奥日光「夏秋いちご狩り(なつおとめ・ペチカほのか)」
奥日光といえば避暑地や紅葉の名所として有名ですが、実は夏から秋にかけて特別な味覚体験ができます。それが標高1400mの高原で楽しむ夏秋いちご狩りです。ふつう、いちごといえば冬から春にかけてが旬ですが、奥日光の冷涼な気候を活かし、夏でも甘酸っぱくジューシーないちごを収穫できます。テレビ東京「よじごじDays」でも紹介され、注目を集めています。本記事では、その特徴や楽しみ方を詳しく紹介します。
栽培場所と特徴
夏秋いちご狩りができるのは、栃木県日光市中宮祠の「Mt.Berry奥日光」です。ここは標高約1400mの場所にあり、昼夜の寒暖差が大きく夏でも涼しい気候に恵まれています。この環境が、糖度の高いいちごを育てる秘訣です。収穫期は例年7月中旬から10月中旬ごろまで。完全予約制で少人数ごとの案内なので、静かな雰囲気の中で安心して楽しめます。避暑地らしい澄んだ空気の中でのいちご狩りは、都会では味わえない贅沢な時間です。
品種ラインナップ
ここで栽培されているのは、栃木県で開発された夏秋専用品種の**「なつおとめ」が中心です。断面が赤く染まり、カットするとハート型に見えるのが特徴で、甘みと酸味のバランスが良く、暑い季節にさっぱりと食べられます。さらに、2024年に登場した新しい品種「ペチカほのか」も栽培されており、まだ市場流通が少ない希少ないちごとして人気があります。タイミングが合えば「よつぼし」**も合わせて食べ比べができ、最大3種類のいちごを楽しめます。普段スーパーでは出会えない品種に触れられるのは、大きな魅力です。
体験内容と楽しみ方
体験は30分の食べ放題制が基本です。園内で自由に摘み取ったいちごをその場で味わえます。美味しいいちごの選び方は、ヘタの下までしっかり赤くなっていて、ヘタが反り返っているもの。収穫は指でピースを作り、茎を挟んでひねりながら軽く引くと簡単に摘めます。高原の爽やかな空気を感じながら食べる真っ赤ないちごは、格別の美味しさです。家族や友人、カップルなど、誰と訪れても楽しい体験になります。
栄養とメリット
いちごはビタミンCが豊富で、夏の強い紫外線対策や疲労回復にも役立ちます。奥日光の「なつおとめ」は果肉がしっかりしており、食べ応えがあるのも特徴。ジャムやスイーツ作りにも向いています。一方「ペチカほのか」は、よりやさしい甘さが特徴で、生のまま食べるとその上品さが際立ちます。これらを食べ比べられるのは、奥日光ならではの貴重な体験です。
まとめ(表)
項目 | 内容 |
---|---|
栽培場所 | Mt.Berry奥日光(栃木県日光市中宮祠) |
環境 | 標高約1400mの高地、昼夜の寒暖差で甘みアップ |
品種 | なつおとめ(夏秋専用・断面ハート型)、ペチカほのか(希少・2024登場)、よつぼし |
期間 | 7月中旬〜10月中旬(完全予約制・少人数制) |
方式 | 30分食べ放題 |
魅力 | 夏でも楽しめる希少ないちご狩り、非日常感のある避暑体験 |
結論
奥日光の夏秋いちご狩りは、標高1400mの冷涼な気候だからこそ実現する特別な体験です。甘酸っぱさが魅力の「なつおとめ」、希少な「ペチカほのか」、さらには「よつぼし」との食べ比べ。これらを高原の涼しい空気の中で味わえるのは、奥日光ならではの贅沢です。夏の観光に訪れた際は、湖や滝とあわせてぜひ体験したい旅の一幕になるでしょう。
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