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世界大会3度優勝のマジシャンは誰?MASA MAGICの経歴とマジックキャッスルでの実績【ラヴィット!で紹介】

仕事・挑戦

世界で結果を残すMASA MAGICの歩み

沖縄から世界へ活動の場を広げてきたプロマジシャン、MASA MAGIC(マサマジック)。ハリウッドの「マジックキャッスル」で行われるコンテストで、日本人として初めて通算3度の優勝を果たしています。『ラヴィット!(世界一のマジシャンが種明かし&見ればすぐにマネできるマジックを伝授!)(2026年8月13日)』にも登場予定です。華やかな実績の一方、その出発点は中学生のころに抱いた憧れと、動画を何百回も見返す独学の日々でした。

この記事でわかること

  • MASA MAGICがマジシャンを目指したきっかけ
  • 沖縄からアメリカへ渡った理由と経歴
  • マジックキャッスルで3度優勝するまでの道のり
  • 次に目指しているFISMと現在の挑戦

世界大会3度優勝のMASA MAGICは何者なのか

MASA MAGICは、沖縄県出身のプロマジシャンです。

大きな実績として知られているのが、アメリカ・ハリウッドにある「マジックキャッスル」で開催される「STROLLING MAGIC SHOWDOWN」での優勝です。

2025年6月の大会でも優勝し、これで通算3度目の優勝となりました。現地のコンテストで日本人が3度優勝するのは初めてと報じられています。

ここで少し整理しておきたいのが、「世界大会3度優勝」という表現です。

テレビでは分かりやすく「世界大会3度優勝」と紹介されていますが、3度制した具体的な大会は、マジックキャッスルで開かれるSTROLLING MAGIC SHOWDOWNです。一方、MASA MAGICが今後の目標に掲げている「FISM」は別の世界規模の大会です。

この違いを知っておくと、「もう世界最高峰まで全部制覇している」という意味ではなく、すでに海外で大きな結果を残しながら、さらに上の目標へ挑んでいる人物だと分かります。

MASA MAGICが得意としているのは、観客のすぐ近くでカードやコインなどを使うクロースアップマジックです。

巨大な舞台装置に頼るのではなく、目の前の物を使って「どうしてそうなったの?」と思わせるタイプのマジックです。

個人的には、ここがMASA MAGICを理解するうえでかなり大事だと感じます。派手な演出だけで勝負するのではなく、観客との距離が近い場所で技術や会話力まで問われる世界で評価されてきたからです。

MASA MAGICがマジシャンを目指したきっかけ

MASA MAGICとマジックとの最初の出会いは、幼稚園のころでした。

テレビのマジック番組を見たことがきっかけで、もともと不思議な世界やファンタジーが好きだったこともあり、マジックへの興味を持つようになります。

しかし、「自分もマジシャンになりたい」と強く思うようになった大きな転機は中学生のころでした。

当時テレビなどで活躍していたマジシャンのセロを見て衝撃を受けたと、MASA MAGIC自身が過去のインタビューで明かしています。

ポスターから食べ物を取り出したり、まるで本当に魔法を使っているような演出を見て、「自分もこんなふうに人を感動させたい」と考えたことが、プロを目指す原点になりました。

ただ、最初から「絶対にマジシャンになる」と周囲へ堂々と言えたわけではありません。

友人たちが医師や弁護士といった将来像を語る中、「マジシャンになりたいと言ったら笑われるのではないか」と考え、自分の夢から距離を置いていた時期もあったそうです。

そこで背中を押したのが友人の言葉でした。

自分の夢から逃げていることを指摘され、それをきっかけにプロになる方法を本気で考えるようになります。

成功した人を見ると、最初から迷いなく進んだように感じてしまいます。

ところがMASA MAGICの場合は、「やりたいけれど現実的ではないのではないか」という迷いを一度経験している。この部分を知ると、現在の華やかな実績だけを見るより人物像がずっと分かりやすくなります。

沖縄から世界を目指した経歴

MASA MAGICは地元・沖縄でマジックを学び、沖縄尚学高校時代には学校の先生たちの後押しを受け、人前で披露する機会を増やしていきました。

学校行事だけでなく、地域のお祭りや老人ホームなどでもマジックを披露するようになります。

最初から海外の大舞台に立っていたわけではなく、身近な人に見てもらう経験を積み重ねていったわけです。

そして世界を意識するきっかけを与えたのが、高校時代の担任でした。

「英語ができれば世界中の人にマジックを見せられる」という助言を受け、アメリカのコミュニティ・カレッジへの進学を決意します。

意外なのは、MASA MAGIC自身が当時、英語を得意科目としていたわけではなかったことです。

海外で活動するために必要だと考え、高校2年生ごろから本格的に英語を勉強したと語っています。

「英語ができるから海外へ行った」のではなく、

世界でマジックをするために英語を身につけようとした

という順番です。

初めて知ると少し驚きますが、この考え方はMASA MAGICの歩みをよく表しています。

得意なことだけを伸ばしたというより、目標に必要なものを一つずつ身につけていった人物だと分かります。

独学で磨いたマジックと海外への挑戦

MASA MAGICの経歴でも特に特徴的なのが、マジックを独学で学び始めたことです。

中学生のころはYouTubeが広がり始めた時期で、海外などのマジック動画を何度も見ながら研究していました。

数回見ただけで理解できるわけではなく、本人によると同じ映像を何百回も見たこともあったそうです。

もちろん、マジックは単純に「タネが分かればできる」というものではありません。

同じ手順を知っていても、手の動き、視線、間の取り方、観客への声かけなどで見え方は変わります。

MASA MAGICがアメリカへ渡った意味も、単に技を増やすことだけではありませんでした。

知らない土地で人と出会い、マジックを通してコミュニケーションを取り、自分の技術がどこまで通用するのか試したいという目的もありました。

プロマジシャンの世界を考えると、ここはかなり興味深いところです。

技術だけなら自宅でも練習できます。しかし、観客がどう反応するのかは人前で実演しなければ分かりません。

技術+観客とのコミュニケーションの両方を磨いたことが、その後の海外での評価につながったと考えると納得できます。

マジックキャッスルで成し遂げた実績

MASA MAGICを語るうえで欠かせないのが、ハリウッドにあるマジックキャッスルです。

マジックキャッスルは、Academy of Magical Artsが運営する会員制施設で、マジシャン会員になるためには審査があります。

現在の公式案内でも、マジシャン会員を希望する場合には自身のマジック歴や編集されていない演技映像などを提出し、審査を受ける仕組みが示されています。

MASA MAGICはここでマジシャンとして認められ、その後、マジックキャッスルで行われる「STROLLING MAGIC SHOWDOWN」に挑戦しました。

そして2018年、日本人として初めて優勝。

その後も挑戦を続け、2025年には3度目の優勝を達成しました。

この大会では、1つのステージで決まった演技を披露するだけではありません。

2025年大会では、参加者が26台のテーブルを回り、1テーブルにつきおよそ2〜3分でマジックを披露しました。審査員の投票で順位が決まります。

観客の至近距離で演技をするため、ごまかしの利きにくい環境でもあります。

「世界一」という言葉だけを見ると漠然としていますが、どんな形式で評価されたのかまで知ると、その実績の意味がかなり具体的になります。

3度目の優勝までの道のり

2025年の優勝は、MASA MAGICにとって簡単な挑戦ではありませんでした。

同年のインタビューによると、この大会には2017年から計6回出場しています。

つまり、6回出て3回優勝したことになります。

2025年はコロナ禍などを経て、約6年ぶりに大会へ挑戦。

久しぶりの海外で英語力やマジックの流行がどう変化しているのか分からないという不安も抱えていたそうです。

大会には22人が出場し、MASA MAGICはコインやタバコなどを使う至近距離のマジックで勝負しました。

制限時間は約90分。

各テーブルを回りながら演技し、時間が足りなくなった終盤には複数のテーブルへまとめて見せるなど、その場で対応方法も変えています。

興味深いのは、本人が勝因の一つとして沖縄の言葉で「おしゃべり」を意味する「ゆんたく」を挙げていることです。

緊張して技だけに集中するのではなく、審査する人たちと会話しながら楽しむ感覚を取り戻したことで、自然なパフォーマンスにつながったと説明しています。

個人的には、このエピソードがMASA MAGICらしさを一番感じる部分です。

マジックというと指先の器用さばかりを想像しますが、世界で評価されるためには、目の前の人を楽しませる力まで含めて「技術」なのだと分かります。

MASA MAGICが次に目指すFISM

3度目の優勝を果たしたMASA MAGICですが、そこで目標が終わったわけではありません。

2025年7月の優勝報告では、今後SNSなどでもマジックを発信しながら、FISMでの優勝を目指したいと明言しています。

FISMは「Fédération Internationale des Sociétés Magiques」の略称で、世界各地のマジック団体が関わる国際組織です。

その世界大会では、世界各国からマジシャンが集まり腕を競います。

そのため、

マジックキャッスルで3度優勝した実績
と
FISMでの優勝という次の目標

は分けて理解する必要があります。

すでに大きな結果を残しているのに、さらに別の世界的な舞台を目指しているところに、MASA MAGICの現在地があります。

また、過去には小学校などで自身の経験を伝え、「夢を持つこと」「行動すること」の大切さを子どもたちに伝える活動も行ってきました。自分の成功だけではなく、自身の経験を誰かが一歩踏み出すきっかけにしたいという姿勢は、3度目の優勝時の発言にもつながっています。

中学生のころ、自分がマジシャンになれるのか迷っていた少年が、今では同じように迷う人へ「挑戦していい」と伝える側になっている。

実績以上に、この流れがMASA MAGICの人生を理解するうえで大きなポイントではないでしょうか。

ラヴィットで披露するマジックと出演後の反響

2026年8月13日放送予定では、MASA MAGICがスタジオで超絶マジックを生披露し、一部のマジックを種明かしして、すぐにまねできる方法を伝える企画が告知されています。

ここで注意したいのは、この記事を書いている2026年8月12日時点では、まだ放送前だということです。

そのため、実際にどのマジックを披露したのか、出演者がどのような反応をしたのか、放送後にどんな反響があったのかについては、現時点では確認できません。

予告されている内容以上を推測して書くことはできません。

ただ、MASA MAGICを見るときは、単に「タネが分からないすごいマジック」という部分だけでなく、

沖縄で独学を始める
→夢を口にできず悩む
→友人や先生に背中を押される
→英語を学んで渡米
→世界の観客の前で経験を積む
→マジックキャッスルで3度優勝
→次はFISMを目指す

という流れを知っておくと、人物の見え方がかなり変わります。

華やかな世界で突然現れた天才というより、長い時間をかけて一つずつ挑戦を積み重ねてきたマジシャンです。

たしかに「世界大会3度優勝」という数字には目を引かれます。しかし、個人的にはその結果以上に、一度は自分から目を背けた夢へ戻り、苦手だった英語まで身につけて世界へ出た過程のほうが印象に残ります。

今後はFISMへの挑戦がどう進むのか、そして沖縄を拠点にしながら世界でどんな活動を続けていくのかも確認していきたいところです。

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