スマホ写真の先生・三井公一とは
いつも使っているスマホでも、撮り方を少し変えるだけで写真の印象は大きく変わります。その楽しさを長年伝えてきたのが、写真家の三井公一さんです。
『相葉◎×部(絶景!写真部)(2026年8月15日)』では、相葉雅紀さんがスマホ、えなりかずきさんが一眼レフを使って写真対決に挑戦。三井さんは相葉さん側のスマホカメラ講師として登場します。実は三井さん、スマホ写真が一般的になるかなり前からiPhoneだけで作品を作ってきた人物です。
この記事でわかること
- 相葉雅紀さんにスマホ撮影を教える三井公一さんの経歴
- 三井さんが「iPhonegrapher」と呼ばれる理由
- iPhoneで作品を作り始めたきっかけ
- 相葉雅紀さんが実際に教わったスマホ撮影のポイント
相葉雅紀にカメラを教える先生は三井公一
相葉雅紀さんにスマホカメラの撮り方を教えている先生は、写真家の三井公一さんです。
フジテレビの公式情報でも、絶景!写真部の講師として、
相葉雅紀さんのスマホカメラ講師が三井公一さん、えなりかずきさんの一眼レフカメラ講師が写真家の渡部陽一さん
と案内されています。
つまり、三井さんは「スマホが得意な人」というだけではありません。
もともと新聞や雑誌の現場でカメラマンとして経験を積んできたプロのフォトグラファーです。そのプロが、長年スマートフォンを本格的な撮影道具として使っているところが大きな特徴です。
スマホ写真というと、「本格的なカメラを持っていない人の簡易的な撮影」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
ところが三井さんの場合は逆で、一眼レフなどを扱えるプロだからこそ、スマホという限られた道具でどう構図を作るのかを追求してきました。
個人的には、ここが三井さんを知るうえでいちばん面白いところだと感じます。
最新の高価なカメラを買わなくても、自分が普段ポケットに入れているスマホで試せる。写真を始めるハードルを一気に下げてくれる先生ともいえそうです。
三井公一がiPhonegrapherと呼ばれる理由
三井公一さんの肩書で目を引くのが、iPhonegrapher(アイフォングラファー)という言葉です。
これは簡単にいえば、iPhoneを使って写真作品を制作する写真家という意味です。
現在ではスマートフォンだけで撮影・編集することは珍しくありませんが、三井さんがiPhone作品を作り始めたのはかなり早い時期でした。
日本でiPhone 3Gが発売された2008年ごろからiPhoneによる撮影を行い、撮った作品を自身のブログなどで公開。海外からも反響を集めました。
さらに2010年には、**iPhone 3GSだけで撮影・編集した写真展「iの記憶」**を開催しています。
驚くのは、単にスマホ写真をインターネットに載せただけではないことです。
実際に写真を大きくプリントし、写真展の作品として展示しました。三井さん自身も当初はそれほど大きな出力を想定していなかったものの、作品によってはA0サイズまで引き伸ばして展示されています。
さらに同年には、iPhoneで撮影した写真をまとめた写真集『iPhonegrapher』も刊行されました。
スマホで写真を撮る文化が今ほど当たり前ではなかった時代に、すでに「作品を作るカメラ」としてiPhoneを使っていたわけです。
そのため、現在も三井さんはスマートフォン撮影のパイオニアの1人として紹介されています。
新聞や雑誌の写真家から現在までの経歴
三井公一さんは1966年生まれ。
学生時代からスポーツ新聞や写真週刊誌の撮影に携わり、その後、新聞社の出版写真部を経てフリーランスのフォトグラファーになりました。
若い頃からスマートフォン専門だったわけではありません。
モータースポーツや車、バイク、スポーツなどを撮影し、新聞・雑誌というプロの現場で経験を積んでいます。
また、IT関連の取材撮影にも関わり、「Macworld」やAppleの開発者向けイベント「WWDC」を長年撮影。スティーブ・ジョブズ氏を撮影した経験も紹介されています。
その後は活動範囲を広げ、
雑誌
広告
Web
ストックフォト
動画撮影
企業イメージ撮影
ポートレート
執筆
セミナー
など、幅広い分野で写真に関わっています。
一方で、iPhoneだけにこだわっている写真家ではありません。
カメラメーカーの機材を使った作品制作や、カメラ・レンズに関する記事執筆なども続けています。
つまり「一眼レフかスマホか」という二者択一ではなく、その場に合った道具で写真を楽しむというスタンスに近いと考えると分かりやすいでしょう。
スマホ撮影を教えている人物が、本格的なカメラを知らないのではなく、むしろ両方を長く経験している。
初めて知ると、ここは少し意外に感じるところです。
iPhoneで本格的に写真を撮り始めた背景
三井公一さんがiPhoneのカメラに引かれた大きな理由は、とてもシンプルです。
いつも持っているから。
仕事では本格的なカメラを使っていても、仕事以外では重いカメラを常に持ち歩くわけではありません。
ところが携帯電話なら普段から持っています。
三井さんはiPhoneを使い始めたことで、日常の中で「あ、撮りたい」と思った瞬間を、その場ですぐ写真にできるようになりました。
しかも当時のiPhoneカメラは、現在ほど高性能ではありません。
ズームや細かな露出調整など、できることにもかなり制限がありました。
それでも三井さんは、そのシンプルさをむしろ魅力として捉えています。
余計な操作が少ないことで、何を画面の中に入れ、どう配置するのかという構図に集中できるからです。
これは今スマホで写真を撮る人にも参考になります。
写真がうまく撮れないと、カメラ性能や画素数を気にしてしまいがちですが、三井さんの作品を見ると、機材以前に「どこから見るか」「何を残すか」が大事なのだと気づかされます。
個人的にも、高価な機材が必要と言われるより、こちらの考え方のほうが試してみたくなります。
相葉雅紀とえなりかずきが教わった撮影方法
相葉雅紀さんとえなりかずきさんは、2026年8月8日の特訓編から写真撮影を学んでいます。
相葉さんは三井公一さんからスマホ撮影、えなりさんは渡部陽一さんから一眼レフ撮影を教わるという分担です。
相葉さんが根津神社で教わった方法として確認できるのが、スマホカメラのグリッド線です。
グリッドとは、カメラ画面上に表示される縦横の補助線のこと。
この線を目安に建物や水平線などを合わせることで、写真が不自然に傾くのを防ぎ、画面の中を整理しやすくなります。
特別な撮影機材が必要な方法ではありません。
スマホの設定でグリッド表示を利用できる機種なら、普段の旅行写真や家族写真でも試せます。
たしかにスマホ写真を見返したとき、「何となく傾いて見える」「どこを見ればいい写真なのか分からない」ということがあります。
そんなときに、まずグリッドを意識するのは取り入れやすい方法です。
一方、えなりさんは一眼レフを担当し、渡部陽一さんから撮影方法を学んでいます。
8月15日の放送では、特訓を経たスマホの相葉さん対一眼レフのえなりさんによる写真対決が予定されています。
放送前の公式案内では「誰でもプロ並みの写真が撮れる凄テク」と紹介されていますが、8月15日に登場する具体的なテクニックすべてまでは公開されていません。したがって、現時点で確認できない撮影方法を番組内容として断定することはできません。
むしろ興味深いのは、スマホと一眼レフの単純な性能比較ではなく、撮る人が構図や光をどう判断するかで写真が変わるところでしょう。
旅行先などで実際に試すなら、まず機材を増やすより、グリッドを表示して「どこまで画面に入れるか」を意識するところから始めると取り入れやすそうです。
三井公一の作品や写真活動
三井公一さんの活動を象徴する作品の1つが、2010年に開催された写真展「iの記憶」です。
展示された写真はiPhone 3GSで撮影・編集されました。
また写真集『iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉』を出版しています。
その後には、スマホ撮影の考え方や方法をまとめた『iPhoneフォトグラフィックメソッド』も出版。
都市、自然、人物、街角、料理、室内、夜景、旅、乗り物など、身近なさまざまな場面をiPhoneでどう撮るかがまとめられています。
ここからも分かるように、三井さんの写真は「すごい景色がある場所に行かなければ撮れない」というものではありません。
街角や移動中、旅先、日常のちょっとした場面も被写体になります。
現在もフリーランスのフォトグラファーとして、写真・動画撮影や執筆などを続ける一方、スマートフォン撮影の分野でも活動しています。本人のSNSでも「Photographer / iPhonegrapher」などを掲げています。
三井さんを知って改めて面白いと感じるのは、スマホを一眼レフの「代用品」として扱っていない点です。
いつでも持ち歩けること、すぐ撮れること、撮ったその場で見たり加工したりできること。
そうしたスマホならではの特徴そのものを写真表現に使ってきた人です。
私たちが同じ作品を撮れるわけではありませんが、考え方はすぐに取り入れられます。
旅行や散歩に出かけたとき、何枚も適当にシャッターを押すのではなく、一度画面を見て、
「何を一番見せたい写真なのか」
を決めてから撮る。
まずはそこからでも、普段のスマホ写真は少し変わってきそうです。
参考リンク


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