【芸人〇〇−1グランプリ】書籍発行部数ランキングTOP10|1位は芥川賞作家!2025年6月8日放送

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芸人書籍発行部数ランキングTOP10を発表!1位は芥川賞作家

2025年6月8日放送の「芸人〇〇−1グランプリ」では、芸人たちの意外な才能が光る「芸人書籍-1グランプリ」を開催。今回のテーマは「本」。過去2回の「営業-1グランプリ」「ロケ-1グランプリ」に続き、芸人が出版した書籍に焦点を当て、発行部数ランキングTOP10が発表されました。発表された順位は発行部数に基づいたもので、電子書籍や翻訳版は集計対象外となっています。今田耕司さんが司会を務め、スタジオでは芸人たちによる出版裏話や印象的なエピソードも披露されました。

芸人書籍発行部数ランキングTOP10を発表!1位は芥川賞作家

2025年6月8日放送の「芸人〇〇−1グランプリ」では、芸人たちの意外な才能が光る「芸人書籍-1グランプリ」を開催。今回のテーマは「本」。過去2回の「営業-1グランプリ」「ロケ-1グランプリ」に続き、芸人が出版した書籍に焦点を当て、発行部数ランキングTOP10が発表されました。発表された順位は発行部数に基づいたもので、電子書籍や翻訳版は集計対象外となっています。今田耕司さんが司会を務め、スタジオでは芸人たちによる出版裏話や印象的なエピソードも披露されました。

第11位〜第6位:意外な経歴やエピソードが続々登場

第11位は、芸人・鉄拳の作品集『こんな◯◯は××だ! 鉄拳作品集』。発行部数は31万部。もともとフリップ芸で人気を集めていた鉄拳が、そのネタをそのまま書籍にしたことで話題を呼びました。その後、パラパラ漫画『振り子』が大ヒットし、イギリスのロックバンド・MUSEのミュージックビデオにも採用されるなど、海外でも注目される存在となりました。

第10位は、手相芸人として知られる島田秀平の『島田秀平の手相占い』。手相をわかりやすく解説したこの一冊はシリーズ化され、累計で大ヒット。現在は手相だけでなく、動物の肉球で運勢を占う“肉球占い”も展開し、その幅広い発想力が注目されています。占いの世界とお笑いを掛け合わせたスタイルは、唯一無二とされています。

第9位には、品川ヒロシの小説『ドロップ』がランクイン。実体験をもとに描かれた不良少年の物語は、映画化もされて大きな話題になりました。主演を務めたのは俳優の水嶋ヒロ。この映画がきっかけとなり、水嶋さんの名前が一躍世間に広がったとも言われています。小説家としての才能も高く評価され、現在も映画監督として活躍しています。

第8位は、芸人であり投資家としても知られる厚切りジェイソンの実用書『ジェイソン流 お金の増やし方』。芸人のイメージとは裏腹に、13年以上の投資経験を持つ本格派つみたてNISAや米国ETFなどの具体的な投資術を、自身の体験を交えてわかりやすく解説しています。難しいとされる金融の話も、笑いを交えて読みやすく構成されている点が、多くの読者に支持されました。

第7位は、元キングコングのにしのあきひろが手がけた絵本『えんとつ町のプペル』。イラストと物語の両方を自身でプロデュースし、世界累計で100万部を超えるベストセラーとなりました。完成度の高いビジュアルと“信じ抜く力”というテーマが幅広い年齢層の心をつかみ、舞台化・映画化もされた話題作です。さらに、来春には映画の続編公開も予定されており、今後の展開にも注目が集まっています。

第6位に選ばれたのは、テレビ朝日の人気コーナーから誕生した『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説』。テレビの1コーナーから始まった都市伝説ブームを牽引し、書籍化されたシリーズはロングセラーに。世界の裏側や陰謀論、都市伝説などをエンタメとして昇華させた独自のスタイルが話題を呼び、関暁夫は都市伝説の語り部として唯一無二のポジションを築いています。

怪談・ギャンブル・お金…多彩なジャンルで出版

ギャンブル分野では、お笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいによる『稼ぐギャンブル』シリーズが注目されました。さらに『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける心の作り方』では、勝ち続けるために必要なのは“運”ではなく“メンタルの安定”であると強調されています。ギャンブルの世界においても冷静さを保ち、感情を揺らさない心を持つことが重要だと語られ、その信念に基づくスタンスが、多くの読者から支持を集めています。

お金の知識をテーマにした出版では、サバンナの八木真澄が登場。FP(ファイナンシャル・プランナー)1級という国家資格を取得し、自らの知識を活かしたお金の本を出版しました。特に印象的だったのは、「芸人も労災に入るべき」という発言です。これは過去に罰ゲームの一環で救急搬送された経験に基づいており、そのときの実体験から労働者としてのリスク管理の重要性を訴えています。お笑いと社会制度をつなぐユニークな切り口で、多くの読者の共感を呼びました。

自らの身体的特徴を題材にした書籍では、チャンス大城の『僕の心臓は右にある』が紹介されました。タイトル通り、内臓がすべて逆にあるという「内臓逆位」の持ち主である彼が、その珍しい体質と芸人としての半生を綴った本です。医療的なテーマと芸人としてのリアルな体験を織り交ぜた内容で、笑いと驚きが同居する作品として評価されています。

怪談分野では、ピースの好井まさおによる『怪談を浴びる会』が紹介されました。読者投稿によって構成されたこの作品には、身近でリアルな怖い話が数多く掲載されており、闇バイトに巻き込まれた人物の証言不可解な現象にまつわる体験談など、現実の裏側を垣間見るようなゾクッとする話が満載です。芸人ならではの語り口で、怪談に苦手な人でも引き込まれてしまうような構成となっています。

第5位〜第1位:ベストセラーに輝いた芸人の名作

第5位には、カラテカ矢部太郎の『大家さんと僕』がランクイン。実際の同居体験を元にした漫画エッセイで、老婦人との心温まる交流が丁寧に描かれています。この作品は第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、芸人として初の受賞者という快挙を成し遂げました。繊細な描写力とユーモアの融合が多くの読者の共感を呼び、文芸界からも高く評価されました。

第4位は、劇団ひとりの小説『陰日向に咲く』。この本は芸人としての知名度に頼らない純粋な物語性が話題となり、初版1万5000部からスタートしたにも関わらず、2年後には累計100万部を突破しました。さらに映画化されるなど、マルチな才能を発揮する作家・劇団ひとりの評価を決定づけた作品です。彼は後に『クレヨンしんちゃん』の劇場版脚本を担当するなど、文筆活動にも深く関わる存在となっています。

第3位は、島田洋七の『佐賀のがばいばあちゃん』。これは自身の幼少期を支えた祖母との日々を綴った自伝的小説で、笑いと涙のバランスが絶妙な作品です。講演活動でも長年語られてきた内容をもとにした書籍であり、世界各国で翻訳・出版されるなどロングセラーとして定着世代や国境を越えて読まれ続けている感動作です。

第2位は、麒麟・田村裕の『ホームレス中学生』。テレビ番組『人志松本のすべらない話』で語った体験談が反響を呼び、書籍化されたものです。中学2年で父親から「解散だ」と言われ家を失い、1人で路上生活を送った経験を赤裸々に綴ったこの作品は、発行部数231万部という驚異的な数字を記録しました。当初の出版社案であった「マザーコンプレックス」というタイトルが却下され、「ホームレス中学生」という直球のタイトルで出版されたという裏話も紹介され、読者の印象に強く残る一冊となりました。

そして第1位に輝いたのは、ピース・又吉直樹の『火花』です。329万部超の大ベストセラーであり、第153回芥川賞を受賞したデビュー作として歴史に残る一冊となりました。又吉さんは、お笑いと文学という異なる分野を融合させた先駆者的存在として注目を集め、スタジオでは「今田耕司をモデルにした“悲壮感のない独り身の物語”を次回作にしたい」という構想を語る場面もありました。文学界に新風を吹き込んだ作品として、今後も語り継がれていく存在です。

今回の「芸人書籍-1グランプリ」は、芸人たちのトーク力や表現力が書籍という形でも高く評価されていることを再確認させる内容となりました。今後もお笑いの枠を超えた活躍を見せる芸人たちの出版活動に注目です。

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