思わず笑って学べる!トイレと音楽と“おじさん”の新世界へようこそ
あなたは最近、お尻の拭き方について考えたことがありますか?普段何気なくしていることほど、実は間違っているかもしれません。そんな“当たり前”を見直すきっかけをくれるのが、日本テレビ系『X秒後の新世界』(2025年11月4日放送)です。今回の放送は、まさに知識と笑いのジェットコースター。力士の手形からトイレの進化、さらには長渕剛の曲が海を越えて愛される理由まで、意外すぎるエピソードが次々と登場しました。この記事では、その驚きの内容をたっぷり紹介します。
【X秒後の新世界】幻の鉄腕アトムが蘇る!? 映画『名探偵コナン』に学ぶ“スマホを手放したくなる集中力の秘密”|2025年11月11日
力士が手形を押すときに『紅』が流れる!?相撲界のリズム
最初の“X秒後”は、「力士にノリノリのダンスミュージックをかけたくなる」。
相撲の世界では、手形付きの色紙が人気。手のひらの大きさで力士の個性が伝わり、ファンにとってはお守りのような存在です。番組では高安が登場し、1日に何百枚もの手形を押す様子を紹介。その姿がなぜかリズミカルで、頭の中に『紅』(X JAPAN)が流れてしまうという演出が笑いを誘いました。
「取り組みより緊張する」と語る関塚さんのコメントも印象的で、伝統文化の中にも“音楽的な高揚感”があることを感じさせるコーナーでした。
続いて登場したのは、第45回 全日本バレーボール小学校大会で優勝した長崎・富の原バレーボールクラブ。小学生たちの超高速レシーブ練習に、思わずDJ風の音楽を合わせたくなるほどのテンポの良さ!まるでリズムゲームのように正確で、子どもたちの集中力とチームワークにスタジオも拍手喝采でした。
音楽は国境を越える!長渕剛の『乾杯』と『とんぼ』が海外で大変身
次の“新世界”は、「音楽の偉大さを知る」。
日本の名曲が、世界のさまざまな国で形を変えて受け入れられていることを紹介しました。
まず登場したのはミャンマー。
人口の約9割が仏教徒という信仰深い国で、長渕剛の名曲『乾杯』がミャンマー語版『ピェーテイッライッ』として広く知られています。2003年、人気歌手ワインワインが友人を励ますためにカバーし大ヒット。原曲が日本のものだと知らずに口ずさむ人も多いそうです。音楽が言葉を越えて人々の心を結ぶ力を改めて感じるエピソードでした。
一方、中華圏では『とんぼ』が驚きの進化を遂げています。台湾や香港などで、ユーロビート・ヒップホップ・タンゴ調にまでアレンジされ、幼児向けのダンス曲としても人気。1990年にはリトルタイガース、近年では時代少年団(TNT)がカバーし、若者たちに再びブームを巻き起こしています。アウトローな生き様を描いた曲が、国や文化を超えてポップに受け入れられる不思議さ――これもまさに“音楽の新世界”でした。
レシートのつぶやきと“おじさん革命”!感謝したくなる日常のヒーローたち
番組の中盤では、日常に潜むユーモアにスポットが当たりました。
まず登場したのが、福岡市のダイキョーバリュー弥永店。このスーパーではレシートの下部に店長の“つぶやき”が印字されており、その内容が毎日更新されているのです。
「今日は眠い。レジのスピードも遅いかも」など、ちょっとした自虐コメントにクスッと笑うお客さんが続出。現実では口数の少ない店長が、レシートの中でだけ饒舌になるというギャップが人気を呼んでいます。SNSでもファンが生まれ、日々の買い物が楽しみになる“ローカル文化”がここにありました。
さらに、番組後半では「何の変哲もないおじさんに感謝したくなる」というシリーズが展開。
登場したのは、誰もが知る商品の裏にいる“名もなき開発者”たちです。
・山崎裕章さん:おなじみ『じゃがりこ』を開発した人物。年間売上はおよそ482億円。
・鈴木嘉之さん:ローソンのヒット商品『プレミアムロールケーキ』の生みの親。シリーズ累計販売数は5億個を突破。
・山田昌彦さん・三谷宣仁さん:国民的果物『シャインマスカット』を開発。2006年の品種登録以来、全国に広がりました。
コンビニスイーツや高級フルーツ、スナック菓子など、私たちの食生活を豊かにしてきたのは“普通のおじさんたち”の地道な努力。その事実に、スタジオからも感嘆の声が上がりました。
トイレで世界旅行!?“用を足す”にも歴史と文化があった
番組後半のテーマは「トイレの新世界」。
まず紹介されたのは、さいたま市のウェアハウス三橋店。このトイレ、なんと利用者に“余計なこと”をしてくるというユニークな仕掛けがあるそうです。ゲームセンターらしい遊び心満点の演出に、思わず笑ってしまう人が続出。
続いて、石川県小松市の日本自動車博物館へ。館内には500台もの自動車が展示されていますが、注目を集めているのは“トイレ”!なんと世界15の国と地域から集められた56台の便器がずらりと並び、実際に使用可能。イタリアのデザイン性あふれるトイレや、タイの豪華な装飾トイレなど、まるで“トイレの万国博覧会”のようでした。
そして“科学とトイレ”の関係にも注目。イグ・ノーベル賞を受賞した研究として、哺乳類の排尿時間が平均21秒という発表が紹介されました。ゾウ、ウシ、ブタ、人間などを比較し、体の大きさに関わらずほぼ同じ時間で排尿するという興味深い結果。笑いながらも「生物の不思議」を感じる内容でした。
さらに、列車のトイレ史にもスポットが。昭和中期までは、列車のトイレが線路に垂れ流し状態だったことを知る人は少ないかもしれません。1968年に出版された『国鉄糞尿譚』が問題を提起し、1969年には東海道線と山陽本線でタンク式トイレの導入が始まりました。2002年、JR北海道が最後の開放式トイレを廃止し、ようやく清潔で快適な鉄道旅が実現したのです。
医師が語る!正しい“お尻の拭き方”とウォシュレットの落とし穴
この回の最大の注目ポイントは、“お尻の拭き方”の正解。
登場したのは、10万人以上の肛門を診てきた佐々木先生。多くの人が誤った拭き方をしていると警告しました。
先生によると、トイレットペーパーは“こすらず押す”のが正解。テニスボールほどの大きさに丸め、数回ポンポンと押し当てることで、皮膚を傷つけずに清潔にできるとのことです。
また、ウォシュレットの使いすぎにも注意が必要。強すぎる水流は皮膚のバリアを壊し、逆に炎症を起こす原因になるそうです。「便がトイレットペーパーにつかない状態こそが清浄」との言葉に、スタジオも衝撃を受けました。
“湿っているもの”が嫌われるのは本能だった!?
ラストを飾ったのは、人の心理をテーマにした「X秒後の新正解」。
“人はなぜ湿っているものがイヤなのか?”という素朴な疑問を科学的に検証しました。
湿ったものに嫌悪感を抱くのは、実は感染症を防ぐための本能的な反応。水分は菌が繁殖しやすい環境のため、人間は進化の過程で「湿気=危険」と感じるようになったのです。
番組では15人の被験者に“湿っていて嫌なもの”を体験してもらい、ランキングを作成。
結果は以下の通り。
5位 握手(汗ばんでいても洗えるので我慢できる)
4位 スリッパ(不快だが一時的)
3位 マスク(個包装への信頼で嫌悪感が軽減)
2位 着ぐるみ(可愛いはずが近づくと不快感に変わる)
1位 イス(濡れた感触が粗相を連想し、最も不快)
科学と感覚の両面から「湿気嫌い」の理由を解き明かす展開に、視聴者も納得の声を上げたことでしょう。
まとめ
今回の『X秒後の新世界』は、笑いと学びが絶妙に融合した60分でした。
・音楽が文化を越えて人々をつなぐ力を持つこと
・“普通のおじさん”たちが生んだ名品の数々
・トイレの進化と正しいお尻の拭き方という生活に密着したテーマ
・そして、人間の“嫌悪感”という深層心理の探求
この番組は、「身近な日常こそが一番の驚きに満ちている」と教えてくれます。
次回も、あなたの常識をほんの数秒で覆す“新世界”が待っているはずです。
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