【嗚呼!!みんなの動物園】池崎が猫50匹と新施設へ!保護猫と人の感動引っ越し物語|2025年6月7日放送

嗚呼!!みんなの動物園

池崎家の夢が叶った!猫50匹の引っ越しと保護犬たちの変身

2025年6月7日放送の「嗚呼!!みんなの動物園」2時間スペシャルでは、池崎家の保護猫ブルボンの変化、新保護施設「猫の森」への大規模引っ越し、ティモンディ前田とモンローの距離の変化、相葉雅紀とヒロミによる保護犬のトリミング、さらに保護猫みーちゃんとたい平師匠の感動のふれあいまで、動物と人との心温まるストーリーがたっぷり詰まった内容でした。

池崎家のブルボンが少しずつ心を開く5か月

去年11月、池崎家に新たに迎えられた元野良猫ブルボンは、極度の人間嫌いとして知られていました。そんなブルボンとの共同生活が始まり、池崎さんは毎日少しずつ関係を築こうと努力を重ねてきました。

5か月が経った現在、ブルボンには小さな変化が積み重なり、ほんの少しずつですが心を開き始める様子が見られるようになりました。ある日、池崎さんがいつも通り先住猫の風神を撫でた後、流れるようなタイミングでブルボンにも手を伸ばしたところ、約20秒間撫でることに成功しました。これは、おやつも使わず、自然なかたちでのふれあいだったため、大きな前進といえます。

  • 普段は触れようとすると逃げてしまうブルボンが、その日は逃げずにじっとしていた

  • 撫でたのは短時間ではありましたが、ブルボンの柔らかな毛並みに触れることができた

  • 池崎さんは無理せず、猫たちのペースに合わせて接する姿勢を守っていた

その後も、日によってはブルボンが目の前でリラックスして横になる日も増えてきました。ただし完全に心を許しているわけではなく、機嫌や時間帯によっては触れることすらできないこともあるようです。

ある日の夜には、池崎さんが夜10時半に猫たちを見守る姿もありました。この時は風神とブルボンがプロレスのような遊びを始め、ブルボンが他の猫と打ち解けている様子が見られました。深夜0時40分には就寝。翌朝、雷神に起こされるというハプニングがありましたが、朝ご飯の時間になるとブルボンは落ち着いて撫でさせてくれました

  • 朝ご飯の準備中、ブルボンは逃げることなくそばにいてくれた

  • この時もおやつは使っておらず、自発的に距離を詰めてくるような反応だった

  • ごはんを前にすると警戒心がゆるむのか、一定の時間だけ触れることができた

これまで「シャー」と威嚇されることも多かったブルボンですが、池崎家での日々が安心できるものになりつつあることを感じさせる5か月の記録となりました。焦らずゆっくり時間をかけて信頼を育てていくその姿勢が、ブルボンの行動を少しずつ変えているのかもしれません。

総工費7000万円超の新施設「新猫の森」完成と引っ越し

保護猫施設「猫の森」は、昨年6月からクラウドファンディングを実施し、約5300万円の支援金が集まりました。それに追加の費用を加えて、総工費7000万円超という大規模なプロジェクトとなり、5か月の期間を経て新施設が完成しました。

新しい「猫の森」は、敷地面積231平米という広々とした空間で、100匹以上の猫が快適に暮らせる設計となっています。旧施設では50匹が限界だったため、大幅な収容数の増加が実現しました。特に配慮されたのが病気を持つ猫たちのための環境で、猫エイズ・白血病キャリア専用の部屋を1つずつ設け、全部で4つの猫部屋が完備されています。

  • 猫白血病キャリア専用部屋

  • 猫エイズキャリア専用部屋

  • 健康な猫のためのメイン猫部屋×2

  • シニア猫専用スペースには窓が多く設けられ、日向ぼっこができる快適な空間

この日は、施設内にいる50匹の保護猫たちの大移動が行われました。引っ越し作業には池崎さんも参加し、1匹ずつキャリーケースに入れて搬送。作業は40分ほどで完了し、新しい生活の場へと猫たちが運ばれていきました。

ただ、猫は環境の変化に敏感な動物で、新しい場所では不安から暴れてケガをする可能性もあるため、慎重な対応が必要です。施設では、キャリーケースから出す前に猫を前屈みで抱きかかえ、爪を切ってから部屋へ移すという丁寧な手順をとっていました。

  • 爪切りのポイントは、猫の血管を避けて先端から2mmだけをカット

  • 爪切りを終えた猫から順に、それぞれの部屋へと案内

なかでも注目されたのが、てんかんを持つ風花ちゃんの引っ越しです。以前は窓のない個室にこもりがちでしたが、今回の新施設では明るく開放的な個室が用意され、日差しを浴びながらのびのびと過ごせるようになりました。風花ちゃんにとっては、生活の質が大きく向上する環境です。

この新施設の完成により、保護猫たちはより安心して暮らせる場所を手に入れました。そして、これからさらに多くの猫たちが、ここで新たな家族と出会うことができるようになります。猫たちにとっても、人間にとっても、未来へ向けた新しい一歩となる特別な日となりました。

ティモンディ前田とモンローの模様替え作戦

元野良猫モンローは、保護当初から非常に警戒心が強く、人が近づくたびにシャーシャーと威嚇することが多い猫でした。しかし、日々の暮らしの中で少しずつ変化が生まれ、預かり133日目にはついに指からおやつを受け取るまでに距離が縮まりました。

さらに、この日をきっかけにモンローとの関係を一歩前進させるため、ハライチ岩井のアドバイスをもとに部屋の模様替えを決行。モンローはそれまで壁の隅に置かれたキャットタワーの奥でじっとして過ごすことが多かったため、そのタワーを開放的な部屋の中央へ移動し、視野と行動範囲が自然と広がるように工夫しました。

  • 壁に囲まれていた安心ゾーンから外に出やすい位置へタワーを設置

  • モンローの隠れ場所が減ることで人との接触が増えるように配慮

模様替えから約3週間が経過したころには、前田がブラシで撫でるとモンローが甘えるような仕草を見せるようになり、ついには手で撫でることにも成功。これまで触れることすら難しかった猫との進展は、模様替えの効果が表れた証でした。

預かり165日目には、初めてモンローが前田のベッドに自ら乗る行動をとるまでになりました。しかしその直後、先住猫リオンに気づいてすぐ退散する様子から、猫同士の距離にはまだ課題が残されていることも明らかでした。

前田はこの状況を変えるべく、新しいキャットタワーを導入。施設スタッフの東江さんから「新しい刺激を加えてみては」と助言されたこともあり、猫たちの反応を見ながら改善を試みました。

  • リオンとノエルはタワーにすぐ興味を示す

  • モンローも近づくが、タワーの上にいるリオンを見てすぐ離脱

  • 一旦外出して猫たちだけの空間を作るなど、環境調整も実施

このように工夫を重ねた結果、モンローは女の子猫ノエルに対しては少しずつちょっかいを出す様子も見られるようになり、以前より積極性が出てきました。預かり167日目には、前田が外出している間、8時間もソファでじっと帰りを待ち続ける姿も確認されました。

その日の夜、帰宅した前田とのなでなでタイムではリラックスした表情を見せ、さらに前田と一緒に添い寝をするという大きな変化もありました。眠る前田のそばで、静かに寄り添うモンローの姿は、これまでの信頼関係の積み重ねが形になった瞬間でした。

目を覚ました前田はすぐにモンローをブラシで撫で始め、そのままの流れで穏やかな朝の時間が流れました。警戒心でいっぱいだった日々から、触れ合いの時間を楽しめるまでに成長したモンロー。この変化は、根気強く向き合い続けた前田の愛情と環境づくりの成果といえます。

相葉雅紀×ヒロミのトリミング挑戦

今回の「嗚呼!!みんなの動物園」では、相葉雅紀さんとヒロミさんが静岡県伊東市にある保護施設「おっぽの会」を訪れ、保護犬たちのトリミングに挑戦しました。この施設では犬猫あわせて100頭以上が保護されており、特に大型犬の保護が多いのが特徴です。他の施設では受け入れが難しい犬種も暮らしており、現場では細やかなケアが必要とされています。

まず2人が担当したのは、約2年ぶりの再会となるチャウチャウ。以前相葉さんがトリミングした経験がある犬で、再び毛玉だらけの状態となっていました。トリミングではバリカンで絡まった毛をていねいに除去し、次にシャンプーに移るという流れで作業が進められました。

  • ほぐせない毛玉はハサミではなくバリカンを使用

  • 毛玉の下の皮膚に傷がないかを丁寧に確認しながら進行

  • ボランティアのトリマー10名と連携し、負担を軽減

続いて取りかかったのは、体重およそ50kgのピレニーズMIX「パールくん」。この犬は大型で毛量も多いため、トリミングには特別な配慮が必要でした。相葉さんとヒロミさんは、ボランティアスタッフとともにバリカン4本を同時に使って一気に毛玉を除去し、40分ほどかけて毛の処理を完了。作業の途中で集中力を切らしたパールくんを気遣いながら、施設代表の協力も得て、慎重に対応していました。

  • シャンプー前にバリカンで下準備をしっかり行う

  • 犬が怖がらないよう、声かけとタッチで安心感を与える

  • 作業は時間との戦いでありつつ、犬のペースに合わせることも重要

その後、パールくんは3回のシャンプーを受け、怖がりながらも次第に落ち着きを見せていきました。特にシャワーの音を怖がる場面では、相葉さんが手のぬくもりと声かけで恐怖を和らげるように対応していたのが印象的です。

シャンプー後は乾燥作業に移り、相葉さんたちは乾かし終えたチャウチャウの仕上げも担当。バリカンで毛の長さを整え、美しい姿へと仕上げていきました。チャウチャウはすでに新しい家族が決まっており、数日後には譲渡が決定しているとのことです。

  • 毛並みが整ったチャウチャウは見違えるような姿に

  • 新しい門出を前に、清潔で気持ちよく過ごせるように最後まで丁寧に対応

最終的にこの日トリミングされた保護犬は合計11頭。たくさんの手で支えられながら、犬たちは一匹ずつきれいに生まれ変わっていきました。大型犬のケアには手間も時間もかかりますが、新たな家族とつながるための大切な一歩として、ボランティア全員が心を込めて作業に取り組んでいました。

保護活動の現場に触れ、犬たちと向き合う時間を重ねる中で、相葉さんとヒロミさんの真剣なまなざしがとても印象的でした。人の手で優しく整えられた犬たちは、次の幸せへと確実に近づいています。

保護猫歴29年のたい平師匠とみーちゃんの奇跡

二子山親方が預かっている元野良猫のみーちゃんは、人間を強く警戒し、なかなか心を開かない猫として知られていました。しかし今回、そのみーちゃんの元を訪れたのは、保護猫歴29年の大ベテラン・林家たい平師匠でした。たい平さんは長年にわたり日本動物愛護協会の理事も務めており、多くの猫たちと向き合ってきた経験の持ち主です。

この日、たい平さんが親方の家に到着してわずか5分。みーちゃんに近づくと、猫じゃらしを使ってすぐに遊び始める様子を見せました。初対面にも関わらず、みーちゃんはお腹を見せるほどリラックスし、その表情からはこれまで見せたことのないほどの安心感が伝わってきました。

  • 初めての人に対してすぐに遊び始めるというのは、極めて珍しい反応

  • お腹を見せるのは、猫にとって非常に信頼している証

  • 怖がる様子はほとんど見られず、自然体でのびのびとした動きが目立った

続いてたい平さんは、指先からおやつをあげることにも成功。これまでケージの外では人と距離をとっていたみーちゃんが、自分から近寄り、さらに遊びながら背中を撫でられるマッサージまで受け入れるようになりました

  • おやつを指から直接受け取るのは、信頼関係が築かれている証拠

  • お腹がいっぱいになったあとも、じゃらしに反応を見せ続けていた

  • たい平さんのやさしい接し方が、みーちゃんの不安を取り除いた様子

このふれあいは1時間10分以上にわたって続きました。たっぷり遊んだあとは、みーちゃんは静かにケージへと戻っていき、その表情はどこか満ち足りたようにも見えました。たい平さんの長年の経験と、猫への理解があったからこそ、短時間でここまでの信頼を引き出すことができたのだと思われます。

そしてこのみーちゃんには、6月28日(土)に譲渡会が予定されています。新しい家族との出会いに向けて、今回のたい平さんとのふれあいは、みーちゃんにとって大きな自信となったはずです。これまでの生活では見せなかった行動が次々と見られた今回の訪問は、まさに「奇跡」といえるようなひとときでした。

譲渡会では、みーちゃんが安心できる新しい環境と、やさしい家族に出会えることが期待されます。たい平さんのように、猫の気持ちに寄り添って接することの大切さを改めて感じさせる出来事となりました。

まとめ

この日の放送は、保護動物たちが人との信頼関係を築いていく様子を通じて、多くの視聴者に感動と希望を届けました。保護活動の地道な努力と、動物たちの小さな変化の積み重ねが伝わる2時間でした。

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