奥京都の旅SP
このページでは『出川哲朗の充電させてもらえませんか?(2025年12月13日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
今回の舞台は京都府北部から京都市内へと続く奥京都。綾部市から世界遺産・東寺まで139キロを走る旅は、有名観光地だけでなく、暮らしのそばにある風景や人との距離感が丁寧に映し出された回でした。初登場の前田敦子、後半から合流するタイムマシーン3号・関太が加わり、道中の出来事一つ一つが記憶に残ります。
綾部市スタート 私市円山古墳と前田敦子合流の旅の始まり
旅のスタートは京都府綾部市にある私市円山古墳。1987年の高速道路建設に伴う発掘調査で見つかった5世紀ごろの円墳で、京都府内では最大規模とされています。静かな場所に立つ古墳を前に、奥京都の旅がゆっくりと始まります。
その後、出川哲朗はおおつき製菓舗の前でゲストの前田敦子と合流。店先で味わった『みたらし団子』は、観光地向けというより、地元で長く親しまれてきた味という印象でした。おすすめされたバラ園を目指し、電動バイクで次の目的地へ向かいます。
綾部バラ園と京丹波町 奥京都らしい自然と人とのふれあい
向かったのは綾部バラ園。春と秋に約170種類、1200本ものバラが咲き、秋のバラまつりでは野外ステージで落語も披露される場所です。園内には『アンネ・フランク』の父から贈られたバラが咲いており、その説明を聞く場面は静かに心に残ります。
ここで前田敦子は、息子が小学一年生で、二人でいろいろな場所に出かけていることを話していました。特別な演出はなく、旅の途中で自然に出てくる言葉だからこそ、この番組の空気とよく合っていました。
その後は京丹波町へ。フィールドホッケーの施設が充実したホッケータウンとして知られ、映画『レジェンド&バタフライ』の撮影地でもあります。特産品は松茸と黒枝豆で、道の駅に立ち寄りながら情報を集めていきます。
美山町への道中 グルメと充電交渉が続く寄り道旅
京丹波町の道の駅 和で松茸のおいしい店を聞き、美山町方面へ。途中で見つけた「季節料理 ふるさと」は残念ながら休みでした。予定通りに進まないところも、この旅らしさです。
走行中にバッテリーが切れ、前田敦子が民家に声をかけて充電をお願いする場面もありました。断られることなく迎え入れられ、奥京都の人のあたたかさがそのまま伝わってきます。
さらに進み、レイクサイドハウス 虹ではビーフカレーを味わいます。カラオケルームもあり、流れで前田敦子が『フライングゲット』を歌うことに。湖畔の食堂でAKB48の代表曲が響くという、今回ならではの印象的な場面でした。
美山かやぶきの里と河鹿荘 宿泊と松茸御膳の一夜
府道12号を走り、Beans cafe.miyamaに到着。ここでは『生ゆば食べ比べ』と『ゆばティラミス』を味わい、美山の食文化が紹介されます。
夕方、美山かやぶきの里に到着。50戸のうち39棟が茅葺き屋根で、多くは江戸から明治時代に建てられたものです。居住地域のため見学は夕方までですが、この日は特別に許可をもらって訪問しました。観光地でありながら、今も人が暮らす場所であることが丁寧に伝えられます。
ここで前田敦子のロケは終了し、別れのあとにタイムマシーン3号・関太が合流。宿探しの末、美山町自然文化村 河鹿荘に宿泊することになります。夕食には『松茸御膳』が並び、カナダから来たという旅行者グループとの記念撮影もありました。
南丹市・亀岡市 人の縁がつながる充電旅の後半戦
翌日、改めて美山かやぶきの里を訪れ、出川哲朗と関太の二人で記念撮影。その後、南丹市日吉町へ向かいます。充電をお願いした民家では、ご主人が収穫した『百目柿』を振る舞われました。道中で見かけたお化け屋敷について聞くと、廃校になった旧五ヶ荘小学校だと教えてもらいます。
亀岡市に入ると、盆地特有で霧が出やすい「霧の都」としての話や、街のシンボルである京都府立京都スタジアム(サンガスタジアム)、縁結びで知られる出雲大神宮が紹介されます。
ここでも充電交渉があり、番組を知らなかった家族と、出川哲朗だとすぐに分かった番組ファンの家族という対照的な反応が印象に残りました。
京都市へ 西大路グルメを経て世界遺産・東寺ゴール
東寺まで残り40キロ。園部町では教えてもらった海鮮食堂 うを亀が1時間待ちだったため、近くの町家割烹 吉勝へ。充電をさせてもらいながら、海鮮丼と蕎麦のセットを味わいました。
さらに進み、京都市内へ。ゴール目前で立ち寄ったのは西大路9curry byかまん。カレーは売り切れていたため、『豚カツ定食』を注文します。
そしてついにゴールの東寺に到着。創建から1200年以上の歴史を持ち、1994年に世界遺産に登録されました。国宝の『五重塔』は木造建築として日本一の高さを誇り、奥京都の旅を締めくくるにふさわしい存在感でした。
まとめ
綾部市から東寺までの奥京都の旅は、派手な展開よりも、人との距離の近さや土地の時間の流れが印象に残る回でした。前田敦子の初登場、関太の合流、そして出川哲朗の変わらないスタイルが重なり、見終えたあとにじんわり余韻が残るスペシャルでした。


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