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Boulangerie Shina志賀桂一の移住と開業!南幌町で家族と始めたパン屋【キタコイで紹介】

南幌町で家族の暮らしとパン屋を両立させた志賀桂一さん

札幌でパン屋の開業を目指しながら、家族との暮らしまで考えて南幌町への移住を選んだパン職人が志賀桂一さんです。『キタコイ(人口増加率V字回復!南幌町の“まちづくり”とは…)(2026年8月22日)』では、札幌から移住してパン屋を開いた家族の生活に密着。店を開くまでの経緯や、北海道産小麦を生かしたパン、店舗・通販で購入する方法まで紹介します。

この記事でわかること

  • 志賀桂一さんが札幌から南幌町へ移住した理由
  • 自宅とパン屋を一体にした家族ならではの事情
  • ハード系パンを中心とした商品の特徴
  • 店舗・ネット予約・ふるさと納税で購入する方法

札幌から南幌町へ移住したパン職人

パン職人の志賀桂一さんは、妻とともに札幌市から北海道空知郡南幌町へ移住し、2024年に Boulangerie Shina を開業しました。製パン店の開業支援実績にも、オーナーとして志賀桂一さんの名前が掲載されています。

志賀さんとパンとの出会いをたどると、最初からパン職人一筋だったわけではありません。

幼い頃から食品に関心があり、帯広農業高校の食品科学科を卒業。その後は札幌の製菓学校へ進学しました。

当初の目的は洋菓子作りを学ぶことでしたが、学校でパン作りの面白さを知ったことが大きな転機になります。

しかも志賀さん自身、子どもの頃からパンが大好物だったわけではなく、むしろ米を好んでいました。

だからこそ「毎日食べても飽きないパンとは何か」を考え続けるようになり、現在のパンづくりにつながっています。

パンは酵母の働きだけでなく、気温、水温、小麦粉の状態などによって発酵の進み方が変わります。

毎日同じように作れば同じものが完成するとは限らないところに、志賀さんは面白さを感じています。完成度をさらに高めようと試行錯誤を続ける姿勢も、職人としての大きな特徴です。

自宅と店を一体にしたかった家族の事情

志賀さん夫婦は、最初から南幌町でパン屋を開こうとしていたわけではありません。

もともとは札幌市内での開業を考えていました。

ところが、店を探すうえでどうしても譲れない条件がありました。それが住居とパン屋を一体にすることです。

パン職人の朝は非常に早く、志賀さんの場合は午前3時ごろからパン作りが始まります。

さらに夫婦には小さな子どもがいました。

仕事場と自宅が離れている生活では、早朝から始まるパン作りと子育てを両立することが難しくなります。

そのため志賀さん夫婦にとって自宅兼店舗は、単なる憧れの店づくりではなく、家族でパン屋を続けていくために必要な生活設計でもありました。

しかし札幌では、その条件を満たす場所をなかなか見つけられませんでした。

そこで出会ったのが南幌町です。

広い土地を確保しやすいうえ、移住や住宅取得を後押しする支援制度もあり、夫婦が考えていた暮らしと店づくりを実現できる環境がありました。

夫婦は以前から、いつか田舎暮らしをしたいという思いも持っていました。

妻は南幌町への移住が決まってから自動車の運転免許を取得しています。札幌とは生活環境そのものが変わることを受け入れたうえでの移住だったことが分かります。

「人気の場所だから店を移した」というより、子育て・仕事・住まいを1つにつなげた結果として南幌町を選んだところが、志賀さん一家の移住で大切な部分です。

Boulangerie Shinaを開業するまで

志賀さん夫婦は移住後、住宅が増えている南幌町東町に自宅とパン工房・店舗を構え、2024年6月1日に店をオープンしました。

店の中心にあるのは、志賀さんが長年向き合ってきたパンです。

特に力を入れているのが、フランスパンやカンパーニュなどのハード系パン。

一般的には「硬そう」「パサパサしていそう」というイメージを持たれやすい種類ですが、志賀さん自身もそうした食感を好んでいませんでした。

そこで目指したのが、外側の香ばしさを残しながら、内側はもっちりとして、噛むほどに小麦の甘みを感じられるパンです。

開業当初は、菓子パンや惣菜パンに比べてハード系はあまり売れないのではないかという不安もあったそうです。

ところが徐々にリピーターが増え、今では店を代表する商品の1つになっています。

店頭にはハード系だけではなく、食パン、クロワッサン、ベーグル、塩パン、クリームパン、カヌレなど幅広い商品が並びます。ネット予約ページには30種類以上の商品が掲載されています。

パンが好きな人だけを対象にするのではなく、「毎日食べても飽きないもの」を目指しているからこそ、日常的なパンから個性的なパンまで選べる店になっています。

店名に込めた「結ぶ」という意味

Shinaという店名には、夫婦がどんな店を作りたいのかが表れています。

「Shina」はアイヌ語で「結ぶ」を意味すると紹介されています。

結びたいのは、単に店と客だけではありません。

生産者、加工する人、パンを作る人、そして食べる人。

食に関わる人たちがパンを通してつながってほしいという思いが込められています。

南幌町へ移住した志賀さんにとって、この考え方は店名だけにとどまりません。

自分たちのパン屋を目的に町外から南幌町を訪れる人が増え、地域の魅力を知る入口になれば、パン屋と町との新しいつながりも生まれます。

志賀さんは将来的に、南幌町を通過するだけだった人が立ち止まれるカフェを作ることも目標にしています。

札幌から移住してきた一家が、今度はパンを通じて新しい人を南幌町へ呼び込もうとしているわけです。

「結ぶ」という名前が、これからの店づくりにもつながっています。

北海道産小麦を生かしたパンづくり

特徴を知るうえで外せないのが、小麦のおいしさを感じられるハード系パンです。

ふるさと納税で提供されているパンセットには北海道産小麦が使われ、パンごとに低温熟成や自家製種など製法を変えています。

例えばバタールは、生地を低温でじっくり熟成させることで北海道産小麦の旨味や甘みを引き出しています。

カンパーニュには北海道産小麦とライ麦、自家製サワー種を使用。ほんのりとした酸味があり、サンドイッチにも合わせやすいパンです。

ベーグルには北海道産もち麦とスペルト小麦を使い、もっちりとした食感に仕上げています。

食パンには米麹を利用した種、メリメロには自家製ルヴァン種を使用するなど、すべてを同じ作り方にせず、パンの特徴に合わせて発酵や材料を変えています。

志賀さんがハード系で大事にしているのは、単純に「硬いパン」を作ることではありません。

外は香ばしく、中はもっちり。噛んだときに小麦の甘みが広がるパンです。

そのため、これまでハード系を避けていた人にも試しやすいのが特徴です。

朝8時の開店後、昼過ぎには種類が少なくなることもあります。特定の商品を目当てに行くなら、早い時間帯の方が選択肢は多くなります。

店舗の場所・営業時間とパンの購入方法

店舗は北海道空知郡南幌町東町3丁目1-13にあります。

基本情報は次の通りです。

項目 内容
住所 北海道空知郡南幌町東町3丁目1-13
営業時間 8:00〜17:00
定休日 月曜日、第1・3・5日曜日
その他 不定休あり・売り切れ次第終了
電話 011-398-6745
駐車場 4台
公共交通 バス停「東町入口」から徒歩約2分

特に気をつけたいのが、17時より前でも売り切れれば閉店することです。

人気商品だけを狙う場合だけでなく、いろいろな種類から選びたい場合も午前中の来店が向いています。

不定休もあるため、遠方から向かう場合は営業日の告知を確認してから出かけると安心です。

また、店頭購入だけでなくネット予約にも対応しています。

オンラインの掲載メニューでは、食パン380円、バタール240円、カンパーニュ700円、クロワッサン250円などのほか、冷凍発送のおまかせパンセット2,500円+送料も用意されています。商品や価格は変更される場合があります。

南幌町まで足を運べない人でも、志賀さんのパンを食べる方法があるのはうれしいところです。

ふるさと納税でも購入できる人気パン

さらに利用しやすくなったのが、南幌町のふるさと納税返礼品です。

Boulangerie Shinaの「もっちり食感のハード系パンセット」は、寄附額16,000円で、6種類7点のパンとベーコンチップがセットになっています。

セット内容は次の通りです。

  • 食パン
  • ベーグル 2個
  • メリメロ ハーフ
  • カンパーニュ ハーフ
  • バタール
  • 季節のコンプレ
  • ベーコンチップ 70g

食パンからハード系まで入っているため、初めて食べる人にも店の特徴をつかみやすい組み合わせです。

冷凍便で届き、冷凍保存で賞味期限60日。食べたい分だけ焼き直して楽しめるため、現地で一度にたくさん買う場合より保存しやすいというメリットもあります。

申込みは通年受け付けており、発送時期は入金確認後2週間以内と案内されています。

札幌から南幌町へ移住し、自宅と店舗をつなげて始まった小さなパン屋が、今では町外からでも注文できる返礼品になっています。

志賀さん夫婦が店名に込めた「結ぶ」という言葉を考えると、南幌町と遠方の人までパンで結ばれる形になったことも、この店らしい広がり方です。

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