2024年6月17日に放送されたNHK総合「あさイチ」の特集「わたしの台所物語 〜台所には人生が詰まっている〜」では、5つの家庭の台所物語が紹介されました。それぞれの家庭がどのようにして台所を工夫し、家族とのコミュニケーションを大切にしているかを見ていきましょう。
公営住宅で育む5人の子供たちとの手話コミュニケーション
30代女性、須藤恵美さんの台所物語
皆さん、見てください!須藤恵美さんの台所はまさに愛と工夫の詰まった場所です。公営住宅で5人の子供を育てる彼女は、家族全員との手話によるコミュニケーションを大切にしています。静かでにぎやかな食卓で、子供たちも両親の手の動きを見ながら少しずつ手話を覚えています。一人ひとりと顔を見ながら話すことが、この家族の絆を深める秘訣です。
スタジオトーク
スタジオでは、野々村友紀子さんが「キッチンから話しかけることはよくあるんですけど、顔を見ていないことがもったいないと感じた、顔を見てしゃべることって大事だなと感じました」と感動の声を寄せました。視聴者からも「あさイチ」のホームページで感動のメッセージが続々と寄せられています。
視覚障害を持つ夫婦の台所事情
便利なモノを駆使する塚田真弓さんと友樹さんの台所物語
次にご紹介するのは、視覚障害を持つ塚田真弓さんと友樹さん(東洋医学専門の鍼灸師)の台所です!便利なものはとことん使うというお二人の生活では、電気調理鍋、ネットスーパー、スマホの読み上げ機能、電話のナビサービスなどを駆使して、日々の料理や生活を工夫しています。視覚障害があるからこそ、最新のテクノロジーを取り入れて快適な生活を実現しているのです。
スタジオトーク
ゴリさんは「携帯で注文するときのあの早口を聞き取れるっていうのが衝撃で、フラッシュ暗算のミニバージョンみたいに感じます」と驚きの声を上げました。
赤い色が大好きな女性の台所物語
川端美樹さんの台所
続いては、視覚障害を持つ川端美樹さんの台所をご紹介します!赤色が大好きな彼女の台所は、赤いアイテムで溢れています。その理由について川端さんは、「父が海へ連れて行ってくれたときの太陽が沈んでいく光景が浮かんでくるから」と話しました。この思い出が、彼女の台所に色彩の喜びをもたらしているのです。
スタジオトーク
野々村友紀子さんは「コンビニで働いていた時に障害のある方のお手伝いをしていた」と語り、伊吹えり子さんは「網膜色素変性症になったことで考え方も変わり、人間は誰でも老いて変わっていくので時間をかけて考えていけばいい」と深いメッセージを残しました。
肉料理が大好きな男性の台所物語
三井孝夫さんの台所
さて、次にご紹介するのは、車椅子で生活する三井孝夫さんの台所です!彼は2歳の娘と妻と共に大阪の賃貸マンションに住んでいます。台所は使いやすいように工夫されており、8年前から愛用しているマジックハンドや、大学時代から大切に使っている包丁など、思い出の品々が揃っています。料理を好きになったきっかけは、小学校4年生の時の入院生活での食事が不満だったこと。この経験が、彼を料理好きに変えたのです。
白一色でコーディネートされた台所物語
太田千秋さんの台所
最後にご紹介するのは、白一色でコーディネートされた台所を持つ太田千秋さんです!彼女は生まれつき両腕に障害があり、右手と足を使って日常生活をこなしています。結婚してから料理を始め、今では手際よく料理を作れるようになりました。台所は自分の好きな白で統一し、便利な調理器具やタッチレス水栓などを駆使して、快適な環境を整えています。
スタジオトーク
竹内哲哉解説委員が登場し、「車椅子で家を借りるのは大変で、広い家でないとならず高い値段になる」と話しました。筋ジストロフィーで車椅子生活を送るぐろさんも、「夫と2人暮らしで、毎週末飲みに出かけるのが楽しみ」と語り、日常の工夫と楽しみをシェアしました。
まとめ
今回の「あさイチ」では、様々な障害を持つ人々がどのように工夫して台所を使い、家族とのコミュニケーションを大切にしているかが紹介されました。台所には人生が詰まっており、それぞれの家庭の物語が垣間見えました。この番組を通じて、私たちも日常生活に感謝し、家族との時間を大切にしたいと思いました。どうぞ、皆さんも自分の台所での時間を楽しんでください!
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