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松川一人とはたらく馬牧場|奈良で在来馬を農林業に生かす仕事と西岡秀華・角居勝彦との活動【ナゼそこ?】

人物

松川一人が奈良で続ける「馬を暮らしのパートナーに戻す」活動

2026年9月10日放送のテレビ東京系『ナゼそこ?』では、奈良県の山奥で3頭の馬と暮らす35歳女性と、その人生を変えた「謎の師匠」との出会いが描かれます。番組公式は師匠の実名を明らかにしていませんが、西岡秀華さんが現在の活動へ進む大きなきっかけになった「はたらく馬牧場」で中心的な役割を担っているのが、代表理事の松川一人さんです。番組の「謎の師匠」が松川さん本人を指すとまでは放送前に断定できませんが、西岡さんの転機、在来馬、里山、桜井市萱森という点で深くつながる人物です。

この記事でわかること

  • 松川一人さんとはたらく馬牧場の活動
  • 在来馬を農林業や里山保全に生かす仕組み
  • 西岡秀華さんが馬との暮らしへ進んだ接点
  • 元JRA調教師・角居勝彦さんとの取り組み

「謎の師匠」候補とはたらく馬牧場

松川一人さんは、奈良県桜井市を本部とする「一般社団法人はたらく馬牧場」の代表理事です。公式イベントでは「代表理事/バイオセラピスト」として紹介されており、奈良県が公開する動物取扱業者の資料でも、桜井市萱森1109の一般社団法人はたらく馬牧場の代表理事として松川さんの名前が確認できます。

はたらく馬牧場が掲げているテーマは「馬と共に生きる。」です。

ここでいう馬との暮らしは、乗馬を楽しむことだけではありません。

山から木を運び、棚田を耕し、草を食べ、排せつ物を肥料として利用する。昔の日本で当たり前だった「働く馬」を現代の里山へ取り戻し、人と馬が互いに役割を持ちながら暮らすことを目指しています。

2026年9月10日の『ナゼそこ?』では、西岡秀華さんとみられる女性について「人生を一変させた“謎の師匠”との出会い」があったと紹介されています。さらに、師匠と二人三脚で「驚きの計画」を進めていることも予告されています。

西岡さん自身の公式プロフィールをたどると、会社員を辞めて有機農業を学んでいたころ、「馬で木を運ぶイベント」へ参加したことが大きな転機になっています。

その主催者が行っていたのが、馬が山から降ろした間伐材を木質ペレットとして利用し、里山の景観を次世代へ残そうとする活動でした。

西岡さんはこの考え方に「自分が求めていた馬との暮らしの基盤」を見つけ、その取り組みを次世代へ引き継ぐ形で株式会社miru.を立ち上げました。

この流れを見ると、「謎の師匠」を探るうえで、はたらく馬牧場と松川さんが非常に重要な位置にいることは間違いありません。

ただし、番組側が「師匠=松川一人さん」と実名で発表した事実は確認できていないため、そこだけは分けて考える必要があります。

奈良で在来馬と取り組む現在の仕事

松川さんの活動で興味深いのは、馬を「乗る動物」だけに限定していないところです。

はたらく馬牧場の公式ブログでは、松川さんについて「子供の頃から山や田畑で馬と関わってきた」と紹介されています。

牧場では、在来馬を使った体験や講習会も行ってきました。

その内容には、

馬のブラッシング、馬と一緒に歩く引き馬、ロングレーンによる誘導、タイヤを引く作業などがあります。

単純な乗馬体験とは違い、「馬とどう意思を通わせ、一緒に仕事をするか」を学ぶ内容になっています。

公式サイトで現在紹介されている馬は3頭です。

シルクはマイペースに里山放牧を楽しむ馬、タップは人懐っこい性格の牝馬、たからは「頼れる力持ち」と紹介されています。

この3頭は、西岡秀華さんが運営する株式会社miru.の活動にも登場する馬たちです。

人と馬が別々の施設で暮らすのではなく、馬が里山の日常の中に入り、その存在そのものが農業や環境、宿泊、体験へつながっているのが、この地域の取り組みの大きな特徴です。

馬を農林業や里山保全へ生かす活動

はたらく馬牧場の活動を理解すると、「なぜ山の中で馬なのか」が見えてきます。

牧場で馬に与えられている仕事の1つが、山の間伐材を運び出すことです。

日本の人工林では、森林を健全に保つために成長途中の木を間引く「間伐」が必要です。しかし、山の中から木材を運び出すには機械や道路が必要になり、場所によっては大掛かりな作業になります。

そこで馬の力を利用します。

はたらく馬牧場では、馬が山から運んだ間伐材を木質ペレット燃料として利用する仕組みに取り組んできました。

馬には棚田を耕す仕事もあります。

現在の大型農業機械では作業しにくい小規模な田畑でも、馬なら入りやすい場合があります。

さらに、放牧された馬が草を食べることで植生を整え、馬のふんは農地の肥料になります。

つまり、

山の木を馬が運ぶ
↓
木を燃料として利用する
↓
馬が田畑を耕す
↓
馬のふんを肥料にする
↓
米や野菜を育てる

という循環をつくろうとしているわけです。

公式サイトでは、この考え方を「人馬一體の暮らし」と表現しています。

馬を飼うことそのものが目的ではなく、馬を介して山、田畑、エネルギー、食、人の暮らしをつなげる。

ここが一般的な乗馬クラブと、はたらく馬牧場の大きな違いです。

西岡秀華との接点

松川一人さんの記事で、西岡秀華さんとの関係は重要なポイントです。

西岡さんは現在、同じ桜井市萱森で株式会社miru.を経営し、「宿と馬 miru.house」や鹿革製馬具、ペレットストーブなどの事業に取り組んでいます。

もともとはアパレル企業で働いていましたが、会社を辞め、有機農業の研修へ進みました。

その時期に参加したのが「馬で木を降ろす」イベントでした。

そこで、馬によって山から間伐材を運び、それを木質ペレット燃料として活用する取り組みを知ります。西岡さんは、この仕組みこそ自分が求めていた「里山で馬と暮らす」ための基盤だと感じたと、株式会社miru.の公式サイトで振り返っています。

その後、西岡さんはペレットストーブ普及の取り組みを受け継ぎ、2021年に株式会社miru.を設立しました。

現在、はたらく馬牧場の本部は桜井市萱森1109、株式会社miru.は同じ萱森の1255にあります。

さらに、両者の関係をはっきり確認できるのが2023年の公式イベントです。

宮崎県西都市の西都原古墳群で開かれた「LIFE WITH HORSES〜日本を知る旅〜」では、

松川一人さん
角居勝彦さん
東京農業大学の川嶋舟さん
西岡秀華さん

の4人が講師として参加しています。

西岡さんはこの時、「株式会社miru. バイオセラピスト」として紹介されていました。

会社や法人は別でも、「馬と人との暮らしを現代にどう生かすか」というテーマのもとで活動がつながっていることが分かります。

桜井市萱森で続ける馬との暮らし

はたらく馬牧場の本部「萱森牧場」があるのは、奈良県桜井市萱森です。

公式情報によると所在地は、

奈良県桜井市萱森1109番地。

近鉄大阪線・榛原駅からタクシーで約15分、長谷寺駅から約25分。車では名阪国道の福住IC、針ICからそれぞれ約25分と案内されています。

法人そのものは2009年12月25日に設立されています。

活動内容は馬の飼育だけではありません。

法人案内には、里山の復元や環境保全型農林業の調査・研究、循環型社会についての研修教育、地域に残る文化や技術の継承、農作物・商品の販売、宿泊・レクリエーション事業まで幅広い目的が掲げられています。

松川さんたちが目指しているのは、昔の農村風景をそのまま再現することではありません。

馬を使う意味を現代の環境問題や農林業、人の教育、地域づくりと結び直し、「今の時代にも成立する馬との暮らし」を作ろうとしています。

その考え方は、2024年の公式ブログにも表れています。

馬と一緒に歩く体験では、馬が人より先へ行かないことや、人の指示に合わせて歩くことを学びます。

途中で馬が排せつしたふんについても、単なる処理物ではなく「畑で使う大事な肥料」として持ち帰る様子が紹介されています。

一つひとつは小さな作業ですが、それらが農業や里山の循環につながっています。

元JRA調教師・角居勝彦との活動

松川さんと一緒に「はたらく馬牧場」で活動している重要人物が、角居勝彦さんです。

角居さんは元JRA調教師で、はたらく馬牧場の公式イベントでは「理事/元JRA調教師」として紹介されています。

競馬の世界で長年馬と向き合ってきた角居さんと、幼少期から山や田畑で馬と接してきた松川さん。

2人は違う環境で馬を知ってきました。

その経験の違いが、講習会ではそのまま学びにつながっています。

2024年に公開された公式ブログでは、

「競馬の世界で馬と関わってきた角居講師」
「子供の頃から山や田畑で馬と関わってきた松川講師」

という対照的な経歴が紹介されています。

角居さんはブラッシングについても指導しています。

ただ体をきれいにする作業ではなく、馬に「人と一緒にいると気持ちがいい」と覚えてもらい、信頼関係を作るためのコミュニケーションとしてブラッシングを教えています。

2021年に奈良県宇陀市で開かれた講習会でも、松川さんと角居さんはともに講師を務め、参加者が和種馬のブラッシングや農耕馬の扱いを学びました。

2022年、2023年、2024年にも2人の名前が公式イベントで並んでおり、一時的な共演ではなく、継続して活動してきた関係であることが分かります。

競走馬として能力を発揮する馬だけではなく、農林業、教育、地域づくりでも馬に新しい役割を持たせる。

松川さんと角居さんの活動には、そんな共通した方向性があります。

実用情報

名称:一般社団法人はたらく馬牧場

本部:萱森牧場

所在地:奈良県桜井市萱森1109番地

設立:2009年12月25日

代表理事:松川一人

主な活動:在来馬を活用した里山保全、農林業、研修・教育、馬との体験イベントなど

電車:近鉄大阪線・榛原駅からタクシー約15分、長谷寺駅から約25分

車:名阪国道・福住ICまたは針ICから約25分

イベントや体験については開催時期ごとに内容が異なるため、参加する場合は、はたらく馬牧場公式サイトの「ニュース/イベント」で最新案内を確認する形になります。

まとめ

松川一人さんは、奈良県桜井市萱森を拠点とする一般社団法人はたらく馬牧場の代表理事です。

松川さんたちが取り組んでいるのは、単なる乗馬や馬の飼育ではありません。

在来馬に山の間伐材を運んでもらい、棚田を耕し、草を食べてもらい、馬のふんを農地へ戻す。そうして馬を農林業や里山保全の中へもう一度組み込み、「人馬一體」の暮らしを現代につなげようとしています。

そして、その活動は西岡秀華さんの人生にも大きくつながりました。

西岡さんは有機農業を学んでいた時期に、馬が間伐材を運ぶ活動と出会い、「馬と里山で暮らす」ための具体的な道を見つけます。その流れから株式会社miru.が誕生し、現在の3頭の馬との暮らしや「宿と馬 miru.house」へ発展していきました。

さらに、はたらく馬牧場では元JRA調教師の角居勝彦さんも理事として活動し、松川さんとともに各地で馬との接し方や「働く馬」の可能性を伝えています。

『ナゼそこ?』が予告する「謎の師匠」が松川さん本人なのかは、放送前の公式情報では確定していません。

ただ、西岡さんが現在の生き方へ進むきっかけとなった活動をたどれば、松川一人さんとはたらく馬牧場が、その物語の中心にある重要な存在であることは確認できます。

参考リンク

一般社団法人はたらく馬牧場公式サイト

株式会社miru.「miru.について」

ナゼそこ? 9月10日放送回|テレビ大阪

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