空腹を最高のスパイスにする新感覚グルメ
このページでは『ぺこもぐキッチン(2025年12月14日)』の内容を分かりやすくまとめています。
テレビ東京で放送された今回のぺこもぐキッチンは、料理と人柄が自然に重なる回でした。竹財輝之助さんのオリジナル料理と、栗原心平さんの本格スパイス料理が並び、家庭の台所でそのまま再現できるのに、気分は少し特別。魚料理とスパイス料理、そして名脇役のサラダまで、食卓の流れが一気につながる構成でした。
竹財輝之助さんが作る『タイのアクアパッツァ』
俳優の竹財輝之助さんが披露したのは、魚のうま味をまっすぐ味わえる『タイのアクアパッツァ』。
アサリのだしとドライトマトのコクを生かし、フライパンひとつで仕上げる一皿です。難しい工程はなく、火の入れ方と煮汁の扱いがポイントになります。
材料(2〜3人分)
・タイ 1尾
・アサリ(砂抜き済)200g
・ドライトマト 3〜4枚(10g)
・イタリアンパセリ 適量
・お湯 適量
・オリーブオイル 適量
・塩 適量
作り方
・タイはうろこを取り、ひれ、内臓、エラを除いて洗い、水気を拭く
・両面に斜めの切り込みを入れ、内外に塩を振って10分なじませる
・ドライトマトは7mm幅、イタリアンパセリはみじん切りにする
・フライパンにオリーブオイル大さじ2〜3を熱し、タイを中弱火で両面2〜3分ずつ焼く
・焼き色が付いたら湯をタイの厚み半分ほど加え、ドライトマトとアサリを入れる
・中強火で2〜3分、煮汁をかけながら火を通す
・アサリの口が開いたら塩で味を調え、パセリとオリーブオイルを回しかけて完成
煮汁をスプーンでかけながら加熱することで、身がふっくら仕上がるのがこの料理の一番の見どころです。
栗原心平さんの『本格チキンビリヤニ』
続いて栗原心平さんが紹介したのは、『本格チキンビリヤニ』。
うるち米で作れるのに、スパイスの重なりがしっかり感じられるレシピで、竹財輝之助さんの『エロ甘系イケオジグルメ』リクエストに応えた一品です。炊飯器を使うので、工程は整理されていて挑戦しやすい構成でした。
材料(4〜5人分)
・米(うるち米)2合
・鶏もも肉 400g
・黒こしょう 少々
・玉ねぎ 70g
・にんにく、しょうが 各30g
・水 300cc
・サフラン ひとつまみ
・鶏がらスープの素(顆粒)小さじ1
・トマトペースト 1袋(5g)
・塩、オリーブオイル 各適量
a
・コリアンダーパウダー 大さじ2
・クミンパウダー 大さじ1
・カイエンペッパー 小さじ1
b
・カルダモン 8粒
・クローブ 15個
作り方
・米は洗って水気を切り、フライパンで半透明になるまで炒めて炊飯釜へ
・水とサフランを合わせておく
・鶏肉は3cm角に切り、塩と黒こしょうを振る
・玉ねぎ、にんにく、しょうがはすりおろす
・フライパンで鶏肉を皮目から焼き、色が変わったら香味野菜とトマトペーストを加える
・塩とaのスパイスを加えて炒め、オリーブオイルを少量足す
・炊飯釜にサフラン水、鶏がらスープの素、鶏肉を加える
・別の小鍋でオリーブオイルとbのスパイスを熱し、香りが出たら炊飯釜へ
・普通に炊き、炊き上がったらさっくり混ぜて完成
スパイスを油で立たせてから加える工程が、香りを一段引き上げる決め手になっています。
ビリヤニと相性抜群の『ライタ~インド風サラダ』
ビリヤニに添えたいのが『ライタ~インド風サラダ』。
ヨーグルトのまろやかさと野菜のさっぱり感が、スパイス料理の後味を心地よく整えてくれます。
材料(2〜3人分)
・プレーンヨーグルト 大さじ4
・きゅうり 1/2本
・トマト 1/2個
a
・おろしにんにく 1/3片分
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 小さじ1/4
作り方
・きゅうりとトマトを5mm角に切る
・ヨーグルトとaを加えて和える
混ぜるだけで完成する手軽さも、献立に組み込みやすい理由です。
魚・肉・スパイスが一つにつながる回
今回のぺこもぐキッチンは、料理ジャンルが違っても食卓の流れが自然につながる構成でした。
『タイのアクアパッツァ』で海のうま味を味わい、『本格チキンビリヤニ』でスパイスの奥行きを楽しみ、最後に『ライタ』で口を整える。家庭料理として現実的でありながら、気分はしっかり非日常。
テレビ東京らしい肩の力が抜けた料理番組の魅力が、料理そのものに表れていた放送回でした。


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