YOUが感動した新橋の神対応クリニック＆現役100歳超の朝ごはんとは
2025年6月2日にテレビ東京で放送された『主治医が見つかる診療所』は、外国人患者から高い評価を受ける新橋の“おもてなしクリニック”に密着した特集と、100歳を超えても元気に働く人々の朝ごはんを紹介する内容でした。医療と食の両面から、日本の“元気の秘密”に迫った2時間でした。
医師や病院の選び方、病気に応じた治療方法… 医療に関するさまざまな疑問に、スタジオに集結した現役医師たちが一挙お答えします。 本当に欲しかった、役立つ、しかも家族みんなで泣いたり笑ったりできる、新しいスタイルの“医師を選べる”知的エンターテイメントバラエティ番組です。
主治医が見つかる診療所｜ネットもテレ東 テレビ東京の人気 …
外国人が押し寄せる新橋の診療所に密着
東京・新橋の一角、雑居ビルの中にある「インターナショナルヘルスケアクリニック」は、外国人の患者が9割以上という全国的にも珍しい医療機関です。ビルの外観はごく普通ですが、中に入ると英語が飛び交う異国のような空間が広がっています。Googleマップでは5つ星評価を獲得し、口コミ数も100件を超えており、多くの外国人がその情報を頼りに訪れているとのことです。
このクリニックを支えるのが、院長で内科医の鷲尾医師。彼自身も海外での生活経験があり、英語での診療はもちろん、異国で病院を受診する不安な気持ちに寄り添う姿勢が高く評価されています。看護師やスタッフも全員が英語を話せるだけでなく、実際に海外での居住歴があり、外国人患者の文化や事情に対する理解が深いのが特徴です。
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患者の9割以上が外国人
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年間でおよそ4500人が受診
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口コミ経由での来院がほとんど
ある日、来院したのは60代のフランス人男性。親指の付け根が赤く腫れていたため、旅行中に歩きすぎたせいかと思い受診しました。鷲尾医師はその場で状態を確認し、すぐに「痛風」と診断。旅行中の患者でもすぐに治療を受けられるよう、院内に薬を常備し、即日処方を行う体制が整っており、診療後すぐに薬を受け取ることができました。
また、午前10時半にはアメリカ人夫婦が来院。夫は39度の高熱と喉の痛みを訴えており、鷲尾医師は症状から溶連菌感染症と診断。必要な検査を行ったうえで抗生物質を処方しました。さらにこのクリニックでは、日本の保険に加入していない外国人にも安心して診療を受けてもらうため、検査や診察の料金を事前に明示する仕組みも導入されています。
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溶連菌検査は2000円、尿検査は750円
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診察料は1万円前後を目安に説明
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料金を紙で渡して伝える丁寧な対応
別の日には、数年来の腰痛に悩む男性が来院。症状が悪化していたため、鷲尾医師は別の病院でMRI検査を受けるよう手配。結果、腰椎ヘルニアと判明し、整形外科への紹介状を作成しました。鷲尾医師の専門は内科ですが、英語が通じる医療機関を探すのが難しい外国人のために、幅広い症状に対応しているとのことです。
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腰痛にも親身に対応
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必要に応じて他院での検査を依頼
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紹介状や説明もすべて英語対応
このように「インターナショナルヘルスケアクリニック」は、診療だけでなく、薬の提供、検査案内、他院との連携までワンストップで完結する体制があり、外国人旅行者や在住者にとって心強い存在となっています。医療の壁を言葉で越えるだけでなく、心の壁も取り払ってくれる診療所として、多くの人々から支持されている理由が伝わってきました。
海外からの“医療搬送”にも対応する鷲尾医師
鷲尾医師の医療活動は、クリニックの診療室にとどまりません。海外で重病を患った人を、安全に日本へ搬送する「国際医療搬送」という、非常に高度で責任の重い支援にも取り組んでいます。今回の放送で紹介されたのは、フィリピンで脳出血を起こした日本在住のフィリピン人女性を日本へ連れて帰るケースでした。
この搬送には、医療知識だけでなく国際的な手続きの調整力と判断力が必要とされます。鷲尾医師は、患者の容体を自ら確認するため、2週間後にフィリピン現地の病院へ向かいました。ここで、患者が飛行機で移動できる状態かどうかを直接診察し、搬送に向けての準備を開始しました。
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航空会社との連絡と座席の確保
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患者の症状に合わせた医療設備の確認
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入院先病院からのデータ収集と翻訳
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日本側の受け入れ病院との調整
これらをすべて鷲尾医師一人で対応しており、その対応力と迅速さには驚かされます。フライト中は酸素濃度の管理や、気圧の変化による悪化の可能性にも細心の注意を払わなければなりません。特に今回は、約4時間のフライトで途中に着陸できる空港がないという、一切のトラブルが許されない状況でした。
日本に到着後もすぐには終わりません。空港から新幹線などを使って病院まで搬送し、無事に受け入れ先に到着。全体の移動時間は17時間以上に及びましたが、患者は無事に日本の病院で入院し、現在は社会復帰を目指してリハビリを継続中です。
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移動総時間：約17時間
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フライト中は医師が同行してケア
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リハビリは日本国内の病院で実施中
このような国際医療搬送は、まだ対応できる病院が少ないのが現状です。コロナ禍以前でも年間30件程度しか事例がない中で、鷲尾医師はそのすべてのプロセスに携わり、患者とその家族の希望に応えてきました。言葉も文化も異なる国で病気になった時の心細さを、かつて自身がカナダで感じたからこそ、「困っている外国人を一人にしない」という信念で行動しているのです。
海外からの“医療搬送”にも対応する鷲尾医師
鷲尾医師の医療活動は、クリニックの診療室にとどまりません。海外で重病を患った人を、安全に日本へ搬送する「国際医療搬送」という、非常に高度で責任の重い支援にも取り組んでいます。今回の放送で紹介されたのは、フィリピンで脳出血を起こした日本在住のフィリピン人女性を日本へ連れて帰るケースでした。
この搬送には、医療知識だけでなく国際的な手続きの調整力と判断力が必要とされます。鷲尾医師は、患者の容体を自ら確認するため、2週間後にフィリピン現地の病院へ向かいました。ここで、患者が飛行機で移動できる状態かどうかを直接診察し、搬送に向けての準備を開始しました。
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航空会社との連絡と座席の確保
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患者の症状に合わせた医療設備の確認
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入院先病院からのデータ収集と翻訳
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日本側の受け入れ病院との調整
これらをすべて鷲尾医師一人で対応しており、その対応力と迅速さには驚かされます。フライト中は酸素濃度の管理や、気圧の変化による悪化の可能性にも細心の注意を払わなければなりません。特に今回は、約4時間のフライトで途中に着陸できる空港がないという、一切のトラブルが許されない状況でした。
日本に到着後もすぐには終わりません。空港から新幹線などを使って病院まで搬送し、無事に受け入れ先に到着。全体の移動時間は17時間以上に及びましたが、患者は無事に日本の病院で入院し、現在は社会復帰を目指してリハビリを継続中です。
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移動総時間：約17時間
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フライト中は医師が同行してケア
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リハビリは日本国内の病院で実施中
このような国際医療搬送は、まだ対応できる病院が少ないのが現状です。コロナ禍以前でも年間30件程度しか事例がない中で、鷲尾医師はそのすべてのプロセスに携わり、患者とその家族の希望に応えてきました。言葉も文化も異なる国で病気になった時の心細さを、かつて自身がカナダで感じたからこそ、「困っている外国人を一人にしない」という信念で行動しているのです。
88の国の人が暮らす街の“神と呼ばれる医師”
神奈川県大和市にある「小林国際クリニック」は、外国人患者にとって駆け込み寺のような存在として長年親しまれてきました。特に、多国籍な住民が集まるいちょう団地の近隣という土地柄もあり、診療所には日々さまざまな国籍の患者が訪れます。その対応力と信頼の中心にいるのが、小林米幸医師です。
小林医師はこれまでに延べ9万人以上の外国人患者を診察し、その実績から**“神”とまで呼ばれる存在**。医師自身が英語、スペイン語、中国語、フランス語など4か国語を操り診察するほか、院内にはフィリピン語・ベトナム語・タイ語の通訳が常駐しており、より細かく正確なコミュニケーションが可能な体制が整っています。
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多国籍な患者を9万人以上診療
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対応言語は4か国語以上＋専属通訳
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地域ぐるみで支える体制が整備されている
ただし、小林医師も高齢となり、番組内では「頭が回らなくなってきて、そろそろ引退を考えないと」と語りました。現在は娘である小林絵礼奈医師が院長を務め、診療の多くを引き継いでいます。絵礼奈医師は横浜市立大学附属病院で認知症や脳卒中の専門医として勤務していた経験があり、その知識とスキルを生かして、今も地域に貢献しています。
外国人患者との会話では、父親から「もっと噛み砕いた日本語で話さないと通じない」とアドバイスを受けながら、絵礼奈医師も現場で日々工夫を重ねています。たとえば、頻尿を訴えて来院したフィリピン人女性に対しては、感染症の可能性を検査したうえで必要な薬を処方。また、高血圧を抱えるタイ人女性には、塩分摂取を控える食生活を丁寧に指導するなど、それぞれの生活背景を理解したうえで対応していました。
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小林絵礼奈医師が院長を継承
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専門は認知症と脳卒中医療
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外国人への対応力を磨きながら診療中
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症状に応じた薬の処方や生活改善指導を実施
今や親子三代で診療に関わる小林国際クリニックは、小児科・消化器外科・内科とそれぞれの専門を持った家族が力を合わせて診療を行っており、地域と世界をつなぐ医療拠点として、その役割を広げ続けています。外国人が多く住む地域で、安心して通える医療の場が存在することの大切さを改めて感じさせる内容でした。
100歳超えの“元気な人”たちの朝ごはんに密着
番組の後半では、「100歳 お元気さんの朝ごはん」として、今なお元気に暮らす高齢者たちが毎朝どんな食事をしているのかに注目。100歳を超えてもなお働き、笑顔で過ごす人々の生活から、健康長寿のヒントが見えてきました。
まず紹介されたのは、群馬県藤岡市の天川ふくさん（102歳）。彼女は中華食堂「銀華亭」で現役の料理人として週5日勤務。厨房に立ち、ラーメン作りまでこなす姿は圧巻です。朝ごはんは毎朝ふくさんが自ら用意し、家族全員分を作るのが日課。味噌汁、煮豆、しらす、白ごはんなどを組み合わせた、タンパク質と食物繊維が豊富な和食中心のメニューで、医師からも「理想的な栄養バランス」と評価されました。
次に登場したのは、福島市の堀野さん（102歳）。彼女は化粧品の訪問販売を続ける現役ビューティーアドバイザーで、ギネス世界記録にも認定された実績を持っています。朝ごはんには、自分で作った煮物やイワシのごま漬け、白米などを取り入れ、ミネラルと海藻を意識したメニューに。日々の体操や徒歩での移動も欠かさず、まさに「動いて食べる」を体現する存在でした。
さらに、東京都北区の玉川さん（102歳）は、80年以上にわたり浪曲を支える曲師として今も現役で舞台に立つ芸人。朝の定番は納豆で、自家製ぬか漬けや2日干し大根を混ぜたアレンジ納豆が登場。山手線全駅を暗唱できるという記憶力と集中力も健在で、納豆の発酵パワーが免疫力や血圧管理に貢献していると専門家が分析しました。
最後に紹介されたのは、愛知県西尾市の和菓子職人・牧さん（96歳）。SNSで「盛華堂」の店主として話題になっており、毎日団子を手作りして販売を続けています。朝食はひきわり納豆を焼き海苔で包んで食べるのが定番。そこに酢和えを加えることで、腸内環境の改善や疲労回復を意識した内容になっています。趣味の俳句も継続しており、心身のバランスを整える生活が印象的でした。
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102歳でも週5勤務：天川さんの和朝食は味噌汁＋煮豆＋しらす＋白米
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ギネス記録保持者：堀野さんは煮物と海藻中心でミネラル重視
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記憶力も健在：玉川さんは納豆を90年間欠かさず食べ続ける
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SNSでも人気：牧さんは納豆＋酢和えの発酵コンビで毎朝スタート
どの高齢者も、発酵食品・海藻・大豆製品など日本の伝統的な食材を取り入れ、自分で作ることを習慣としています。そして、体を動かし、人と関わりながら、日々を前向きに生きる姿が共通していました。元気の秘訣は、毎日の朝ごはんと暮らしの中にある積み重ねであることが強く感じられた内容でした。
まとめ
今回の放送では、日本の医療が世界に誇る“おもてなし”精神と、100歳を超えても元気に暮らす秘訣が丁寧に紹介されました。患者に寄り添う医師の存在や、栄養バランスの取れた朝食の大切さが改めて感じられる内容でした。医療も食も、相手を思いやる気持ちが健康につながることを教えてくれる回となりました。
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