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世界一のチーズ職人は塩川和史!アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズと受賞歴【ロイロム鉄道で紹介】

職人・伝統継承

世界最高賞のブルーチーズを生んだ職人

『ロイロム鉄道 ~私を待ってる人がいる~(2026年8月15日)』では、しなの鉄道沿線で「国際コンクール最高賞を受賞した世界一の○○職人」を訪ねる内容が予告されています。現時点で番組側から人物名は公表されていないため出演者としては断定できませんが、長野県東御市には条件と非常によく重なるチーズ製造・熟成責任者の塩川和史さんがいます。世界最高賞を受賞したブルーチーズ、その歩みや購入方法まで詳しく見ていきます。

この記事でわかること

  • 塩川和史さんの経歴と現在の仕事
  • ブルーチーズが受賞した世界的コンクール
  • アトリエ・ド・フロマージュの場所とアクセス
  • 受賞ブルーチーズの価格と購入方法

塩川和史は世界最高賞を受賞したチーズ職人

塩川和史(しおがわ・かずし)さんは、長野県東御市のチーズ工房「アトリエ・ド・フロマージュ」で、チーズの製造・熟成を担う責任者です。

塩川さんが手がけたブルーチーズは、2015年にフランスで開催された世界的なチーズコンクールで最高評価のSUPER GOLDを受賞しています。現在まで国内外で評価を重ねている、日本を代表するチーズ職人の1人といえる経歴を持っています。

塩川さんとアトリエ・ド・フロマージュとの縁は、高校時代に同社でアルバイトをしたことから始まりました。その後、2007年に入社しています。

最初からブルーチーズだけを作り続けてきたわけではありません。

塩川さんがブルーチーズへの思いを強くするきっかけとなったのが、イタリアを代表する青カビチーズ「ゴルゴンゾーラ」のドルチェタイプでした。

強烈な刺激だけでなく、なめらかで口の中ですっと溶けるブルーチーズに衝撃を受け、自分でもそのようなチーズを作りたいと研究を重ねていきます。2013年夏ごろには新しいブルーチーズがほぼ完成し、翌2014年には国内大会でグランプリ、2015年には世界へと評価の舞台を広げました。

初めて知ると少し驚くのは、世界的な賞を取った背景に、一度の偶然の成功ではなく何年にもわたる改良があったことです。

2025年の取材でも塩川さんはチーズ製造・熟成責任者として紹介され、後継者の育成にも取り組んでいます。世界で賞を取って終わるのではなく、工房の技術を次の世代へつないでいることも、現在の仕事を知るうえでは大切なポイントです。

なお、2026年8月14日時点では、8月15日放送回の「世界一の○○職人」が塩川和史さんであるとする公式発表は確認できていません。

そのため、塩川さんが番組に登場すると現時点で断定することはできません。

一方で、「しなの鉄道沿線」「国際コンクールで最高賞」「職人」という条件と、塩川さんの実績・活動場所が重なることは確認できます。

アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズがSUPER GOLDを受賞

塩川さんが大きく知られるきっかけになったのが、2015年6月にフランス・トゥールで開催されたMONDIAL du FROMAGE(モンディアル・デュ・フロマージュ)です。

世界各地から約600品のチーズ・乳製品が集まり、89カテゴリーに分けて約80人の審査員が評価しました。

日本からも11工房28品がエントリーしています。

その中で、アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズがSUPER GOLDを受賞しました。

MONDIAL du FROMAGEでは、

SUPER GOLD
GOLD
SILVER
BRONZE

という評価が設けられており、SUPER GOLDは最高ランクです。

つまり「海外の大会で賞を取った」という程度ではなく、世界的なチーズコンクールで最上位の評価を受けたブルーチーズということになります。

たしかに「世界一」という表現を見ると少し大げさではないかと思ってしまいますが、実際の受賞歴を見ると、その背景にはきちんとした国際評価があります。

さらにアトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズは、その後も評価を受け続けています。

2024年のJapan Cheese Awardsでは青カビ部門の金賞・最優秀部門賞を受賞。2025年のWorld Cheese AwardsでもSILVERを獲得しています。

2015年の1回だけ評価された商品ではないところも見逃せません。

チーズは生乳の状態、菌、温度、湿度、熟成によって出来上がりが変わります。毎回同じ品質を保ちながら長期間評価を受け続けるところに、工房としての技術力が表れていると感じます。

塩川和史が働くアトリエ・ド・フロマージュ本店の場所

アトリエ・ド・フロマージュは、1982年に松岡茂夫さん・容子さん夫妻が創業したチーズ工房です。

創業の地は長野県東御市。

東御市は雨が比較的少なく、標高の高い丘陵地が広がる地域です。工房側では、この環境をチーズの本場フランスに重ね、「日本のブルゴーニュ」と表現しています。

現在、創業店舗をリニューアルした複合施設が「アトリエ・ド・フロマージュ 森のチーズテラス」です。

チーズ工房だけではなく、ショップやレストラン、工房見学通路などが設けられています。

現在の施設情報は次の通りです。

項目 内容
施設名 アトリエ・ド・フロマージュ 森のチーズテラス
所在地 長野県東御市新張
ショップ 新張682-2
レストラン 新張504-6
ショップ営業時間 10:00~17:30
ショップ定休日 年末年始を除き無休
主な施設 チーズ工房・ショップ・レストラン・工房見学通路

ここは少し注意したいところです。

旧本店を紹介する過去の記事では「東御市新張504-6」と案内されているものが多いのですが、現在の公式サイトでは、森のチーズテラスのショップは新張682-2、レストランは新張504-6と案内されています。

昔の記事を見て向かうと住所表記が違っていて戸惑う可能性があります。

実際に訪れるなら、現在の「森のチーズテラス」を目的地として確認するのがわかりやすいでしょう。

また、現在はチーズが並んだショップを見るだけでなく、製造風景を見られる通路もあります。

自由に見学できる部分のほか、5種類の自家製チーズを食べ比べる有料工房見学や、モッツァレラ作り体験も用意されています。体験プランは予約条件があるため、参加したい場合は事前確認が必要です。

個人的には、世界で評価された商品を買うだけでなく、実際にチーズが作られている環境を見られる点が、この場所を訪れる大きな魅力だと感じます。

世界最高賞のブルーチーズは現地で購入できる

2015年にSUPER GOLDを受賞したアトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズは現在も販売されています。

2026年8月14日時点の公式オンラインショップでは、

ブルーチーズ 100g 2,160円(税込)

で販売されています。

しかも、昔の受賞商品を名前だけ残しているわけではありません。

現在の公式商品案内でも、ヨーロッパに負けない本格的なブルーチーズを目指して研究を重ねた商品として販売されています。

森のチーズテラスのショップでは、約15種類の自家製チーズを扱っています。

ブルーチーズ以外にも、2021年のWorld Cheese AwardsでSUPER GOLDを受賞した青カビチーズ「翡翠」などを購入できます。

なお、「2015年にSUPER GOLDを取ったブルーチーズ」と「翡翠」は別の商品なので、ここは混同しないようにしたいところです。

現在確認できる主な価格は、

商品 内容量 価格
ブルーチーズ 100g 2,160円
翡翠 150g 3,240円
カマンベール 140g 1,512円
ブリー 100g 1,620円

となっています。

価格を見ると、スーパーで普段買うチーズよりは少し高く感じるかもしれません。

ただ、国際大会で評価されたチーズを100g単位で試せると考えると、「一度食べ比べてみたい」と感じる人には手を出しやすいサイズです。

現地まで行けない場合は公式オンラインショップから購入する方法もあります。

2026年8月14日時点では送料全国一律1,200円、税込8,000円以上の購入で送料無料と案内されています。

ただし、価格や在庫、送料条件は変更されることがあります。実際に購入するときは最新の販売ページを確認してください。

アトリエ・ド・フロマージュへのアクセスと最寄り駅

電車で向かう場合、まず覚えておきたいのがしなの鉄道です。

森のチーズテラス周辺で利用できる駅の1つが、しなの鉄道の滋野駅です。

ただし、駅前の店というわけではありません。

滋野駅から施設までは徒歩で気軽に移動できる距離ではなく、現在の地図情報ではレストランまで徒歩約55分とされています。過去の観光案内では、滋野駅から路線バスまたはタクシーを利用する方法が紹介されています。

そのため、電車で訪れる場合は、

しなの鉄道で滋野駅周辺まで移動し、そこからタクシーなどを利用する

という方法を考えておくのが現実的です。

車なら、上信越自動車道・東部湯の丸ICから約10分です。

現地を訪れるなら、個人的には車のほうが動きやすいと感じます。

東御市周辺にはワイナリーや農産物施設などもあり、森のチーズテラスだけを目的地にするより、周辺を一緒に回る計画を立てやすいからです。

ただし、ワインを楽しむ予定なら当然ながら運転はできません。同行者やタクシーなどの移動手段まで先に考えておく必要があります。

また、古い情報では「アトリエ・ド・フロマージュ本店」と表示され、現在は「森のチーズテラス」と案内されているケースがあります。

ナビを利用する際は、施設名と最新住所の両方を確認してから出発すると安心です。

塩川和史のブルーチーズが世界で評価された理由

では、なぜ塩川さんが手がけたブルーチーズは世界で高く評価されたのでしょうか。

大きな特徴の1つが、なめらかな舌触りと旨みです。

2015年のSUPER GOLD受賞については、余韻に残る「UMAMI」が本場の専門家から高く評価されたと紹介されています。

ブルーチーズというと、

「青カビの香りが強い」

「塩辛い」

「クセがあって苦手」

というイメージを持つ人も少なくありません。

塩川さんが目指したのは、単純に刺激を強くしたブルーチーズではありません。

きっかけとなったゴルゴンゾーラ・ドルチェのような、クリーミーでなめらかに溶けるブルーチーズでした。脂肪分を逃がさず、舌触りを良くするための製法を改良し、青カビについてもさまざまな種類を試したうえで、長野のミルクに合うものを選んでいます。

さらに、アトリエ・ド・フロマージュでは原料となるミルクにも強くこだわっています。

近隣の牧場からスタッフ自身が集乳し、ホルスタイン、ジャージー、ブラウンスイスなどの生乳をチーズに合わせてブレンドしています。

チーズは青カビだけで作られるわけではありません。

土台となるミルクの味、脂肪分、水分量、菌、熟成状態などが重なって最終的な風味になります。

個人的にはここが一番興味深いところです。

「世界最高賞のチーズ」と聞くと、何か特別な秘密の材料があるように思ってしまいます。しかし実際には、地元のミルクを生かしながら、菌や水分、熟成を何年も細かく調整していった結果として評価につながっています。

そして、2015年のSUPER GOLDから10年以上たった現在もブルーチーズは作り続けられています。

2024年には国内の青カビ部門で最優秀部門賞、2025年にはWorld Cheese AwardsでSILVERを受賞しました。

一度だけ世界を驚かせたチーズではなく、改良を続けながら現在も評価を積み重ねている。

そこまで知ると、アトリエ・ド・フロマージュを訪れたときに同じブルーチーズを手に取る楽しみも、少し変わってくるのではないでしょうか。

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