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小谷奈穂は獣医師でスカイランニング日本王者!北海道から静岡へ移住し世界選手権10位|日本のチカラ

人物

小谷奈穂は獣医師として働きながら世界に挑むスカイランニング日本チャンピオン

2026年10月17日放送の『日本のチカラ』「空を、駆ける ~獣医師ランナー 世界へ~」では、静岡県静岡市で獣医師として働きながら、過酷な山岳競技「スカイランニング」に挑む小谷奈穂(こたに・なほ)さんが紹介されます。

小谷さんは北海道札幌市出身の33歳。2025年10月に開催された全日本スカイランニング選手権のスカイウルトラ種目で初優勝を果たし、日本チャンピオンとなった選手です。

さらに、2026年9月19日にスペイン・カナリア諸島のラ・ゴメラ島で開催された世界選手権では、女子スカイウルトラ62kmで世界10位、記録8時間50分11秒という結果を残しました。

現在の所属は、静岡市の「清泉どうぶつ病院」と山岳スポーツクラブ「富士空界」です。

獣医師として動物の命と向き合いながら、毎朝4時から走り込み、世界のトップ選手と競い合う生活。北海道から静岡へ移住した背景にも、山を走ることへの強いこだわりがありました。

この記事でわかること

  • 小谷奈穂さんの年齢・出身地・勤務先と主な競技実績

  • 2025年全日本選手権優勝と2026年世界選手権10位の記録

  • 獣医師を志したきっかけと北海道から静岡へ移住した理由

  • 朝4時から始まるトレーニングと世界へ挑む生活

小谷奈穂は2026年世界選手権62kmで女子10位を達成

公式動画:2025年全日本スカイランニング選手権・スカイウルトラ競技映像(日本スカイランニング協会)

小谷奈穂さんが世界の舞台に立ったのは、2026年9月18日から20日にかけて開催された「2026スカイランニング世界選手権」です。

開催地はスペイン領カナリア諸島のラ・ゴメラ島。火山活動によって形成された険しい山々が広がり、急斜面や岩場が続く過酷な地形で知られています。

小谷さんが出場したのは、9月19日に実施されたスカイウルトラ種目でした。

世界選手権の成績

  • 大会:2026スカイランニング世界選手権

  • 開催日:2026年9月19日

  • 開催地:スペイン・ラ・ゴメラ島

  • 出場種目:SKYULTRA(スカイウルトラ)

  • レース距離:62km

  • 累積標高差:約4,400〜4,500m

  • 女子順位:10位

  • 記録:8時間50分11秒

大会は早朝5時にスタートしました。

暗い時間帯から山を登り、急な下り坂や険しい岩場を越えながら、62kmを走り続けるレースです。

小谷さんは最後の30分に、競技をやめたいと感じるほど追い込まれながらも完走しました。

結果は女子10位。世界のトップ選手が集まる大会で10位以内に入り、日本代表として大きな成果を残しました。

日本代表チームも3種目の合計594ポイントを獲得し、国別ランキング3位となりました。

日本が世界選手権で国別銅メダルを獲得したのは、2022年、2024年に続いて3大会連続です。

2025年全日本選手権で初優勝を果たした逆転劇

小谷さんが日本チャンピオンとなったのは、2025年10月19日に長野県山ノ内町で開催された全日本スカイランニング選手権です。

舞台は、志賀高原の「志賀高原エクストリームトレイル」でした。

コースは距離55km、累積標高差約2,850m。

横手山や赤石山、焼額山など、標高2,000mを超える山々を巡る本格的な山岳レースです。

大会当日は夜間から雨が降り、足元の悪いコンディションとなっていました。

女子レースでは、2024年の全日本チャンピオンだった林楓選手が序盤から先頭を走ります。

しかし、中盤に林選手のペースが落ちると、小谷さんが逆転。

その後も安定した走りを続け、後続との差を徐々に広げていきました。

最終的に7時間19分00秒でフィニッシュし、全日本スカイウルトラ初優勝を果たしたのです。

2025年全日本選手権・女子結果

  • 1位:小谷奈穂 7時間19分00秒

  • 2位:齋藤磨実 7時間27分51秒

  • 3位:林楓 7時間42分53秒

小谷さんは、前年2024年の同大会では3位でした。

そこから1年間で順位を上げ、2025年には日本一の座を獲得しました。

優勝によって2026年世界選手権の日本代表に選出され、以前から目標にしていた世界への挑戦を実現させています。

獣医師を志したきっかけは大学時代の愛犬との別れ

小谷さんには、日本チャンピオンとは別に、獣医師としての顔があります。

獣医師を目指すことになった大きなきっかけは、大学時代の愛犬との経験でした。

病気になった愛犬を介護し、家族の一員だったペットとの別れを経験します。

この出来事を通じて、動物の命と向き合う仕事を選びました。

小谷さんが獣医療で大切にしているのは、病気そのものを治療することだけではありません。

動物と一緒に暮らす飼い主の人生にも寄り添うことです。

現在は静岡市の清泉どうぶつ病院に所属しています。

同院では、犬や猫を中心に、ウサギなどの小動物も含めた診療を行っています。

病気の治療、健康診断、予防医療、外科手術など、幅広い分野で地域の動物医療を支えています。

小谷さんは、大学時代に懸命に勉強して獣医師になれた経験を、人生の中で大切にしています。

努力を重ねて目標を実現した経験が、スカイランニングでも世界を目指す挑戦へとつながっていきました。

北海道から静岡へ移住した理由は1年中山を走るため

小谷さんの出身地は北海道札幌市です。

日本スカイランニング協会のプロフィールでは、好きな山に札幌市の藻岩山を挙げています。

北海道でも山を走ることに取り組んでいましたが、より競技に集中できる環境を求めて静岡県へ移住しました。

移住を決めるうえで大きかったのが、冬の気候の違いです。

北海道では冬になると山に雪が積もり、夏と同じ条件で走ることが難しくなります。

一方、静岡県では積雪の少ない地域や山を選ぶことで、年間を通して山岳トレーニングを続けやすくなります。

さらに、全国各地で開催される大会へ移動しやすいことも、静岡で暮らす理由の1つでした。

小谷さんにとって、静岡への移住は仕事だけでなく、世界レベルの山岳ランナーを目指すための生活環境を整える転機となりました。

現在は静岡市を拠点に、獣医師の仕事と競技生活を両立しています。

朝4時から20km走る獣医師ランナーのトレーニング生活

小谷さんのトレーニングは、多くの人がまだ眠っている早朝4時から始まります。

仕事に出かけるまでの約3時間で、20kmほど走る日々を送っています。

平日は朝の時間を活用し、休日には山へ出かけて本格的なトレーニングを行います。

山岳レースでは、平坦な道を速く走る能力だけでは勝てません。

急斜面を登り続ける持久力や、足場の悪い下り坂でバランスを保つ技術が求められます。

特に小谷さんが取り組むスカイウルトラは、数時間にわたって山を走り続ける競技です。

長距離を安定したペースで走り続けるためには、日々の練習を継続することが欠かせません。

食生活でも、味の好みより栄養面を重視するなど、競技を中心とした生活を送っています。

その一方で、競技を続けるうえでは経済的な負担もあります。

出場するレースには賞金がなく、遠征費や参加費などに獣医師として得た給料の多くを使っています。

仕事が終われば練習、休日にも山へ向かう日々。

日常生活の多くの時間を競技のために使いながら、世界の選手と戦える力を磨いています。

小谷奈穂が挑戦するスカイランニングは山の頂を目指す競技

スカイランニングは、急峻な山岳地帯を舞台に、登りと下りを含むコースを走ってタイムを競うスポーツです。

一般的なロードランニングと異なり、山の地形や標高差が競技の難しさに大きく影響します。

競技には主に3つの種目があります。

  • VERTICAL(バーティカル):急斜面を一気に駆け上がる登坂中心の短距離種目

  • SKY(スカイ):険しい山岳コースで登りと下りの速さを競う種目

  • SKYULTRA(スカイウルトラ):長距離と大きな標高差を伴う過酷な山岳レース

2026年世界選手権では、バーティカルが4.9km、スカイが29km、スカイウルトラが62kmで行われました。

小谷さんが日本一となり、世界10位を記録したのはスカイウルトラです。

長い距離を走るだけでなく、山を登る力と下る技術の両方が必要になります。

また、高い標高での運動や変化しやすい天候への対応も欠かせません。

小谷さんは2022年に北海道選手権のスカイ種目で優勝し、2023年には北日本選手権でも優勝しています。

国内大会での経験を積み重ね、2024年の全日本選手権3位、2025年の同大会優勝へと進んできました。

日本代表として世界へ挑んだ小谷奈穂の目標

小谷さんがスカイランニングに本格的に取り組み始めた際に掲げた目標は、日本代表になり、世界の選手と戦うことでした。

2025年の全日本選手権優勝によって、その目標へ大きく近づきます。

2026年7月には日本スカイランニング協会が世界選手権の代表15人を発表し、小谷さんもその1人に選ばれました。

そして9月、スペイン・ラ・ゴメラ島で世界選手権に出場。

険しい山岳コースを8時間50分11秒で走り抜き、女子10位という成績を残しました。

世界選手権を走り終えた小谷さんは涙を流しました。

そのとき本人は、何の涙なのか自分でもわからないと話しています。

世界へ挑むという目標を実現するまでには、獣医師として働く日々、北海道から静岡への移住、朝4時からの練習、経済的な負担など、さまざまな積み重ねがありました。

小谷さんが掲げる好きな言葉は「自己超越」。

現在の自分にとどまらず、さらに高いところを目指して挑戦し続ける姿勢が、その競技生活を支えています。

小谷奈穂のプロフィールと主な実績

プロフィール

  • 名前:小谷奈穂(こたに・なほ)

  • 英語表記:KOTANI NAHO

  • 生年:1993年

  • 年齢:33歳(2026年の番組放送時)

  • 出身地:北海道札幌市

  • 居住地:静岡県静岡市

  • 職業:獣医師・スカイランニング選手

  • 所属クラブ:富士空界

  • 勤務先:清泉どうぶつ病院

  • 好きな山:藻岩山

  • 好きな言葉:自己超越

主な競技実績

  • 2022年:北海道スカイランニング選手権・スカイ種目 優勝

  • 2023年:北日本スカイランニング選手権・スカイ種目 優勝

  • 2024年:全日本選手権・スカイウルトラ種目 3位

  • 2025年:全日本選手権・スカイウルトラ種目 優勝

  • 2026年:スカイランニング世界選手権・女子スカイウルトラ 10位

2026年世界選手権の記録

  • 距離:62km

  • 記録:8時間50分11秒

  • 個人順位:女子10位

  • 日本代表チーム:国別総合3位

小谷さんの競技活動は、本人のInstagram「@nahosaurus」でも発信されています。

また、競技成績や日本代表に関する情報は、日本スカイランニング協会の公式サイトで確認できます。

まとめ

小谷奈穂さんは、静岡県静岡市で獣医師として働きながら、スカイランニングの世界に挑む山岳ランナーです。

大学時代の愛犬との別れをきっかけに獣医師の道へ進み、現在は清泉どうぶつ病院で動物と飼い主に寄り添う医療に取り組んでいます。

競技では2025年全日本スカイランニング選手権のスカイウルトラで初優勝。2026年9月の世界選手権では、女子62kmを8時間50分11秒で完走し、世界10位に入りました。

よりよい練習環境を求めて北海道から静岡へ移り住み、朝4時から20kmを走る生活を続けています。

獣医師として動物の命を守る仕事と、自らの限界に挑むアスリートとしての活動。

小谷さんは、この2つの道を歩みながら、世界の山岳競技の舞台で挑戦を続けています。

参考リンク

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