚丼で、これまでに20回以上も通って食べたという筋金入りの豚丼マニアでした。日本のB級グルメに強い情熱を持ち、空港で取材班に出会った際も真っ先に「豚大学に行きたい」と語っていました。

・豚丼は昭和初期に帯広の「ぽんちょう」が発祥
・甘辛いタレと炭火焼きの香ばしさが特徴
・B級グルメとして国内外にファン多数

残念ながら、このスウェーデンの男性は密着予定の3日後に急遽沖縄へ向かうことになり、撮影は叶わず。しかし番組では、代わりに3年前に登場した別の豚丼ファンに密着することとなりました。

登場したのはブラジル出身のファブリシオくん。3年前、まだ中学生だった彼は豚大学の豚丼を初めて食べ、その味に感動。現在は16歳となりアルバイトで自分で稼いだお金で再訪。東京・新橋の店舗を訪れ、「大学院」と呼ばれる特大サイズの豚丼を注文しました。

・「大学院」サイズは豚丼の中でもボリュームたっぷり
・次のステップは「修士(1.5kg)」→「博士(2.0kg)」と続く
・ファブリシオくんは完食後、「次は修士に挑戦したい」と前向きな姿勢を見せた

豚大学の豚丼は、ただの食事ではなくチャレンジの場でもあります。ファブリシオくんはその挑戦を楽しみながら、日本の食文化に触れ、自分の努力でその味をもう一度手に入れたことに喜びを感じているようでした。ひとつの食べ物にこれほど情熱を注ぐ姿勢は、見る人の心にも残る印象的な場面となりました。

エスカレーター文化にびっくり!帰国前のひと言

帰国直前、成田空港で取材班が出会ったのはオランダからの女性YOU。日本での旅の思い出を振り返るなかで、特に印象に残っているのが秩父でのバンジージャンプ。勇気を出して飛び降りた体験は、彼女にとって特別な記憶になったようです。

・秩父の大自然の中でバンジーに挑戦
・日本滞在の中で一番スリリングな経験だったと振り返る
・日本の安全な設備と丁寧な対応にも感動していた様子

そんな彼女が最後に語ったのは、日本で感じたちょっとしたカルチャーショック。それがエスカレーターの立ち位置の違いでした。

・東京ではエスカレーターで「右側を空ける」のが一般的
・一方で大阪では「左側を空ける」文化が定着
・同じ国の中でも地域によってマナーが異なることに驚いた

旅行中、都市によって異なるルールを何度も目にしながら戸惑ったという彼女。特に人の流れが多い駅や商業施設では、左右どちらに立つべきか悩んで立ち止まってしまうこともあったとのことでした。日本人にとっては当たり前のことでも、海外からの旅行者にとっては混乱の原因になり得るということを改めて感じさせる場面でした。

この小さな発見が、彼女にとっての「日本らしさ」を象徴する出来事となり、帰国前の印象的なひと言となっていました。

浮世絵の風景を求めて…フランスからのYOUの旅

成田空港で出会ったのは、浮世絵に強く心を惹かれているフランス出身の男性YOU。彼が来日した最大の目的は、歌川国芳の作品に描かれた風景を実際の日本でこの目で見ること。日本の伝統美術に深い関心を持ち、特に江戸時代の風景画に対する思い入れが強い様子でした。

・事前にGoogleマップで行きたい場所にピンを立て、緻密にルートを計画
・浮世絵の構図と現在の風景がどれだけ重なるかを確認しながら移動
・場所ごとに作品を片手に景色を見比べる、静かな旅が続いた

訪問地では、写真を撮りながら、浮世絵との違いや変わらぬ美しさを静かに受け止める姿が印象的でした。歴史と今をつなげるようなその行動に、日本人でも気づかない視点がありました。

旅の途中、奥さまが合流。ここから旅の雰囲気が変化します。

・合流翌日、「妻との時間を大切にしたい」として密着は終了
・その判断も、彼の真面目な性格と日本への敬意が伝わるものだった

趣味と愛情、どちらも大切にする姿勢が自然に表れていた旅。密着は短いものでしたが、日本文化に対する真摯なまなざしと、夫婦の温かな絆を感じられるエピソードとなりました。

餃子愛が止まらない!アメリカYOUの大阪餃子食べ尽くし旅

アメリカからやってきたダニーさんは、筋金入りの餃子ファン。これまで食べた餃子はすべて「揚げ餃子」で、日本の焼き餃子や水餃子は未経験。そんな中、友人から「日本の餃子は種類が豊富」と聞き、本場で一日餃子ツアーを決行するため大阪に降り立ちました。目的はシンプルにして明快――餃子を一日3食、食べ尽くすこと。

旅のスタートは大阪・なんばにある「餃子専門店 としや」。創業から27年の歴史を誇る老舗で、ダニーさんが挑んだのは名物のひとくち餃子。この店では、黒毛和牛と白菜を使用した餡を、極薄の皮で一つ一つ手包みしており、1日3000個を手作業で作っているというこだわりぶり。焼き立ての餃子を3人前たいらげ、その軽さと香ばしさに夢中になっていました。

・「としや」は大阪・北新地がルーツの“ひとくち餃子”を提供
・ホステスでも食べやすいようにと小ぶりに作られたのが始まり
・皮が薄くてパリッとし、口に運ぶと肉汁がじゅわっと広がる仕上がり

次に向かったのは、鶴橋駅近くの「味力亭」。ここではにんにく餃子・しそ餃子・生姜餃子の3種を注文。特にしそ餃子は梅肉ソースと一緒に食べるスタイルで、爽やかな風味が印象的でした。ダニーさんの友人ローレンさんとアレックスさんも合流し、餃子のバリエーションの多さに驚いていました

・「味力亭」では常時4種類の定番餃子+季節限定の餃子を提供
・しそ餃子×梅肉のペアは、女性客にも人気
・一口サイズで、どんどん食べ進められる軽さが魅力

ラストは、梅田にある「味奉行」。ここではダニーさんの餃子愛がさらに加速。冷やし餃子・餃子の天ぷら・味奉行オリジナルの揚げ餃子など、ユニークな餃子が次々登場。特に冷やし餃子は、初めて餃子を食べる友人のブライアンさんが「大絶賛」するほどの美味しさだったそうです。

・冷やし餃子はタレや薬味の工夫で夏にぴったりの一品
・天ぷら餃子は衣のサクサク感と餡のジューシーさが同時に楽しめる
・「味奉行の揚げ餃子」は香味野菜たっぷりの自家製ダレと相性抜群

この日、ダニーさんたちが食べた餃子の合計は16品・125個。ひとくち餃子を中心に、バリエーション豊富なメニューを制覇しながら、揚げ餃子しか知らなかった彼が、日本の餃子文化の奥深さに触れる旅となりました。食への愛情がたっぷり詰まった、大満足の一日となったようです。

甘党スイーツ好きYOU!アニメのりんご飴に憧れて

羽田空港で出会ったのは、カナダから来日した甘党の女性ココさん。彼女の来日目的は一風変わっており、アニメ『僕のヒーローアカデミア』に登場した“りんご飴”を実際に味わうことでした。アニメの中で見た鮮やかな赤いりんご飴に心を奪われ、日本のスイーツ文化を体験するための旅に出発します。

最初に訪れたのは、東京・新宿三丁目駅近くにある「ポムダムールトーキョー」。2014年創業のこのお店は、日本初のりんご飴専門店であり、りんご飴をアートのように進化させた存在。ココさんは、特許取得の製法で仕上げられた“プレーン味”と“チムベリー味”の2種を堪能しました。

・ポムダムールでは、りんごを飴でコーティングした後に香り豊かなパウダーをまぶす独自の製法
・チムベリー味は幻想的な見た目と甘酸っぱい香りが特徴
・プレーンはシンプルながら素材の味をしっかり引き立てる王道の一品

続いてココさんが向かったのは、アニメにも登場する“たい焼き”を求めて人形町へ。目的の店は、東京三大たい焼きの一つである「柳屋」。大正時代から続く老舗で、天然たい焼き(1匹ずつ焼き)を30分並んで購入。特注の金型で焼き上げるたい焼きは、つぶあんの甘さとパリッと香ばしい皮が絶妙にマッチしていました。

・柳屋では、特選小豆を使用し、砂糖と塩だけで炊き上げたつぶあんが特徴
・たい焼きは1匹ずつ丁寧に焼かれる“天然物”
・昔ながらの味と香りが詰まった逸品に、ココさんも満足そうな様子

さらに、甘いもの探しの旅は続きます。ココさんは「炭火煎珈琲 かうひい屋」を訪問。備長炭で煎ったコーヒーと自家製ケーキを提供する喫茶店で、ここではコーヒーゼリーを注文。香ばしさと苦味のバランスが絶妙で、スイーツだけでなく日本の喫茶文化にも触れるひとときとなりました。

・かうひい屋では、10種類以上のコーヒー豆を炭火で焙煎
・ゼリーにはコクがあり、ほんのりとした甘みの生クリームが添えられる
・落ち着いた雰囲気の店内で、旅の余韻に浸る場面も

この日の最後には、ごま団子や干菓子、みたらし団子といった和スイーツにも挑戦。ココさんの旅は、アニメをきっかけに始まったスイーツ巡礼が、やがて日本の伝統菓子文化を学ぶ経験へと広がっていく、そんな一日でした。スイーツを通して異文化とつながるココさんの姿は、多くの視聴者にとっても心温まるものとなりました。

弔い旅で京都へ…亡き父と交わした約束を胸に

成田国際空港で取材班が出会ったのは、オランダとハンガリーから来日したエリックさんとその友人。エリックさんは数か月前、最愛の父を突然亡くし、まだその悲しみを受け入れきれないでいました。父との間にはひとつの約束がありました――「いつか一緒に京都へ行こう」。その約束を果たすため、エリックさんは父の代わりに日本へ旅立ちました。

・父は生前から日本文化が好きで、特に京都に強い憧れを持っていた
・エリックさん自身もアニメや音楽を通じて日本文化に親しんできた
・父と行くはずだった京都の街を、一人で、そして心の中で父と共に歩く旅が始まる

1週間後、エリックさんは京都駅で取材班と合流。まず向かったのは「本家西尾八ツ橋 清水坂店」。ここで味わったのが、映画『るろうに剣心』にも登場したみたらし団子。実はこの映画は、父が生涯で最後に観た映画であり、エリックさんにとっては特別な意味を持つものでした。

・団子を口にしながら、父の記憶と映画のシーンが重なり涙をこらえる場面も
・「るろうに剣心」以外にも「犬夜叉」「子連れ狼」など日本の時代劇に父子で親しんできた

その後は、京都・東山区にある法観寺(八坂の塔)や清水寺をゆっくり巡礼。日本の古き良き風景の中で、エリックさんは心の整理を少しずつ進めていきました。

・父が行きたがっていた場所を1か所ずつ丁寧に訪れる
・観光というよりも、心の旅としての巡礼が続いた
・静かな京都の街並みが、悲しみを受け止めてくれるような雰囲気に包まれていた

午後には、父がかつてネットで調べて「いつか行こう」と言っていた居酒屋「百練」を訪問。ここは昼間から歌謡曲をアテに飲めることで有名な店で、エリックさんはステーキ丼と熱燗を注文。この店では父が好きだった玉置浩二を“マスター”と呼んで尊敬していたという思い出も語られました。

・「百練」は落ち着いた雰囲気で、思い出を語るのにぴったりの場所
・玉置浩二の楽曲が店内に流れ、自然と涙がにじむ場面も

そして夕方5時、エリックさんはカラオケへ。父が好きだった「悲しみにさよなら」(安全地帯)を選び、一人で力強く歌い上げました。その姿には、喪失感の中にある決意と、父への深い愛情が滲んでいました。

・歌い終えた後、「少し前に進める気がする」と静かに語った
・旅のすべてが“父との別れ”であると同時に“再出発”の第一歩となった

この京都の弔い旅は、単なる観光ではなく、一人の息子が父との約束を胸に歩んだ時間でした。文化の違いを超えて、人と人とのつながりや記憶の大切さが深く伝わるエピソードでした。

まとめ

今回の放送は、「食」「旅」「思い出」そして「絆」が織りなす心あたたまるエピソードが満載でした。とくに餃子だけを食べ続けたYOUや、弔いの旅に出たエリックさんの姿は、多くの視聴者の心に残ったことでしょう。視聴者自身の人生にもそっと寄り添ってくれるような物語の連続でした。

放送の内容と異なる場合があります。

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