横浜最古の寺と門前町が静かに熱い夜
「このページでは『出没!アド街ック天国(2025年12月13日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。」
今回スポットが当たったのは、横浜市南区にある弘明寺。京急線と横浜市営地下鉄という2路線に同じ駅名を持ち、横浜最古の名刹を中心に門前町として発展してきた街です。派手な観光地ではありませんが、歩くほどに歴史と人の営みが染み出してくる場所。年末の賑わいとともに、今あらためて注目したい“横浜の穴場”としてBEST20形式で紹介されました。
横浜・弘明寺BEST20が描く街の輪郭
弘明寺エリアは、寺と商店街、川、温泉、公園がコンパクトにまとまった街です。かつて東洋一とも言われたアーケードを中心に栄え、今も地元の暮らしに寄り添う商いが残っています。今回は野田クリスタルが“ふるさと大使”を務める街として登場し、歳末の空気が流れる中で、昔と今が自然につながっていく様子が丁寧に映し出されました。
20位 「こうみょうじ」ではありません
街の名前にもなっている寺は瑞應山 蓮華院 弘明寺。読み方は「ぐみょうじ」です。四十九世住職の美松寛昭さんによると、「弘明」という言葉は、すべての生命を救おうとする大きな誓い『弘誓(ぐぜい)』に由来しています。単なる地名ではなく、仏教の思想が今も街の根っこに息づいていることが伝わってきます。
19位 弘明堂書店
昭和15年創業の弘明堂書店は、弘明寺の時間を見守ってきた存在です。伊勢佐木町の弘集堂書店からの暖簾分けで誕生し、長年地域の人に親しまれてきました。3年前には廃業も考えたものの、利用者の「なくなってほしくない」という声を受けて存続を決断。14時から15時のお昼休みには、ご主人が趣味のウクレレを弾いてひと息つくという、街らしい穏やかな風景が続いています。
18位 観音橋
街の中心に架かる観音橋は、人が自然と集まる場所です。並行する歩行者専用橋では、地元のシニア世代がのんびりと語らう姿が見られます。福引き会場として使われることも多く、毎月第4日曜日にはマルシェが開催されます。このマルシェを立ち上げたのは、建築設計事務所AKINAI GARDEN STUDIOを営む梅村陽一郎さんと神永侑子さん。商店街と人をつなぐ拠点として、橋が新しい役割を持ち始めています。
17位 プロレス道場
名前に惹かれるプロレス道場は、実は居酒屋です。店主の横井利男さんは、もともとレンタルビデオ店を営んでいました。名物料理のひとつが「コンニャク園ホール」。さらに『有刺鉄線電流爆破チキン』という強烈な名前の唐揚げも登場します。名前ほど過激ではなく、遊び心を楽しみながら食べられる一品です。
16位 同じ駅名なのに遠い
京急線弘明寺駅と横浜市営地下鉄弘明寺駅は、同じ名前ながら約550メートル離れています。徒歩でおよそ10分。この距離があることで、街を歩き、店を見つけ、人とすれ違う時間が生まれています。
スタジオで語られた弘明寺の記憶
スタジオでは出演者それぞれの弘明寺との関わりが語られました。井ノ原快彦は、子どもの頃から京急線を使っていたものの「弘明寺」が読めなかったと振り返ります。野田クリスタルは“ふるさと大使”として街への思いを語り、神田愛花は京急弘明寺駅と上大岡駅の中間で生まれ、中学2年まで暮らした幼少期の思い出を明かしました。
15位 まさき亭
地元出身の山田真己さんが営むまさき亭は、量と味で知られる町中華です。看板メニューは横浜名物『サンマーメン』。ミニチャーハンとは思えない量や、大ぶりの唐揚げに驚かされますが、味はシンプルで飽きがきません。
14位 デュークベーカリー
昭和7年創業のデュークベーカリーは、弘明寺を代表する老舗です。名物は『弘明寺あんぱん』で、10種類以上が並びます。中身がぎっしり詰まった粒あんは、峰竜太も太鼓判。神田愛花が「トングを落としそう」と語るほどの重みも、この店らしさです。
13位 横浜 弘明寺百景
番組では「横浜 弘明寺百景」として、街のさまざまな表情が映し出されました。寺の境内、商店街の通り、大岡川沿いの風景、住宅地の日常。それぞれが特別ではなく、だからこそ弘明寺らしい景色として心に残ります。
12位 テレビ関連商品
オープニングとともに紹介されたテレビ関連商品は、街の商いと番組のつながりを感じさせる存在でした。日常の延長にテレビがある、そんな距離感が伝わります。
11位 オープニング映像
弘明寺の街並みを切り取ったオープニング映像は、派手さを抑えた落ち着いた始まりでした。静かな導入が、この街の空気をそのまま映しています。
10位 出没タウンLINEUP
出没タウンLINEUPでは、関東イルミネーション、箱根芦ノ湖、祐天寺と並び、弘明寺が紹介されました。観光地と生活の街が並ぶ構成が印象的です。
9位 アンプリュース
約70種類のスイーツが並ぶアンプリュース。中でも人気なのが『スペシャルモンブラン』で、価格は970円。門前町で味わう少し贅沢な甘さとして親しまれています。
8位 中島館&みうら湯
昭和34年創業の中島館は天然黒湯温泉として知られています。平成15年創業のみうら湯とともに、弘明寺エリアの温泉文化を支え、地元の憩いの場となっています。
7位 ラーメン激戦区
弘明寺はラーメン激戦区としても注目されています。2024年3月にオープンしたらーめん小麦、2017年創業の弘明寺丿貫などが紹介されました。浅野忠信が8周年記念Tシャツの文字をデザインした話題も、この街らしいエピソードです。
6位 鳥忠
昭和37年創業の鳥忠は、鶏肉とウナギを扱う専門店です。4年前には隣に鳥忠酒場をオープンし、老舗の味を新しい形で広げています。
5位 弘明寺公園
弘明寺公園には展望台があり、市街地を一望できます。日常の散歩の延長にある景色が、街の豊かさを教えてくれます。
4位 歳末セール福引大抽選会
年末の風物詩が、歳末セールの福引大抽選会です。目玉は『現金つかみ取り』。12月14日まで開催され、街全体が少し浮き立つ雰囲気に包まれていました。
3位 大岡川
大岡川は春になると桜の名所として知られています。季節ごとに姿を変えながら、弘明寺の時間を静かに流れ続けています。
2位 弘明寺かんのん通り商店街
約100軒が立ち並ぶ弘明寺かんのん通り商店街。いなせ寿司、濱田屋、盛光堂総本舗など、日常使いの店が今も元気に営業しています。門前町らしい温度感が、商店街全体に広がっています。
1位 瑞應山 蓮華院 弘明寺
第1位は街の原点である瑞應山 蓮華院 弘明寺。平安時代に開かれ、今も信仰の中心です。新年の初護摩行は元旦から8日まで毎日行われ、多くの人が訪れます。


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