西表島で心に残る旅を見つけよう!アナザースカイHiro夫婦の物語
今回の『アナザースカイ』の舞台は、沖縄・西表島。ゲストはロックバンド『MY FIRST STORY』のボーカル Hiro。スタジオにはMCの今田耕司と、今回で番組を卒業する山本舞香も並び、夫婦初共演となる特別な回となりました。
最初に訪れたのはヴィラうなりざき。この宿はHiroの母親の知人が経営しており、Hiroは小学生の頃に宿泊した経験があります。経営者の仲里薫さんと再会すると、当時の写真やビデオが紹介され、幼少期の無邪気な表情にスタジオの空気も温かくなりました。西表島は島全体が世界自然遺産に登録されているため、宿の周囲には豊かな自然が広がり、子どもの頃から自然に囲まれて過ごした経験が、今のHiroの感性を育んでいることを改めて実感させました。
神秘の洞窟探検で自然の力を体感
次の目的地は、ガイド前大さんと向かった「クーラ洞窟」。ここは西表島ならではの大自然が作り上げた鍾乳洞で、ひんやりとした空気と湿った岩肌が、まるで別世界に迷い込んだかのような雰囲気を漂わせています。道中には、絶滅危惧種イリオモテヤマネコの安全を守るために造られたトンネルもあり、自然保護と観光の両立について考えさせられる場面もありました。
ヘルメットとライトを装備しながら洞窟に足を踏み入れたHiroは、鍾乳石や水の滴る音に耳を澄ませ、子どもの頃に戻ったように目を輝かせていました。自然と向き合う時間は、音楽活動とは異なる新しい刺激を与えてくれる瞬間でもありました。
島一番の絶景「ピナイサーラの滝」
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旅の途中、Hiroは幼い頃からお世話になっていたガイド小室さんと再会しました。二人はカヌーに乗り込み、マングローブの間を抜けながら川を進みます。西表島のマングローブ林は日本最大規模とも言われ、生命力あふれる緑が続く景色は圧巻です。
やがてたどり着いたのが、島のシンボルとも言えるピナイサーラの滝。落差約55メートルの迫力ある滝は、訪れた人を圧倒します。しかもこの滝は環境保護の観点から、1日200人までしか立ち入れない特別な場所。目の前で見上げたHiroは「自然の力に育てられてきた」と語り、西表島が人生に与えてきた影響の大きさを噛みしめるようでした。
幼馴染と楽しむ海釣りと島グルメ
さらにHiroは港で幼馴染の國井さんと再会。子どもの頃によく一緒に遊んだ仲間との再会は、笑顔が絶えませんでした。二人は船に乗り、沖へ出て海釣りに挑戦。ミーバイ、ヨスジフエダイ、オジサン、フエフキダイといったカラフルな魚が次々と釣れ、Hiroは大興奮。
釣った魚は野外レストランHANGで調理してもらい、島の食材を活かした料理に変身しました。シンプルな塩焼きから鮮やかな煮付けまで、自然の恵みをダイレクトに感じる食事を堪能。食事をしながらHiroは結婚後の家庭での食生活についても語り、夫婦ならではの温かな雰囲気を見せました。旅と食を通じて、人生の大切な部分が垣間見える場面となりました。
音楽とともに歩んだ道のり
Hiroがバンド活動を始めたのは17歳。仲間と会社を立ち上げ、インディーズ時代を経て努力を積み重ねてきました。初ライブには多くの音楽関係者が訪れるほど注目を集め、その後『MY FIRST STORY』として本格的に活動を開始。番組では『MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM -全心-』の映像も紹介され、音楽活動と彼自身の成長がどのように重なり合ってきたかが描かれました。
幼少期の写真や家族とのエピソードも紹介され、西表島で育まれた自然体の感覚が、音楽表現の中にも生きていることが伝わってきました。
大切な気付きと番組の節目
旅の最後にHiroは「まだまだ自分を育てていかなきゃ」と語り、西表島が彼にとって自己成長を支える場所であることを強調しました。そしてスタジオでは大切な発表が。山本舞香が今回で番組のMCを卒業することになったのです。
Hiroが花束を贈呈し、舞香がこれまでの番組への感謝を述べると、スタジオは温かい拍手に包まれました。夫婦として並ぶ姿に、番組が歩んできた時間の重みと、これから始まる新たな道への希望が感じられるエンディングとなりました。
まとめ
この記事のポイントは以下の3つです。
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西表島の自然と共に育ったHiroが、幼少期からの思い出をたどりながら自身の成長を語った
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洞窟探検やピナイサーラの滝、海釣りなど、島の魅力を体験し尽くした旅だった
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番組では夫婦初共演と同時に、山本舞香の卒業という節目を迎えた感動的な回となった
Hiroの旅は、西表島という自然豊かな舞台を通して「家族・仲間・音楽」という人生の軸を再確認する時間になりました。視聴者にとっても、西表島を旅先として考えるきっかけになるだけでなく、人生を振り返るヒントにもなる内容でした。


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