有本尚紀は50歳を超えて世界の頂点を争うプロテニス選手
2026年9月22日放送のテレビ愛知「街角プレーヤー発掘!みんなでピックルボール」には、「世界1位のテニスプロ」として有本尚紀さんが出演します。番組では、あばれる君さんや鈴木奈々さんがピックルボールを体験し、街でスカウトされた異色のプレーヤーたちが対戦します。テレビ愛知公式にも有本さんの出演が明記されています。
有本さんの「世界1位」はATPの一般男子世界ランキングではなく、30歳以上を対象とするITF World Tennis Masters Tourの年齢カテゴリーでの世界ランキングです。50歳を超えてなお、200km/hを超えるサーブを武器に世界各地の大会へ挑戦しています。
この記事でわかること
- “世界1位のテニスプロ”有本尚紀さんの主な実績
- ITFマスターズ50歳以上カテゴリーでの世界ランキング
- 50歳を超えても200km/hを超えるサーブの強さ
- 国内での戦績と現在のテニス指導者としての活動
“世界1位のテニスプロ”有本尚紀の実績
公式動画:テレビ愛知「街角プレーヤー発掘!みんなでピックルボール」予告動画
有本尚紀さんは1974年生まれのプロテニスプレーヤーです。大学卒業後は三菱電機の契約プロ選手として国内外を転戦し、その後も長く競技を続けてきました。
公式プロフィールに掲載されている主な実績は、
- 国内JOP大会で約50大会優勝
- 日本ランキング最高9位
- 日本リーグのシングルスで60勝以上
- 2018年からITF World Tennis Masters Tourへ参戦
- 2021年にマスターズ・ダブルス世界ランキング1位
- 2024年世界国別選手権で日本代表選手兼キャプテンとして準優勝
- 2025年にシングルス・ダブルス同時世界ランキング1位を達成
というものです。
番組で「世界1位」と紹介される背景には、若い時代の実績だけではなく、50歳を超えてから世界ツアーで積み重ねてきた結果があります。
ITFマスターズ50歳以上カテゴリーで世界1位
有本さんが戦っているITF World Tennis Masters Tourは、30歳以上の選手を対象に年齢カテゴリー別で世界ランキングを競う国際ツアーです。ITFは世界各地で大会を開催し、ランキングは大会成績に応じたポイントによって決まります。
有本さんは2018年からこのツアーへ本格参戦しました。
特にダブルスでは早くから世界トップへ進み、ITF公式プロフィールでは2021年6月14日にダブルスのキャリア最高世界1位を記録しています。さらに2024年、2025年も50歳以上カテゴリーの年間ダブルスランキング1位でした。
2026年のITF公式プロフィールでも、50歳以上男子ダブルスのランキングは1位と表示されています。50歳を過ぎても一時的な好成績ではなく、複数年にわたって世界上位にいることが大きな特徴です。
2025年シングルス・ダブルス同時世界1位
有本さんの公式プロフィールでは、2025年に日本人史上初となるシングルスとダブルスの世界ランキング同時1位を達成したと紹介されています。
2025年10月には、有本さんらが運営する「JAPAN ITF senior World Challenge」でも単複同時1位達成が報告されました。
ただし、ここはランキングの仕組みを理解しておきたいところです。
ITFマスターズのランキングは年間を通じて固定されるものではなく、52週間のローリング方式で変動します。ITF公式プロフィールでは、2025年の年末ランキングはシングルス3位、ダブルス1位。つまり「2025年に単複同時1位になった時期があった」という意味で、年末時点で両方1位だったという意味ではありません。
2026年のITF公式プロフィールでは、50歳以上男子シングルス2位、ダブルス1位が確認されています。
この点を押さえると、有本さんの「世界1位」という実績をより正確に理解できます。
50歳を超えても200km/hを超えるサーブ
有本さんのプレースタイルを象徴するのが、サーブ・アンド・ボレーです。
強いサーブで相手を崩した直後にネットへ出て、早い段階でポイントを取りにいく攻撃的なスタイルを続けています。
そして驚くのがサーブ速度です。
本人公式プロフィールには、50歳を超えてもサーブ速度200km/h超と明記されています。
一般的に年齢を重ねれば、瞬発力やサーブ速度を維持することは簡単ではありません。それでも有本さんは、守備的なプレースタイルへ完全に切り替えるのではなく、強いサーブから前へ出る攻撃を続けています。
2024年のITFマスターズ世界選手権を紹介した資料でも、有本さんは「200kmサーブ」を持つ世界ランキング1位の選手として紹介されていました。
「50歳以上の世界大会で戦う」というだけでも珍しい存在ですが、200km/h級のサーブを武器にしていることが、有本さんをさらに印象的な選手にしています。
国内約50大会優勝・日本ランキング最高9位の実績
有本さんがマスターズ世代になって突然強くなったわけではありません。
大学卒業後は三菱電機の契約プロ選手となり、国内外の大会を転戦しました。
現役時代の国内JOP大会では約50大会で優勝、日本ランキング最高9位を記録しています。さらに伊勢久株式会社の契約プロ選手として日本リーグにも出場し、シングルスで60勝以上を挙げています。
日本プロテニス協会の過去資料でも、
- 全日本ランキング最高9位
- 国内外ツアー約50大会優勝
- S級エリートコーチライセンス
という実績が確認できます。
そして35歳以降の世代になっても競技を続け、ITFマスターズという新たな世界へ進みました。
2025年2月には、メキシコシティで行われた50歳以上のMT1000大会でシングルス2連覇。佐藤政大さんとのダブルスでも2年連続優勝を果たしています。
若い時代の国内トップレベルの経験を土台にしながら、年齢カテゴリーが変わってから世界トップへ進んだ選手です。
テニス指導者として活動する現在
有本さんは現在、試合に出場するだけでなく、指導者としても活動しています。
公式プロフィールでは、
- プロテニスプレーヤー
- 公益社団法人日本プロテニス協会 理事
- 覚王山テニスクラブ スクール代表
- 日本テニス協会公認S級エリートコーチ
- 日本オリンピック委員会 ナショナルコーチ
として紹介されています。
日本テニス協会のS級エリートコーチ制度は、国際レベルで活躍できる選手の育成や、指導者の育成まで担うことを目的とした制度です。有本さんはその資格を持つ指導者として、競技経験を次世代へ伝える立場にもあります。
一方で、自らも52歳となった2026年までITFマスターズの世界上位で戦っています。
「元プロがコーチになった」というだけではなく、自ら世界大会へ出場しながら選手を指導しているところが、有本さんの現在の大きな特徴です。
有本尚紀の世界1位と200km/hサーブまとめ
「街角プレーヤー発掘!みんなでピックルボール」に登場する有本尚紀さんは、国内JOP大会約50大会優勝、日本ランキング最高9位という実績を持つプロテニス選手です。
その後も競技を続け、ITF World Tennis Masters Tourではダブルス世界1位へ到達。2025年には50歳以上カテゴリーでシングルスとダブルスが同時に世界1位となる時期もありました。
そして50歳を超えても200km/hを超えるサーブを武器に、攻撃的なサーブ・アンド・ボレーを続けています。
番組で紹介される「世界1位」という言葉の背景には、年齢を重ねてからも世界各地へ遠征し、競技を続けてきた長い挑戦があります。
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