【ザ!世界仰天ニュース】真夏の危険な食!人気缶詰め食べすぎ命危機▽病のサイン氷食べる女子|2025年7月22日放送

ザ!世界仰天ニュース

真夏の身近な食に潜む命の危機

今回の『ザ!世界仰天ニュース』は、「真夏の危険SP」として、私たちの身近にある“食”や“習慣”が命の危機につながるケースを紹介しました。暑さで体調を崩しやすいこの時期だからこそ、知らなかったら危ない話が次々と登場しました。

缶詰の食べすぎで命の危機!ペットボトル症候群とは?

2007年、沖縄県名護市の病院に現れた40代の男性は、体調不良を訴えて診察を受けました。2週間ほど前から風邪のような症状が続き、食欲も落ちていたとのことです。診察した大濱俊彦医師は、男性の口から果物が腐ったような甘酸っぱいにおいがすることに気づき、ただの風邪ではないと感じました。すぐに採血を行った結果、血糖値は通常の10倍以上、1150という非常に危険な数値が出たのです。健康な人の血糖値はおおよそ100前後なので、これは明らかに異常な状態でした。

さらに、体内のケトン体の数値も通常の10倍以上となっており、これは体がエネルギー源として脂肪を使い始めているサインでもあります。通常こうしたケースでは、インスリンを分泌できなくなる1型糖尿病が疑われますが、後の検査ではこの男性にその特徴は見られませんでした。

朝昼晩のみかん缶とアイスが原因

医師が詳しく生活習慣を確認したところ、男性はなんと2週間もの間、毎日3食ともみかんの缶詰とアイスクリームだけを食べていたことがわかりました。みかんの缶詰は長期保存のために高濃度の糖分を含むシロップに漬けられていることが多く、番組の実験によるとその糖度はスポーツドリンクの約3倍にもなります。

つまり男性は、短期間に非常に高い量の糖分を摂取し続けたことにより、**「ペットボトル症候群」**と呼ばれる症状を引き起こしていたのです。ペットボトル症候群とは、甘い飲み物や食品を頻繁にとることで急激に血糖値が上がり、インスリンの働きが追いつかなくなってしまう状態のことです。

食品名 糖度の比較(目安)
スポーツドリンク 約6%
みかん缶シロップ 約18%

この男性は入院治療により血糖値を安定させ、1週間で無事に退院。その後も生活を見直し、半年後にはインスリン治療をせずに血糖値をコントロールできるようになったといいます。

この出来事は、見た目には健康的に思える食品でも、量と頻度を誤ると命に関わる問題を引き起こすという事実を教えてくれるものでした。夏場は特にアイスや缶詰、ジュースの摂取が増える季節。甘いものを手軽にとれる環境にあるからこそ、日々の食習慣を一度見直すことが大切です。

熱中症の危険!気温が高い部屋での過ごし方に注意

真夏の暑さの中、エアコンがあるからといって安心するのは危険です。今回の番組では、芸能人たちが体験した“高温環境での思わぬトラブル”が紹介されました。

俳優の松山ケンイチさんは、沖縄での映画撮影中、昼休みに横になって休んでいたところ、急に起き上がれなくなるという事態に。病院での診断は「熱中症」でした。撮影現場は炎天下、屋内であっても十分に冷えていなければ体に熱がこもってしまいます。短時間の仮眠でも油断すると熱中症のリスクがあることがわかります。

AI対応のエアコンでも起こる落とし穴

お笑いタレントの松井ケムリさんは、自宅でエアコンの設定を音声で操作するスタイルをとっていました。「設定温度を下げて」とAIアシスタントに話しかけたところ、「もうなっています」と返ってきたそうです。しかし実際の室温は高いままで、期待していた涼しさにはなっていなかったとのこと。

このように、エアコンが自動設定になっている場合や、フィルターの目詰まり、センサーの不具合などによって、実際には部屋が十分に冷えていないケースもあるのです。音声で操作できる便利な機能がかえって“確認不足”を招くこともあるため、室温は必ず体感や温度計でチェックすることが大切です。

よくある熱中症リスクの原因例 注意点
エアコンの温度設定が機能していない 実際の室温を温度計で確認する
風通しの悪い部屋での長時間の滞在 換気や扇風機の併用も検討する
昼寝や仮眠で体温調節ができない状態になる 短時間でも冷房環境を整えてから横になる
AI操作での設定ミスや誤作動 自動設定だけに頼らず手動で温度確認を行う

番組を通じてわかったのは、最新機器やエアコンがあっても使い方次第で熱中症のリスクは大いに残るということ。とくに高齢者や子どもがいる家庭では、こまめな室温確認と水分補給が大事です。真夏の油断が命に関わることを、改めて意識したい内容でした。

舌が瓶に!緊急救命センターの知恵と工夫

東海大学医学部付属病院の高度救命救急センターに、ある少女が救急搬送されてきました。原因は、瓶ジュースを一気に飲もうとした際に舌が瓶の口にはまり抜けなくなってしまったという、予想もしなかった事故でした。母親が発見した時には、舌はすでに紫色に変色しており、血流が著しく滞っている状態。すぐに一刻を争う緊急対応が必要となりました。

人間の舌には多くの血管が通っており、30分以上血の流れが止まると壊死の危険性があるとされています。特に小さな子どもにとっては、少しの判断の遅れが取り返しのつかないことになりかねません。

点滴のチューブで瓶内に空気を送るアイデア

担当医の守田誠司医師は、通常の手法では舌を抜けないことをすぐに察知。全身麻酔で筋肉を弛緩させる方法も検討されましたが、それにはリスクがありました。そこで考え出されたのが、点滴で使用される柔らかい管を使う方法です。

守田医師は、舌のU字状に挟まれた部分から瓶の中に柔らかいチューブを差し込み、瓶の内部に空気を送り込むことで内圧を高めるという手法を試みました。この方法が功を奏し、瓶の中の圧力が舌を押し出すように作用。少女の舌は無事に抜け、血流も回復しました。

処置内容 ポイント
点滴用の柔らかいチューブ使用 舌を傷つけずに瓶の中へ挿入可能
瓶の中に空気を注入 内部圧力を上げて自然に押し出す力を利用
麻酔ではなく非侵襲的な方法選択 身体への負担が少なく安全性が高い

この処置はその後、医療専門誌に症例報告として掲載され、応急処置の選択肢として注目を集めました。今回の事故は、ほんの遊び心から始まった行動でも、対処が遅れれば命に関わることがあるという現実を突きつけるものでした。

日常生活の中で想定外の事故が起きることはありますが、冷静な判断と知恵のある対応が状況を大きく左右することが、このエピソードから伝わってきます。瓶を口にくわえるような行為は、子どもだけでなく大人でも注意が必要です。

氷を食べる癖がある人は要注意?氷食症と貧血の関係

元AKB48の大家志津香さんは、毎日のように氷を噛んで食べる習慣がありました。朝起きてすぐ、大きめのコップに氷をたっぷり入れたアイスティーを飲み、氷そのものもガリガリと噛んでいたといいます。家に氷がないと落ち着かず、わざわざコンビニまで買いに出かけることもあったほどです。このような氷への強い欲求は、夏の暑さや嗜好だけではなく、体の異変からくるものだったのです。

実際に、彼女の体にはある深刻な問題が潜んでいました。それは重度の貧血。医師の診断では、「毎日踊れるかもわからないほど血が薄い」と言われるほどの状態で、氷を食べたくなる衝動は「氷食症(ひょうしょくしょう)」という症状の表れでした。

氷を食べたくなるのはなぜ?

氷食症は、主に鉄分不足が原因となる症状の一つです。明確なメカニズムはまだ解明されていませんが、医師によると氷を噛むことで脳の血流が一時的に増加し、気分が安定する効果があるのではないかと考えられています。そのため、貧血によるだるさや不安定な精神状態を、氷を通して無意識に和らげている可能性があるのです。

氷食症の主な特徴 内容
氷を強く食べたくなる衝動 暑さに関係なく氷を欲しがる
氷を噛んだときに安心感がある 気分が落ち着く、集中できると感じることも
氷がないと落ち着かずイライラする 外出してでも氷を買いに行くほど

治療と回復の道のり

大家さんは、鉄剤の服用による治療を始めてから体調が回復し、氷への過度な欲求も落ち着いたといいます。これは、氷食症が貧血と密接に関係していることを示す実例です。つまり、「氷を食べる習慣がある人」は、もしかすると体の中で鉄分が足りていないサインかもしれないのです。

氷を好むのは一見 harmless(無害)に見えても、その背景には深刻な健康問題が潜んでいることがあります。何気ない癖のように思える行動でも、継続的に続いている場合は一度、病院で血液検査を受けてみることが勧められます。体が出すサインを見逃さず、早めに気づくことが健康を守る第一歩になります。

スタジオでのトークも夏の体験談が続出

スタジオでは、出演者たちの暑さにまつわるエピソードが披露されました。佐々木久美さんはセミが苦手で、学校まで全力疾走した思い出を語り、松山ケンイチさんはビニールハウス内の暑さが東京の夏に似ていると実感したと話しました。さらに、自身が声優を務めた映画「星つなぎのエリオ」の紹介もありました。

危険を防ぐために覚えておきたいポイントまとめ

以下は今回の放送で取り上げられた主な危険とその対策をまとめた表です。

危険な習慣・行動 影響・症状 対策・注意点
缶詰や甘い飲料のとりすぎ ペットボトル症候群、急性糖尿病 糖分を多く含む食品の過剰摂取に注意
気温の高い部屋での休憩 熱中症、意識障害 室温管理の徹底と水分補給
瓶ジュースをくわえたまま遊ぶ 舌が挟まり血流が止まる危険 瓶を使った遊びは避ける
氷を日常的に大量に食べる 氷食症、重度の貧血 医師の診断と鉄分補給で改善可能

この夏も、身近な行動が体調不良や事故につながる可能性があります。今回紹介されたケースは、誰にでも起こりうるものばかり。番組で紹介された内容を活かし、日々の暮らしを見直してみるきっかけにしたいですね。

あなたは大丈夫?ペットボトル症候群&氷食症セルフ診断チェック表

しげゆき
しげゆき

ここからは、私からの提案です。暑い日が続くと、冷たいものや甘い飲み物に手が伸びがちですが、それが体に負担をかけている可能性もあります。とくに「ペットボトル症候群」や「氷食症(氷ピカ)」は、知らずに続けている生活習慣が原因で起こることがあるため注意が必要です。下記のセルフチェック表を活用して、ご自身の状態を確認してみてください。

セルフチェック表

チェック項目 ペットボトル症候群 氷食症(氷ピカ)
缶詰や甘い飲料(スポーツドリンク等)を1日数回以上飲んでいる ☑︎
2週間以上にわたり、甘い缶詰やジュース・アイスを朝昼晩続けている ☑︎
最近、喉が渇く回数やトイレの回数が増えた ☑︎ ☑︎(併存することあり)
異常に疲れやすく、体がだるい時がある ☑︎ ☑︎(鉄不足が原因)
食後すぐに強い眠気や意識がぼんやりすることがある ☑︎
口が甘酸っぱいにおいがする、または尿に異変がある ☑︎
氷を毎日ガリガリ噛む習慣がある ☑︎(少なくとも1か月以上続く)
氷を食べていると気分が落ち着く、眠気がさめると感じる ☑︎(脳血流増加と関連)
貧血状態(顔色が悪い、手足が冷える、めまいがある) ☑︎(鉄分不足が主因)
歯がしみやすくなった、欠けたり傷んだりしている ☑︎(氷によるエナメル損傷)

チェック結果の見方と対応のすすめ

ペットボトル症候群が疑われる方
☑︎が3つ以上当てはまる場合、体内の血糖値やケトン体に異常が起きている可能性があります。特に甘い飲料や缶詰を日常的にとっている方は注意が必要です。内科での血液検査を受け、早めの対処を検討してください。

氷食症(氷ピカ)が疑われる方
☑︎が2つ以上ある場合、鉄欠乏性貧血の可能性があります。鉄剤の服用や食生活の見直しによって改善できることが多いため、医療機関での血液検査(フェリチン・ヘモグロビン値)をおすすめします。

暑い季節こそ、体のサインを見逃さないで

ペットボトル症候群も氷食症も、身近な食品や行動が原因になるため、自覚しにくい特徴があります。症状が出てから気づくより、日頃の習慣を見直すことが予防につながります。

夏場はとくに糖分や冷たいものが美味しく感じられる季節ですが、知らずに続けている“クセ”が体調不良のもとになることもあるのです。気になる項目がある方は、ぜひこの記事を健康チェックのきっかけにしてみてください。ちょっとした気づきが、大きな不調を防ぐ第一歩になります。

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