群馬・栃木・茨城の農家直伝レシピ満載!北関東グルメ祭りで味わう夏の家庭ごはん
2025年5月13日(火)に放送された『昼めし旅』(テレビ東京・12:00〜13:40)は、「群馬・栃木・茨城 北関東グルメ祭り!」と題した特別拡大版です。今回は北関東3県の農家や地元の方々を訪ね、それぞれの地域で受け継がれる食文化と、旬の食材を活かした家庭料理が多数紹介されました。干し芋やキュウリ、大根など、身近な食材にひと工夫加えた“本当においしい昼ごはん”が満載で、見ているだけでお腹が空いてくるような1時間40分でした。地元食材の魅力、家族のつながり、料理の工夫など、全エピソードをたっぷりご紹介します。
茨城県ひたちなか市 干し芋農家の家族がふるまう豪快ごはんと時短レシピ
最初の舞台は茨城県ひたちなか市。ネモフィラが見頃を迎えた国営ひたち海浜公園があり、干し芋の生産で有名な地域です。三瓶さんが訪ねたのは、消防士として働く一方で、両親のサツマイモ農家を手伝っている安さんのお宅。家族8人で暮らす大所帯の安さん一家は、活気あふれる食卓を囲んでいました。
用意されたメニューは家庭の味ながらもボリューム満点。
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3合のごはんと焼きそば麺を合わせた豪快ソバメシ
焼肉のたれで味付けされ、キャベツやモヤシ、豚肉がたっぷり入り、炒めるだけで完成するお手軽レシピ。しっかりとした味付けで、ごはんも麺も進みます。 -
小松菜のナムルは、サッとゆでてゴマと和えた時短おかず
新鮮な小松菜のシャキッとした食感とごま油の風味が相性抜群です。 -
サツマイモとパイナップルのサラダは、甘みと酸味のバランスが絶妙
角切りにしたシルクスイートとパイナップルを、マヨネーズ系ドレッシングで和えたシンプルな一品です。 -
お吸い物はニラと玉子を使って風味豊かに
軽やかな口当たりで、箸休めにもぴったりです。
実家の作業場では干し芋を干す様子も紹介され、ひたちなか市が誇るサツマイモ文化が感じられるエピソードとなっていました。
群馬県板倉町 3県またぎの町で出会ったキュウリ農家の夕食風景
次は、群馬県板倉町。埼玉県・栃木県との境界にあるこの町では、3県を歩いてまたげるという珍しい体験ができます。番組スタッフは田植え作業中の農家・鈴木さんに声をかけ、紹介を経て小林さんのお宅へ。
小林さんは番組の大ファンで、ご夫婦と娘さん一家の三世代で暮らすにぎやかなご家庭です。この日紹介された夕食も、地元産野菜を活かしたアイデア料理でした。
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ズッキーニのチーズ焼き
ズッキーニを輪切りにしてフライパンで焼き、チーズをのせてとろけるまで加熱するだけの簡単レシピ。とろけたチーズの塩気とズッキーニの甘みが絶妙です。 -
牛肉と厚揚げ、絹さやを使った炒めもの
オリーブオイルで炒め、風味を活かした家庭料理。食べごたえのある一皿です。 -
キュウリと卵のお吸い物
さっと火を通したキュウリの甘みが出汁に溶け込み、やさしい味に仕上がっていました。卵をふわっと加えることで、彩りと栄養が加わり、汁物ながらも主役級の存在感です。
家庭菜園で育てたキュウリを活かした料理は、まさに農家の知恵が光る内容で、旬の野菜を余すことなくおいしく食べる工夫が感じられました。
茨城県牛久市 釣り好きの家族が作る贅沢な魚料理としそ唐揚げ
続いて紹介されたのは茨城県牛久市。ここでは、大林さんという女性がスタッフと出会い、息子さんの裕貴さん宅を紹介。釣りが趣味という裕貴さん夫妻が、自ら釣った新鮮な魚を使った夕飯を披露しました。
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シソとにんにくを加えた唐揚げ
衣の中からほんのりと香るシソが爽やかで、揚げ物ながらも重たく感じない仕上がりに。食欲が落ちる暑い日でも食べやすい一品です。 -
カンパチの刺身とカルパッチョ
裕貴さんが釣り上げた大物カンパチを自らさばいて提供。新鮮な魚の旨味をそのまま味わえる贅沢な一皿でした。 -
茄子の炒めものやズッキーニの豚肉巻きなどの副菜
季節の野菜をふんだんに使い、栄養バランスもばっちり。週1のペースで釣った魚を調理するというスタイルは、家庭料理の域を超えるこだわりが感じられました。
この家庭のように、趣味と食卓がつながるスタイルは、自分の時間を楽しみながら食にもこだわる、理想的な暮らし方と言えるでしょう。
栃木県佐野市 郷土のそば文化と夏野菜の冷たい一皿
最後に訪れたのは、栃木県佐野市。佐野らーめんの名所として知られるこの町ですが、今回は「手打ち蕎麦 元禄」という老舗そば店で、地域に伝わる郷土料理とまかないそばが紹介されました。
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郷土料理「大根そば」
細切り大根をたっぷりのせたシンプルな冷たいそば。大根のシャキシャキした歯ごたえが特徴で、明治時代にかさ増し目的で誕生した背景があるとのこと。 -
夏野菜の冷やしかけそば
京都産の賀茂なす、ズッキーニ、パプリカ、アスパラ、ヤングコーンなどを素揚げし、氷水で冷やしてからそばつゆと合わせる、夏にぴったりの涼しげな一皿。茹でたそばをきっちり冷やし、野菜と一緒に盛り付けた完成品は、見た目も味も文句なしの仕上がりでした。
味はしっかり、でも油っぽくない軽やかさがあり、まさに暑い日にこそ食べたい一杯です。ご主人のアイデアから生まれたまかないですが、今後人気メニューになる可能性も感じられました。
おわりに:地元の人が作る“リアルなごはん”に学ぶ食の楽しさ
今回の『昼めし旅』は、北関東の風景とともに、家族や地域に根ざした料理の数々が丁寧に紹介されていました。どの料理も難しい工程はなく、でもひと手間と愛情をしっかり感じる家庭料理ばかりです。
忙しい毎日でも、旬の食材を使って手作りする食卓は、体にも心にも優しく響きます。放送後、さらに詳しいレシピやポイントを追記予定ですので、気になった料理があればぜひ参考にしてみてください。読者の皆さんの感想やおすすめアレンジもお待ちしています。
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