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【人生の楽園】新居浜市のドーナツ店Die・Katze(ディー・カッツェ)はどこ?54歳女性起業の第二の人生|2026年2月21日

人生の楽園

ドーナツがつなぐ新居浜の物語

このページでは『人生の楽園(2026年2月21日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

愛媛県新居浜市で夫婦が営む ディー・カッツェ を中心に、ドーナツが人をつなぎ、日常に笑顔を生む様子が描かれていました。

家族の歩みや地域の出会いが重なり、小さなお店から温かな物語が広がっていく回でした。

ディー・カッツェがある愛媛・新居浜市という町

愛媛県東部にある 新居浜市 は、瀬戸内海に面した工業と自然が同居する町です。

かつて別子銅山の鉱山として栄え、今も山あいには 旧端出場水力発電所東平貯鉱庫跡 など、産業遺産が点々と残っています。旧端出場水力発電所は明治四十五年に完成したレンガ造りの発電所で、国の登録有形文化財にもなっている歴史的な建物です。

そんな「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる遺構も抱える町の住宅街の一角に、かわいらしいドーナツの店 ディー・カッツェ はあります。

場所は新居浜市菊本町一丁目二–二〇。もともと洋品店だった建物をリノベーションしたお店で、屋根には大きく「ドーナツ」と描かれた印象的な外観が目印です。

親のすすめに従った就職と、地元から離れられなかった若いころ

店主の 純子さん は、この新居浜で生まれ育ちました。

高校を卒業したあと、親のすすめる地元企業へ就職。
当時は「女の子なんだから、堅実な会社に」といった価値観も色濃く、純子さんは自分の気持ちよりも、親の安心を優先して働き続けてきました。

ただ、その根底には「いつかは自分の力で生きてみたい」「どこか違う世界も見てみたい」という思いも静かにくすぶっていたといいます。
地方の商業都市では、親の紹介で就職し、そのまま地元で暮らす人も多く、純子さんの歩みもまさにその一人でした。

結婚・出産・離婚…シングルマザーとして歩んだ年月

束縛が強い両親の元を離れたい――。

その気持ちが背中を押し、純子さんは二四歳で最初の結婚をします。ほどなくして長女の まいさん を出産。若くして母になり、仕事と子育てを両立する忙しい毎日が始まりました。

しかし結婚生活はうまくいかず、およそ四年で離婚という決断をします。
一人で娘を育てていく覚悟は、簡単なものではありません。家計のこと、保育園や学校行事のこと、病気の日の不安など、シングルマザーならではの悩みは尽きないものです。

それでも純子さんは、地元で仕事を続けながら、まいさんとの暮らしを守ってきました。
この経験が、後に「自分の店を持つ」という大きな挑戦に踏み出す土台にもなっていきます。

娘の巣立ちと、夫・朋成さんとの再婚で芽生えた新しい夢

やがて、まいさんは県外の大学へ進学し、東京の企業へ就職します。

娘の成長を見届けながら、純子さんの暮らしには、少しずつ「自分のための時間」が戻ってきました。
そんな中で出会ったのが、後に夫となる 朋成さん です。朋成さんは工務店に勤める職人で、手を動かして何かを作ることが得意な人でした。

まいさんの結婚を見届けたあと、二人は入籍します。
新しい夫婦としての生活が始まると、純子さんの心の中に、ずっと胸の奥にしまっていた思いが顔を出します。

「いつか ドーナツの店 をやってみたい」

その夢を、朋成さんに打ち明けたとき、彼はためらうどころか「一緒にやろう」と背中を押してくれました。ここから、夫婦二人三脚での店づくりが動き出します。

一年かけて作り上げたドーナツレシピと店名に込めた「猫」への想い

とはいえ、夢だけでは店は開けません。

純子さんは本格的に ドーナツレシピ 作りを始め、丸一年かけて生地や発酵時間、具材との相性を試行錯誤しました。

ふわっとした食感にするか、もっちり感を強く出すか。
揚げ油の温度や、きび砂糖の甘さ加減。
あんバター、きなこ、季節のフルーツ――。

何度も家のキッチンで揚げてはメモをとり、家族や友人に食べてもらいながら、少しずつ理想のかたちに近づけていきました。

店名の ディー・カッツェ は、ドイツ語の「猫(カッツェ)」から。
昔から猫が大好きだった純子さんが、「猫みたいに気ままで、でもそばにいるとほっとするお店にしたい」という願いを込めて名付けた名前です。

純子さんの家にも猫が暮らしていて、その存在は日々の癒やしであり、お店の世界観を形づくる大事な要素にもなっています。

ドーナツ&コーヒーの店「ディー・カッツェ」店舗情報と人気メニュー

こうして、一年の準備を経てオープンしたのが ディー・カッツェ ドーナツ&コーヒー

オープン日は二〇二五年二月二十二日。いわゆる「猫の日」に合わせて開店した、猫好きらしい粋なスタートです。

住所は愛媛県新居浜市菊本町一丁目二–二〇。
テイクアウト専門の小さな店ですが、店舗の東隣にはおよそ四台分の駐車場もあり、車で訪れる人も多いそうです。営業時間は一一時から一八時まで(売り切れ次第終了)、火曜と水曜が定休日となっています。

人気メニューの一つが、番組内でも紹介された あんバタードーナツ

イーストで発酵させたふわふわの生地に、甘さをおさえたあんことバターをたっぷりはさんだ一品で、揚げ油の香ばしさと小豆の風味、バターのコクが口の中で一体になります。

日本では、戦後にアメリカ文化が入ってきたことでドーナツが広まりましたが、近年は「揚げたての手作りドーナツ」と「スペシャルティコーヒー」の組み合わせを楽しむ店が全国で増えています。ディー・カッツェもまさにその流れの一つで、店内ではハンドドリップで淹れたコーヒーも一緒に楽しめます。

古民家カフェ「ヒーリングスイーツK+」曽我部さんという恩人の存在

純子さんの挑戦を最初から「いいね!」と背中を押してくれたのが、四国中央市の古民家カフェ ヒーリングスイーツケイプラス曽我部さん です。

ヒーリングスイーツK+は、愛媛県四国中央市土居町中村にある、古民家を活用したスイーツカフェ。体にやさしい素材にこだわった焼き菓子やケーキが人気で、心と体を整えるような落ち着いた時間が流れるお店です。

純子さんが「ドーナツ店をやりたい」と最初に相談した相手も、この曽我部さんでした。
プロのパティシエでもある曽我部さんは、その話を聞くなり反対するどころか大賛成。

材料選びの考え方や、開業に向けての心構えなど、技術面だけでなくメンタル面でもたくさんのアドバイスをくれたそうです。
地方で飲食店を始めるとき、こうした「一歩先を行く先輩」の存在はとても大きな支えになります。

海辺の「みんなのコーヒー」マルシェでドーナツ400個を売り切るまで

ディー・カッツェの大きな転機となったのが、みんなのコーヒー の庭で開かれたマルシェへの参加でした。

みんなのコーヒーは、新居浜市の海辺にある小さな珈琲店。静かな瀬戸内の海を望むロケーションで、一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーと、そこに集う人とのつながりを大切にしているお店です。

この日、純子さんはおよそ四〇〇個ものドーナツを用意してマルシェに参加しました。

テーブルの上にずらりと並ぶ、きつね色の イーストドーナツ
あんバター、砂糖がけ、シンプルなリング。

開店と同時に、みんなのコーヒーの常連さんや家族連れ、遠方からのファンなどが次々に並び、ドーナツはみるみるうちに売れていきます。

四〇〇個という数は、ふつうの家庭用キッチンや小さな店舗で作るには相当な量です。
前日までの仕込みや当日の揚げ作業は、体力的にも大変なものだったはず。それでも、手に取った人が笑顔になり、「おいしい!」という一言が戻ってくることで、純子さんと朋成さんは「やって良かった」と心から思えたといいます。

猫と生まれたばかりの孫がくれる、日常の小さな幸せ

番組では、純子さんの日常も少しだけ映し出されていました。

家で一緒に暮らす
そして最近生まれた、まいさんの 赤ちゃん(孫)

猫が日向で丸くなっている姿や、赤ちゃんを抱く娘の笑顔は、忙しい仕込みの合間にふっと心をゆるませてくれる存在です。

ドーナツを揚げる音、コーヒーを淹れる香り、家族の声。
どれか一つ欠けても、今のディー・カッツェの空気にはなりません。

地方で小さなお店を営むということは、仕事と暮らしが地続きになるということでもあります。
「仕事が大変なときもあるけれど、それも含めて今の暮らしが好き」
画面越しから、そんな気持ちが伝わってくるようでした。

地元農家・曽根さんのビーツで生まれた「赤いドーナツ」

みんなのコーヒーのマルシェをきっかけに、また新しい出会いも生まれました。

それが、地元で野菜を育てている農家の 曽根さん です。

マルシェで顔を合わせるうちに仲良くなった純子さんは、「地元の野菜を使って新しいドーナツを作りたい」と相談しました。そこで提案されたのが、鮮やかな赤い色を持つ ビーツ

ビーツは「食べる輸血」と呼ばれるほど、鉄分や葉酸を多く含む根菜で、ロシアのボルシチなどでもおなじみの野菜です。日本ではまだ家庭料理に使う人は少ないですが、最近はサラダやスムージー、スイーツなどに活用する店も増えています。

曽根さんが育てたビーツを使って、純子さんは 赤いドーナツ の試作を始めました。
生地に練り込むのか、トッピングに使うのか。色合いや風味を確かめながら、何度も揚げては味見をします。

ビーツドーナツ試作の手応えと、これから広がる新しい味の可能性

番組では、ビーツドーナツの試作風景も映されていました。

揚げ上がったドーナツは、ほんのり赤みがかった色合い。
一口かじると、ビーツ特有の土のような香りと、やさしい甘さがふわっと広がります。

純子さんは、「まだ改善の余地はある」と冷静に味を見きわめながらも、「最初の試作としては大成功」と笑顔を見せていました。

新しい素材を使ったドーナツは、レシピを固めるまでに時間がかかります。
それでも、地元の農家と一緒に商品を作ることで、「新居浜らしいドーナツ」を生み出せるかもしれない――。

そう考えると、ビーツドーナツは単なる新メニューの一つではなく、地域の食材とドーナツ文化をつなぐ架け橋 でもあります。

ドーナツがつなぐ笑顔の輪と、新居浜の産業遺産スポットという寄り道先

こうして見ていくと、人生の楽園 の今回の回は、単に「人気ドーナツ店の紹介」ではありませんでした。

親の期待と自分の本音のあいだで揺れた若いころ。
シングルマザーとして娘を育てた時間。
新しい夫と一緒に夢をかたちにしていく日々。

その一つひとつの積み重ねが、今の ディー・カッツェ のあたたかい空気を作っています。

お店を訪れるなら、ドーナツとコーヒーを楽しむだけでなく、少し足をのばして 旧端出場水力発電所東平貯鉱庫跡 をめぐるのもおすすめです。どちらも、別子銅山の歴史を今に伝える貴重なスポットで、「かつての新居浜」と「今の新居浜」を一度に感じられる場所です。

海辺の みんなのコーヒー、山あいの産業遺産、街なかの ディー・カッツェ

ドーナツとコーヒーをきっかけに、人と人、町と町がゆるやかにつながっていく――。
まさに、番組タイトル通りの「ドーナツがつなぐ笑顔の輪」を、画面越しに感じることができる回でした。

まとめ

今回紹介した内容は、番組で放送された情報をもとにまとめていますが、実際の放送内容と一部異なる場合があります。
純子さん夫妻が営む ディー・カッツェ を中心に描かれた物語は、地元・新居浜の人の温かさや、食とつながりの力を感じさせるものでした。
夫婦で夢を形にした過程や、農家やカフェとのご縁が広がっていく様子は、見ている側にも前向きな気持ちをくれます。

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