乾麺の魅力を掘り下げる南野マキの現在
「乾麺」と聞くと、そうめんやうどんなど保存しやすい麺を思い浮かべる人が多いかもしれません。ところが、その製法や食感、職人の技まで深く追い続けているのが、乾麺研究家・ラーメン偏愛家の南野マキさんです。『マツコの知らない世界「夏を味わう!ご当地乾麺&阿波おどりの世界」(2026年8月11日放送)』では、全国各地のご当地乾麺を紹介します。南野さんがなぜ乾麺にのめり込んだのか、専門店「南野商店」の活動や商品まで詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- 南野マキさんが乾麺研究家になった経緯
- 2024年に南野商店を始めた背景
- 南野商店の商品と現在の購入方法
- 放送前に分かっているご当地乾麺の見どころ
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南野マキは乾麺研究家・ラーメン偏愛家
南野マキさんは、ラーメン偏愛家・乾麺研究家として活動し、乾麺やラーメンの商品企画、麺のディレクションなどを手がけている人物です。
現在は株式会社南野商店の代表を務め、乾麺を使ったラーメン商品を開発・販売しています。公式プロフィールでは、もともとカップ麺メーカーへの就職を目指し、1日3食すべてカップラーメンという生活をしていた時期がテレビで取り上げられたことも明かされています。
その後は麺メーカーで働き、退職後に乾麺と本格的に出会いました。
ここが南野さんの経歴で面白いところです。
最初から「乾麺の専門家になろう」と考えていたわけではなく、入口はラーメンへの強い興味でした。
カップ麺、麺メーカー、袋麺、乾麺と、麺について調べ続けていく中で、最終的に乾麺の魅力へたどり着いています。
個人的には、この順番を知ると「乾麺研究家」という少し珍しい肩書も納得できます。
単に乾麺をたくさん食べる人ではなく、ラーメンを追い続けた結果として乾麺の可能性を見つけた人なのです。
南野マキが乾麺にのめり込んだきっかけ
南野マキさんが乾麺に本格的に注目するようになったのは、麺メーカーを退職したあとでした。
即席麺業界で働いていた経験から、メディアで「袋麺」について話してほしいという依頼があり、改めて使われている麺を調べていたところ、即席麺とは違う乾麺の存在に出会ったと本人が振り返っています。
そこで南野さんが魅力を感じたのが、
食感
と
保存性
でした。
乾麺は、生麺を一定期間乾燥させて作られます。
南野商店では乾麺について、生麺を数日間干して熟成・乾燥させることで独特の繊細な食感が生まれ、さらに常温で長期保存できる点を大きな特徴として紹介しています。
一般的に「乾燥させた麺」と聞くと、生麺より簡易的なもののように思えるかもしれません。
しかし南野さんが注目したのは、その逆でした。
乾燥させる工程そのものに、
- 温度管理
- 湿度管理
- 乾燥時間
- 麺の太さ
- 職人の経験
などが関係しており、製麺所ごとに仕上がりが変わります。
特に日本では、そうめん、ひやむぎ、うどん、中華麺など、地域ごとに独自の乾麺文化が残っています。
初めて知ると少し驚きますが、長期保存できる便利な食品というだけではなく、地域の技術が詰まった食品でもあるわけです。
南野マキが知った乾麺業界の課題
南野マキさんが乾麺へ深く関わるようになった理由には、おいしさだけではありません。
乾麺について調べる中で、製麺所が抱える課題も知ったと本人が明かしています。
そのひとつが後継者不足です。
乾麺は麺を作って終わりではありません。
その後に乾燥工程が必要となり、温度や湿度を管理する設備や広いスペースも求められます。
南野さんは、こうした設備維持の負担や、販売価格とのバランスなど、伝統的な乾麺産業が抱える問題にも関心を持つようになりました。
ここは、単なる「麺好き」と南野さんを分ける大きな部分だと思います。
おいしい乾麺を見つけるだけなら、食べ歩きでもできます。
しかし南野さんは、
誰が作っているのか
なぜこの製法が残っているのか
この先も作り続けられるのか
というところまで見るようになっています。
個人的には、ここまで知ると「乾麺研究家」というより、乾麺文化を次へつなぐ仕事をしている人と考えた方が近いように感じます。
南野商店を2024年に立ち上げた理由
南野マキさんは2024年7月、南野商店をスタートしました。
コンセプトとして掲げているのが、
「ラーメンをあまねく世界へ」
です。
南野商店は一般的なラーメン店ではありません。
南野さんが日本各地を巡って出会った乾麺や、その技術を使った商品を紹介・販売する専門店です。
特に南野さんが注目しているのが、100年以上続くような製麺所などに残る伝統技術です。
実際、南野商店の商品では、
秋田・稲庭の製麺技術
三重・大矢知のひやむぎ文化
など、各地域の乾麺を取り入れています。
南野さん自身は、乾麺には世界へ届けやすい大きな利点があると考えています。
生麺に比べて長期保存でき、常温で運びやすいからです。
日本各地の製麺技術を守りながら、ラーメンという形にすることで国内外へ届ける。
その仕組みを作るために南野商店を立ち上げた、という流れが見えてきます。
ご当地乾麺は何が違うのか
ご当地乾麺という言葉を聞くと、
「どれも乾燥した麺なのでは?」
と思う人もいるでしょう。
実際には、地域によってかなり違います。
違いが出やすいのは、
- 原料
- 麺の太さ
- 水分量
- 乾燥方法
- 熟成時間
- 延ばし方
- 切り方
などです。
例えば稲庭うどんでは、麺を手でより合わせながら伸ばしていく手綯いと呼ばれる伝統技術があります。
2026年8月11日の放送予定でも、この稲庭うどんの手綯いを職人がスタジオで実演することが予告されています。
さらに放送では、驚くようなルーツを持つご当地乾麺のベスト3や、生麺に劣らない究極の乾麺中華麺も紹介される予定です。
つまり乾麺を見るときは、
「どこの県で作られたか」
だけでなく、
どうやって作られているのか
まで見ると違いが分かりやすくなります。
個人的には、乾麺はパッケージだけを見ると違いが分かりにくい食品だからこそ、製法を知ってから食べ比べると面白さが一気に増すと思います。
ご当地乾麺を全国へ伝える現在の活動
南野マキさんは現在、乾麺を紹介するだけでなく、地域や寺院などと組んだ商品開発にも取り組んでいます。
代表的なのが、
禅麺
と
斎麺
です。
禅麺は山梨県都留市の曹洞宗・耕雲院と共同で作られた商品で、秋田県の佐藤養悦本舗が作る「稲庭中華そば」が使われています。
一方の斎麺は、三重県明和町の斎宮文化をテーマにした商品で、三重県四日市市の渡辺手延製麺所が作る「四日市ひやむぎ」を使用しています。
どちらも単に乾麺を仕入れて売っているわけではありません。
その地域の文化や歴史と組み合わせて、一杯のラーメンとして再構成しているのが特徴です。
南野さんの仕事を理解するなら、この点はかなり重要です。
乾麺を「昔からある食品」として保存するのではなく、
現代の食べ方へ変換して残していく
という考え方だからです。
伝統をそのまま守る方法もありますが、新しい使い方を作ることで知る人を増やす方法もあります。
南野商店は後者に近い取り組みといえます。
南野商店の「禅麺」とは
南野商店が販売する禅麺は、動物由来の食品や五葷を使用せずに作られたプラントベースのラーメンです。
曹洞宗・耕雲院との取り組みから生まれ、乾麺には稲庭中華そばが使われています。
南野商店では、1袋2食入りが1,500円で販売されています。
一般的なインスタントラーメンと比べると価格は高めです。
ただし、そもそも商品としての位置づけが違います。
職人が作る乾麺や地域文化、プラントベースのスープまで組み合わせたラーメンキットです。
実際に選ぶなら、「安いラーメンを探している」のか、「珍しい乾麺や地域の技術を体験してみたい」のかを考えると判断しやすいでしょう。
南野商店の「斎麺」とは
もうひとつの代表商品が斎麺です。
三重県明和町にある斎宮をテーマに開発されたプラントベースラーメンで、三重県の地産品を中心に取り入れています。
乾麺として使われているのが、四日市市大矢知地区の伝統的な四日市ひやむぎです。
こちらも五葷を使わない商品として作られています。
一見すると、
「ひやむぎをラーメンにするの?」
と不思議に感じます。
そこで南野商店が使っているのが、独自の商品YUDE-COです。
乾麺を中華麺風に変えるYUDE-COとは
南野商店では2026年4月、YUDE-CO(ユデコ)という商品を発売しています。
使い方は特徴的です。
ひやむぎやうどんなどを茹でる湯へYUDE-COを入れることで、
- 麺が黄色くなる
- コシが出る
- 中華麺のような風味になる
という変化を起こす商品です。
原材料は炭酸ナトリウムです。
中華麺では、かんすいによって独特の色、香り、弾力が生まれます。
YUDE-COでは乾麺を茹でる工程でアルカリ性の成分を加えることで、中華麺に近い特徴を作ります。
南野商店では5袋入りを500円で販売しています。
個人的には、この商品を見ると南野さんの考え方がかなり分かりやすいと思います。
「乾麺は昔ながらの食べ方で食べるもの」と決めず、別の料理へ変化させる可能性まで試しているからです。
南野商店の商品と購入方法
2026年8月10日時点で、南野商店の商品は公式オンラインショップから購入できます。
主な商品には、
| 商品 | 内容・価格 |
|---|---|
| 禅麺 | 1袋2食入り 1,500円 |
| 斎麺 | 1袋2食入り 1,500円 |
| 斎麺+禅麺セット | 各1袋・合計4食 3,000円 |
| YUDE-CO | 5袋 500円 |
などがあります。
また、8月11日のテレビ出演を記念し、2026年8月17日23時59分まで、3,000円以上の購入で送料無料となるキャンペーンも案内されています。
ただし発送については注意が必要です。
公式案内では夏季休業のため、8月7日以降の注文については8月18日以降に順次発送するとしています。
テレビを見て「すぐ食べたい」と思った場合でも、到着時期は確認しておいた方がよいでしょう。
こういう期間限定キャンペーンは条件や在庫が変わる可能性があるので、購入時には最新表示を確認したいところです。
南野商店は実店舗なのか
「南野商店」という名前から、どこかへ行けば乾麺がずらりと並ぶ店舗を想像する人もいるかもしれません。
2026年8月10日時点で、南野商店が常設の一般向け実店舗を運営しているという案内は、公式サイト上では確認できません。
商品購入の中心はオンラインショップです。
一方で、イベントや催事で商品を紹介・販売する活動は行われています。
つまり、
「南野商店へ食べに行く」
というより、
オンラインで商品を購入する
催事などで出会う
という形が基本と考えると分かりやすいでしょう。
この点は、商品が気になった人が最初に確認しておきたいところです。
番組で紹介される乾麺と職人は放送前には一部のみ判明
2026年8月10日時点では放送前のため、8月11日に紹介されるすべての乾麺の商品名や製麺所、出演職人の名前は公式には公開されていません。
現時点で確認できるのは、
- 全国のご当地乾麺
- 驚きのルーツを持つご当地乾麺ベスト3
- 稲庭うどん
- 稲庭うどん職人による「手綯い」の実演
- 究極の乾麺中華麺
が取り上げられる予定というところまでです。
したがって、「紹介される乾麺はこれ」と事前に断定することはできません。
一方、南野さん自身の活動を見ると、秋田の稲庭中華そばや三重の四日市ひやむぎなど、全国各地の製麺所と関わってきたことは確認できます。
放送を見るときも、商品名だけでなく、
どの地域で作られているか
どんな製法なのか
誰が技術を守っているのか
に注目すると、南野さんが乾麺を紹介する理由が分かりやすくなるはずです。
南野マキの活動は「乾麺を売る」だけではない
南野マキさんについて調べていくと、最初は「乾麺に詳しいラーメン好き」という印象があります。
しかし現在の活動を見ると、それだけではありません。
乾麺を探す。
製麺所を訪ねる。
商品を企画する。
地域文化と組み合わせる。
ラーメンという形に変える。
そして販売して、乾麺を知らなかった人へ届ける。
ここまで一連の活動になっています。
特に南野さんが問題意識を持っているのが、伝統的な乾麺産業が抱える後継者不足や設備維持の難しさです。
だからこそ、「昔からあるものだから守ろう」と呼びかけるだけではなく、実際に買って食べたくなる新しい商品へ変えることにも意味があります。
個人的には、ここが南野マキさんを単なる食通と分ける一番大きなポイントだと感じます。
乾麺のおいしさを語るだけなら評論で終わります。
南野さんはそこから一歩進み、南野商店という事業を立ち上げ、商品を作り、販売まで行っています。
乾麺という昔から身近にある食品を、別の角度から見直す。
その活動を知ると、スーパーの乾麺売り場でも「これはどこで、どうやって作られているんだろう」と少し見方が変わってくるのではないでしょうか。


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