雨の日でも安心!ディープな新宿地下街めぐり
2025年6月13日(金)の『よじごじDays』では、「雨を気にせず!ディープな新宿地下街めぐり」というテーマで、新宿の地下にひっそりと息づく名店や人情、歴史をたどる特集が放送される予定です。舞台となるのは、サブナードを中心とした新宿地下街。普段は通勤や買い物で素通りしてしまいがちなこの地下空間には、50年以上も愛され続ける老舗の専門店や、日本の食文化に深く関わるカレーの物語、セルフ式で現代的な純喫茶など、さまざまな見どころが詰まっています。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新情報を追記いたします。
地下街で52年続く名店「ドレスSHIRAI(中村屋)」の魅力とは
新宿サブナード地下3丁目に店舗を構える「ドレスSHIRAI(通称:中村屋)」は、創業から52年を迎える老舗のドレス専門店です。店内には、パーティーや結婚式、演奏会などにふさわしい華やかなドレスが数多く並び、品ぞろえの豊富さと品質の高さで、多くの人に親しまれています。
この店の強みは、おしゃれをしたい女性たちにとって「頼れる存在」であり続けている点です。ドレスはフォーマルなものからシンプルなデザインまで多彩で、歌舞伎町や新宿で働く方からも重宝されています。スタッフは長年の経験を持ち、お客さん一人ひとりの希望に合わせて丁寧に接客してくれるので、初めてでも安心して訪れることができます。
また、新宿地下街という立地もポイントで、雨の日でも濡れずにショッピングできるのは大きな魅力です。地下にも関わらず明るく清潔感のある店舗づくりで、買い物中も心地よい時間が流れます。地元の常連客に支えられながら、長い歴史を積み重ねてきたこの店は、新宿地下に息づく“人情”の象徴ともいえる存在です。
“恋と革命のカリー”として語り継がれる中村屋の秘話
新宿中村屋には、単なるカレーライスとは違う、歴史とドラマに満ちた「純印度式カリー」の秘話があります。このカリーは、インド独立運動家のラス・ビハリ・ボースと中村屋の創業者一家との深い絆から誕生した特別な料理です。
ボースは1915年に日本に亡命し、当時新宿で喫茶部を営んでいた相馬愛蔵・黒光夫妻にかくまわれました。やがて、夫妻の長女・俊子さんと結婚し、家族となったボースは、母国インドのスパイス文化を日本にも伝えたいという思いから、本場のレシピを中村屋に伝えたのです。1927年6月、中村屋の喫茶部で「純印度式カリー」が正式に提供されるようになり、その味と香りは日本人にとって衝撃的なものでした。
当時の価格は一般的なカレーの約8倍。それでもその本物志向の味わいは大ヒットし、やがて中村屋は上場企業となるまでに成長します。このカリーは、「恋と革命のカリー」と呼ばれるようになり、味覚だけでなく人間の絆や理想までも語る一皿として、多くの人の心をとらえてきました。
また、当初はバスマティライスを使用していましたが、日本人にはなじみにくく、最終的には香りが控えめで日本人に好まれる“白目米”を選び、現在のスタイルに落ち着いたという逸話もあります。味と食感を調和させる工夫の積み重ねが、今日のカリー文化の礎を築いたのです。
セルフ式の純喫茶「タイム珈琲店」でひと休み
新宿地下には、現代的なスタイルを取り入れた**セルフ式の純喫茶「タイム珈琲店」**もあります。こちらのお店は、完全セルフ式・時間制で利用できるカフェで、30分390円でドリンクバーが自由に楽しめるというリーズナブルな料金設定が特徴です。
営業時間は朝7時から翌朝5時までと非常に長く、通勤前や深夜のひと休みにもぴったりです。雨の日でも濡れずに入店できる立地にあり、駅からのアクセスも良好です。店内は禁煙と喫煙のエリアに分かれていて、紙たばこ専用の喫煙ルームも用意されています。
また、ドリンクだけでなく、豚汁、焼きおにぎり、小倉トーストなど、軽食のメニューも195円から用意されており、ちょっとした食事にも困りません。静かに読書をしたい時や、スマートフォンで作業をしたい時など、「ひとり時間」を大切にしたい方にぴったりの空間です。
このように、セルフ式で自由度が高く、価格も良心的なタイム珈琲店は、新宿地下街の新しい休憩スポットとして注目を集めています。
まとめ|地下に広がる“もうひとつの新宿”を歩こう
『よじごじDays』で特集される新宿地下街の魅力は、地上のにぎわいとは異なる、落ち着きと歴史の深さにあふれた世界です。創業52年の「ドレスSHIRAI(中村屋)」のように、長く地域に根ざしてきた専門店が今も人々を迎え入れてくれます。また、インド独立運動と深い縁を持つ「中村屋の純印度式カリー」は、一皿の中に物語と文化が込められた貴重な食体験です。そして、タイム珈琲店のような現代型の純喫茶では、自分のペースで心地よい時間を過ごすことができます。
雨の日に外出がおっくうになる時こそ、地下に目を向けてみると、知らなかった発見と温かな出会いが待っているかもしれません。放送を見て、あなたも“もうひとつの新宿”を歩いてみたくなるはずです。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
※番組の内容と異なる場合があります。
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