テントが屋根になった家の正体とは
このページでは『見取り図の間取り図ミステリー!謎の外観&島の豪邸SP(2026年2月12日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
番組で強いインパクトを残したのが、屋根がテントでできた家でした。
見た目はまるで大きな三角テント。その家を手がけたのが、新潟県長岡市に本社を置く今泉テント株式会社です。
この記事では、見取り図の間取り図ミステリーで紹介された“屋根がテントの家”の背景とともに、今泉テント株式会社がどんな会社なのかを、番組内容に沿って具体的に掘り下げていきます。
今泉テント株式会社ってどんな会社?

(画像元:今泉テント株式会社)
今泉テント株式会社は、新潟県長岡市滝谷町1917-5に本社を構える会社です。
代表は今泉知久さん。資本金は3,000万円。創業は昭和43年4月、設立は昭和51年4月と、長い歴史があります。従業員数は約60人です。
営業内容は、膜構造建築、テント、シートの製造。
さらに新潟市に新潟営業所、埼玉県さいたま市に関東営業所もあります。
番組では「屋根をテントにしてしまった家」として紹介されましたが、その背景には、長年テントや膜材を扱ってきた専門企業としての積み重ねがあります。
強みは“膜構造”と“一貫製作”
番組で取り上げられた家のポイントは、屋根が布のような素材でできていることでした。
この布のように見える屋根は、建築分野では『膜構造』と呼ばれる技術です。
今泉テント株式会社は、この膜材と鉄骨を自社工場で製作し、設計から施工まで一貫して行います。
雪の多い新潟という土地柄もあり、積雪に配慮した施工例が多いのも特徴です。
屋根が三角形に鋭くとがっているのは、見た目だけの演出ではありません。
雪を落としやすくするための傾斜でもあります。
番組で見たあの外観は、アイデアではなく、きちんとした技術の延長線上にあるものでした。
どんな建物をつくっている?
今泉テント株式会社の仕事は住宅だけではありません。
・大きな空間をつくる膜屋根
・テント倉庫や上屋
・学校施設やテラス席の屋根
・駅前のBBQ場の屋根施工
など、幅広い分野を手がけています。
軽くて強い膜材を使うことで、大空間を柱少なめで覆えるのが特徴です。
スポーツ施設や商業施設などにも使われる技術です。
話題の『モクマクハウス』

(画像元:今泉テント株式会社)
番組の流れと重なる代表的な実績が『モクマクハウス』です。
テント生地を使った膜構造屋根の住宅で、設計は隈研吾氏。
膜材にはガラス繊維をベースにフッ素コーティングを施した素材を採用。
光をやわらかく通し、室内に自然な明るさを生み出します。
鋭い屋根の傾斜は積雪対策。
雪国ならではの設計思想が、あの独特な外観を生んでいます。
番組で紹介された“屋根がテントの家”の背景には、こうした実例と技術の積み重ねがあります。
誓いの丘公園の番傘屋根
静岡県小山町の『誓いの丘公園』では、番傘のような形をした東屋の膜屋根も施工しています。
垂木の角度がすべて違う複雑な条件の中で、現地実測を重ねながら膜を製作。
施工時の調整を繰り返して仕上げています。
ここから見えるのは、デザイン性だけでなく、現場対応力の高さです。
屋根がテントでも大丈夫?
番組を見て気になった人も多いはずです。
「布の屋根って本当に大丈夫なの?」という疑問です。
膜材はただの布ではありません。
張力で強度を出す構造で、水の流れ、風の力、雪の重さを計算して設計します。
公開されている住宅事例では、積雪を意識した急勾配と高強度膜材が採用されています。
見た目のインパクトだけではなく、技術に裏打ちされた建築です。
まとめ
見取り図の間取り図ミステリーで紹介された“屋根がテントの家”。
その背景にあるのが、今泉テント株式会社の膜構造技術でした。
新潟県長岡市に本社を置き、創業から半世紀以上。
テントやシートの製造から、膜構造建築まで手がける専門企業です。
番組で見た大胆な外観は、奇抜なアイデアではなく、長年積み上げてきた技術の延長でした。
“テントの可能性を家で試す”という挑戦は、会社の歩みそのものとも重なります。
あの三角屋根の家は、ただ目立つ家ではなく、膜構造という建築の世界を体現した一例でした。


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