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西えり子 カンボジア移住と最愛の人との別れを越え590本植樹へ|グッと!地球便

人物

岐阜・高山からカンボジアへ、西えり子が30年かけて見つけた生き方

2026年10月7日に読売テレビで再放送される「グッと!地球便」で描かれるのが、カンボジア・シェムリアップで活動する西えり子さんです。岐阜県高山市で育った西さんは、25歳のときにカンボジアの歴史を知ったことをきっかけに現地へ渡り、その後移住。「キャンディ・アンコール」の経営を経て、現在は村でフルーツの苗木を植える活動にも力を注いでいます。

番組取材時までに植えた木は590本。そこへ至るまでには、日本とカンボジアを往復した約10年間、35歳での移住、開店直前に訪れた最愛のパートナーとの別れという大きな転機がありました。

この記事でわかること

  • 西えり子さんがカンボジアへ渡ったきっかけ
  • シェムリアップへ移住し「キャンディ・アンコール」を始めた経緯
  • 最愛のパートナーとの別れから植樹活動へ進んだ人生の転機
  • 590本の植樹から親子向けツアーまで広がった現在の活動

西えり子はカンボジアで植樹を続ける高山市出身の女性

出典:読売テレビ「グッと!地球便」西えり子さん回

西えり子さんは岐阜県高山市出身。2026年7月26日の「グッと!地球便」出演時は54歳で、カンボジアのシェムリアップを拠点に植樹活動を続けていました。

西さんの活動で特徴的なのは、単に苗木を植えるだけではないことです。

村を訪ね、民家の庭など植えられる場所を探し、マンゴーやジャックフルーツなど将来実をつけるフルーツの苗木を植えています。場所を提供する家庭にとっても、木が成長すれば果実という恵みが残ります。

植えた木には支援者の名前を記した石を添え、植樹場所の座標や動画を支援者へ届ける仕組みも取り入れました。

2026年7月の番組取材時点で植樹は590本。目標として掲げていた1000本を通過点とし、体が動く限り続けたいという活動へ発展しています。

25歳で知ったポル・ポト時代の歴史が人生を変えた

西さんの人生とカンボジアを結びつけたのは、25歳のときに手にした1冊の本でした。

そこに書かれていたのが、ポル・ポト時代のカンボジアで起きた惨劇です。その歴史に強い衝撃を受けた西さんは現地へ向かいました。当時のカンボジアには地雷が残り、生活に困難を抱える人々も多くいました。

西さんは現地の人々を写真に収め、日本でポストカードとして販売。売上を食料や衣類に替えて現地へ還元する活動を始めます。

一度訪れて終わったのではありません。

その後およそ10年間、日本とカンボジアを行き来する生活を続けました。旅行者として外から支援する段階から、現地で暮らしながら人々と関わる生き方へ少しずつ変わっていきます。

そして35歳のとき、20歳年上のパートナーとともにカンボジアへ移住しました。

現在、西さん自身も岐阜県にゆかりのある人々をつなぐ「岐阜iネクスト」で、カンボジア在住、高山市出身として活動を紹介されています。そこでも、内戦後のカンボジアでビジネスと貧困層家族への支援を続けてきたことが記されています。

「キャンディ・アンコール」開店直前に訪れた大きな別れ

西さんは42歳のころ、新しい仕事として飴の店を始める計画を進めました。

そこで声をかけたのが飴職人の関谷やよいさんです。シェムリアップで2014年に開業した店が「キャンディ・アンコール」でした。

しかし開店を目前にした時期、西さんの人生に大きな出来事が起こります。

長年ともに暮らしてきたパートナーが余命宣告を受け、その後亡くなりました。店のオープンまで残されていたのは約3か月。人生の大きな支えを失った時期に、西さんをそばで支えた一人が関谷さんでした。

西さんが再び生活のペースを取り戻すまでには約3年かかりました。

「キャンディ・アンコール」はその後もシェムリアップで続き、現在の公式オンラインショップ「Oneness」でも、カンボジアで作られる飴が販売されています。2026年には「グッと!地球便」出演も同ショップで案内されました。

大きな喪失を経験した後も現地を離れず、仕事と地域との関わりを続けたことが、その後の植樹活動へつながっていきます。

貧困支援からフルーツの木を残す活動へ変化

西さんはカンボジア移住後、ビジネスだけでなく村の生活支援にも取り組んできました。

医療支援、家屋の修復、井戸づくり、古着の提供など、生活に直接かかわる支援を続けてきたことが、現在西さんが同行するスタディツアーでも紹介されています。

一方、カンボジアの経済や生活環境が変化するにつれ、活動の形も変わりました。

西さんが新たに目を向けたのが森林と木です。

2022年から村でフルーツの苗木を植える取り組みを本格化。月に2回ほど村へ足を運び、関谷さんとトゥクトゥクで地域を巡りながら植樹場所を探してきました。

木を植える場所を大規模な専用林に限定しないのも特徴です。

村人の家の庭など生活圏に植えることで、木陰を作るだけでなく、成長後には果実も収穫できます。実際、以前植えたジャックフルーツの木が成長し、実をつけた様子も確認されています。

支援する側が一方的に何かを渡すのではなく、何年も先までその土地に残る木へ変えていく取り組みです。

現在は植樹だけでなく親子がカンボジアを知る機会もつくる

西さんの現在の活動は、飴づくりと植樹だけにとどまりません。

カンボジアでの体験を次の世代へ伝える取り組みにも関わっています。

旅行会社ピース・イン・ツアーでは、西さんが一部行程に同行する「親子でHappiness体験ツアー」を実施。村での交流や保育園訪問、飴づくりなどを通して、観光地を見るだけでは分からないカンボジアの暮らしに触れる内容です。

また、岐阜iネクストでは副会長を務め、カンボジアでの経験を若い世代へ伝える立場にもなっています。

紹介文には、フルーツ苗木の植樹に加え、日本からの親子参加型ツアーの受け入れを行っていることも記載されています。

25歳で歴史を知り、現地を訪れたことから始まった西さんとカンボジアとの関係は、支援、移住、ビジネス、植樹、そして次世代との交流へと形を変えながら続いているのです。

西えり子の現在の活動と関連情報

西さんに直接つながる現在の活動として確認できるのは次のようなものです。

  • 活動拠点:カンボジア・シェムリアップ
  • 出身:岐阜県高山市
  • 植樹活動:フルーツの苗木を村へ植える活動を継続
  • 番組取材時の植樹数:590本
  • 店舗・商品:「世界の魔法のあめちゃん」を展開するOneness
  • カンボジア国内の本店営業:木曜~日曜9:00~17:00と公式ショップに記載
  • その他の活動:親子向けカンボジア体験ツアーへの同行、岐阜iネクスト副会長

まとめ

西えり子さんの人生が大きく動き始めたのは、25歳でカンボジアの歴史を知ったことでした。

現地を訪れ、ポストカード販売による支援を始め、日本とカンボジアを約10年間往復。35歳で移住し、その後「キャンディ・アンコール」の開業へ進みました。

その途中には、開店直前に長年のパートナーを亡くすという大きな転機もありました。

それでもカンボジアで暮らし続け、現在は村へフルーツの木を残す植樹活動へ仕事の幅を広げています。番組取材時までに植えた木は590本。さらに親子向けの現地体験や若い世代との交流にも活動が広がっています。

「グッと!地球便」で描かれるのは、海外で働く日本人というだけの物語ではありません。

カンボジアと出会ってから約30年、その時々の現地の変化に合わせ、自分ができることを変えながら関わり続けてきた西えり子さんの人生そのものです。

参考リンク

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