車いすで「プロ」を目指す山岸夕馬の現在
車いすでスケートパークを駆け、プロのスケーターを目指している17歳・山岸夕馬(やまぎし ゆうま)さん。実はスケートだけでなく、車いす陸上のT54クラスでも大会に出場している高校生です。そんな山岸さんの今と将来が、『はじめましての2人旅「車いすスケーター×ブラジル国籍のスケーターin沖縄」(2026年8月11日放送)』で描かれます。沖縄を旅する相手も同じ17歳。単なるスケート旅ではなく、「好きなことを仕事にするのか」「これからどう生きるのか」という、高校生のリアルな選択にも注目したい内容です。
この記事でわかること
- 山岸夕馬さんがどんな17歳なのか
- 車いすスケートと車いす陸上での活動
- 沖縄2泊3日の旅で向き合う将来
- プロを目指す山岸さんの現在と今後
山岸夕馬は車いすでプロを目指す17歳のスケーター
山岸夕馬さんは、車いすに乗ったままスケートパークを滑る17歳のスケーターです。
今回の旅で特に大きなポイントとなるのが、山岸さんがスケートを単なる趣味として楽しんでいるだけではなく、将来はプロになりたいという目標を持っていることです。放送前に公開されている番組情報でも、その夢を持つ山岸さんと、まだ将来を決め切れていない同年代のスケーターが対照的に描かれています。
そして、山岸さんについて知っておきたいのは、スケートだけに取り組んでいるわけではないという点です。
2026年の公式競技記録では、神奈川県立藤沢工科高等学校所属としてパラ陸上の男子T54クラスに出場していることが確認できます。日本パラ陸上競技選手権では100mと1500mにエントリーし、1500mにも出場しています。
さらに、2026年4月の愛知パラ陸上競技フェスティバルでもT54の100mと1500mに出場。1500mでは3分55秒53という記録を残しています。
つまり山岸さんは、
スケートパークで技を磨くスケーター
と
トラックでタイムを競う車いす陸上選手
という2つの顔を持っていることになります。
初めて知ると、ここは少し驚くところではないでしょうか。
「車いすのスポーツ」とひとまとめにしてしまいがちですが、スケートと陸上では求められるものがかなり違います。直線的なスピードを競う陸上と、斜面やカーブ、段差を使って自分の動きを表現するスケート。その両方に取り組んでいるからこそ、山岸さんの将来を「どちらへ進むのか」という視点でも見たくなります。
山岸夕馬がスケートを始めたきっかけは放送前には明かされていない
山岸夕馬さんについて気になるのが、なぜ車いすでスケートを始めたのかという点です。
ただし、2026年8月9日時点で確認できる公開情報では、「何歳で始めたのか」「誰に誘われたのか」「最初にどこのスケートパークへ行ったのか」といった具体的なきっかけまでは明らかになっていません。
ここは推測せずに分けて考えたいところです。
確認できるのは、現在の山岸さんが車いすスケートに取り組み、プロを目指すほど大きな目標を持っていること。一方で、そこへ至るまでの最初の一歩については、本人から語られる内容を待つ必要があります。
一見すると「車いすでスケートパークを滑る」というだけでも珍しく感じますが、実際に興味深いのは、その先です。
なぜ続けようと思ったのか。
どの瞬間から「楽しい」だけでなく「プロになりたい」に変わったのか。
周囲に同じスタイルの選手が多くない環境で、どうやって技を覚えてきたのか。
個人的には、山岸さんを知るうえでは大会成績以上に、この「始めた理由」と「続けている理由」こそ大事だと感じます。
プロを目指すほど打ち込むものは、最初から人生の目標だったとは限りません。何気なく始めたことが、出会いや成功体験を重ねるうちに将来の選択肢へ変わることもあります。
山岸さんの場合、その過程がどのようなものだったのかは、今後本人が語る言葉を確認したいところです。
車いすだからこそ生まれる山岸夕馬のスケート
山岸夕馬さんのスケートを理解するとき、「普通のスケートボードができないから代わりに車いすで滑る」という見方だけでは十分ではありません。
大切なのは、車いすそのものを使ってスケートパークを攻略する別の表現として見ることです。
スケートパークには、坂になったランプや湾曲した場所などがあります。そこでどの方向から入り、どれくらい速度をつけ、どこへ抜けるのか。車いすの場合は、自分の体だけではなく車体も含めて動きをコントロールすることになります。
山岸さんは一方で、T54クラスの車いす陸上にも出場しています。2026年の日本パラ陸上競技選手権では、全国レベルの選手たちと同じレースに出場していました。
ここが山岸さんを見るうえで面白いところです。
陸上では「速く前へ進む」。
スケートでは「地形を使って自由に動く」。
同じ車いすを使うスポーツでも、目指す動きはかなり違います。
陸上競技で身につく走行感覚やスピードへの意識がスケートへどうつながっているのかについては、本人から具体的に語られている公開情報は確認できません。そのため因果関係を断定することはできませんが、2つの競技を同時に続けていること自体が山岸さんの大きな特徴なのは確かです。
「車いすだからできることが限られる」という発想ではなく、「車いすを使って何ができるのか」へ視点が変わる。
山岸さんの姿を見ていると、この違いはかなり大きいと感じます。
沖縄2泊3日の旅で向き合うプロへの夢
山岸夕馬さんが沖縄を旅する最大のポイントは、観光ではありません。
今回の企画では、これまで違う環境で生きてきた2人が2泊3日を一緒に過ごしながら、スケートや将来について話していく構成になっています。シリーズ自体も、普段なら出会わなかった異なる背景を持つ2人が旅をするドキュメンタリーです。
山岸さんが旅する相手は、同じ17歳のFabricio(ファブリシオ)さん。
2人に共通しているのはスケートです。
一方で、将来に対する考え方には違いがあります。
山岸さんはプロを目指している。
ファブリシオさんは、将来についてまだ答えを探している。
この違いが、今回の旅の重要な軸になっています。
17歳で「プロになりたい」とはっきり言えるのは、簡単なことではありません。
プロになれば、好きなことを続けられる一方、結果を出すことや活動を続けることも求められるようになります。
しかも、車いすスケートという分野でプロを目指す場合、どんな大会へ出場するのか、どのような形で活動を続けるのかなど、一般的なスポーツ選手とは違う道筋を自分で探す場面も出てくるでしょう。
その意味でも、「プロになりたい」という言葉だけを切り取るより、山岸さんがプロをどのような存在として考えているのかが重要になります。
何を実現できればプロなのか。
競技を続けることなのか。
自分の滑りを多くの人に見てもらうことなのか。
海外まで活動を広げることなのか。
ここは、本人の言葉で確かめたいポイントです。
Fabricioとの旅で見えてくる17歳の悩みと将来
山岸夕馬さんとFabricioさんは、同じ17歳でスケートが好きという共通点があります。
ただ、同じ年齢だからこそ、将来への考え方の違いも見えやすくなります。
山岸さんにはプロを目指すという具体的な方向性がある一方、Fabricioさんは将来について模索している段階として紹介されています。
どちらが正しいという話ではありません。
17歳なら、「やりたいことが決まっている人」もいれば、「まだよく分からない人」もいます。
むしろ個人的には、その2人を組み合わせているところが興味深く感じます。
目標が決まっている山岸さんも、実際には不安や迷いがまったくないとは限りません。
逆に、進路が決まっていないFabricioさんも、旅を通して何かを発見するかもしれません。
ただし、旅を経て2人の考え方が具体的にどう変化したのかは、放送前の段階では明らかになっていません。
ここを「旅で人生観が変わった」などと先回りして決めつけることはできません。
むしろ注目したいのは結果よりも、17歳同士が何を話すのかです。
大人から「将来どうするの?」と聞かれるのとは違い、同じ年代で同じスケートが好きな相手だからこそ話せることもあるはずです。
進学か、就職か、競技か。
好きなことを続けたい気持ちと、将来への現実的な不安。
17歳という年齢を考えると、たしかにこれは気になります。
山岸夕馬は車いす陸上でも全国大会に出場している
山岸夕馬さんについて、スケート以外でも知っておきたいのが車いす陸上選手としての活動です。
2026年の競技記録では、神奈川県立藤沢工科高等学校所属のT54選手として複数の大会へ出場しています。
確認できる主な記録は次の通りです。
- 2026年4月 愛知パラ陸上競技フェスティバル 男子T54・100mに出場
- 同大会 男子1500mで3分55秒53
- 2026年6月 日本パラ陸上競技選手権 男子T54・100mに出場
- 同大会 男子T53/T54・1500mにも出場
さらに、2025年の大分国際車いすマラソンの結果にも、神奈川県の山岸夕馬さんの名前が確認できます。
こうして見ると、山岸さんは「テレビで初めて車いすスポーツへ挑戦する高校生」ではありません。
すでに継続的に競技会へ出場しているアスリートでもあります。
この情報を知ったうえでスケートを見ると、印象は少し変わるのではないでしょうか。
スケートだけを切り取れば自由な遊びや表現に見えますが、その一方ではタイムを競う本格的な陸上競技にも取り組んでいます。
自由に滑る世界と、数字で結果が示される世界。
両方を経験している17歳が、最終的にどんな道を選ぶのか。
個人的には、ここが山岸さんの今後を見るうえでかなり面白いポイントだと思います。
山岸夕馬の現在とこれから目指す場所
2026年8月時点で確認できる山岸夕馬さんの現在は、高校生活を送りながら、車いすスケートとパラ陸上の両方に取り組んでいる段階です。競技記録では神奈川県立藤沢工科高等学校所属として出場しています。
そして、スケートについて掲げている大きな目標がプロになることです。
ただし、「いつプロになる」「どの団体と契約する」「海外で活動する」といった具体的な将来計画については、現時点で確認できる公開情報では明らかになっていません。
ここは非常に大事です。
夢があることと、進路が決まっていることは同じではありません。
17歳なら、これから高校卒業後の生活も考えていく時期です。
スケートを中心にするのか。
車いす陸上を続けるのか。
2つを並行して続けるのか。
そこへ学校や仕事をどう組み合わせるのか。
山岸さんにとっては、「プロ」という目標だけでなく、自分が好きな活動をどんな形なら長く続けられるかも大きなテーマになっていくと考えられます。
だからこそ、目先の大会結果だけでなく、本人がどんな活動を選んでいくのかを見ていきたい人物です。
放送後の大会・活動・その後
山岸夕馬さんについては、2026年8月9日現在、沖縄2泊3日の旅を終えたあとの心境や、その後の進路について詳しい情報はまだ公開されていません。
8月11日の放送より前の段階であるため、これは当然でもあります。
現時点で確実に確認できるのは、
17歳の車いすスケーターであること
プロを目指していること
神奈川県立藤沢工科高等学校に所属していること
T54クラスの車いす陸上にも取り組んでいること
2026年も公式競技会へ出場していること
までです。
これから気になるのは、沖縄の旅で本人が何を語ったのか、そして旅を終えたあとも「プロになる」という気持ちがどう変化していくのかでしょう。
さらに、車いす陸上についても競技を続けるのか、スケートとの両立を続けるのかが気になるところです。
17歳という年齢を考えると、今の活動が完成形ではありません。
むしろ、これから進路そのものが大きく動く時期にいます。
個人的には、山岸さんの魅力は「車いすでこんなことができる」という驚きだけではないと思います。
陸上にも取り組みながら、自分が本当にやりたいスケートではプロを目指す。
その一方で、まだ17歳で、これから進路を決めていく。
完成された有名選手の物語ではなく、夢を仕事にできるのかをこれから確かめていく途中にいることこそ、山岸夕馬さんを知りたくなる一番の理由ではないでしょうか。
今後は大会出場、スケートイベントへの参加、進学・卒業後の活動など、本人から公表される新しい動きを確認しながら見ていきたいところです。


コメント