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テレ東【休日は旅に出よう】水の都・大阪と古都奈良を優雅に旅する|2025年5月18日放送

休日は旅に出よう

悠久の時を感じる大阪&奈良

2025年5月18日にテレビ東京で放送された『休日は旅に出よう』では、青木愛さんと大西桃香さんが大阪と奈良を巡る癒しの旅が描かれました。古き良き町並みや歴史ある建造物、そして地元に根付く味と文化に触れながら、穏やかな時間が流れる様子が紹介されました。今回は番組内のエピソードをすべて反映しながら、親しみやすい文章で内容を振り返ります。

水の都・大阪の中之島リバーサイドを歩く

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旅の始まりは、大阪市の中心を流れる堂島川と土佐堀川に囲まれた中之島エリア。青木さんと大西さんが最初に訪れたのは、「はちけんやリバーステージ」。ここは水上バスの発着地として知られ、広々としたデッキからは川を挟んだ高層ビル群と緑が調和した美しい風景が楽しめます。晴れた日の水辺の散歩は心地よく、都会にいながら自然の中を歩いているような気分に浸れる場所です。

そこから2人は中之島公園へ移動。バラ園が整備されたこの公園は、市民の憩いの場として親しまれており、色とりどりの花々とともに川の流れが見渡せます。青木さんは、この周辺で過去にピクニックを楽しんだ思い出があるそうで、懐かしい様子で周囲を眺めていました。

中之島にはいくつもの橋が架かっており、散策するたびに違った景色に出会えます。今回歩いたのは、天神橋と難波橋。それぞれデザインや造りに特徴があり、川の両岸を結ぶだけでなく、風景のアクセントとしても魅力を放っています。

  • 天神橋:中之島の東側に位置し、レトロな雰囲気とモダンな街並みの両方が楽しめる

  • 難波橋:「ライオン橋」とも呼ばれ、欄干に設置されたライオン像が印象的

このあとは、大阪の老舗寿司店「吉野寿司」を訪問。天保12年創業(1841年)のこの店は、大阪の押し寿司文化を代表する名店として有名です。ここで2人がいただいたのは、丁寧に仕上げられた箱寿司(押し寿司)。ネタの一つひとつが美しく並べられ、職人の技が光る一品です。

  • 使用されていた具材:海老、小鯛、椎茸、キクラゲ、厚焼卵など

  • ごはんはふっくらと炊き上げられ、押しても形を崩さないほどしっかりとした仕上がり

  • 厚焼卵は甘めの味つけでふんわりとした食感が際立ち、全体の調和を取る存在に

押し寿司は庶民に愛されてきた大阪の伝統料理で、家庭でも祝い事に作られることがありますが、ここではその洗練された完成形を見ることができます。見た目の美しさと味の奥深さを兼ね備えた一皿を堪能する2人の様子からは、大阪の食文化の魅力が強く伝わってきました。

歴史とモダンが融合する大阪市中央公会堂

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中之島のシンボルとして広く知られているのが「大阪市中央公会堂」です。大正7年に完成したこの建物は、赤レンガと白い石材のコントラストが美しいネオ・ルネサンス様式の歴史的建造物で、今もなお市民に愛される文化施設です。大川沿いに立つその姿は、川の水面に映ることでさらに趣が増し、中之島の景観に深みを与えています。

2人が訪れたこの日は晴天で、外観の赤レンガが青空に映え、ひときわ存在感を放っていました。建物内部は公開されており、天井画やステンドグラスなど、細部まで凝った装飾が施されています。歴史的価値と現代の利用価値が両立していることも、この建物の大きな魅力です。

ここで青木さんが差し入れたのが、奈良の和菓子店「菊壽堂義信」の「高麗餅(五色)」。この高麗餅は、色とりどりの5種類の餅が一箱に収められたもので、それぞれに異なる風味があり、目でも舌でも楽しめる伝統菓子です。中之島のモダンな空間で、奈良の和菓子を味わうという対比が、この旅のテーマである“歴史と現代の融合”を象徴していました。

その後、2人は中之島から大阪ベイエリアへ移動。訪れたのは、2025年に開催される大阪・関西万博の中心地「夢洲(ゆめしま)」にも近い、にぎわいのあるエリアです。海遊館では多種多様な海の生き物たちを観察しながら、子どもも大人も楽しめる展示に触れ、リラックスした時間を過ごしていました。

さらに、2人は「サンタマリア号」の大阪湾クルーズにも乗船。この帆船型観光船は、コロンブスの探検船を模して作られており、湾内をぐるりと一周します。クルーズ中は、港町ならではの風景や遠くに見える万博会場の建設風景などを一望でき、海風が心地よく旅気分を一層盛り上げてくれる時間となっていました。

こうして、歴史ある公会堂から未来へと向かう湾岸エリアへと歩を進めた2人の旅は、大阪の多彩な表情を感じさせてくれました。

奈良の歴史と地元の味に触れるひととき

 

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大阪での賑わいある風景を楽しんだあとは、静かで歴史深い奈良の街へと旅は続きます。2人が降り立ったのは近鉄奈良駅。ここから奈良の歴史スポットを巡る時間がはじまります。

最初に向かったのは、平城宮跡の一角にある朱雀門。この朱雀門は、奈良時代の都・平城京の正門であり、かつての王都の入り口として機能していました。復元された朱色の門は空に映え、かつての都の風格を今に伝えています。ここは大西さんの地元でもあり、小さい頃から慣れ親しんだ場所だそうです。芝生が広がる開放的な空間で、のんびりと歩く2人の姿が穏やかな時間を物語っていました。

朱雀門のそばでは、大西さんが差し入れた「横田福栄堂」のみそせんべいを味わう場面も。これは奈良の老舗和菓子店の人気商品で、ほんのり甘い味噌の香りが広がる、素朴で懐かしい味わいの煎餅です。

  • 表面はパリッと焼かれ、中は香ばしく、あとを引くやさしい甘さ

  • 地元の人々に長年親しまれてきた、奈良らしいおやつ

  • 手土産にも人気があり、観光客からも好評

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続いて訪れたのは、世界文化遺産の「薬師寺」。このお寺は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願って建立したと伝えられる由緒ある寺院です。白い壁と朱塗りの柱が美しい建物は、見る者に静かな感動を与えてくれます。

境内には、東塔・西塔の二つの三重塔が並び、金堂には薬師如来像が安置されているなど、仏教建築や彫刻の魅力をじっくり味わえる見どころが多数あります。

  • 国宝の東塔は、現存する唯一の創建当時の建造物として有名

  • 美しい回廊が境内を囲み、参拝者の足取りをやさしく導く

  • 季節の花が咲き誇る庭園が心を癒す

薬師寺のある西ノ京町は、観光地でありながらも静かな住宅地が広がる落ち着いた地域で、2人はゆっくりと歩みながら歴史の重みに触れていました。鮮やかな建物と静かな空気が交わる空間で、深呼吸するだけでも心が洗われるようなひとときが描かれました。旅の中で、都会のにぎわいから離れて過ごす時間は、観ている人にも安らぎを届けてくれるものとなっていました。

ならまちの街並みと今西家書院でのひととき

奈良の町歩きで欠かせないスポットといえば「ならまち」。かつての元興寺の旧境内を中心に広がるこのエリアは、江戸から明治にかけての町屋が数多く残る歴史的な街並みが魅力です。細い路地を抜けると、格子戸の続く静かな通りに出会え、どこか懐かしさを感じさせる風景が旅人を迎えてくれます。

2人は、そんなならまちの一角にある大西さんオススメの休憩スポットへ。ここでは、奈良の伝統的な食文化を感じられる発酵食品を使ったメニューがそろっています。

  • 甘酒と酒粕アイスのスムージー:ひんやりとした口当たりで、ほんのり甘く、体にやさしい味

  • 酒粕バームクーヘン:しっとりとした食感の中に香り高い酒粕の風味が広がる

  • 酒香茶(しゅこうちゃ):ほんのり酒粕が香るブレンド茶で、食後にもぴったり

古い町屋を改装した落ち着いた店内では、木のぬくもりに包まれながら静かなひとときを過ごすことができ、奈良らしい癒しの空間となっていました。

その後、2人はならまちの奥にある「今西家書院」を訪れます。ここは室町時代の建築様式を色濃く残す書院造りの建物で、国の重要文化財にも指定されています。入り口をくぐると、街の喧騒が嘘のような静けさが広がり、苔むした石畳と整えられた日本庭園が目に飛び込んできます

  • 建物は簡素ながら洗練された佇まいで、格式ある武家の屋敷の風格を今に伝える

  • 畳敷きの室内から眺める庭は、四季折々の美しさを映し出す

  • 周囲の音が吸い込まれるような静寂の中、時が止まったかのような感覚に

2人は庭の前に立ち、言葉を交わすこともなく、ただその美しさと空気を静かに感じ取っていました。旅の中で最も心を落ち着ける瞬間となった場面でした。

そして旅の締めくくりに訪れたのは、明治17年創業の酒蔵「今西清兵衛商店」。奈良の代表銘柄である「春鹿(はるしか)」を製造している老舗蔵元です。酒蔵の中では、5種類の日本酒を試飲することができ、2人はそれぞれの味わいをじっくりと堪能していました。

  • 口当たりのやさしいものから、しっかりとした辛口まで幅広いラインナップ

  • 店内には奈良の水と米にこだわった酒造りへの情熱が感じられる展示もあり、知識も深まる

  • 店員の説明を聞きながら、日本酒の奥深さに触れる体験ができる

こうして、ならまちの歴史ある町並みから、静謐な書院、そして奈良の酒文化へと続いた旅は、心と体のどちらも満たしてくれる贅沢な時間となりました。伝統と自然が調和した奈良の魅力が、ひとつひとつ丁寧に紹介された今回の放送は、日常を離れた心豊かな旅のあり方を教えてくれる内容でした。

まとめ

今回の旅では、大阪の近代と伝統が交差する街並みと、奈良の歴史と人の温もりが感じられる場所をめぐり、“時の流れを感じる旅”として視聴者の心を癒してくれる内容となっていました。日常を少し離れ、ゆったりとした時間に身を委ねてみたくなるような、そんな休日の過ごし方のヒントが詰まった番組でした。

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