世界が感動!カツカレーうどん&大福&抹茶でつながる日本愛
2025年6月9日(月)にテレビ東京系で放送の「YOUは何しに日本へ?」と「ニッポン行きたい人応援団」の豪華合体3時間半スペシャルでは、日本の食や文化に魅せられた外国人たちが登場し、それぞれの情熱あふれるエピソードを通じて、改めて“日本の魅力”を再発見できる内容が放送されました。カツカレーうどん、大福、抹茶など、日常の中にある“日本らしさ”をきっかけに海を越えて人生が動き出す感動のストーリーがありました。
本場の技を学びたい!ラーメン山頭火で働くアメリカYOU
アメリカ・シアトルからやってきた3人組のうち、1人はラーメン山頭火ユニバーシティ・ビレッジ店で接客を担当している男性。彼の目的は、本場のラーメン技術と日本の接客スピードを体験することでした。北海道旭川にある山頭火の本店を訪問し、日本人スタッフの動きや味づくりの様子に感動。仕事への向上心にあふれる姿が印象的でした。
・日本でしか味わえないスピードと緊張感を体感
・憧れの本店で働く人々から多くの学びを得た旅
・アメリカの店舗での経験をさらに進化させる決意
ハサミを求めて新潟へ!デンマーク親子の理容旅
コペンハーゲンから来日した理容師の父とその息子。父ボビーさんは2店舗を経営するオーナーで、世界最高の切れ味を誇る日本製のハサミを求めて来日しました。新潟・燕三条では、かつて刀を作っていた職人たちが技術を継いで理美容ハサミを製造しており、その背景にも深い興味を寄せていました。
・明治の廃刀令が生んだハサミ製造の歴史を学ぶ
・山村製作所での見学後、特別価格でハサミを購入
・東京のレトロ理髪店「竹床理髪店」では貴重なハサミを贈られ感激
・別の理髪店で実際にカットも体験し、日本式の技を肌で感じた
テレパシーは本当にある!?双子YOUと友人のグルメ旅
イタリアからやってきた双子と10年来の幼なじみの3人旅。目的は日本食を思いきり楽しむこと。到着後すぐに「最初に食べたい日本食は?」と質問されると、双子の答えは揃って「ラーメン」。テレパシーのような一体感が見ている人の心を和ませました。
・親友との3人旅で日本の味を食べ歩き
・双子ならではの息ぴったりなやり取りに注目
自作ゲームを持って来日!ラスベガスのゲームデザイナーYOU
アメリカ・ラスベガスから来た2人組のうち1人は、レトロゲーム機用に自作した「FXユニット雪」を販売するために来日。クラウドファンディングで500万円を集めて制作したゲームは、PCエンジンやドリームキャストで動作。売上で日本旅行を楽しむという斬新な計画を実行に移していました。
・ゲーム販売が旅の資金源
・浅草などのレトロスポットで自作ゲームをPR
・“ゲームでつながる世界”の力を感じさせる挑戦
日本の伝統建築を学びたい!左官修行に来た女性YOU
イタリアから来た建築家の女性2人は、自然素材を使った土壁づくりを学ぶため岡山に3ヶ月滞在予定。左官技術の高さに惹かれたという2人は、日本の職人文化に敬意を抱きながら修行に励む決意を見せていました。修行先は取材NGでしたが、その強い思いは画面からも伝わってきました。
・自然素材へのこだわりから左官職人を目指す
・建築家としての新しい可能性を日本で見出す旅
カツカレーうどん愛がすごい!大学院生YOUの味の再会
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のダルコさんは、文部科学省の奨学金で早稲田大学大学院に留学予定。来日の目的の一つは、3年前の滞在中に食べて衝撃を受けた「カツカレーうどん」をもう一度食べること。銀座「つるとんたん」でその夢を叶え、続いて御茶ノ水の「直白」でもカツカレーうどんを大盛りで注文。感動の再会に笑顔がこぼれていました。
・「クレイジーデリシャス」「旨みシャワー」と表現
・母国にはない味と文化に魅了され、日本留学を決意
・彼は円盤投げの選手としても活躍しており、文武両道の人物
ハンマーヘッドと泳ぎたい!エジプトのサメ好きYOU
エジプトから来た男性の目的は、伊豆・神子元島でハンマーヘッドシャークと一緒に泳ぐこと。交換留学生として4ヶ月間滞在予定で、サメへの強い愛を語っていました。しかし、取材途中で連絡が取れなくなり密着は終了に。夢の続きが気になるエピソードでした。
母への恩返し旅!イギリス親子のグルメ散歩
イギリスから来た親子は、息子が母を日本に連れてくるのが夢だったと語り、今回の旅を実現。グルメ中心の自由旅を計画し、あえてお店は決めず「メニューが読めない店ほど美味しい」と期待をふくらませていました。取材は辞退されましたが、母子の絆が感じられるやさしいエピソードでした。
本場のおにぎりを食べたい!ポルトガル女性の感動体験
ポルトガルから来た女性は、日本のおにぎりを食べたいという強い思いから来日。北区の人気店「蒲田屋」で、カニコロッケやツナマヨを購入。製造体験では、米粒の間に空気を含ませてふわふわにする握り方に驚き。さらに浅草や駒込でも名店を訪ね、日本の味を楽しみました。
・1日3000個売れる人気店の技を体験
・ふわっと握る繊細な技術に感動
・日本の食文化の奥深さにふれる旅
日本の音を集めたい!フランス音楽家YOUの「思いやり音」探し
フランスから来たミュージシャンのクァンタンさんは、街にあふれる“思いやりの音”を集めて音楽を作る旅に挑戦。中野や新宿では、トイレの擬音装置、自販機の音、神社の水音、焼き鳥の焼ける音などを収録。さらに、寛永寺で360年前から続く鐘の音を録音。「時間を守る文化こそ最高の思いやり」と語っていました。
・メンチカツを食べる音も収録、これは単なる好物
・「ヒカルの碁」に感銘を受けて日本好きに
・プロ棋士との囲碁対局の音も録音し、心の旅を表現
この日の放送では、YOUたちの「夢」「再会」「挑戦」がつまったストーリーが多数紹介され、視聴者に大きな感動を届けてくれました。世界中の人々が、それぞれの思いを胸に日本を訪れ、その中で見つけた“本物の感動”が映し出されていました。自分たちが日常で気づかない日本の魅力を、あらためて感じさせられました。
本場で学ぶ!大福と抹茶に人生を捧げた外国人たちの感動の旅
2025年6月9日に放送された『YOUは何しに日本へ?&世界!ニッポン行きたい人応援団 合体3時間半SP』では、日本の伝統文化に強く魅了された外国人たちの来日ストーリーがたっぷり紹介されました。今回特に注目されたのは、日本の大福に魅せられたスペイン人女性アグネサさんと、抹茶に心を奪われたアメリカ人女性マリーさんのエピソードです。彼女たちはそれぞれ、日本文化を深く学ぶために情熱を持って旅をし、その体験の一つひとつが見る者に感動を与えました。放送後、詳しい内容が分かり次第、さらに情報を更新します。
大福を極めたいスペイン人女性が日本へ
スペイン・バルセロナで大福専門店「NIJI」を営むアグネサさん。10年前に京都を訪れた新婚旅行中に大福を食べて感動し、帰国後すぐに独学で大福作りを始めました。スペインでは日本の餅が手に入らないため求肥を代用し、あんこも市販のものを使用していたそうですが、「本場の味にはまだまだ届かない」と悩みを抱えていました。そんな彼女が今回、番組の招待で初来日。本物の技術を学ぶ旅がスタートしました。
最初に訪れたのは、東京・高輪の「松島屋」。1918年創業、昭和天皇も愛した豆大福で有名な老舗です。1日1000個が午前中に完売するほどの人気で、使われている餡は北海道十勝産の小豆を炊いて潰した「潰し餡」。餅には宮城県産の「みやこがねもち」を毎朝ついて使用し、手間と素材にとことんこだわった製法を間近で学びました。
次に向かったのは、新宿区住吉町の「大角玉屋 本店」。こちらはいちご大福発祥の店として知られ、創業は1912年。3代目店主・和平さんが「ショートケーキのいちご」をヒントに思いついたという発想力と、新しいものを恐れず挑戦した姿勢にアグネサさんは強く惹かれたようです。実際に店頭では、朝採れのいちごを使い、すべて手包みで仕上げていて、丁寧さと新鮮さへのこだわりに学ぶべき点がたくさんありました。ここではいちご以外にも様々なフルーツや素材と組み合わせた創作大福も販売しており、味の多様性と発展性も印象に残ったようです。
旅はさらに岐阜県各務原市へ続きます。訪れたのは全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞した「本家豆大福 だるま堂」。全国から注文が殺到する名店で、名物の豆大福は北海道産の光黒大豆を使い、小ぶりで食べやすいサイズ。店の人たちがアグネサさんのために郷土料理をふるまうサプライズ歓迎会も開かれ、「鶏ちゃん」や「金魚飯」といった岐阜ならではの家庭の味に触れました。
技術面でも多くのことを学びました。餡には「きたろまん」という小豆を使用し、専用の「さわり鍋」で丁寧に練り上げることでなめらかで風味のよいあんこを作り上げます。餅には岐阜産の「たかやまもち」を使い、天候や湿度に応じて最適な硬さになるよう調整。包み方にも工夫があり、上部分を厚くして餅の味をしっかりと伝えるようにするなど、細部にまでこだわった職人技を実際に体験しました。
抹茶に人生を捧げたアメリカ人女性の茶畑体験
番組ではもうひとつ、7年前に取材されたテキサス州在住のマリーさんの来日も実現しました。言語学者の母親の影響で日本語を学びはじめた彼女は、抹茶との出会いが人生の大きな転機になったと話しています。そんな彼女のために用意されたのが、京都府和束町への旅でした。
和束町は鎌倉時代から茶葉の栽培で栄えてきた地域で、美しい茶畑の風景は京都府景観資産第1号にも登録されています。マリーさんが訪れた5月は新茶の季節で、地元で三代続く茶農家・北恭子さんの農園で茶摘み体験を行いました。
茶畑では、覆下栽培と呼ばれる方法でお茶を育てています。これは新芽の1ヶ月ほど前から茶葉に覆いをかけることで、うま味成分「テアニン」が渋み成分「カテキン」に変わるのを防ぎ、甘くまろやかな抹茶に仕上げるための大切な工程です。この技術によって、葉が薄く柔らかくなり、石臼で挽いても滑らかになるという利点もあります。
茶摘みは機械で行うものの、わずか0.1mmの調整で一番上の新芽だけを刈り取る繊細な作業であり、マリーさんもその難しさに驚きながら手伝っていました。夜には、北さんの娘・紀子さんが作った茶料理が振る舞われました。茎茶を使ったローストビーフや新芽の天ぷらなど、茶農家ならではの特別な料理を味わいながら、日本茶の奥深さを改めて実感していました。
この放送では、大福と抹茶という一見シンプルな和の文化の裏にある長い歴史と職人のこだわり、そしてそれを受け継ごうとする世界の人々の熱意が丁寧に描かれていました。どちらの女性も、異国の地で日本の味を伝えようと努力してきたからこそ、本場で学んだことの重みが一層深く心に刻まれたはずです。
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