西田ひかると巡る“家族のごはん”に宿る物語
兵庫県三田市から始まり、埼玉県毛呂山町、静岡県三島市、そして埼玉県東松山市まで。今回の昼めし旅は、地域の味と家族の思いがそのまま伝わる回でした。三田牛や黒大豆枝豆、『桂木ゆず』といったブランド食材、さらに腕相撲日本一の夫婦や地元で愛された犬の物語など、料理の奥にある温度までも感じられます。このページでは『昼めし旅(2025年12月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
西田ひかるが三田市でアポなしご飯調査へ
80〜90年代アイドルとして活躍した西田ひかるさんが、兵庫県三田市でアポなしごはん旅をスタート。三田市は三田牛の柔らかさと脂の甘み、そして黒大豆枝豆や『三田うど』など特産品が豊富な場所です。最初の訪問先に選ばれたのが、農業体験で知られる福助ファームでした。
福助ファームの岩下さん夫妻の生姜焼きとカブのシチュー
西田さんが訪れたのは、移住して7年という岩下さん夫婦の家。夕方、自宅に迎えてもらい、ご主人の得意料理『春菊の付け合わせ生姜焼き』が登場。さらに奥さまが腕をふるった『おおとろ蕪の米粉ホワイトソースでつくるカブのシチュー』も並びました。三田市らしい野菜の味わいをいかしたメニューです。
黒大豆枝豆と家族のストーリーに触れる時間
食卓には地元産の黒大豆枝豆も登場。岩下さんご家族は移住後に農業研修を重ね、現在の人気ファームを作り上げました。子どもたちが両親へ思いを語る場面もあり、料理の背景にある家族の時間がそのまま伝わりました。番組名物の歳末プレゼントクイズも出題されました。
肉のマルセで出会ったピリ辛まぜそばと三田牛の魅力
続いて訪れたのは創業51年の精肉店肉のマルセ 本店。三田牛の質の高さで知られ、店内のレストランではミートコロッケが人気です。西田さんがお願いしたところ、まかないを見せてもらえることに。出てきたのは『ピリ辛まぜそば』。魚粉とレモンの皮で香りをつけた味わい豊かな一杯で、牛丼も用意されていました。夫婦のエピソードもあり、夫の瀬戸さんは奥さまの家業を継ぐために養子になったそうです。
桂木ゆずの町・毛呂山町で出会った木村さん家のゆず料理
埼玉県毛呂山町は『桂木ゆず』の産地として全国的に知られています。ゆずの香りが強く、冬至前まで収穫の最盛期。木村さん夫婦が育てる約60本のゆず畑で、収穫の様子を見せてもらい、そのままご自宅へ。ここで披露されたのが『ゆず味噌田楽』。手作りこんにゃくに自家製ゆず味噌を合わせた香り豊かな一品です。
亡き風太くんへの思いと家族のエピソード
木村さん家には、かつてSNSで人気だったジャックラッセルテリアの風太くんがいました。17歳になる前に亡くなりましたが、今でも全国のファンから贈られた品が家に残っています。続いて『ニラオムレツ』、そして『ゆずとリンゴの砂糖漬け』も完成。夫婦が出会ったお見合いの話も添えられていました。
三島市の腕相撲日本一夫婦が作る豪華な家族ごはん
静岡県三島市は富士山の湧き水が流れ込む“水の都”。名物は臭みを抑えて育てられたウナギです。訪問先は、夫婦で腕相撲日本一という珍しい経歴を持つ茂出木さん家。奥さまの絢子さん・純子さんが作った料理は、どれも食卓をにぎわせるものばかりでした。
・サツマイモの炊き込みご飯
・サツマイモの天ぷら
・イノシシ肉のショウガ焼き
・サーモンのブラックペッパーとめんつゆ漬け
・ワタリガニの味噌汁
・春巻き
地域の恵みを活かした家庭料理が並び、三島らしい食文化がよく分かります。
東松山市の“やきとり文化”と石井さんの手作りお昼ごはん
最後は埼玉県東松山市。ここでは豚のカシラ肉を“やきとり”と呼び、味噌ダレで食べる文化があります。撮影開始から8時間、ようやくケアマネージャーの石井さんがご飯を見せてくれました。
・シイタケの肉詰め
・シイタケの煮物
・ローストビーフサラダ
・味噌汁
・水菜
地元の味を大切にしながら、家庭料理の温かさがしっかり伝わる内容でした。
まとめ
三田市の『三田牛』や黒大豆枝豆、毛呂山町の『桂木ゆず』、三島市の腕相撲日本一夫婦の料理、そして東松山市のやきとり文化。どの地域にも家族の時間が流れ、手作りのごはんにはその土地らしさがしっかりと宿っています。今回の昼めし旅は、食材の魅力と人の物語が深く結びついた回でした。家族の思いがこもった料理は、地域の味を超えて心に響きます。
【昼めし旅】群馬県渋川市…カニ風味かまぼこ入り豆腐ハンバーグ&ヒラメ潮汁のやさしい味にほっこり|2025年7月16日放送


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